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人狼物語 三日月国


188 【身内P村】箱庭世界とリバースデイ【R18RP村】

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【人】 ]Y『 塔 』 プロセラ

 
[ 勿論減るのはぼくでなくたっていい。
  じゃあだれにする?なんて
  責任の伴う選択をきみに迫るつもりはない。
  それにきっときみは誰もえらべない。

  けどそれじゃだめなんだ。
  誰でも良い誰かにきみが選ばれる事のないように。

  誰でも良いならぼくでいい、ぼくがいい。
  きみを守るものになると決めた
  あの日の誓いを守り通す為にも。
  いちどでいいんだ、きみの役に立ちたい。

  そうすれば、
  生まれてから今迄何の意味も無かった人生を
  漸く誇れるような気がするんだ。 ]
 
(102) 2022/12/23(Fri) 14:05:05

【人】 ]Y『 塔 』 プロセラ

 
[ きみが安心するまで待って、けれど手遅れになる前に。
  それって何時だろうって考えて
  すくなくともこうして手を繋いでいる間は
  きみが危険に晒されても身代わりにはなれる筈だって
  あとすこしだけ後回しにした。

  ここにきても暫く、ぼくのそばからはなれなかったきみが
  すこしずつ外側に目を向けて行ったみたいに
  きみが落ち着いて、きみから手を離して
  他のだれかのもとに向うまで、もう少しだけ。 ]


  そばにいるから。


[ もしも肉体を喪っても、
  きっと心だけはきっときみの元へ帰るから。
  だから怖がらなくて良い、って
  じゃれつくみたいに軽く凭れ掛かってくっついた。

  夢を見るのがへたくそなぼくが考えた割に
  すっごくすてきな夢を叶えるこの先に
  ちょっと浮かれるぼくとはまるで正反対に、
  >>72今にも泣き出しそうなきみの顔は
  ぼくのことばをまるで信じてくれなそうで
  どうしたら騙されてくれるかなって
  碌な気遣いも悪巧みもした事のない頭で真剣に考えた。* ]
 
(103) 2022/12/23(Fri) 14:07:18
キュリアは、クロに手を振った。
(a1) 2022/12/23(Fri) 15:38:52

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
── 自室/きみを望みて ──



  …………なに、これ。


[ 荷物整理というより、
 思い出を振り返るような作業の中。
 一番下の引き出し、その奥の奥にそれを見つけた。

 朱色の書類封筒。
 翠を混ぜた封蝋にはコールリッジの家紋。
 覚えがないままに一度握りしめたのか、
 悲鳴の様に僅か皺寄るそれに息が止まる。

 探った指先で膿んだ傷に触れたような、
 じくりと疼く痛みに、細く息を吐いて堪えた。

 ……多分、2年前に届いてたであろうそれは、
 記憶と共に奥深くに仕舞い込んだままのもので。

 一人で見るか、の逡巡は刹那。
 未練なく開封して、その紙束に目を通す。 ]
 
(104) 2022/12/23(Fri) 16:30:27

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
[ それは贈与契約書と未成年後見人の連絡先。
 契約書に目を通すと、
 予め捨てる算段でなかったのみ窺い知れて、
 笑えばいいのかわからない。

 手紙一つ同封されていないそれは、
 ただ最後の責任を果たすのみの手続きだ。

 いっそ恨み言の一つでも寄越してくれれば、
 なんて思うのは未練というより悔恨に近かった。
 結局自分で壊してしまったものに想いを馳せる。

 でも何も出来ない。
 溢れたミルクを元に戻すことは出来ないし望まない。 ]
 
(105) 2022/12/23(Fri) 16:30:32

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 

  はあ…………


[ しかしながら、だ。
 それ生前贈与は収めるものを差し引いても、
 人ひとりが一生を慎ましく生きるに困らない額。 
 この程度は苦もなく準備出来たのだろうとは、
 過去のコールリッジ家の財政状況から容易に想像出来る。

 ……なんだろう、これは。
 絶対素直に感謝する気持ちでないのは明白だけど。 ]
 
(106) 2022/12/23(Fri) 16:30:37

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 

  ………責任も縁、か


[ 自分が恵まれているのはわかっている。
 それでは足りずに“こう”なってしまったのは、
 全て私の咎であることも充分理解している。


 ……正直、一緒に生きたいと言いながら、
 ナハトの人生の足手纏いにしかならないのは
 わかりきっていた。

 身一つで手に手を取り合い旅立つなんて、
 上手くいくのは物語が終わった後が語られず、
 めでたしめでたしとなるご都合主義の世界だけ。 


 17歳の誕生日プレゼントは、
 夢の終わりを告げる鐘と、現実を生きる為の杖だ。

 ……最後の最後で、たとえ意図したものでなくとも、
 漸く贈り物を選んでくれたのだという皮肉には、
 少し傷付いたように笑ったかもしれない。 ]
 
(107) 2022/12/23(Fri) 16:30:44

【人】 Y『恋人』 クリスタベル


[ 先の不安は、
 連れ出すと認識しているであろうナハトの方が
 余程感じているに違いなくて。

 何もかも背負わせるなんてしたくない。
 でないと何の為に一緒に生きるのか、
 幸せにしてみせると誓ったのか。

 ……だから、生きる為に自分に何が出来るのか。

 跡なんて継げないことはわかっていたけれど、
 それでも家業の勉強をしたこともある。
 必要なもの、有用なもの、知りたいこと。
 望んだ教育を、充分な環境で受けさせて貰えたこと。
 身に付けたものが一つでも役に立つならいい。

 南の長閑な田舎町で、自宅で私塾でも開いたら…
 なんて思い付きには、
 南という選択が理に適っている親と同じだったことに一笑。 ]
 
(108) 2022/12/23(Fri) 16:30:49

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
[ 変わっていく世界で自分たちがどうなるか、
 考えてもわからないことだらけだけれど。
 どう生きていくかは一緒に考えていきたい。

 自分に出来ること、出来ないこと。
 持っているもの、持っていないもの。
 置いて行ってもいいもの、手放せないもの。
 あなたに望むこと、して欲しくないこと。
 わたしに望んでいること、そうでないこと。

 ナハトは洋館には戻らないって勢いだったけど、
 帰る場所がひとつくらい多くあったっていいと思う。
 嫌いじゃないと思えるもの、人、居場所を、思い出を、
 ……持っていて欲しいと伝えたい。

 今までは彼がそれを選ぶならそれでいいかと思ってた。
 ありのままを許し受け入れ肯定するのが愛だと信じてた。
 けど、これからは、
 私も私なりに彼の為にと想うことをしたい。
 望みたい。

 押し付けたりはしたくないけど、向き合っていたい。
 一緒に生きるってそういうことだと思ったから。 ]
 
(109) 2022/12/23(Fri) 16:31:44

【人】 Y『恋人』 クリスタベル


 
[ 今夜、お茶に誘ってみよう。
 忙しく動いてくれているだろう彼を、
 お疲れ様っていつもみたいに撫でて労って、 
 あの日みたいに貝型の焼菓子と紅茶で語らいたい。

 もうあの頃みたいに、
 小夜鳴鳥の歌と共に帰ることはないし、
 朝雲雀が鳴いたって離れなくてもいい。
 夜の世界にあなたを返したくない。


  あなたが来てくれた日は、
  いつだって引き留めたかったって言ったら笑うかな?
  あの頃も夢見がちなわたしたちだったけど、
  それが馬鹿なことだってことはちゃんとわかってたよ



 私たちは絵本の世界の住人ではないし、
 めでたしで終わってもまだ先は続いていくから、
 一緒に選んで生きていく明日は不確かなものだけど。

 ── でも、繋いだ手だけは決して離さない。
 あの日の私たちの運命ものがたりを、
 長い人生の果てに幸せで閉じられるように。 * ]
 
(110) 2022/12/23(Fri) 16:32:08

【人】 『箱庭の神』 ヴェルト

 


  “ 醜い世界で暮らすのなど、御免だ ”



[ もう一度、皆のいる世界で暮らそうと誘われても>>26
  神は嘲笑うように拒否するでしょう。
  子ら以外の雑音など、
  神にとっては煩わしいものでしかありませんでした。 ]
 
(111) 2022/12/23(Fri) 18:46:36

【人】 『箱庭の神』 ヴェルト

 


  “ …………… ”



[ クロの言葉を、神は一先ず、黙って聞いていました。

  神には分かりません。
  あの世界を大切だと思う気持ちが。
  神にとって、あの世界の人間は取るに足らない存在です。
  けれど、子らは知ってしまったようです。
  箱庭から離れて、神と子ら以外の大切なものを
  得てしまったのでしょう。
  神は子らの創造主です。
  ですが――証持ちたちには、
  もう別に親がいるというように。

  しかしやはり、神には分かりません。
  絶対失敗する?
  どうしてクロが断言するのか、
  神には理解出来ませんでした。 ]
 
(112) 2022/12/23(Fri) 18:48:46

【人】 『箱庭の神』 ヴェルト

 
 

  “ お前は、わたしが間違っていると思うのか? ”



[ 自らの考えを否定され、
  諭すように言われ、
  神は苛立ったのでしょうか。 ]



  “ ……けれど、そうだと、言えるのかもしれないな ”



[ ――いえ、その顔は、薄く笑っていました。
  言われたことは、案外と嫌ではなく、
  受け止めることは出来ました。

  現実に神は、子らに否定されたのですから。
  神と子らの心はひとつではありませんでした。 ]
 
(113) 2022/12/23(Fri) 18:49:40

【人】 『箱庭の神』 ヴェルト

 

[ それが神はとても
悲しい
のです ]


 
(114) 2022/12/23(Fri) 18:51:13

【人】 『箱庭の神』 ヴェルト

 


  “ ……………… ”



[ 提案を受けた神は、
  少々呆れたような目をクロに向けました。 ]



  “ ふ、 ”

  “ ふふ、友達……? ”



[ 可笑しそうに笑う神は、クロの瞳を覗き込みました。
  今の少年じみた姿では、クロよりも小柄でしょうか。 ]
 
(115) 2022/12/23(Fri) 18:52:00

【人】 『箱庭の神』 ヴェルト

 


  “ 本当に良いのか? ”

  “ 帰してやれないぞ ”



[ そう、クロは愛する子ではありません。
  でも……そうですね、
  こんなことを言うクロのこと、
  神は嫌いではありませんでした。

  けれど、ここに残るならば、
  クロはもうあちらには帰れないでしょう。
  少なくとも、クロの知る皆が知るよりは、長く。 ]
 
(116) 2022/12/23(Fri) 18:52:21

【人】 『箱庭の神』 ヴェルト

 


  “ 友達なんて、初めてだ ”

  “ 
ぼく
ら、良い友達になれるかな ”



[ 先程より少年の姿に沿うような口調で、
  神はクロに笑い掛けるのでした。* ]
 
(117) 2022/12/23(Fri) 18:53:06

【人】 X『教皇』 カルクドラ

── 回想:恩人を思う人 ──

[ 倒れ伏したヴェルトを運び込み
 体温も呼吸も特段おかしくはないと確認し
 ほっと胸を撫で下ろした頃。

 少し経つとシンが部屋に入ってきた。
 ホールでは僕たちも必死だったので
 彼の姿は見えなかったが
 きっと、見たことのない様相だったのだろう。>>4:258

 今の表情もまた、いつもの笑顔は無いのかもしれない。]


  シンくん……。

  大丈夫だよ、きっとすぐに目を覚ますと思う。

 
( ──ああ、そうだ。
    シンくんは僕よりもずっと昔からの知り合いで。
    きっと、思うところもたくさんあるのだろうね。)



[ シンの肩にぽんと手を置き、何度か背中を優しく撫でる。
 先程僕を励ましてくれた時のお礼、とは違うけれども。]
 
(118) 2022/12/23(Fri) 19:06:39

【人】 X『教皇』 カルクドラ

 
  僕達は一旦出るから、
  ヴェルトさんが目を覚ましたら教えてね。

  ……ふふ、久しぶりにたくさんお話が出来るんだろうね。


[ 大丈夫だよ、と彼を残しエーリクと共に部屋を出た。

 いつも明るく優しい彼が
 今にも泣きそうな表情をしていたのは、分かったから。
 僕はエーリクが隣にいたから堪えることが出来たけれど
 一人だったら、泣いていたかもしれない。

 

 僕も、エーリクにとって
 ヴェルトさんと同じような存在になれるのだろうか。>>4:245]

 
(119) 2022/12/23(Fri) 19:06:59

【人】 X『教皇』 カルクドラ

 
[ 扉を閉めて廊下を歩き始めた頃
 聞き漏らしそうなほどに小さい嗚咽が耳に入った。>>4:263]



( ヴェルトさんが元気になったら
  皆で楽しく話したいね。
  今からその時が楽しみだよ。

  皆、あなたの帰りをずっと待っていたんだよ。
  僕も、あの時より少し大人に、立派になれたと思うから。

   ……その姿を、見て欲しいんだ。*)

 
(120) 2022/12/23(Fri) 19:07:19

【人】 XII『吊された男』 ユグ

[あれから。
 不調は見られないが、急のことで混乱があったのだろうとなり。薬をもらって少しだけ、眠らせてもらった。
 その眠りから目覚めての話だ。]

……結局。
僕の考えは机上の空論で、夢物語で、甘いのでしょうか。
22人揃って、世界も滅びなくて、このままこの洋館で静かに、暮らしていきたかった。

でも、かみさまは僕らを捨てて、この洋館を出たい人もいて。
叶わないんでしょうか。……22人、いえ、23人揃って、世界が僕らを危険視しなくなって、脅かされない立場で、皆と過ごしたいなんて、贅沢なんでしょうか。

[今は、シトラのお手製のホットチョコレート片手に、俯いている。
 あたたかくて甘くてほろ苦いショコラは、心の弱いところに簡単に染み込んで、ほろほろと本音を零させる*]
(121) 2022/12/23(Fri) 19:36:19
][『月』 エーリクは、メモを貼った。
(a2) 2022/12/23(Fri) 20:56:46

【人】 ]『運命の輪』 クロ

……うん。
神様も間違えることはあると思うよ。

[問いかけに肯定を。>>113
怒らせてしまうかも、とも思ったけれど、意外にも神の表情は笑顔で。

受け止めることが出来るくらいには寛容だったようだ。
あるいは、既に気づいていたのかもしれない。]


ん。


[少々緊張しながら、頷いた。>>115
(122) 2022/12/23(Fri) 20:58:28

【人】 ]『運命の輪』 クロ

…………。

[帰してやれないと神は言う。

洋館の皆の顔が浮かぶ。お世話になった職員の顔も。
優しくて、幸せな生活だった。
大人たちから守られて、大切にされて。
夢みたいだと何度も思った。

けれど、三年経って、クロも成長した。
もう小さな子供ではない。
怖くて出来なかったけど、いつかは大人の皆のように、外に出られたらいいなと思っていた。思っていたのとは違うけれど、今日が一歩を踏み出す時なのかもしれない。

クロも、頼れるお兄さんを目指している身なのであるからして。>>0:527
(123) 2022/12/23(Fri) 20:59:12

【人】 ]『運命の輪』 クロ

[そもそも、つい居てもいいと提案したのは、何もない世界にたった一人佇む、自分よりやや幼い神の姿があまりにも寂しく見えたから。

もう洋館の皆に会えないと思うと、どうしようもなく寂しい気持ちもあるけれども。]


……友達だから、怒ったり注意したりもするかもよ?
そういう友達でも良かったら!


[友達が初めてだと笑う神を、やはり一人残してはいく気にはなれなかった。]
(124) 2022/12/23(Fri) 21:01:08

【人】 ]『運命の輪』 クロ

でも、お手紙一つだけ、届けてもらっていい……?



[突然のことで挨拶もしていないから。
顔を見てしまえば決意が揺らぎそうで、それだけを神に頼んだ。


やっぱりゼロからもらった置物持ってくれば良かったな、取り寄せられないか後で聞いてみよう、とも思いつつ。**]
(125) 2022/12/23(Fri) 21:01:45

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
[ 慣れない作業に早速頭痛を起こしかけたので小休止。
 部屋を出て、食堂に歩を進めている。

 珍しい人からの全体メッセージ>>64に、
 今回のことで彼女も何かを変えようとしている……
 のだと勝手に解釈した。

 彼女の、大事な人。 
 アリアを挟んで邂逅を果たした>>2:383
 その人は見るからに繊細で儚くて、脆さを思わせて、
 自分のような存在を受け入れるのは負担を強いるのでは
 と気遣いのつもりで距離を置いていた。

 ……随分と都合よい言い訳だ、と廊下からでも微か香る
 甘い香りにつられて自嘲の笑みを零す。
 結局どれもこれも自分のためだったというのに。

 さて。件の彼女はまだ在席だろうか?
 衣装はいつもの男装なので、余計な刺激は与えないだろう
 けれど、折角頑張っているところに水を差したくない。
 
 居たとて邪魔をするのは本意ではなく、
 お目当てを頂戴してからそっと辞去しよう。

 「ありがとう、頑張ってるね」
 くらいは声をかけてもいいだろうか。
 ……やっぱり少しお話しても許されるかな?
 そんなことを思いながら、食堂の扉を開けた。 * ]
 
(126) 2022/12/23(Fri) 21:05:57

【人】 ]]『審判』 チェレスタ

―― 別れ ――


[チェレスタには分からなかった。
『箱庭の神』が言う愛が、どのようなものなのか。

『愛しき子ら』と呼ばれはしたが、己が神なる存在の子であるという認識が薄いからだろうか、
いや、むしろ『審判』が猛烈に神なる存在を好いてなかったためか。
特にその言葉が響くことはなかった。

そもそも、チェレスタの人生の中で、
誰かを強く愛したことはあっただろうか。
他の誰でもない歌以外の誰かを]


  […………]

 
(127) 2022/12/23(Fri) 21:25:12

【人】 ]]『審判』 チェレスタ



[チェレスタに響く言葉があるとするなら、
それはもはや歌だ。
しかし神なる存在は結局、最後までチェレスタにとっての歌を口にしなかった。

“分からない”も。>>4:4
“いらない”も。>>4:7
歌と認識できれば少しは綺麗に思えるのに。
なんて雑音をばらまいてるんだろう]

 
(128) 2022/12/23(Fri) 21:26:12

【人】 ]]『審判』 チェレスタ



[ああ、まるで。


   ―― ただの人間みたいだ。
      何も知らずに排斥する存在と同義。



何だろうね、この気持ち。
あーあ。って表現するのが一番しっくりくるのかな。
こんなやつのせいで私たちは苦しんでいたのか……っていう落胆と、
ほんの少しばかりのあわれみが同時に存在していた]

 
(129) 2022/12/23(Fri) 21:27:32

【人】 ]]『審判』 チェレスタ


[だが、それも、喉元を通り過ぎればいずれは消える。
それだけじゃない、
チェレスタの魂の奥底にあったものがすっぱりなくなっても、
周りの者がいかなる反応を見せても、
そのうちいつもと変わらないチェレスタになるのだろう、とぼんやり思っている。

だってそうだろう。
神なる存在に期待もしていなかったから、否定されて苦しむことはない。
神なる存在以上に世界にも期待してなかったから、壊れたところでやはり苦しむことはない。
その神なる存在に、……お供するかのようなことを言う者がいたとして、
それがその人の選択ならばと気にすることはない
つもりでいる

ただ、ちょっとだけ目くじら立てた時>>4:96はあったけれど]
 
(130) 2022/12/23(Fri) 21:29:59

【人】 ]]『審判』 チェレスタ



  えっ……、神なる存在と二人きりになるつもり?
  それって君と話をするには追っかけ――
  いやまあ元の世界にそこまで未練はないけど……。


[要はチェレスタが神なる存在と一緒に箱庭に行きたくないなーって思ったわけで。
やがてバツの悪そうな顔を見れば反射的に視線を彷徨わせた。
それなら私も一緒に行く――と、言わなかったのが何よりの答えだった]
 
(131) 2022/12/23(Fri) 21:31:12
 




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