【人】 苗床環者 メディウム− 植物園にて・リヒトーヴ − [>>192 雷恩を見つける少し前だ。先にリヒトと遭遇したので先にそちらの方へと向かう。] ああ、リヒト。いつもお疲れ様だ。先日はすまなかったな…… [機械的で旧いと、リヒトは自分をそう称しているけれど。「私」はリヒトがそれだけの機械ではないと、なんとなく思っている。本人に告げた事は無いが。] まあ少し世間話でもするか。今来ている客人は、AIが何名かいただろう?……彼らは、きみからはどのように映ってみえた? …………ほら、外から来る「同族」?というのは、得てして珍しいものだから。 [度々、あの男性を模したAI達と交流している事は知っていた。内容までは知り得ようも無いが、少なくとも。リヒトの中で何かが、芽生えたりしていたのではないかと。 ……期待したかったのかもしれない。]* (196) 2023/11/22(Wed) 0:14:55 |
【人】 苗床環者 メディウム− 病棟内にて・直青、羅生がいるはずの部屋 − ……………やはり、必要で有るよな。そちらの大切な貴人へ、あんな事をしてしまっているのだから。 [いわゆる博士と近しいポジションのAIが彼らだとは聞いていた。定期的にメンテナンスや体調管理を行なっているのだということも。 ……多分、あいつの方からは「私」や“これ”の残滓は検出されないとは思うが……] うん。客人に無礼をした事は詫びておこう。 そう考えて、彼らが控えているはずの部屋の扉をノックした。* (197) 2023/11/22(Wed) 0:21:09 |
【人】 苗床環者 メディウム− 病棟内のどこか・緋雁との邂逅 − [雷恩以外の『sintoisMécanique』とはあまり関わりは強く無い。客人だから、というのもあるのだが……AI達の近くに寄ると、“これ”が騒めいて煩くなるから。どうにも彼らの身体に搭載されている『種壺』なる機関が原因らしいのだが……それはともかく、だ。 緋雁、と名乗った個体が博士となにやら対話をしている姿をいくどとなく見かけてはいたのだ。……博士の方は、良くも悪くもいつも通りだったけれど。緋雁どのの方はいつも、苦悩を浮かべたような表情をしていた事を覚えている。 ……彼とも話をした方がいいな。 それは彼が敬愛してやまない『新人類』の片割れと度々、表では言いづらい行為をしている事への弁名でもあったし……彼が、この研究所の最高責任者を、どうするつもりなのかも気になっていたから。 最も、博士を害するつもりだというならば、「私」に博士を護る力なぞ皆無であるのだが。] (198) 2023/11/22(Wed) 0:31:17 |
苗床環者 メディウムは、メモを貼った。 (a48) 2023/11/22(Wed) 0:39:29 |
【人】 巫凪 桜花―農園・メディウムと― [こちらの突き放す態度に、彼女が戸惑う気配。当然だ。 彼女の途切れ途切れの言葉に、無言で耳を傾けはする>>193 彼女が雷恩と同じ空間にいない折、ひとり根差す彼の傍で、 陽を浴びることは今もある。 言葉を多くかわさずとも、AIのようにレコードを共有することはなくとも、自ずと知れてしまうこと。 彼に何かが、起きつつあって。 それはおそらく、眼前の彼女と] 君に謝られることは、何もない。 [どちらがといえば、不躾な態度を詫びるべきはこちらだと、 自覚はある。 柔らかにとはいかずとも、穏やかに響くよう声を落として] 雷恩と俺は、別の個体だから。 君が仲間を害さない限り、干渉する気はないよ。 (200) 2023/11/22(Wed) 0:59:54 |
【人】 巫凪 桜花[自身に言い聞かせるような、彼女の言葉>>194 それは、願望の裏返しにしか聞こえなかった。 そう願うようになるだけの接触が、雷恩と彼女の間にあったということが察せられた。察せて、しまった] それを、わざわざ俺に聞かせる理由は? [また声が尖るのが分かる。 このまま話を続けていたら――いや、そうでなくとも。 彼女を泣かせてしまうんじゃないか。 やはり、早めに話を切り上げた方が良さそうだ] …そういうのは、直接『あいつ』に言えばいいんじゃないか。 [つい堪え切れず、言ってしまった。 要らぬことを、と唇から漏れる溜息も、抑えられなかった] (201) 2023/11/22(Wed) 1:03:51 |
【人】 巫凪 桜花[彼女が言いたかったのはそれだけだったのか、 短い会話が終わりそうな気配に、出口の方へと足を向ける。 涙でも零れていたら厄介だと、彼女の顔を見ないように 横を通り過ぎかけて] これ、 [ふと足を止め。 掌中で弄んでいた赤い艷やかな果実を、押しつける] 返すよ、此処のだから。 [自分は何も、奪う気も――奪われる心算もないのだ*] (202) 2023/11/22(Wed) 1:13:43 |
巫凪 桜花は、メモを貼った。 (a49) 2023/11/22(Wed) 1:22:42 |
【人】 朧广灯 リヒトーヴ……その通りですね。 彼らの能力や性質、その設計はとても興味深い。 後の時代のものとはこのような形なのだなと…… [ ……紡ぐ言葉の途中で機械は話を止めた。 本来の問いに答えていないことに気づいたからだ。 ] ――失礼。話が逸れました。 己からは、人らしさとも呼ぶ複雑さを内包しつつも とても明快な者たちに見えます。 彼らは、雷恩と桜花……己らの新人類のために この世界を再び開拓しようとしている。 『決定事項』でいう報復も含むかもしれませんが…… 結果から見れば、彼らは旧人類を排すことで あの二人を排斥から守っているのかもしれません。 (205) 2023/11/22(Wed) 1:30:36 |
【人】 朧广灯 リヒトーヴ[ 機械は最後に「己とは近くも遠い発想です」と付け加えた。 機械は決して、人類を守っているわけではない。 しかし、それを敢えて明言するほどでもなく。 ] メディウム、あなたはどうですか。 あなたも彼らと幾ばくか話しているのでしょう? [ ……今度はそちらの番だ、と視線を送って。 いつかのように、相手へと話の中心を移そうとした。 ]* (206) 2023/11/22(Wed) 1:31:57 |
【人】 寿ホ儀 直青-研究棟 某日- [『浮草生命研究所』の本体とも言えるであろう研究棟。部外者の立入を禁じているらしいそこへと、直青は足を運んだ。 ウキクサ博士。 所長にして、筆頭研究員。 或いは研究所そのものと言っても良かった。 受付らしき人員は見当たらない。 直青は構わず所内を進んだ。望む姿はすぐに捉えた。] 博士。お時間をいただけますか。 「現環境に適応可能な人体構造」に関して 僕とあなたは有益な情報交換が出来る筈だ。 [単刀直入に切り出す。 挨拶が必要とも思えなかった。] * (208) 2023/11/22(Wed) 1:56:45 |
寿ホ儀 直青は、メモを貼った。 (a50) 2023/11/22(Wed) 2:02:04 |
【人】 朧广灯 リヒトーヴ[ 去り行く相手を振り返ることさえできず、>>203 機械はただ逡巡するしかなかった。 人真似をしても、機械の視界は変わらぬというのに。 それでも機械は辻褄を合わせるように 人の様に瞬きをし、表情を深く曇らせた。 是非、見解、沈黙。 問えば解が返って来るのは当然のことだった。 ましてや己らは"機械"である。 ――ならば、この 戸惑い は何だというのか。機械の片目が静かに閉じる。 監視システムの眼は、あらゆる"表面"を覗くもの。 それ以上の眼など持てる筈がなかった。 だが、―――― あぁ、親愛なる我が"友"よ。 ] (209) 2023/11/22(Wed) 2:29:38 |
朧广灯 リヒトーヴは、メモを貼った。 (a51) 2023/11/22(Wed) 2:41:32 |
寿ホ儀 直青は、メモを貼った。 (a52) 2023/11/22(Wed) 4:38:48 |
【人】 研究機員 フランクルー浅い微睡みの中でー ぼんやりとした人影が複数人歩いている。 それらは人間の形をしているが平面的で、緑やピンクや黄色のぼんやりとしたモザイク色をしている。 3次元的に静かに歩いてそれぞれ違うドアに入っていった。 ……ドアは炎に包まれているものもあり、俺は危険だとおもったのに、止めることは出来なかったんだ……。 まるでそこに俺は居ないみたいだった。 (212) 2023/11/22(Wed) 6:01:46 |
【人】 研究機員 フランクル>>143 ー研究所内、直青と。ー 俺は何をこんなに恐れているのだろう? 目の前の彼は特に怒ってはいないようだ。少しの安堵と、何だろう。警戒とも違う、チリチリとしたものを感じる。 これ以上近寄ってはいけない。 力を借りないといけない。 [……身体の中が騒がしい……] きっと敵ではない。そう判断した俺は、お言葉に甘えて床掃除を手伝ってもらった。 俺がどうあるのか?なんて考えたことなかったからさ。 『こう』なる前のことは覚えてないんだ。 少し思い出したような気がしたけど……。 俺が何人かいるんて、おかしな話じゃないか? 俺はこうして、一人で考えて行動してるのにさ……。 (213) 2023/11/22(Wed) 6:39:07 |
【人】 研究機員 フランクル考えたくない、考えてはいけないような。 ずっと目を背けていられるなら、それでいいんじゃないのか……? 俺はハッとして螺子を閉め直す。また漏れだすとこだった。 頭が漏れるのはよくあることなんだ。気にしないでいいよ。 すぐに再生出来るからね。 その度に少し記憶が途切れる気もするけど。 身体は頑丈なんだ。問題ないさ。 ━━好奇心。探求心。 ウキクサ博士から感じるものを、彼、直ちゃんさんからも感じ取った。 彼は恐らく敵ではない。恐れることはないと自分に言い聞かせた。 (214) 2023/11/22(Wed) 6:39:30 |
【人】 朧广灯 リヒトーヴ……己は、これらを特別好きとは思っていません。 ただそれは、己から切り離せないものです。 そのように『設定』されたのだと言うのであれば、 確かに、そうなのかもしれません。 [ 機械は傍らに並ぶ記録装置を見た。 最早、ここより生じる設定でさえ無いかもしれない。 この自我を得るより前から、共に在ったのだから。 ] ……あなたはどうでしょう。植物は好きですか? [ 思えば、雷恩や桜花と違って、 彼らがここを好むような様を見たことはなかった。 決して多くの言葉を交わして来たわけでもなかったが。 瞬間、機械は己らが酷く不思議な ]生き 物に見えた。 (216) 2023/11/22(Wed) 7:03:52 |
【人】 研究機員 フランクル>>190 ーある日研究所内にて、メディウムと。ー メディウムに博士に診てもらったら、と言われる。 自分では普段通りなんだけどな。 頬を紅らめて目を反らし、普通だと彼女は言う。 ……もしかして、俺も何か違っているのかな? メディウムがそう言うなら、俺もウキクサ博士に検査してもらってみるよ。 彼女の記憶はきっと大事なものなんだと思う。 彼女の無意識の声。定期検査中に時折顕れるその声を、俺は興味深く聞いていたんだ。 俺にもそんなものがあればいいと、夢想しながら。 (218) 2023/11/22(Wed) 7:07:40 |
朧广灯 リヒトーヴは、メモを貼った。 (a53) 2023/11/22(Wed) 7:23:36 |
【人】 巫凪 桜花[手を伸ばさずとも届く距離に、寄り添うように腰掛ける彼。 頬に触れる唇>>179 それが受容の証だと感じるのは、刷り込みですらなく、 只の己の願望かも知れない。 けれど、彼の仕草は、揺らぐ心をそっと揺すって。 つい、沈めていたもうひとつの本音が滑り落ちた] ――…ここは、いやだ。 [魅了された、確かに。 けれど此処にいると、何かが変わってしまう気がする。 ずっと変わって欲しくないものが、少しずつ。 それは雷恩だけではない。予感が、する。 種は、いつ蒔かれていたのだろう。或いは、始まりから? この身の内にさえ、根を巡らせて巣食う何かを感じる。 それはきっと、新人類として『望ましくないもの』だ] (220) 2023/11/22(Wed) 8:17:12 |
【人】 巫凪 桜花かえり、たい。 みんなと、 [帰りたい。還りたい。――どこに? きっと自分はもう、大地には還れない。赦されない。 ヒトに、近づき過ぎた] …例えば、旧人類を殲滅したとして。 雷恩が、種が、根差せる大地を見つけたとして、 [仮定を連ねる、色のない声。 彼の左目、蓮を象るそれに、指先だけでかすか触れる] (221) 2023/11/22(Wed) 8:28:34 |
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