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人狼物語 三日月国


51 【完全RP】ポムペッシュ・フェーリンコロニー【R15】

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【人】 叶わぬ想い 日下部 汐里


[ 二泊三日の林間学校。
  少しだけ形を変えた関係性を経て
  最近の私は、悩んでいる。  
  と言うのもこの国の言語は、圧倒的に言葉が足りない。

  例えば、幼馴染。
  恋愛対象にはならない、けれどずっと側にいてほしい。
  そんな存在を表すのに、
  その単語は適切ではない気もするし。

  焦がれた彼女との事もそう。
  片方に恋愛感情がなくとも、口付けを交わし、
  友人として隣で笑い合う。
  それを示す関係は、やはり ─── ]
 
(41) 2020/11/29(Sun) 18:05:29

【人】 叶わぬ想い 日下部 汐里



  セフレ、かなぁ。

  やっぱり……


[ いや、肉体関係に関しては、
  定かではないのだけど!

  林間学校から少し後。
  昼休みの、いつもの空き教室での一幕。 ]
 
(42) 2020/11/29(Sun) 18:05:35

【人】 叶わぬ想い 日下部 汐里



  “ 難儀な恋愛しちゃってますねぇ

         ─── お互いに。 ”
  
 


[ いつだったか、本業はベースらしいけど
  私にとっては、お米の達人の先輩と。
 
  たとえ社交辞令だったとしてもお構いなし。>>2:@45
  場所はどこぞの河原だったか。
  飯盒とお米を並べて
  おはぎ道へ付き合わせていた、その最中。

  炊き上が迄の待ち時間。
  彼の語る、林間学校の思い出話から
  つい自分に似た部分を拾い、察してしまった時の事を。
  頭の片隅で思い出しながら。 ]
  
(43) 2020/11/29(Sun) 18:05:52

【人】 叶わぬ想い 日下部 汐里


  
  誰にも言っちゃダメだからね。
  こんな話ができるの、健吾だけなんだから!


[ 穏やかで余裕綽々な、
  日下部汐理はしばらく休業中。

  付き合わされる哀れな幼馴染相手に
  情けなさそうに眉根を下げたのだった。 ]**
  
(44) 2020/11/29(Sun) 18:06:04

【人】 叶わぬ想い 日下部 汐里



  パートナーかぁ
  なるほどね。


[ ふんふんと頷きながら。
  そこまで確かな関係を築けているのかな?
  なんて再び思考の海に沈みそうになるが、
  相談、の単語に浮上する。>>49 ]


  ん。なぁに?


[ 重なる瞳に、小首を傾げながら。
  元々相談事には乗る約束だし、
  正直な話、それが色事なのではと、
  少し下世話な想像にそわそわして。 ]
 
(52) 2020/11/29(Sun) 20:58:35

【人】 叶わぬ想い 日下部 汐里


[ ………。

  その報告はいつものように端的だったけど。>>50
  滲む疲労からは、もちろんそれだけでない事が
  ありありと感じられて。 ]
 

  こら、健吾。

  駄目じゃない。
  大変な時は、ちゃんと泣き言を吐かないと。


[ 報告を聞き終える頃には。
  気付けば君に向ける私の眉尻は
  いつもより少し釣り上がっていて。 
  さらに、頬を膨らませて、
  私なりに怒ってるんだよって。
  そんな表情をして見せた後。 ]
  
(53) 2020/11/29(Sun) 20:59:06

【人】 叶わぬ想い 日下部 汐里



  よく頑張ったね。
  お疲れ様でした。


[ ふぅと吐いた息と共に、表情を緩めると。
  健吾の横へと移動して。
  座る君の、頭ごと包むように。
  優しく抱きしめた。 ]
 
(54) 2020/11/29(Sun) 20:59:34

【人】 叶わぬ想い 日下部 汐里



  今度から、そういう相談事は早めにお願いね。
  何を隠そう、日下部お悩み相談所は、
  お得な早割サービスを実施中なんだから。


[ 冗談めかして微笑んだ後。
  今は大丈夫なのかなって。
  いくつか確認してから。

  一人暮らしをするのなら。
  これから受験も本格化するしね。
  家事とか手が回らなくなったら言うんだよ。
  言わなかったら、押し売り営業するから。

  食事だってコンビニとかだと栄養も偏るから、
  たまには作りに行───
  おっと、私はおはぎしか作れなかった。
  うちのご飯、食べにきてねって、
  一方的に約束事を積んだ後。 ] 
 
(55) 2020/11/29(Sun) 21:00:59

【人】 叶わぬ想い 日下部 汐里



  無理して、いなくなったら嫌だからね。
  ずっと一緒にいてくれるんでしょう?


[ もちろん、未来の保証なんてどこにもないけど。
 
  念を押すように、告げたなら。
  私の虹彩異色が、君のそれと重なった。 ]**
  
(56) 2020/11/29(Sun) 21:01:09

【人】 叶わぬ想い 日下部 汐里



  今までは炊飯器に頼っていたので
  何とも言えませんが……
  大きく違うのは、水に漬ける時間なので。
  
  流石矢川先輩です。私の目に狂いは無かった!
  後は私の研ぎ方と、  
  水分量を見誤っていないかですね。


[ どうです?お米の声が聞こえてきました?
  そんな話が始まる前に、
  林間学校へと話題を移せたのは
  矢川先輩にとって僥倖だっただろう。 ]
 
(64) 2020/11/29(Sun) 21:50:29

【人】 叶わぬ想い 日下部 汐里


[ 炊き立ての匂いに、自然と頬を緩ませて。
  ころん、ころん。俵型にまとめたお米を、
  手の上で伸ばした小豆でくるんでいく。

  最初は取り止めのない事を話しつつ
  先輩の話も聞きながら、ふっと感じた違和に。
  ついうっかり、自分のそれを混ぜ込めば。

  ほら、できました!
  満面な笑みで完成したおはぎを差し出したけど。
  その頃には、もう互いに手遅れだった。 ]
 
(65) 2020/11/29(Sun) 21:51:35

【人】 叶わぬ想い 日下部 汐里


[ ほうじ茶を飲みながら、先輩の話に耳を傾けて。
  日下部さんは───>>@16
  向けられた言葉が、
  最後まで語られる事はなかったけれど。
  
何となく、理解できて。 ]



  私は ───
  

[ 口を開き、くしゃりと顔を歪ませた瞬間。
  川を渡る電車が、ごおっと周囲に轟を響かせながら
  頭上を通り過ぎて行く。
  その際、私の声は、
  轟音にかき消されてしまったかもしれない。

  それでも、口の動きだけは、はっきりと。
  先輩に向かって。 ]
 
(67) 2020/11/29(Sun) 21:52:29

【人】 叶わぬ想い 日下部 汐里


[ 先輩と共に、揺れる薪を見る。
  これからどんなに辛い思いが待ち受けていようと。
  私はもうこの気持ちを、炎にくべる事は
  しないだろう。

  この一つ年上の先輩はどうするんだろう。
  ちらと薪に向けていた視線を矢川先輩に移して。 ]


  ねえ、矢川先輩。
  いつか縁側でほうじ茶を啜りながら
  おはぎを食べる時でもきたら。

  よかったら、今日の事を思い出して下さいね。
  ああ、おはぎ好きのおかしな後輩がいたなぁって。
 
 
[ そんな事を言って、くすりと笑う。 ]
 
(68) 2020/11/29(Sun) 21:53:19

【人】 叶わぬ想い 日下部 汐里


[ ─── 私達の恋は、他の人に比べて難しい。
  だから、軽々しくは言えないけれど。

  勿論、その隣には。
  笑いながら、その話に首を縦に振る、
  私の涙を受け止めてくれた
  あの優しい先輩がいる未来を。
  私は心の底から、願ってやまなかった。 ]**
 
(69) 2020/11/29(Sun) 21:53:56

【人】 叶わぬ想い 日下部 汐里


[ 顔を覆うように抱きしめていたのもあって
  気付くのが遅れた。
  何より、君がそう言う顔をした姿を
  見るのはきっと初めてだったから。 ]


  ……… 健吾?


[ 微かに震える身体と、小さな嗚咽に。
  ようやく異変を知れば、
  柔らかく瞳を細めて。 ]


  …… 顔、見ないから。
  しばらく泣いているといいよ。
 
 
[ 側にいる事を伝えるように。
  抱きしめた体勢のまま、ぎゅっと力だけ込めた。 ]
 
(128) 2020/11/30(Mon) 19:39:33

【人】 叶わぬ想い 日下部 汐里



  …… 落ち着いた?

  ね、健吾。
  あんまり急いで大人になろうとしなくて
  良いんだからね。


[ 合図と共に身体を離し、常より赤い健吾の瞳が
  こちらを捉えたら。
  涙こそは見せずとも、
  少し気恥ずかしそうな笑みを向けて。 ]
  

  無理をしないで。
  疲れたら一度立ち止まって。
  そうすれば、君の隣には、
  いつだって私がいるんだから。


[ あの林間学校の日。
  いつもよりはしゃいだ横顔を
  脳裏に浮かべながら。>>2:166>>2:167

  そう、私達はずっと一緒だ。
  そしてどうか願わくば、私の存在が君にとって。
  君が君らしくいられる居場所でいられますように。 ]*
  
(129) 2020/11/30(Mon) 19:40:51

【人】 叶わぬ想い 日下部 汐里


[ 例えるなら、私と健吾の関係は平行線だろう。
  交わる事はなく、しかし隣を見れば
  いつだってそこにいるような。

  そして、あの優しくて難儀な先輩達。>>@32
  あの二人との出会いは、そう、
  言うなればバッテンみたいなものだと思う。
  一度だけ重なったかと思えば、
  後はそのまま離れて行き。
  再びその道が交わる事は決してない。

  とはいえ、彼らを思い出す機会は案外多い。>>@32
  すれ違う人から漂う煙草の臭いに
  ぴくんと鼻を震わせた時。
  もち米がいつもより美味しく炊けた時。
  自然と彼らの笑顔が浮かぶのだ。
 
  その度に彼らの歩む道が、
  幸福に満ちたものであるのを願いながら
  私は、そっと瞳を伏せる。 ]
 
(132) 2020/11/30(Mon) 20:12:57

【人】 叶わぬ想い 日下部 汐里



  えっ、大丈夫だよ、
私は。



  うんうん、でも気をつけるよ、ありがとう。
  その為にも相手の情報が必要だから、
  もしわかるならその人のクラスと名前を
  教えてもらっても良いかな?


[ ここまで一息で言い切って。>>103
  得られたのなら、相手の情報を頭にインプット。
  絵理香ちゃんに不埒な事をしておいて、
  大丈夫な方がおかしいのだ。

  と言っても一回の女子高生である汐里にできる事は
  たかが知れているので、
  またこういう事があった時のために
  生徒会長候補なり裏生徒会長なりと、
  コネクションを得ておくのは大事かも?
  ─── というのは、今後の課題として。 ]
 
(134) 2020/11/30(Mon) 20:13:53

【人】 叶わぬ想い 日下部 汐里



  …… 付き合ってない、かぁ。


[ もし話してくれた顛末の中に、
  彼女が口にした台詞も含まれていたのなら。
  ぽつり、私にだけ聞こえる独り言を落とす。

  うん、絵里香ちゃんは正しい。
  私達はキスもするしハグもする ── 友達なんだから。]
 
(135) 2020/11/30(Mon) 20:14:04

【人】 叶わぬ想い 日下部 汐里


[ いけない、いけない。
  考えを払い除けるようにふるりと頭を振って、
  目の前の絵里香ちゃんに意識を集中すると。
  大丈夫だった?
  心配そうに尋ねながら。 ]


  …… その人に何処か触られた?
  なら、消毒させて欲しいなぁ。


[ もしも今いるのが人目の無い場所だったなら、
  そう、言葉と瞳で訴えて。
  了承を得られれば、そこに口付けを落とそうと。 ]**
  
(136) 2020/11/30(Mon) 20:14:16

【人】 叶わぬ想い 日下部 汐里



  うん、そうだね。
  そういう話はしていないと思うよ。

  なら、私達はどういう関係なのかなぁって。

  
[ 友達?
  多分一番それが正解に違いんだろうね。
  そんな会話の合間にも、
  彼女がこちらのお願いを聞いてくれたなら。
  微かな衣擦れと共に。
  絵里香ちゃんの肌が露わになる。

  普段なら扇状的な光景。
  思わず邪な事を考えてしまうけれど。
  今は薄らと腫れた痕への怒りが勝った。 ]
   
(166) 2020/12/01(Tue) 19:45:54

【人】 叶わぬ想い 日下部 汐里



  ネックレス綺麗だね。
  絵里香ちゃんアクセサリーつけてたっけ。


[ 尋ねながらも、視線は彼女の胸元へ。
  身体が跳ねるのが伝われば、
  ちょっぴり嬉しくなってしまって。
  当初の予定より念入りに、口付けを落として行く。 ]


  本当?
  ふふ、嬉しいな。


[ 私じゃなかったら。>>142
  単純な私はその言葉に顔を上げると、
  えへへと緩く微笑んだ後。
  今度は首を傾げて、
  招かれるまま、彼女の胸元へ移動する。 ]
 
(167) 2020/12/01(Tue) 19:46:21

【人】 叶わぬ想い 日下部 汐里



  …… 絵里香ちゃんはね
  いつだって私が欲しいものをくれるね。


[ それから、胸元に目を落とすと、
  少し眩しそうな目で、貴女を見る。

  
目もとっても綺麗だね。>>0:27

  それは言葉だったり、物だったり。
  形は様々だけれど。 ]


  私も、そうなれたら、いいなぁ。


[ 彼女との関係。>>132>>-315
  それを表す言葉を、私はまだ持たないけれど。
  望むのなら、           
 形

  互いの欠けた部分を補い、重なり合うものだといい。 ]
 
(168) 2020/12/01(Tue) 19:46:34

【人】 叶わぬ想い 日下部 汐里



  ネックレスありがとう。
  大切にするね。


[ 蕩けるような顔で微笑めば
  どちらのか定かではないバニラの香りの中、
  貴女と私のネックレスが、煌めいた。 ]**
  
(169) 2020/12/01(Tue) 19:46:38

【人】 叶わぬ想い 日下部 汐里



  それって ……


[ 答える代わりに、そっと手を離し、
  一度扉の方へ近寄れば。
  カチャン、鍵のかかる音が、
  放課後の無人の教室内に響いた。

  ─── とくん。


  外から聞こえる生徒達が部活動する声。
  不思議と遠くに聞こえたなら。
  窓から差込める夕陽だけが理由ではない色。
  ほんのり頬に乗せながら、私は貴女を見詰めて。


  ─── とくん、とくん。 ]

 
  
(172) 2020/12/01(Tue) 21:08:19

【人】 叶わぬ想い 日下部 汐里


[ 再び私の手を、貴女の膨らみに。
  貴女の手を、私の膨らみに添えて。

  顔を見合わせて。
  そのまま、どちらともなく唇を合わせれば。

  とくん、とくん、とくん。
  二つの鼓動は溶けて、混ざり合い。 ]
  
(173) 2020/12/01(Tue) 21:08:25

【人】 叶わぬ想い 日下部 汐里




         ─── それから。
             
 数年後

  
(193) 2020/12/02(Wed) 20:08:29

【人】 叶わぬ想い 日下部 汐里


[ 人生において高校三年間が占める割合。
  それは、とても短くて。
  ましてやそれが二泊三日の林間学校となれば、
  まるで瞬きする程の時間。

  ─── それでもあの日の出来事は、
  今でも鮮やかに、思い出せた。 ]


  あ、もしもし、私だよ。今大丈夫?
  うん。リップクリームが無くなっちゃって。
  新しいのを選ぶの付き合って欲しいなぁって。


  ( ……長くて早い時の流れの中には。
    ほんの一瞬だけすれ違って。
    今は何処かで遠くて、
    その幸せを願うしかできない人達もいるけれど。 )
   
(194) 2020/12/02(Wed) 20:08:56

【人】 叶わぬ想い 日下部 汐里


[ …… 当時の私は、>>0:55>>0:56
  変わらないものなんてないと思っていた。
  形あるものはいつか壊れるし、
  人の心も移ろいゆくものだから。

  嗚呼、それでも。 ]


  待ち合わせ場所は、あのオムライス屋さんでどう?
  そうそう。
  オープン当初、私を置いて二人が行った所。
  うぅ、食べ物の恨みは怖いんだよ?  

  うん。今度また行こうよ、三人で。


[ きっと、大切なものは変わらず残るのだ。
  色を失い、形を変えて。
  何十、何百の時を刻んでも。 ]


       ( それでも、大切な人達の幸せは。
         私自身の手で紡ぎたいと願うんだ。
         それも、叶う事ならば。 )


(195) 2020/12/02(Wed) 20:09:17

【人】 “君の隣で” 日下部 汐里



  それじゃあ、またね。


[ 柔らかく微笑み、携帯端末を仕舞い込めば、
  両手に向かって、はぁと白い息を吐く。
  その拍子に胸元で、
  年季の入ったハートのネックレスが静かに揺れた。 ]**
 
(196) 2020/12/02(Wed) 20:09:54