176 【R18】実波シークレットパラダイス外伝【身内】
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視点:人 狼 墓 恋 少 霊 九 全 管
| 「ふむ……、今夜は見知った総務の皆さんと同部屋でしたか」
緊張せずに済みましたねと、荷物をおいて館内マップに目を落とした。 水着着用のスパにプール、サウナ……各種揃っている施設にほうほうと相槌を打ち、しばらくはつぶせる時間もあると理解すれば早速と水着とお風呂セットを準備するだろう。 郷に入っては郷に従え。 折角のリゾート施設、スパを楽しまなければ損というものだ。
「のんびり入れると良いんですけどね……」 (6) 2022/09/21(Wed) 22:30:52 |
「どうもーッ!!!」
扉バーン!
していそうな元気の良い挨拶ですが
入室自体はいたってお行儀がよろしいです。大丈夫。
そしてここは……実波シークレットパラダイスの……
社長が狼陣営の会議用に用意した何かいい感じの部屋!多分!
「皇の狼!死んでも死なない緑郷です!
性癖がバレても社会的に死ぬわけじゃないですけど……
エヘ、何卒よろしくお願いしますね?」
「……あ、どうも」
元気のいい挨拶に前か後ろか。
淡白とも言えるからっとした挨拶で返事を返す。
「えっと……白い狼の雲野、です?
緑郷さん、よろしくお願いします」
社会的に死ぬ訳では無いとしても、あまり知られたくは無い。
まぁでもそれは置いといて。
「…どうせなら楽しむ方が気分的にもいいですよね」
「はい!せっかくの社員旅行ですから!
ゲームでも、よろしければゲームの外でも。
どうぞよろしくお願いしますね、雲野さん!」
さっぱりとした返事と、続く自己紹介にぱっと笑顔を向けて。
改めて、やっぱり元気によろしくをしました。
特に言葉に裏は無いご様子。
単に仲良くしたいだけみたいです。
「………ただ、その〜……
単に緑郷と呼び捨てにして頂けると
緑郷はとっても嬉しいです……」
譲れない何かもあるみたい。
| >>@3 加賀山 それはあなたが千堂と緑郷と別れて少しの間のあと。 「おや、加賀山さん。 開発仲間でも待ってるのか?」 お風呂セットを持って部屋を出てみれば、開発の男性メンバーが泊まる部屋の前で見知った姿を見つけて声をかける。 少々気安い言葉も同期なればこそ。 自分より少しだけ背の高いあなたの顔を、穏やかな顔で見やった。 (17) 2022/09/22(Thu) 0:53:56 |
| >>@4 加賀山 「ふむ。うちは皆思い思いにどこかに行ってしまってるようだよ」 慣れた緩さと返ってきた言葉に、なるほどとひとつ頷いて。 首を傾げる様子を見れば、同じように手の中にあるお風呂セットを見下ろした。 「あぁ。 折角リゾートに来たんだし、スパに行ってみようと思ってね。 水着で湯に入るというのも俺にとっては物珍しいし……」 普通であれば女性を誘う場所ではないが。 水着着用という事で男女ともに入ることが出来るスパだからと、考えて。 あまり深く考えないまま口を開く。 「加賀山さんも迷ってるならスパに行ってみないか。 もしかしたら他の誰かも居るかもしれないぞ」 (21) 2022/09/22(Thu) 1:21:40 |
元気な声は、最初の時点でも裏を感じなかった。
だから別に警戒だとかそんなものはここにはない。
ゲームでも、ゲーム外でも。
と言ってくれるのなら、それに乗る方がいいだろう。
改めて「よろしくお願いします」と言いつつ。
「え……っと、呼び捨て」
ですか、と続くことなく考えるように視線は横にズレる。
どこを見ているという訳でもなく、ただ迷っているだけ。
「……うちのことは、好きに呼んでくれればいいです。
……………緑郷、」
さん。…と、心の中でだけ付けて。
躊躇いつつも貴方が嬉しいというそれを実行した。
「!! はい、わかりました!
ありがとうございます、雲野さん……というのは
ちょっと不公平な気もします?」
心の中では敬称が付けど、確かにお願いを聞いてもらえた事に
笑顔でもって単純に喜びを顕にしつつ。
「ううん、悩ましいですね……
緑郷からすれば皆さん目上のようなものですし……」
好きに呼んでくれればいい、という言葉はあれど。
お願いした手前、こちらからの呼び方は変わらず、というのは
なんだか若干収まりが悪いような気がしないでもなく……
「あっ、
わかりました!
では雲野先輩と呼ばせていただきます!」
結論。
何がわかったのか、何がでは、なのか。
そして何の先輩なのかは緑郷のみぞ知る。
「……なんですかここは。
小柄な狼を用意するのが社の趣向ですか?」
部屋に入室した途端ため息を吐いたのは開発部の引きこもりだ。
見渡しても女性……に見える人たちしかいない。
だが仕事だと気を取り直して席についた。
「自己紹介……囁く狂人の鹿籠です。
女性陣に暴きたい方は一任します。
僕はこの部屋を快適に改造しておくので、
苦手な香りでもあれば教えて下さい」
「あっ!もうひと方は鹿籠さんだったんですね!
人選は……社長の恩赦じゃないでしょうか?
こちら側になってさえしまえば、
少なくともバラされる可能性は半減!ですからね!」
珍妙な会話の着地点はさておいて。
あの社長にそんな仏心があるかもまたさておき。
新たに入室した男性社員の方へ向き直って、閑話休題。
「……ってあれ、緑郷達が決めちゃっていいんですか?
いえ、緑郷も皆さんの趣味嗜好に興味がありますから…
極端な話くじ引きで決めてしまっても全然オーケー、
と言えば確かにそうなんですが!」
そういう問題じゃないかもしれない。
お二人とも知りたい方とかいらっしゃらないんですか、と
かっくり、やや首を傾げた後。
「苦手な香りは……特になし!です!」
「むふふ、タダでの旅行に加えて
同じ社員の方と入り浸れるお部屋がもう一つあるなんて!
緑郷はさっそく狼になって得をしていますね!」
投げ掛けられた質問には元気なお返事が返ってきました。
| >>@5 加賀山 「まぁ……女を誘う場所じゃないのは俺も分かってるけど」 こういう場でなければまず意味がない。 誘った所で風呂に着いてしまえば別行動なのだから。 それでも同期の気軽さゆえか。 ちょっと飲みに行くかというノリで声をかけれるのは、そういうわけなんだろう。 「水着を複数持ってくるのは良い案だな。 濡れた水着を再び着るのは気持ち悪いし……あぁ、じゃあ気が向いたら来たら良い」 うんうんと頷いて軽く手を挙げる。 特に引き止められなければ、そのままスパへ向かっていくだろう。 スパでは上司と鉢合わせしたり、後から来たあなたとまた話をしたりしたかもしれない。 そんな初日の出来事だった。 (24) 2022/09/22(Thu) 7:39:00 |
皆目上と聞けば視線はまた自然と緑郷へと向かう。
不公平かどうかは……まぁ、感じないわけでもなかったので。
とはいえ。
「せんぱ………………、」
その呼び方に戸惑いは隠せなかった。
ただの派遣社員に、と卑下することは無いが……。
ただ、好きに呼んでくれればと言った手前。
その呼び方に訂正を求めることも無く呼ばれる度に複雑な気持ちを抱くとか抱かないとか。
忙しないかもしれないが、視線は次にため息の主へ。
バラされる可能性が半減!という緑郷の声に頷きつつ。
暴きたい方、と言われると誰だろう。
旅行のメンバーを頭に思い浮かべて首が僅かに傾く。
「選んでまで知りたい人は特に、いないかもしれません。
希望があるならうちはそれに合わせようかなって」
ゲームにおいてやや積極性が足りないが。
突然の事で乗り気になるにはまだ時間がかかりそうだ。
「苦手な香り……は、甘すぎるものはちょっと。
嫌いとかじゃないんですけど、酔いそうで」
続いて、得だと言えるもう1人の狼に関心しながら問いに答える。
普段話すことの無い人達と話すのは確かに、いい事かも。
| (a6) 2022/09/22(Thu) 12:02:17 |
「派遣と最年少が集まってるのは僕にとってもずいぶん珍しいんですよね」
年上ばかりの部署にいる引きこもりは頬杖をついてやり取りを見ている。
この部屋ポットある?
お茶にでもしようか、安らがないとやってられないよ。
持ち込みの珈琲と紅茶の缶詰を置けば優雅にブレイクタイムをし始めた。
あなたたちの分のお湯と粉もある、セルフサービスだ。
カチャ……
「こんな女だらけのところで誰の性癖を知りたいだとか言うと思っているんですか、無礼講過ぎですよ。酒の一杯も入れさせてください。
なんなら僕は君たちの方の性癖が知りたかったですよ
」
正々堂々と言い張る、強いて言えば女性陣をあげるつもりだったらしい。
「歳もそんなに離れてないですよね、態度は好きにしてどうぞ。
僕はベテランでもこの会社の猛者でもありませんから」
一人で勝手に取り出したのはリードディフューザー。
瓶に木の棒が入ってる芳香剤だ。中にアロマを入っていて、本数で調節ができる。準備するものも少なく、はじめての人にも馴染みやすいアロマだ。
「甘い香りのに苦手を持ってるのなら……ベルガモットで。
柑橘系で部屋の空気を爽やかにします。
不安や緊張をほぐす効果が期待され、
万人受けする香りといわれているので覚えていってください」
| >>35 榑林 社長の件は脳内ですべて処理をし、周りに目を向ければやはり様々な反応を見せているようで。 上司がやっと食事に来てくれた事にほっとしつつも、忌部がいるようだから声をかけるのはやめておくことにした。 視線をそちらからはずせば、眉間を押さえている榑林の姿が目に入っただろうか。 「部屋にいる時になくなったなら、買えばいいだけですよ。 ……問題はスパなどに行ってる歳に更衣室で着替えが紛失してしまった時ですかね……」 大丈夫ですか、と声をかけつつ。 女性はこういう時、男よりも大変だなと思うのだった。 (39) 2022/09/22(Thu) 12:29:57 |
| >>42 榑林 「いやいや。 溜息つきたくもなります」 いつも顧客を相手にして疲れているであろう営業マンにはゆっくりして楽しんで欲しいものだけれど。 この会社の社員旅行は一癖も二癖もあるものだから居た堪れない。 「何かあった時はできる限りのサポートくらいはしますよ。 旅行も……施設自体はとても良いリゾートですから、楽しめる部分は楽しんでください。 そのための予算はしっかり確保してきましたからね」 何の慰めにもなってはいないだろうけど。 そのための経理です、と胸を叩いた。 (47) 2022/09/22(Thu) 15:54:36 |
| >>48 榑林 「まぁ、俺も流石に業務中にあんな事してるとは思いませんでしたけどね……」 あの写真に写っている仕事の風景は、どう考えても総務部だ。 まさか、気づかない間にやられていたとは情けない。 もっとも、別に見たいわけでもなかったのだけど。 やれやれと息をつき、この後のことを聞かれれば、きょとんとした表情を浮かべた。 「この後自由行動でしたね。 俺は……何も考えてなかったな。 一日中スパにいるのも勿体ないし……プールやゲームコーナーにでも行ってみましょうかね」 (56) 2022/09/22(Thu) 19:18:14 |
「もしかしたら、社長が気を利かせて
同じくらいの年齢で揃えてくれたのかもしれませんね!
思えばそれぞれ部署もあまり接点がない方ですし、
緑郷もちょっと新鮮な気持ちです!」
先輩と呼ばれし派遣社員の複雑そうな面持ちも何処吹く風か。
あの社長
がそこまで考えているかもやっぱりさておいて。
交流を深めるにはちょうどいい機会かもしれません、と
ぱちんと両手のひらを合わせて楽しげだ。
「え〜っ!
緑郷は鹿籠さんの性癖も知りたいです!
あっ、お紅茶いただきますね。ありがとうございます!」
こちらも堂々と関心を隠しもせず、
鹿籠の説明にふんふんと頷きつつカップとポットを拝借。
傍らに雲野先輩はどちらにします?と水を向けつつ。
事務員なのでお茶汲みは慣れています。
「とはいえ緑郷的には同士討ちはノー!かもしれません!
できる限りは一緒に楽しみましょう、ということで!
もし今後隠し事が気になる方ができたら、
その時は各自遠慮なく挙げちゃいましょう!」
哀れな犠牲者は、ひとまずはくじ引きで決める事になりそう。
既にそこそこ居心地の良い部屋で寛ぎつつ、
一旦の方針としてはそんなところに纏まった、かも。
女としては誰とここにいても珍しいものだが。
やり取りを見つめる男にとってもと言うのであれば、ある意味面白い人選かもしれない。
それからきっと、ポットも置いているはずだ。
いい部屋だし、それなりに物も置いてくれているだろう。
優雅なブレイクタイムにしては優雅でない話題が続く中。
正々堂々と言い張られたそれに口をはくと動かして言葉を選ぶ。
無礼講過ぎると言いながらの言葉はなんとなく矛盾を得るような。
それとも突っ込むべきでは無いのだろうかと考えて。
…考えていれば、ベルガモットの香りが漂ってきた。
ほっと息を吐いて、肩の力を抜く。
どうやら思うよりもこの状況に多くの感情を得ていたらしい。
覚えていってくれという言葉に素直に頷きながら口を開いた。
「……うちも、色々と好きにしてもらえればいいです。
旅行先まで気ぃ張るの、疲れてしまいますから」
若干の訛りが混ざる言葉は、多分会社では見られないもの。
CSとして働くからこそ余計に見せない、というのも。
あ。…と思い出したように声を上げた後に。
「うちも、強いて言うなら緑郷…、と鹿籠さんのを知りたかったかもしれません」
なんて、纏まる方針に頷きながらも冗談混じりに笑ってみせた。
ちなみに選ばれたのは紅茶でした。
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