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【人】 ハンター見習い ミゲル[ >>67それだとて理解はしていた。 ハンターが如何に強靱であろうとも 吸血鬼を屠れるのは半吸血鬼のみ。 吸血鬼を憎悪として生き、能力に依るハンターなど 本来ならば居場所を奪われても同然だ 今更のように気づいて 浮かぶ猜疑心は心の奥へと封じ込めた ] ……僕も、気づいてなかった…から [ 人違いではないか──? 先生は疑心を向けはしなかった。 確信を得ている中で 向けられても惑うだけだったが。 混迷していた。 8年前よりハンターとして生きる道しか選べなかった。 それだって、あの子の仇を討ちたい。 その変えられぬ芯が揺らいで揺らいで崩れそうだ。 余りにも自分は哀れに映ったのか。 ────否、先生の目にあるのは憐憫ではない気がした。] (72) 2020/03/02(Mon) 19:29:38 |
【人】 ハンター見習い ミゲル思い出して欲しいのは、僕のエゴです 僕にとってあの子の存在は大きい [ 寂しい夜を歩く、一等星のようなきみ ] 先生。コルド先生。 …忘れ去られて 性質も魂も変化してしまっても そのひとはそのひとと言えるんでしょうか? [ 時に真実は残酷で残酷過ぎて 僕は道標を失った夜の迷い子のように 息を僅かに乱しながら答えなどない問いかけをする。 辛い辛い辛い、悲しい悲しい苦しい。 それでも、ねえ 僕はきみに、 幼馴染みであるきみに伝えたいことがあるんだ。 ] (73) 2020/03/02(Mon) 19:29:53 |
【人】 ハンター見習い ミゲル…………考えさせて、ください すぐ、には、結論は出せ……ません。 [ 半ば涙ぐみながらテーブルに顔を伏せた どうするのが最善か ひとりで出せる結論などでは、なかった 店の中をぼんやりと視線を巡らせる ふらふらと立ち上がり ラトゥールと呼ばれたひとと目が、あった ] (74) 2020/03/02(Mon) 19:29:56 |
【人】 ハンター見習い ミゲル……あ、その……。 [ 目に見えて憔悴した姿など見せたくなかった 明らかに様子が違えれば訝しまれる 気にされなかったらされなかったで… ] えぇと、ラトゥール…さん? [ 相談? このひとに? 何者かもわからない相手に話すほど気楽でもない 会ってすぐに 何を話したらいいかも、わからない。 ] ………呼んで、貰えますか? [ ぎゅっと拳を握りしめた 積み重ねの重みがのし掛かる ────…今迄は平気だったのに 無関心のあの視線が、痛くて怖い ]* (84) 2020/03/02(Mon) 23:12:03 |
【人】 ハンター見習い ミゲル[ 普段と変わらぬ相棒の視線 無関心で無感動 勝手が過ぎるのはわかっていた。 席に座る。椅子の軋む音に震える。 ] ………………。 [ 何を言えばいいだろう? 何を伝えたらいいのだろう? 僕が僕の糧としていたものが罅が入る ] 何度も、呼び出してごめん。 ……先生、とも、相談して でも…僕ひとりでも決めきれない。 [ 喉奥をぐっと押さえつける こんなに近くにいるのに伝えたいことを伝えられない。 ] (90) 2020/03/03(Tue) 13:40:56 |
【人】 ハンター見習い ミゲル [ 仮初めの相棒は関心を向けない 無機質な視線に射貫かれて──── 罅が入った部分から新たなものが入り込む 僕は僕の、見ようとしなかった部分を見つめる ] ………………。 これから、どうするつもり、なんだ? [ 尋ねたいことを一先ず置いて 今の彼がどうあろうとしているのかを、尋ねよう ゆっくり ゆっくり 僕の心を見つめるための 時間をください ]* (91) 2020/03/03(Tue) 13:40:59 |
【人】 ハンター見習い ミゲル[ さらりと告げて噎せた>>93 待って? 先生いるんだけど? その決意よりも教会の研究長いるんだけど!? 恐る恐る先生を振り返る。 ] 僕のこと話す前に 先生に聞こえる位置でそれ言っていいの? [ ほら、ちょっと反応してるが 最早毒を喰らわば皿まで、だろう。 ] …………きみがここに残るなら、僕も残る [ 奇妙に思われるだろう 罅割れた部分から染みこんだ部分を ゆっくりゆっくり吐き出そうとする ] (94) 2020/03/03(Tue) 15:05:46 |
【人】 ハンター見習い ミゲル今まで辛く当たってごめんなさい。 でももう少しだけでもいいから聞いて欲しい ────…過去を思い出したいと思う? [ 勘づかれているだろう事実を隠して、尋ねる ] (95) 2020/03/03(Tue) 15:05:50 |
【人】 ハンター見習い ミゲルそれは、………きみの根底を揺るがす きみの心を傷つけるだろう。 きみの心を壊すこともあるだろう。 思い出さないほうがいいって先生は言ってた。 きみが、……壊れるぐらいなら、僕もそれがいいと思う。 例え思い出して貰えなくても………。 [ 視界が霞んでよく見えない ああ、僕の嫌いな紅色が見えない。 よく似てる。きみのお父さんに きみが大好きだったお父さんに似たんだね。 ]* (96) 2020/03/03(Tue) 15:05:53 |
【人】 ハンター見習い ミゲル[ 横流し。流出。つまり横流し? あの先生が教会へ反意? 目的も思考水準もわからない>>97 いやに親身だった理由如何もわからない 先生のことは一旦片隅に置く意味合いでも 黙したまま頷いた。 ] 今更って思われるのも、わかってる。 ……都合が良いとか ………詰られるのは、覚悟してる。 [ 暴力は言葉や態度だってあり得るのだ。 半吸血鬼の立場が如何様か 見習いよりずっといいだろうと比べて 先生に目を掛けられてるのも知っていて 帰るところもなく、帰るのを喜ぶ人もいない 理不尽をぶつけてしまった。 大切なあの子にどうして似ているんだって 無意識に蓋をしてしまっていた。 ] (100) 2020/03/03(Tue) 17:19:56 |
【人】 ハンター見習い ミゲル[ 困惑を深めている様にぶつけるのは 焦燥と深慮の視線 僕は身勝手だった。 きっときみで無ければまだ身勝手なままだ。 だから>>99 声にならなかったその問いには横に首を振る ] …これ以上、苦しませるぐらいなら 思い出さなくていいよ。 ただ僕が知っているということを 伝えずには居られなかっただけで きみがどうなのか、知りたかった…だけで。 [ 先生の記憶処理の影響だろう 顔色を悪くする彼に緩く首を振る。 強がりとかではない 今後はどうあれ、これが僕の今の結論 ────今の僕に きみを精神的に支える力があるだろうか 壊してしまうぐらいなら思い出さないでいい ] (101) 2020/03/03(Tue) 17:20:00 |
【人】 ハンター見習い ミゲル グラ… ………クレメンスッ! [ 気を失うように机に倒れる 弱々しく握られた手をぎゅっと掴む 慌てて女主人の兄が毛布を用意してきた 随分手際が良いものである。 青ざめて狼狽するしかない自分に>>106 落ち着いた声が降ってくる ] ……ごめんなさい。 僕には、昔のことをまったくなくして クレメンスと接するのはきっと無理だから ……気を、つけ…るよ [ 安易に記憶処理を措置しても負担はあるだろう 僕はその度に彼に苦しみを与えるなら 幼馴染みとして、大事な大事なきみとして 触れ合わないようにしないなら 記憶を封じたままのほうがいいというなら ( 僕はもう彼にひどい言葉を ]投げつけるのだって嫌なんだ ) (109) 2020/03/03(Tue) 20:40:22 |
【人】 ハンター見習い ミゲル 今度は、何の話? [ ぎくり、と身が強ばる。 落ち着いていた心境が荒波に晒される。 咄嗟に首筋に触れた────獲物の印 教会はおのれの能力を 勝っていたからすぐには殺されなかった。 それもいつまでか、と心臓が逸る 僕が死んでもあの吸血鬼は死なない あの吸血鬼が死んだら僕も死ぬ。 呪詛が解けないままでは待つのは死だ ] [ 心臓がうるさい 抱き寄せるように 縋るように引き寄せる クレメンスの体が重い ] (110) 2020/03/03(Tue) 20:40:35 |
【人】 ハンター見習い ミゲル[ 生きてやらなければならない事を 見失うように…────。 その言葉が胸に痛いほど突き刺さる。 フードの下に隠れた顔が ほんの少しだけ寂寥を帯びていた気がして 僕は、そう。先生のことも、この子のことも 見えていなかったのだと思い知らされた。 ] あの、クラレンスどこに運んだら…… [ 元々体格差がある上に いろんな事があって疲労が溜まっていた ────困り果ててラトゥールのほうに視線が向いた ]* (111) 2020/03/03(Tue) 20:40:49 |
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