【人】 田臥 志麻[贈り物の数が欲しいわけじゃない。 聞きようによって物が欲しいという催促みたいな言い方を、 咎めもせず、寧ろ大差を付けて一位を取ろうとしてくれる。 そういう威優だからこそ、心を溶かされ、傍に居たいと思える。 愛情の表現はひとつではない。 威優が言葉で愛を囁くように。 志麻がキスで愛を伝えるように。 威優が送り、志麻が受け取る行為は 自身たちの愛情の確認に合っているように思える。 まるで凹凸が綺麗に嵌ったように。] 期待してるワ、ダーリン♡ [きっと、贈り物は威優のものだけで溢れるくらいになるから。 威優以外から貰う必要などないだろう。] (22) 2023/08/14(Mon) 2:23:24 |
【人】 田臥 志麻[彼が選んでいるインテリアやファッションから、 威優のセンスは高く買っているので心配はしていない。 コスプレの延長線上で話題になった卒業アルバムは、 ずっと実家に置きっぱなしのままだけれど。 威優が見たいというのなら、 彼の卒業アルバムを交換条件に飲むことにして。 それでも実家に足を運べば、朗らかな父や子煩悩な母が、 幼少の頃からのアルバムを 全て引っ張り出すことになるのだけど。] (23) 2023/08/14(Mon) 2:24:32 |
【人】 田臥 志麻[仕事と紙一重の間にある家柄同士を繋げようとする問題は、 βの一般家庭で育った志麻には縁遠い話だ。 躱していたと聞いても、仕事の関わりだとしても。 威優目的で近づいてくる女や男が居たのかと聞くと、 面白くなくなってくる。] ふぅん……、本当に? 気に入った子は一人も居なかった? [空になった威優のグラスに気づいたら、また少し注ぎ足す。 さほど強くないと聞いたから、量は半分ほどに抑えて、 差し水の入ったピッチャーを隣に添えた。 威優との出会いは偶然の産物。 あの日自身の声を彼が拾わなければ、 オレはここに居なかっただろう。 性欲に関して照れるでも訂正するでも無くすんなりと認められ。 ぱち、と瞬いた後、自身も誘われてけらりと笑いに変える。] オレも性欲が強くなったら寝かせてあげらんないよ? でも、身体動かすのはいいかもね。 [片目を伏せておどけて見せる。 運動という運動は社会人になってからは縁遠い。 ベッドの上でする運動を除いては、の話。] (24) 2023/08/14(Mon) 2:26:45 |
【人】 田臥 志麻[ガレットは食べかけで少し残っているのに、 俯いた表情は少し頬が色づき、手の動きが止まっていた。 ふる、と何かを振り払うように首を振れば、 まだ湿り気の残った髪がパサリと頬を打ち付ける。] やり方によっては破裂しないよ。 アルミホイル使ったり、 レンジでゆで卵作る専用のグッズを買ったり。 ……100円均一のショップとか行ったことないだろ? 意外と使えるアイテム置いてたりするんだぞ。 [席を立つのは先に食べ終わった威優に任せ、 ひらひらと手を振って見送る。 食べ終わるのは威優の方がいつも少し早い。 それは志麻が毎回頬張る程にご飯を食べることと、 志麻の口が少し小さいことが理由だ。 その口で頬張るのだから、リスと呼ばれても仕方ない。 今も食べかけのガレットを、口いっぱいに頬張っている。] (25) 2023/08/14(Mon) 2:29:12 |
田臥 志麻は、メモを貼った。 (a2) 2023/08/14(Mon) 2:36:11 |
【人】 田臥 志麻[アルバムの交渉が成立したならば、 喜んで倉庫の物色に行くだろう。 出会った頃に既に完成形とされていた威優の、 幼さが残るであろう姿は楽しみで仕方ない。 子供の頃から大人びていたという話は耳にしたが、 それでも容姿なり表情なり、片鱗は残ると疑っていない。 ああ、でも片親の場合は子供が成長するのが 早くなるという話は聞いたことがある。 その通説が事実ならば威優が早くに大人びたことも、 理解できなくはなかった。 少し斜に構えたような反応を見せるのは、 そういった過去や、今、彼が話している。 家柄がどうしてもついてくるような知り合い方を することが多かったからかも知れない。] (30) 2023/08/14(Mon) 21:18:17 |
【人】 田臥 志麻可哀想って……、 本当に威優が好きだった子も居たかもじゃん。 [可哀想と威優が表することに少し表情を歪めた。 確かに醜悪な「大人」に利用された側面もあるだろうけれど、 中には自ら望んで彼の番に立候補した令嬢なども、 居るのではないかと想像したから。 仄かな嫉妬を浮かべる癖に、 威優が靡かないと言えば それはそれで微妙な気持ちになる。 遅すぎる初恋。 彼の情緒は本当に育ち始めたばかりなのかもしれない。 遊び相手の中にも、 円満に 終わらせざるを得ない 人間が居たのではないか。] (31) 2023/08/14(Mon) 21:19:06 |
【人】 田臥 志麻なんか、 ……威優に友達が居るか心配になってきた。 [余りにも卒がなく隙もない男。 嫌味もなく無意識に優秀なαであることを知らしめる。 それが、彼の欠点にならなければいいけれど。] (32) 2023/08/14(Mon) 21:19:43 |
【人】 田臥 志麻[含み笑う威優にじとりと湿った目線を送る。] 楽しみにするなよ、しないから。 ……しないからな? 威優に朝まで付き合ってたら精巣空になっちゃう。 [べ、と拒否を示すように舌を出す。 射精しなくとも、中で達し続けることは経験済みだ。 ただ中イキは気持ち良くなり過ぎて、 何度か気を失ったりもしたので、ご遠慮願いたい。 出来るならば、ピロートークまで楽しみたいので。 と、言いながら。 肌を重ねてしまえば互いに貪欲になってしまうのだけど。] (33) 2023/08/14(Mon) 21:21:12 |
【人】 田臥 志麻俺が聞いたのは卵をアルミホイルで包んで、 マグカップの中に卵が沈むくらいの水を入れて、 レンジで温めるってやつ。 ぶっちゃけ、 そっちはオレもしたことないから分かんないけど。 それにしてもレジに並ぶのが嫌って……、 [出た、と思ってしまった。 以前よりも環境に慣れてきたとはいえ、 異文化交流は今も続いている。] (34) 2023/08/14(Mon) 21:23:29 |
【人】 田臥 志麻[威優とは反対に志麻の子供の頃の写真は、 アルバムが何冊も出来るぐらいに残されている。 着道楽、ならぬ着せ道楽だったのだろう。 彼の子供の頃の写真が少ないのなら、 その分だけ自分の写真を拡げて自身の話をしよう。 そして彼の写真はこれから増やしていけば良い。 興味の薄そうな反応を見せるのに肩を竦める。] まあそれで、興味があるって言われても ……困ったけどさ。 [ぽそりと小声を落とす。 彼に伝えるものではなく呟くように。 もし拾われたなら、複雑そうに表情を歪めただろう。] (39) 2023/08/14(Mon) 23:55:41 |
【人】 田臥 志麻[絶対と物語る先が何を示しているのかは分かる。 自惚れじゃなければ、きっと。] やっぱり居ないのかよ……。 オレが紹介しようか? 藤堂先輩っていうんだけど。 [ふふ、と可笑しそうに笑う。 いずれ義従兄になる人は友と呼べるのかどうか。 先輩と威優は年頃も近かったはずだし、 真っ直ぐな人だから威優にもきっと 真っ向から向き合うことだろう。 その時、威優がどんな反応を見せるのか楽しみだ。 それ以外にも彼の人脈が広がっていくのなら、 彼の「大切な人」として紹介してもらおう。] (40) 2023/08/14(Mon) 23:55:53 |
【人】 田臥 志麻[彼のいやらしい笑みへの答えは、 半分は正解で、残りの半分は本音だ。] フリじゃないっての。 そりゃ若いから回復も早いですけどォ。 [ブーイングするみたいに口を尖らせる。 態度ではそんな風に装いながらも、 彼に触れられたら簡単に火は着いてしまう。 それに何より、自身も触れられるのを望んでいるから。] (41) 2023/08/14(Mon) 23:56:10 |
【人】 田臥 志麻[爆発の恐れがあるアルミホイルはともかく、 便利グッズの方は使ってみたい。] ラーメンは並んで食べるから旨いのに。 行列嫌いだったら、遊園地とか行けないぞ? [食事時間に重なる飲食店の行列はともかく、 テーマパークの行列はもっと並ぶことになる。 いや、貸し切りとかするのか? そもそもそんな場所ではしゃぐ威優は想像できない。 片付けようとした皿は威優の手に渡る。 一緒についてくるのが可愛らしいなとまた目が細くなった。 彼が離れ難いと思うのが伝染するように 傍に威優が居ることが当然のように思えてきている。] (42) 2023/08/14(Mon) 23:57:04 |
【人】 田臥 志麻[聞き返す声に視線を上げれば、 笑いを隠しきれないぐらい緩んだ表情の威優が居た。 これはしっかり聞かれている。 なのに、聞き返すところがいやらしい。] 一度しか言わない。 [べ、と舌を出して肩で肩を押して逃げる。 それでも、もう一度聞きたいと言われたなら、 渋々口にしてしまう辺り、自身も威優には甘い。] (46) 2023/08/15(Tue) 23:15:04 |
【人】 田臥 志麻やっぱり、親戚は友達には入らないか。 オレにとっても義兄さんになる訳だし……、 まだ先輩って呼んじゃいそうだけど。 [残念、と小さく肩を竦めた。 義従兄の心情までは察することは出来ない。 これに関しては、威優の繊細な心の機微にも気づけない。 「親戚」を強調する威優に小首を傾げ、 やがて、藤堂から自身の友人の話へ切り替われば、] あー…………、いや、 あいつには会わせたくないっていうか……、 [威優と一緒になったことはかの友人には伝えていない。 なんせ行きつけのバーで飲み友達として知り合った程度の仲だ。] (47) 2023/08/15(Tue) 23:15:32 |
【人】 田臥 志麻[振られた腹いせの愚痴だったとはいえ、 相当彼が威優に入れ込んでいたのは間違いないだろう。 自身と番になったということを伝えるのはともかく、 威優に気があった人間をもう一度、 本人に引き合わせることのほうがもやもやする。] …………やだ。 あいつが威優まだ好きだったら困る。 [想像してしまって、スイ、とそっぽを向いた。 ひらひらと手を振ってこの話は終わりだというように。] (48) 2023/08/15(Tue) 23:15:55 |
【人】 田臥 志麻[愛情表現というものは難しい。 嫉妬心や独占欲がない訳では無いが、 今までそういう感情を飼い慣らしてきたことがなかった。 寧ろ、束縛されることを嫌っていた為に、 もやもやする気持ちも、それを威優に伝えることも、 まるで悪いことをしているような気分になる。 嫉妬していることを喜ばれるとは思いもよらない。 ────のに、 さっきみたいに嬉しそうに笑ったりするから、 ついまた口に出してしまいそうになる。] (51) 2023/08/16(Wed) 1:57:59 |
【人】 田臥 志麻[ほら、今も。>>50 威優が見せる独占欲にどきりとする。 呼び名一つ。 前までならそんなこと言われても呆れるだけだった。 威優は独占欲も嫉妬も分かりやすく伝えてくる。 煩わしいと思うことはない。 可愛いとすら言える反応に笑ってしまうくらいに、 ストレートに表現してくれるから好ましい。 それはきっと、同じくらいストレートに。 一筋だとも優しい声音で伝えてくれるからだろう。 不安も、不満も。 感じる暇もないくらい威優で満たされるから。] ……せっかく威優と同じ苗字になるのに、 旧姓で呼ばれるのはいいのかよ。 [エレベーターに運ばれる間に、 そんな遠回しな表現でしか返せない愛を伝えて。] (52) 2023/08/16(Wed) 1:58:35 |
田臥 志麻は、メモを貼った。 (a4) 2023/08/16(Wed) 2:29:43 |
【人】 田臥 志麻[愛情表現も、嫉妬の仕方一つだって違う。 違うからこそ、惹かれるものがあったのだろう。 名字も変わり、彼と同じものになる。 今だって転職するまでの間、 旧姓で通す我儘を聞いてもらっている状態だ。 名前だって幾度となく数多の人に呼ばれてきた。 ただの記号のようなものだと思っていたから、 自身の名の意味を尋ね、 大切にしてくれる威優が音にする自身の名前は、 他の誰に呼ばれるときよりも胸に響く。] 教えないのは無理だろうけど、 ……威優に呼ばれるのが、一番好きだよ。 [腕に力が籠もる様に双眸を細め、 応えるように、首を伸ばして頬に口付けた。] (55) 2023/08/16(Wed) 20:32:10 |
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