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【人】 よろず屋 シラサワ遠くで聞こえる。 左右の 舞手 彼岸華 成長した共鳴りの 弓音 島を囲む海に住む 水竜 祭りの花火に、 鬼神 表舞台の役者は揃い踏みだ。 ここからは舞台裏。 空狐 最後の贄を喰ってしまった。 器用で不器用な笑みの 人間 死に場所から、帰って来た。 自らを映した 鏡と本 青年は駆けて行けるのだろうか。 呼び水となった 語り手 この物語が記された"本"を、捲る。 神狼よ、■■■よ、誰もが予想せぬ物語を綴ろう。 今宵の三日月の元『人狼物語』を。 (3) 2021/07/31(Sat) 7:06:56 |
【人】 よろず屋 シラサワモクレンにはいつもの通りの祭のはずだった。 見知った顔、見知らぬ顔。 けれどもその誰もが、彼岸花の塵に惑わされている。 腕輪を付けたモノだけが、水竜の眼に留まる。 贄となるはずだった誰もが反旗を翻している。 最後の贄ですら、もう居ない。 神狼から、全ての贄が失われた。 ──今、神狼は、弱っている。 そんな中、今なら、隷属の痛みも弱く。 さぁモクレン、直に神狼に逢ったならば、 その場所が分かるのではないか? 今なら、島狼ごときに 島を囲む海の竜が使われないのでは? (5) 2021/07/31(Sat) 20:17:10 |
【人】 よろず屋 シラサワ巣から狼を追い出すならば、今、今宵。 三日月の下、人狼たちの宴。 最上の贄だった右舞の持つは小さな毒で 血縁故に成すは左舞の持つ小さな幼牙で 竜によって巣から追い立てられたならば、 そこに居合わせるは魔を寄せ付けぬ弓の主と、 神狼にすら反逆せしめた皇の彼岸花。 全てが終わったその後に、 誰が島を治めるのかは今は分からない。 ああ、けれど、確かに今宵、 百年に一度の機会に集結せしめた者たちが、 神狼の喉笛に刃を突き立てる。 誰が欠けようと、成し得ぬこの人狼物語の結末を。 (7) 2021/07/31(Sat) 20:48:43 |
【人】 よろず屋 シラサワ「…皆ありがとうね。」 道化であり狂人は最後に人となった。 さぁ、吊られて得たは二つの縁。 彼らを抱き、生きよう。 この花火を眺めながら。 (8) 2021/07/31(Sat) 20:59:24 |
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