大学講師 エガリテは、メモを貼った。 (a7) 2020/02/01(Sat) 9:10:33 |
【人】 大学講師 エガリテ[肉体が変化してしまった原因。 それは、国に解読を依頼された 石の古文書にあった。 凡ゆる分野の研究を気が向くままに行う 変わり者の研究者であるが 言語は最も得意とするところ。 何より、本を読むのはすきだ。 喜んで引き受け 失われた古代語で書かれた石版を 現代語に翻訳しながら 読み進めていたのだが――] (64) 2020/02/01(Sat) 21:48:45 |
【人】 大学講師 エガリテ[性別が変じて真っ先に心配したのが、 恋人の関心を失ってしまうこと。 ――本質を愛して貰えていると信じたいが 性の不一致での破局は 世界的、歴史的に見て珍しいことじゃない。] (66) 2020/02/01(Sat) 21:49:14 |
【人】 大学講師 エガリテ[男して生まれて、 男として出逢って、男同士、結ばれた。 女になってしまった俺でも 愛して貰えるか――自信が無いよ。* ] (67) 2020/02/01(Sat) 21:49:23 |
【人】 大学講師 エガリテ[……叶うことなら、 二人を隔てる扉など開け放って、 自身のより厚いその胸に飛び込んで、 縋り付いて、乞いたかった。 どんな俺でも、愛して欲しい――と。 ……、臆病者は言えずに、解決もできぬまま、三日。] (108) 2020/02/02(Sun) 10:13:57 |
【人】 大学講師 エガリテ[雷撃か、爆破か、……植物へと換えるか。 ジェレミーとは別の魔法を試してみようと 扉の目の前に立って、はっと気づく。 扉には小さく、部屋の名が刻まれていた。] ……っ [唐突に知らされたこの空間を抜ける条件。 その内容の突飛さと 自身の状態からの受け入れ難さに 刻まれた文字へ視線を釘付けにしたまま 茫然としてしまった。 真後ろに立たれたとても、直ぐには気付けないほどに。**] (111) 2020/02/02(Sun) 10:16:45 |
【人】 大学講師 エガリテ[男のままであっても力では敵わないから 無理やり振り向かせるのだって簡単だろうに 掠れた声が鼓膜を揺らして 紡がれる言葉が己を気遣うものだから 優しさに泣きたくなる。] (125) 2020/02/02(Sun) 12:56:17 |
【人】 大学講師 エガリテ[元に戻れなくて 振られてしまうのが怖かった。 狡くも先延ばしにしていたけれど 正直に伝えなければ。] ……っ [長い腕と腕の間で俯き、 そのままゆっくりと振り返った。 サラサラとした銀髪が揺れて 髪と同じ色の長い睫毛が ほわりと丸みのある頬に影を作る。] (127) 2020/02/02(Sun) 12:56:30 |
【人】 大学講師 エガリテ(ジェレミーの、匂い……) [ずぅっと恋しかった匂いが濃くなって 睫毛を震わせて、息を吸って、吐いてから。 口を開く。] (128) 2020/02/02(Sun) 12:56:58 |
【人】 大学講師 エガリテ体調は、問題ない…… 数日前に受けた仕事の古文書の翻訳中に こう、なってしまった…… ……女、に [経緯を説明して、 それから、黙っていてすまない……と。 弱々しく伝えるのは、 ぷっくりと少し厚みのある櫻色のくちびる。 だいすきなひとつきりの瞳を 見上げられぬ、まま。*] (129) 2020/02/02(Sun) 12:57:50 |
大学講師 エガリテは、メモを貼った。 (a18) 2020/02/02(Sun) 12:59:49 |
大学講師 エガリテは、メモを貼った。 (a19) 2020/02/02(Sun) 14:21:42 |
【人】 大学講師 エガリテ[ジェレミーが、感嘆してくれる。>>140 ……失われた古代語を正確に速く読み解ける点は 確かに誇ってもいいことかも知れないが] この性転換魔法は 書に仕掛けられた罠みたいなものだよ 致死レベルではないから罠というより 悪戯や試練、の方が正しいかも知れない [死に至る罠や呪いの類に対しては 当然警戒して反射魔法を備えてあった。 読むものを試すような魔法だったからこそ 反射魔法は発動せずしっかりと掛かってしまったのだ。] 掛けようと思って掛けたんじゃないんだ [紐解いたわけではないのだと、そこだけは否定しておいた。 一度見聞きしたものを忘れない自らの記憶に拠れば 珍しいものではあるから、 きっとなにかに役立てられるとは思うのだけれど。] (147) 2020/02/02(Sun) 20:44:29 |
【人】 大学講師 エガリテ……ッ! ……ぁ、…… [顎が持ち上げられて、反射的に顔を見た。 ふたつの眼差しが、 吸い寄せられるように彼のひとつに向く。 覗き込まれるからばっちりと目は合って 途端、トクトクと、鼓動が速くなる。 なんだ。おかしい。 変わったのは己で、彼の方は、 見慣れた姿のまま変わっていない筈だが。] (150) 2020/02/02(Sun) 20:45:08 |
【人】 大学講師 エガリテ[奥底まで見抜かれてしまいそうな 真っ直ぐな視線に灼かれて 白く丸い頬が果実のように色づいた。] っ、器はまだ三日だから、大丈夫…… 誰にも会わずに研究室に籠もっていたから 三文の一くらいは壊れているけど 魔法は使える…… [自身は魔力を貯蔵する器に欠陥があるのだが、 問題ないことを伝える。 もうひとり、大切な人はいるけれど 自分が頼りにするのはいつだってジェレミーだ。 それが、自分の中で当たり前になっているから、 彼を頼っていないは即ち誰にも頼っていない、だ。] (151) 2020/02/02(Sun) 20:45:12 |
【人】 大学講師 エガリテ[扉に、この空間を抜ける条件が書いてあった。 試せるものは試すべきと思うのは 研究者としての性だが 彼は、出来るのだろうか。] ……ジェレミー、は、 いまの俺でも、抱いて、くれる……? [彼を視界の中心に捉えたままでは 心臓は相変わらず五月蝿くて顔が熱い。 断られたらと思うと胸が張り裂けそうで 不安に瞳を揺らして見つめていれば どうしてこんなにも心が落ち着かないのか解ってしまう。 ――この肉体となって改めて俺は彼に恋をしたんだ。*] (152) 2020/02/02(Sun) 20:46:46 |
【人】 大学講師 エガリテ……ジェレミーに抱いて貰える 初めての女性になれるのは、嬉しい [目元口元を、ほろりと綻ばせた。 笑顔を咲かせる、とは言うけれど 鮮やかで華やかな大輪の花とは程遠い。 ともすれば見落とされ踏み潰されてしまう 野原に咲いた花のような――そんな微笑みだった。] (182) 2020/02/03(Mon) 14:32:07 |
【人】 大学講師 エガリテ[ふわりと浮いたかと思うと、 横向きに抱え上げられていた。>>172 こうされるのは初めてじゃない。 以前よりもすっぽり納まる感じから、 自分が小さくなったことを実感する。 ……それから、ジェレミーの肉体の逞しさも。 普段よりさらに、実感してしまう。] …………うん。……ありがとう…… [頭がぽーっとして、近くにある顔に見惚れて。 揶揄いとも取れる言葉に、素直に礼を言った。 彼のこと、頼もしいとは元々感じていたけれど ここまで……だっただろうか。 性自認は相変わらず男なのだが 肉体に引き摺られているのかも……知れない。] (183) 2020/02/03(Mon) 14:32:38 |
【人】 大学講師 エガリテ[心臓は落ち着かないのに 一生このまま居座りたいくらい 心地良くもある、彼の腕の檻の中。 ベッドに戻ってくれば解放されて ほんの少し、寂しく感じてしまう。 とても贅沢になっていると思う。] (184) 2020/02/03(Mon) 14:32:55 |
【人】 大学講師 エガリテ[銀の髪が枕の上に拡がって 不安と期待とが混じった瞳で 愛おしいひとを見上げた。] ジェレミー…… もう一度……キスして、欲しい [甘やかして貰って、甘えてしまう。 惚れた番の雄に 愛されたくて堪らない、ひとりの雌は。 一度外してしまった箍は戻らないというのに。] (185) 2020/02/03(Mon) 14:34:13 |
【人】 大学講師 エガリテ[彼が生きるに当たって 彼の一族から課せられた誓約も 己が女じゃなくてよかったと ふとした時に彼から思われていたことも 俺は、知らない。*] (186) 2020/02/03(Mon) 14:34:24 |
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