19:48:35

人狼物語 三日月国


168 【飛び入り歓迎】Hospital of Delusion ー妄執の病院ー【R-18RP】

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【人】 千早 結



 ──はじまりの日──

   
[特別個室の来客用テーブルは用紙や色鉛筆を広げるには充分な広さだった。作業に不必要になりそうな椅子は避け、二人で並び作業過程を話し合う。

子供の頃に───>>75
そう口にして、無垢な瞳を手元へ向けるきみに自然と口元が緩んでしまった。

元より多彩なかんばせではないのだけれど、凛とした表情に時折り宿る自然な綻びは小さな蕾が僅かに花開くようで愛らしい。

きみの自然な透明感は、笑顔で以って優しさを繕うぼくの保身を溶かしてくれる]
   
(84) 2022/08/17(Wed) 19:44:08

【人】 千早 結


   

 手慣れ・・・だと思うよ、
 あと思い切り?
 かれんの慎重さも必要になる所があるから
 ・・・ホッチキスとか、
   

[過去のことなので話す事もないのだけれど、血筋もあるため手先は器用な方ではある。とは言えコピー用紙のわずかな段差をガイド線にしている手前時折脱線もしているのだが。

こわごわとゆっくり線を引くきみの仕草は、出会った当初を思い返すと、綻んだ口元が歪にゆがんでしまっていたかもしれない。笑いを堪えている顔とも言う。

悔しさをこぼすきみが拗ねてしまうのなら、
あやすように背後から手を添えて共に線を刻んで行くだろう>>75]

   
(85) 2022/08/17(Wed) 19:44:21

【人】 千早 結


   

 ・・・なるほど・・・?最高じゃない?
 
   
[元よりやりたい事必要な事を優先し、優先度の低い物事は効率的に後回しにしていた人間だった。
   
修学過程を期間内にクリアした者にとって無意味なレビューを繰り返す夏休みの宿題が及ぼす費用対効果の悪さ、という作文を提出するほど

社会、世論、マジョリティマイノリティ、一般的、当たり前、という言葉で一括りにする「枷」を嫌う人間なのだと伝える>>76]

   
(86) 2022/08/17(Wed) 19:44:44

【人】 千早 結


   
   
 「自分の意思」で決めるということは、
  誰のせいにもしないという事、だと思う
  それでもぼくがだらしなかったら、
  かれんの意思で、ぼくを叱って
   

[もちろんコーヒーが飲みたくない日は、
べつのものを作ったりしようよと提案し。

無理はせず、けれど互いを尊重し合い、
二人で話し合っていこう、と小指を立ててみた]

   
(87) 2022/08/17(Wed) 19:45:08

【人】 千早 結


   
───8月17日から始まるカレンダー──
   
   
[一年分の枠が出来たら>>78
数枚先の用紙を抜いて何かを書いている。
「特別な日」なのだと訴える相貌は、大きな主張を大切そうに書き込んだ>>-174]
   
   
 ・・・先に書くの、
   
   
[今は忘れていなくても、「その日」がいつだったのか曖昧になる日もくるかもしれない。忘れたことすら忘れてしまう。永い刻を過ごすという意味をきみが教えてくれたのだ。

それと同時に、永い刻に身を委ね自らの刻を手放していたきみが、ぼくのことを慮ってくれる事に胸が満ちていく気分で。言葉は感嘆に飲まれてしまい続きを止めたことで、きみを不安にさせてしまったのかもしれない>>78]
   
(88) 2022/08/17(Wed) 19:45:57

【人】 千早 結

   


  いや、天才だなって
   
   
[普段はゆるやかな面持ちだと言われるぼくだけれどこの時は真面目な顔で、シーツを取りに向かうきみに向かい信頼と尊敬の念を手向けた。
   
ぼくの言葉を受け取ってくれたからだろうか、
不安そうなきみの面持ちは気恥ずかしさを孕むものへと変わるように見えて>>L10

未だ言葉の意味が飲み込めないようなら、
ふわりと白い花弁を散らすような仕草のきみを抱きしめよう>>80]
   
(89) 2022/08/17(Wed) 19:46:28

【人】 千早 結

   
   

 かれんは天才でしょ!
 そしてかわいい、だいす───
 ワンピース大好き・・・
   
   
[ううんん、と言葉尻を隠すように頸へ流れるきみの黒系に顔を埋める。潜めたはずのことばを思わず口走りそうになり、その行き先をワンピースへと昇華した>>2:-95>>2:*48

密着をしていてはぼくを満たしてくれるきみのXXを受け取ることが出来ない。両腕で肩を抱き向き合うようにしてきみの姿をじっくりとみる]


 ・・・うん、似合う・・・、
   
   
[白いロングスカートのようにふわりと揺れる華やかさは、きみの涼やかな相貌と艶やかな黒系を際立たせていて眩しさすら感じる。

「患者」としてのきみが、「ひとりの女の子」として生まれ変わるような気がした。ぼくへと踏み出してくれる一つ一つの変化を取りこぼしたくなくって再び抱きしめた]*
   
   
(90) 2022/08/17(Wed) 19:46:59

【人】 千早 結



   
[その後、
枠と日付、そして互いの「大切な日」を書き記して。

絵も描こうと二人で色鉛筆を持ち、季節の花や風景や、好きな(好きだった)ものを書き加えて行っただろう。

きみはぼくの絵を褒めてくれもしたけれど、動物だけはなぜか壊滅的な出来栄えになる事がバレてしまう。
   
お互いの知らないことで笑い合い、
満たしあう日々はまだまだ溢れるほど続くのだろう]*
   
(91) 2022/08/17(Wed) 20:05:20

[だが、そんなのは………

         もう、"どうでも良い事"だ。]

[───"想い"。

お前隆史の色に染まりゆく事を
己は拒みはしない。
寧ろ、其れは悦びとすら感じる。

そして己は、お前隆史をこの鳥籠の中へ
永劫、閉じ込め続けて行く。]


["記憶過去"は、お前現在で埋め尽くされるのだから。*]

【人】 千早 結

   

 ──うつつの世──

   
 
  かれん、もういいよ、目を開けて
   
   
[壁にかけられたカレンダーの日付は、
0年12月24日を示している。

この夏の出会いを始まりとしてきみと創り上げた羅針盤カレンダーは、どこかの世界の西暦を捨てぼくたちの紀元を記していた。

今日はぼくの誕生日だ。

昨夜から二人で仕込んだ手料理が並ぶテーブルには、調理場から借りてきたパスタ鍋がワインクーラーの顔をしてステンレスぶりを発揮している。もちろんここにはアルコールはない。シャンパンに見立てた炭酸ジュースのペットボトルが誇らしげに氷の中で揺れている(ラベルは剥がした)]
   
   
(119) 2022/08/18(Thu) 9:57:15

【人】 千早 結

   


  長くなっちゃったね、
  ずっと立っていて辛くなかった?
   
   
[ドレッサーに簡易裁縫セットを置き仮縫の糸を引き抜き布音を鳴らす。至近で鋏や針を使うときみを怖がらせてしまいそうな気がして、支度を終えるまではと目を瞑ってもらっていた。

リネンにドレープを施し君の体に合うよう巻き付け留縫を終えた白いドレスは、きみの白肌をより輝かせているようだ。この時ばかりは胸の虚ろも照れて隠れてしまっただろうか。

括らずに三つ編みをしてからゆるくピンでまとめたアップの黒髪には、レースのカーテン生地で作ったコサージュを飾った。

完全に自分好みの「形」を押しつけてしまってはいないだろうか。目を開けたきみの反応を待つ。すこしどきまぎとしている]
   
(120) 2022/08/18(Thu) 10:15:57

【人】 千早 結

   
   

 ──別の世界の話──

   
[とある地方の美術館で、とある画家の個展が開かれていた。チケットやポスターに書かれている肩書きは現代アーティスト、ジャンルはインスタレーションとなっている。数ヶ月をかけてさまざまな地域の美術館で開催されている近年注目を浴び始めた日本新鋭アーティストの一人だった。
   
>>32芸術大学やデザイン専門学校短期大学の学生たちも多く足を運んでいただろうか。毎度会場にアーティスト本人が赴くことのない規模の個展なのだが、この年の開催は少し変わっていたという。

それは会場のあるひと区画にだけ、彼女の作品ではない無名の抽象画家の作品が飾られている事だった。作品の展示名も作者名すらない油絵が数点、そして特に目を引く中央に飾られた一点は「未完成」のままであった。

余談だがどの美術雑誌のインタビューに於いても、この作品類については個展の主催者ならびにアーティスト本人ですら、ノーコメントを貫いたという]
   

   
(134) 2022/08/18(Thu) 21:29:39

【人】 千早 結



[直射日光を避けてはいるがそれらは天窓から差し込む自然光の中未完成のまま展示されている。
   

   
  雲ひとつない空とも、海とも言い難い
  青い、青い、一枚の油彩画が>>2:118
   

   

学生達や来客の意見は様々であっただろう。なぜこんな見合わない作品が?誰のもの?何のために?それともこの配置そのものが現代アートの一旦なのか。様々な憶測が飛び交ったかもしれない。
   

美術館の入り口に翻る垂れ幕には
『千早 要』〜未来を歩いていくいのちたちへ〜 
というアーティスト名と展示のコンセプトが翻っていた]*

   
(135) 2022/08/18(Thu) 21:32:22

【人】 千早 結

 

[少しずつ、ぼく生がきみの虚を埋めていく
代わりにきみの抱えた過去はその存在を失って行くだろう

死を選んだ行為がやむ得ないものであったとして、それがきみの中の正しい行いであったとしても。それでもきみを縛った過去そのものはゆるすつもりもない。ぼくはきみの虚を埋めて過去を消す

きみの伸ばす掌が死を誘う希望なのだとしても。ぼくの心臓はきみの虚を消し去るまでは止まることはない>>127


ぼくの遠ざかる心音はきみのいのちに近づいていくバージンロードのようなものなのだ

生と死が二人を分かつなんて誰が決めた?
生と死こそがぼくらを繋げる絆になるのだ>>128]
   
(139) 2022/08/18(Thu) 23:12:42

【人】 千早 結




 ──0年12月24日──
   
   
 もちろん。だからさ、ふふ
 

[>>130困惑したような、それでいてしげしげと自身の姿を確かめるようなきみの仕草に、そしてぼくが特に好む髪型だと気づくきみの言葉に

ぼくは溢れた満面の笑みと共に、すこし含んだ嬉しさの漏れる声音で答えた>>131]


 ぼくの誕生日だからね
 今日のきみのすべてはぼくのもの、ってこと
   
   
(140) 2022/08/18(Thu) 23:13:26
   
   
[もちろんいつものきみも、どんな姿をしているきみも愛しい。なにより見目を飛び越えて君が見せてくれる一つ一つの表情や反応を慈しんでいる。それでいて、ぼくが思いも付かない事を提案してくれたり、ぼくが言えなかった素直な言葉を紡いでくれるきみだからこそぼくもどんどん変化していける。

とはいえ男の性とでも言うのだろうか、好きな子の華やかな姿というかドストライクという好みのゾーンが存在する事も事実で。

そしてそんな今日のきみをぼくの手で、その、あれこれしたいという不穏な欲があるのも確か]

【人】 千早 結



   
  ───わ、え、すごい
  まるでシンデレラじゃん!
   

[>>132いや違う、そうじゃないんだけれど。パーティに着て行く服がないような自分にきみが施した魔法のような仕草に思わず口に出た例えがそれだったのだ。

感動と自分の言った言葉に思わず笑ってしまったあとで、改めて君に向き直り襟をただし、きみが贈ってくれるせいを祝う言葉に破顔した>>L15]

   
(141) 2022/08/18(Thu) 23:14:31

【人】 千早 結


   

[購買にあった雑誌などを見て二人で作った食事が並ぶテーブルへ、君の手を引きエスコートをする。


向き合う形で席に着き、スパークリングの赤ワイン風炭酸飲料
(中身はファン○グレープ)
を注ぐ

グラスを渡すふりをしてきみが差し出す手をとれば
乾杯の前に少し静止して。ぼくはポケットから取り出した箱もない質素なリングをきみの指に滑らせるだろう]

   
(142) 2022/08/18(Thu) 23:24:12
[そんな彼が「ぼくのもの」と言った。
 その裏に潜む欲を掬いとることはできたか。
 察せずとも、彼の熱を知っているこの身体は
 勝手に背中の中心に甘い痺れを走らせる。

 彼と過ごした半年は、彼に拓かれ、
 多くを知られた日々でもあったから。

 毛先をつついた指先が微かに震えたことは、
 私を見ている彼だけが気づけることだ。]

【人】 千早 結


   
 わ・・・よかった・・・ぁ、
 作ったのはね、髪飾りを縫ってて、
 ほら、何度か途中トイレに行った時
 へへ、隠しててごめんねぇ
   
   
[一瞬、ふつふつと漏れるきみの「本音」が先に出たことによりあまりのかわいさに唇が下弦月のように歪みそうになる。本能的にここで笑ってはいけないと自制を取り留めた >>152

離れている時間がどこにあったのか。
それはコサージュを作りながらいくつかのまち針を袖につけていた時。鋏はきみの目に触れないようにしたくて、席を立つ時には机に置くか背側のポケットに差し込んでいた。ビーズや糸も同じ要領で。

二人の生活の中、僅かな間だけ離れ離れになる場所と言えばトイレくらいだっただろう。一緒に入りたいと言われれば断る事はなかったと思うけれど、ようをたす時だけは彼女なりに気を遣ってくれていたのかもしれない。

それでも少し長居をする時は、お腹の調子がわるいのかなぁ、などと時間を引き伸ばしていた事は素直に謝った。

それ以上にぼくはきみの素直な感情が愛しくって、笑みの残りをへらりと隠せず漏らしてしまった]

   
(155) 2022/08/19(Fri) 1:43:09

【人】 千早 結

   


[きみの左手の薬指に通したシンプルなリング。

プラチナやゴールドでもなければシルバーですらない。なんだか結婚指輪として贈るにはもっと出来の良いものを時間をかけて作る方がいいのかなとも思ったのだが

きみの喜ぶ顔がみたくて、そして誕生日のプレゼントを渡してなかった事に気づいて勢いで作ってしまったのだけれど───

そんなぼくの杞憂すら吹き飛んでしまうくらい、きみは大切な宝物を守る子供のように、無邪気に、素直に世論でくれる>>153
   
いやいやと首を振り、宝物を隠そうとするような仕草がひどくかわいくって、他のものになど変え難いと必死に訴えるような声音が愛しい。


一生懸命に気持ちを返してくれようとするその心に救われるし、うっとりと手元を見つめる熱をたたえた瞳には、ぼくの胸こそ熱くなる]

   
   
(156) 2022/08/19(Fri) 1:44:38

【人】 千早 結



   
[愛しい、愛してる、大好きだ・・・そういった気持ちを心の中で噛み締めぼくの手をとるきみの掌に重ねる。

   
>>*30欲を震わせる熱も、
心を満たす熱も、
何気ない日々の中で感じるあたたかな熱も、
ふつふつと湧き出る自然な不満を孕む熱も、
   

その全てを包み込むようにきみの手を握って、その手の甲に口付けをした]

   
(157) 2022/08/19(Fri) 1:46:00

【人】 千早 結



   いつも貰ってばかりだよ・・・
   
   
[繋いだ掌を、親指の腹ですり、と撫でて
少しの間考えたけれど答えは出てきそうになかった。

>>157教えてと真摯な瞳でねだるきみにグラスを渡し、
少し考えるね、と前置きはしたのだが何もないと言うのもきみの好意を無碍にしそうで悩ましい。


きみの体もこころも、そして互いのいのちすら
ぼくのものできみのもの。これ以上に望むものがあるだろうか。乾杯をしてからもやっぱり思いつくものが浮かばなかったので、結局ぼくは一つのお願いだけをした。

きみは不服な顔をするかもしれないけれど]*
   

   
(158) 2022/08/19(Fri) 1:56:42

【人】 千早 結


   

 ──少し先の話──


[いつかきみと名前の話をしただろうか>>1:140>>1:141

どんな漢字を書くの?という素朴な疑問で始まったから、傷を思い返すものでなければ良かったのだけれど、
  
もし虚を広げてしまうような事になれば、話を聞いてより深く慈しむ事になったかもしれない。でもぼくがあまりきみの過去を訪ねないのにも理由があるんだ。

それを聞いてしまうと純粋にきみの虚が深くなる気がしたから。それに何よりぼくがきみの過去を許せなかったり、嫉妬してしまったりしてものすごく怒ってしまう気もしたから。二人して怨霊化してしまうと過去ばかり見てしまうから]
   
   
(159) 2022/08/19(Fri) 1:58:10

【人】 千早 結

   
   
[きみにはぼくだけを見てほしいから、
ぼくは見ないふりをする。
   
だってそれよりも大切な事があるでしょう?きみの良いところ、きみのかわいいところ、きみの美しいところ、きみの弱いところや強いところ、もっともっと、数えきれない程。

ぼくは過ぎ去ったきみの過去せいのことより、を生きるきみの事が知りたかった。

だからといって、きみを「死んでしまった」思念の残りのように捉えるつもりもない。

だからぼくはきみが眠らなくても、疲れなくても、きみの虚を埋めるためにぼくのいのちを与え続けるんだ。

きみとぼくのすきまを埋めて行くように]
   
   
(160) 2022/08/19(Fri) 1:59:06

【人】 千早 結

   
   
  花、に蓮、かぁ、
  逆さにすると神様の花になるね
  極楽浄土・・・天国を象徴する花とも言われる


[蓮華や睡蓮といった同様の花を挙げたり、蓮には無駄になるところが無いんだよ、などと蘊蓄を話して]

   
  ぼくは特に香りが好きだな
  ほのかに爽やかで優しくって
  でも、蓮の花の香りを確認するのは
  大変なんだ
  実はぼくもロータスフラワーっていう
  フレグランスしか知らないんだけど

   
[何せ深い池、しかも根は泥の中に深く張り、花まで近づき香りを直接確かめるのは大変だと笑って。
そして、隣に座るきみの首筋に鼻先を寄せる]

   
(161) 2022/08/19(Fri) 2:00:19

【人】 千早 結



  ふふ・・・でも、直接香る・・・
  甘くて、優しくて、涼やかで
  花開く時にはふわりと綻ぶんだ
  きみにぴったりの名前だと思う

   
[きみの名前の由来は知らないけれど
ぼくの「花蓮」なのだと知らしめるように
うなじのラインに沿って口付けをした]


     かれん、ずっと、
     ぼくにとっての、天獄でいてね
     ぼくはきみを離さないから
     
(162) 2022/08/19(Fri) 2:01:13

【人】 千早 結

     


[>>150いつ何時もきみが離れる事はない、それを知りつつ何度も確かめる。きっとこの先何度も何度も、それは二人が満ち足りる日が来ても確かめ続けるだろう。ぼくはきみが思うより、ずっとずっと貪欲で強欲だから。ぼくが満ち足りるまではきっと永遠に確かめ続けるのだ。

   
>>158あの日お願いした、
何度聞いても、永遠に、「離れないで」と願う言葉に
「離れないよ」と返してもらうという約束プレゼント
きみは些細なことと納得しなかったかもしれないけれど。
ぼくにとっては儀式めいたものなのだから。
   

因みにぼくの名前の意味は
ばらばらであったものをひとつにする、
という意味なのだけれど、
言葉にする必要はないかもしれない]

   
(163) 2022/08/19(Fri) 2:05:06
 




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