16:22:36

人狼物語 三日月国


168 【飛び入り歓迎】Hospital of Delusion ー妄執の病院ー【R-18RP】

情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


【人】 四谷 隆史

[我が子を堕胎することを決めても
その結果心を病んだ恋人が自殺しても
死を身近に感じる、ということはなかった

苦しむ声は知っている。流した涙を知っている
それでも子であった残骸は目に触れることないまま
処置室より処理室へ運ばれていったし
女の死を知ったは翌日の学校であったから

       
――それは遠い出来事のようであった
   見ないふりができた

じゃあ、今は?

闇に飲み込まれ連れ去られるを見るは二度目
自分の目の前で人は消える

瞳があった、と思うは錯覚か>>1:155

見られている。なんて自意識過剰か
何せこちらからは遠すぎてそれが本当に
此方を見ているかどうか、なんてわかりはしないのだから

それでも肌を撫でる強烈な死の気配が
己の混乱に拍車をかけたは確かであった]
(0) 2022/08/13(Sat) 7:18:32
[死にたくない怖いお願い一人にしないで
廃病院で出会っただけの人らへの精神的依存
こんなの知らない分からないとの現実逃避

色んな感情を綯交ぜにして、
蹲り絶叫する己に注がれるものがある

視線であろう。或いは気配であろうか
怖い、見ないふりして耳を塞いでしまえばいい
なのにふと、一瞬だけ顔をあげてしまった


 みてしまった


どうして、それが笑んでいるようだ
なんて、思ってしまったのだろうか

ああまるで許されたみたいに!
―――そんなことはありえないというのに
]

【人】 四谷 隆史

  
ごめんなさいごめんなさい許して楽にして


[魅入られた、というわけではない
死の色だけが蹲る己を撫でた

――それだけのはずだった。*]
(1) 2022/08/13(Sat) 7:22:21

【人】 四谷 隆史

[あの怪異に連れ去られた影はきっと、チハヤさんだった
そうでないかもしれない。でも――
そうではない可能性の方が低いことはわかってた

指摘で、認めなければならぬ現実を知り
不安定な心は更に追い詰められる>>1:162

怖い、こわい。苦しい、悲しい、痛い
――俺の隣に座ったセキさんが肩を抱き
とん、と隣に引き寄せた

触れる彼はまだあたたかい
”人”であるのだと

ああ、セキさんはまだ生きてる。
まだ、大丈夫だと思えば自然、張り詰めた弦が緩むように
少しだけ落ち着きを取り戻す。]
(3) 2022/08/13(Sat) 7:39:13

【人】 四谷 隆史

[絶望や恐怖に飲み込まれそうな所を
何度も助けてもらっていた。

だからこそ、自分の精神的な脆い部分を
死を望んでいると知ってはいながら
自分は彼に依存していることに気づいていなかった

セキさんがいるなら、まだ大丈夫だ、なんて
迷惑以外何物でもなく
それを心の支えにすればいつかなくなるものだと知っていても
もしかしたら。このまま怪異がみつからなければ
この世に留まってくれないか

なんて甘い考えを持っていた。

  だから。

その微かな囁きに目を見開いて]


            セキさん?


[希望というものは、絶望への呼び水である
希望を抱かなければ、人は
絶望というものを得ることはないのだから]
(4) 2022/08/13(Sat) 7:39:42

【人】 四谷 隆史

[彼は生きろと己にいう
どんなことがあっても。何があっても。
生きて苦しむことを願われる

逃げることをするなと告げる言葉は
罪に向き合い続けろという

――それがどれほど、苦しくても。]
(5) 2022/08/13(Sat) 7:40:14
[ふと、嫌な予感がしたのだ。
頭をぽんと、手が撫でて、それから]

     (それから?)

【人】 四谷 隆史

[振り向いた時には――……>>1:167>>1:168]
(6) 2022/08/13(Sat) 7:40:49

【人】 四谷 隆史

[彼の掌から流れる血。
少し埃を被ったシーツに、染みこんでいく赤

俺は悲鳴すら上げられないまま
隣で刃を握る貴方を見る>>1:169]
(7) 2022/08/13(Sat) 7:41:46

【人】 四谷 隆史

[はくり、はくり。
息ができないようだ

――ふらふら、と。まるで夢遊病患者みたいに
その手をとろうとするだろう。
叶うなら、刃を遠ざけてそれ以上傷つくことはないように

無理ならせめて、血を止めねばとその手を握ろうとするだろう
血で汚れるのも厭わずに]


 セキさん、せきさん。


[顔色はもはや青を通り越して真白
譫言のように名を呼び、それを止めようとする

――手当しなきゃ。どうすればいいだろう

ぱたり、ぱたりと涙を零しながら*]
(8) 2022/08/13(Sat) 7:42:24


   
[ぐちゃぐちゃと音を立て、彼女の腹の内をかき混ぜる。
冷ややかな身体を抱きしめて、名前を呼んで。
互いに貪るように繋がりを深め、最奥に何度も契りを打ちつける]

   
  ・・・かれん、はぁ・・・、かわい・・・
  

[至近の瞳は胡乱を称え、彼女はうっとりと微笑んでいた。
はくはくと蠱惑的に漏れる吐息ごと、溢れるぼくの名前に口付けをした。

名前を呼んで、欲するままに与え合い奪い合って、
それでも、彼女は
(ぼくは)

互いの本質を分け合う事はできない、そんな気がした

あまりに近すぎるのに、あまりに遠くて、
欲しいのに、手にすると壊れそうな、
輝きのように思えた]
   

四谷 隆史は、メモを貼った。
(a0) 2022/08/13(Sat) 7:58:06


 ── 名もなき病室 ──
   

   
[目覚めた時は一人だったか、意識は保てているが記憶の混濁が激しい。ズキリ、とこめかみに走る痛みを抑えて身体を起こした。

生を全うし寿命を終えた夢が真か。怪異を貪り半ば人ならざるものに近づいた現が真か。鼓動は変わらず時を刻んでいるのに、意識がふわふわと定まらないのだ。自分自身の存在がひどく曖昧になっている気がする。

黒いシャツにかけられた黒いカーディガンを羽織り直し、ふらふらと部屋を出るだろう]


  ・・・ぼくは、何を・・・
   誰を?探していたんだっけ
   
   
[何を、探していたんだったか。
生と死の狭間で、部屋に満ちる甘い香りは柔らかに思考を溶かして行く]*
   


[誰が
した?

      それは、"俺"だと───家畜は言った。]

[俺の持つ、このナイフ刃物

     "俺"が、
した───両親アイツらを。]


  大丈夫、きっと呼んでくれるよ
   

[不安そうに漂う泡沫をよしよしと撫でて、
(もしかしたらそんなものはないのかもしれないけれど)
]

   おとうさんがきみに気づいてくれたら、
   「大丈夫だよ」って、笑ってあげてね


[おまじないの言葉に、頭痛の種ほどの力はないかもしれないけれど、四谷くんの枷が少しでも解けますようにと願いを込めた。誰かに甘えて、自らを晒してしまってもいいんだよという夢を込めて。

ぼくを探してくれてありがとう、の感謝を込めて]*
   

【人】 四谷 隆史

[血を流す姿を見て、呼吸が止まりそうな心地を覚える

己が血で汚れようが、セキさんから流れ出ようとする命を留めたかった。
死んでほしくないから。生きていてほしいから
それが彼の願いに反しているとしても。

――自分の我儘であった。
喪いたくない、と願ったのだ。

もう二度と――……]


     (音がする。金属が床とぶつかって
             硬質な音を奏でている)
  


 ――……。

[セキさんは何故だと、問う。
当然だ。死にたいと明かした自分をこの世に留めようとしているのだから。]
(40) 2022/08/13(Sat) 19:49:26

【人】 四谷 隆史

[いや、それだけではなかったのだろう>>17
俺の涙の理由を問う貴方は
何処か困ったような、心細そうな様子にも思えた。

俺は泣いてぐしゃぐしゃになった顔でセキさんを見た。
教えてくれと問う貴方は。


俺が泣くから、死ねなかったという。>>20]


 ……当り前じゃない、すか。


[しゃくりあげながら、言う。
今手放せばもう二度と手に入らないかもしれないと
怪我をしている彼の手を持ち上げ己の濡れた頬に触れさせようか
涙でその血を洗い流せたらいい
ここに貴方の生を望む人がいるのだと知って欲しかった]
(41) 2022/08/13(Sat) 19:50:17

【人】 四谷 隆史

 セキさんに死んでほしくないから、
 生きていて、欲しいから。*
(42) 2022/08/13(Sat) 19:51:19
四谷 隆史は、メモを貼った。
(a10) 2022/08/13(Sat) 19:58:35




  知ってるでしょ?
  人間はいずれ100%死ぬんだから
  急ぐ必要もないんだって
   
   
[少し意地悪な笑みで、彼女の言葉の音を辿った。


救えたはずの彼女の過去を悔いても、
今のぼくには取り返せない。
彼女の生きた苦しい境遇を、
同じ怨霊や境遇の者たちのように
一片でも共感することはぼくには出来ない。


それなら、今から生きていられるぼくの時間をつかって
新たにできることを増やす方が、きっと建設的だろう]


   ぼくは、かれんのことをもっと知りたい。


   



   
  外には出られないのかな・・・
  こんな所でデートだなんて
  ムードが足りない。

  お腹もすいたな
  個室で何か作っちゃう?

[お金持ちが入院する一人部屋なら、きっと生活設備もあるのではないかと考えて。彼女のお腹は空かないのだろうけれど、お腹が膨れるぼくをあとで食べれば結果彼女の飢えも満たされるだろうと安易に考えて。

彼女が嫌がらないのならその手を取って病棟を移動し始めるつもり。

(他の怪異に出会うとどうなるのだろう)
]**

[それと同時に、負の感情を塗りつぶすよう、徐々に快感が体の内側から湧き上がってくる。
いつか見た悪夢と同じように]


[どうせ死別する相手だ、と
何処か他人事と思っていたのだ。

そう。それは───

他所で起きた事件に、無関心な人々のように。]

【人】 四谷 隆史

[思えば、彼には情けない所ばかり見せている
泣いて、鼻水は出て
悲鳴を上げて、蹲って。腰が抜けて

よくこれで見捨てられないでいた。
――否、隣で死なれかけたので
そこはそうも言えないかもしれないが

それでも今、触れてるセキさんは生きている。
血は出てるし、早く手当しなきゃとも思うし
血があんなに流れたら痛いだろうし。
でもさ。でもさ

……謝るその声がとても痛そうに思えて。
そのことが俺も、痛かった>>56]

(貴方が零した願いを知っていて

 ―――それが嫌だと、我儘を言って
 刃を離させた俺に謝る姿に

 また涙がぼろぼろと零れた)
(60) 2022/08/13(Sat) 22:27:18
[例えば、知らない芸能人の訃報のニュースを見ても
ふぅん、とポテトチップス齧りながら
人というのは聞き流し、数分後には忘れ去るだろう

――でも、俺にとっては、あなたは
知らない人じゃない。
この恐怖に塗れた世界で、手を差し伸べてくれた優しい人
一緒にチハヤさんを探してくれて
俺の懴悔にも、嫌悪も見せずに

……そして、死にに来たのだと告げる姿が
悲しい位に胸を軋ませる人だった]

【人】 四谷 隆史

セキさんが、謝ること、ない、けど
でも、でも。
痛かった。セキさんが死ぬ、かもって
怖かった、怖かったよ……


[我儘な理由なのはわかっている
覚悟をもってこの廃病院に訪れたのだって

それでも]

     (今度は、間違えてしまってはいけない)


[――手繰り寄せたいのだ。
利己的であっても。あなたを喪う恐怖の方が
ずっと。ずっと怖くて、痛い]
(61) 2022/08/13(Sat) 22:28:39

【人】 四谷 隆史

[抱き寄せられ、腕の中。
なら、セキさんの脈打つ鼓動は聞こえるだろうか

――よかった、生きてる。
どくどくって、言ってる。

それに安堵してやっぱり泣いてしまうのだから
俺の涙腺は多分水道のパッキンが壊れたみたいになっている

それでも、よかったぁ、と安心して
漸く頬に血色が戻ってくる

貴方がこれから出会う誰かとも
きっと縁が結ばれていく
その中には俺より強く生きる理由を貴方に
与える人はいるかもしれないけど

それでも最初に結んだこの縁を。生きてほしいと願った自分を
忘れないでいてほしいな、と思ってる
できれば手放さないでほしいなぁとも。

それくらいには俺は、 我儘なのであった*]
(62) 2022/08/13(Sat) 22:33:54
彼女の胎の中で、『私』が震える。
なだれ込んでくる彼女の恐怖が、『僕』を大きくする。
まるで、「赤子が育つ」かのように。
何故そうなったのか、それは『アタシ』自身もわからない。

すくすくと膨れ上がる『俺』に、彼女は気が付くだろうか?*

四谷 隆史は、メモを貼った。
(a19) 2022/08/13(Sat) 23:20:46


[ 黒い影と同調した
どす黒い感情
が、霞む程に。]

【人】 四谷 隆史

[心細さと、また見捨ててしまった恐怖と絶望と
罪悪感に押しつぶされそうに蹲っていた己を見つけ、
声をかけた貴方の瞳はどこか寂しそうな気がした

一緒に探してくれるという言葉に甘えた
其れから探すうちに彼の目的を知って

それから――……]

[漸く、逃げてきた過去に振り向いて
そして現在を逃げないことに、決めたのだ]
(85) 2022/08/14(Sun) 0:47:55

【人】 四谷 隆史

[ぽたぽた、と手から零れる雫は赤く
病室の床と対照的なコントラストを描いている

まるで彼の命の欠片が零れ落ちるかのようで
尚更に怖くて痛みを覚えたのだ

誰かが死ぬのをではなく、
貴方が死ぬのを見たくなかったんだ>>81

心が、触れた場所から伝われば良いのに。]
(86) 2022/08/14(Sun) 0:48:25

【人】 四谷 隆史

[ぽたぽた、と手から零れる雫は赤く
病室の床と対照的なコントラストを描いている

まるで彼の命の欠片が零れ落ちるかのようで
尚更に怖くて痛みを覚えたのだ

誰かが死ぬのをではなく、
貴方が死ぬのを見たくなかったんだ>>81

心が、触れた場所から伝われば良いのに。]
(87) 2022/08/14(Sun) 0:48:25
        (……。)

(そっと、足から手を離した***は

 ふよりとその場所を離れて彷徨う

         軈て生きながら常世を見る

 おとうさんの、おともだちを見つけることになるのだけど

【人】 四谷 隆史

[生きている、いきている
俺も、セキさんも。

それが、よかった。
それだけでよかった。

血錆の香と、触れた場所の温度が
紡ぐ言の葉が、それを肯定してくれるのだから>>83

でも、流石にぐっちゃぐちゃの顔を見られたら
恥ずかしいものではあったのだけど]
(88) 2022/08/14(Sun) 0:49:10

【人】 四谷 隆史

 勿論!
 一緒に……出よう。ここから。

[お前は、じゃなく一緒が嬉しい。だから俺は強く頷く

チハヤさんだって。もしかしたら攫われただけで
まだ生きてるかもしれない。
それがどんなに絶望的でも
死んだ姿を見たわけじゃないんだ

何時、どうやってここから出られるか、ってのはわかんない
それでも希望が僅かでもある限りは探したいのだ。

(勿論、チハヤさんが怪異の女性と触れ合い
 何を思ったのか――何を決したのか
 ってのは知る由もないのだけど)

でもまずは――]

 ……でも、それは セキさんの
 手の手当て、してからね。

[痛いでしょ。って指摘して
……未だに処置室は怖い。どこか他に手当できる場所があれば。
どうしてもなかったら、チハヤさんに処置して貰った場所に行くしかない。

何にせよ。手当の前にまず止血から始めよう。*]
(89) 2022/08/14(Sun) 0:49:56
四谷 隆史は、メモを貼った。
(a23) 2022/08/14(Sun) 1:03:53

四谷 隆史は、メモを貼った。
(a24) 2022/08/14(Sun) 1:03:53

[お腹の中で何かが大きくなる感覚。
それさえも、こんな絶望の中では気になるものではない。

むしろ何かが育つごとに心地よささえ感じる。この心地よさに身をゆだねれば、きっとこの絶望も悪夢も無くなってくれる……そう感じていた]*

[誰がこの
を受け止めた?

        それは───…四谷お前だった]

「やっと、見つけた。」

彼女の上半身に唯一残っていた下着に手が掛かり、躊躇いなく左右へ裂いた。
そうして、彼女の下半身にも腕が集い、服の下にも潜り込んで下着に手をかけ――一息に引き裂いた。

「『アタシ』を、生んでくれる人。
『俺』の、お母さん。」

露わになった秘裂に、そっと口付ける。
体温の無い、氷のように冷たい口づけ。
血色の悪い舌が這う、『僕達』を生んでくれる大切なお母さんを、慈しむような穏やかな愛撫を与えていく。**

【人】 四谷 隆史

 でも痛そうだから……。

[平気だというけど、俺には滴る血も相まって痛く見える
――互いに、互いの傷を慮る中、
傷の痛みに心を痛めるのも互いにかもしれない

拒まれたら俺が平気じゃないと手当しようとしたので
拒まれずに一安心していた>>99

そこにある熱を、慈しむように。]
(108) 2022/08/14(Sun) 12:08:24

【人】 四谷 隆史

[病室を出る提案をする彼に頷く。
家に帰るまでが遠足と昔保体担当のゴリ松がいっていたけれど
それこそ、チハヤさんを見つけたとしても
ミイラ取りがミイラになる可能性はあった

出口……兼、入り口のエントランスまでは少し遠く
他に出入り口が確保できるならそれが良い。


伸ばされた手に、うん。とうなずいて掴む。

2人が去った後の病室にはもう、誰も*]
(109) 2022/08/14(Sun) 12:09:05

【人】 四谷 隆史

―→そして廊下へ ―

[相変わらず、廊下は照明はついているが薄暗いように感じる。
ひかれる手の温かさが、これが現実と認識する鎹のよう]

 ……堕胎室で消えて、
 次に見え、た。多分チハヤさんと思う人が
 ここの廊下、だったから。

 ……確かに、そうかも。

[何が起こっても不思議ではないこの場所
若しかしたら別の所
或いは入口にいたりして。実際どうなのかはわからないけど

と、セキさんに首肯する。>>103

時間の感覚は曖昧で。
随分長いこといる気がするのは、多分少し休んでも
未だ不安と、疲れが体を蝕んでいるからであろう

それでも、セキさんがいるなら大丈夫だと
根拠はないけど、そう思っていた。]
(110) 2022/08/14(Sun) 12:09:18

【人】 四谷 隆史

 う、うん。

[セキさんの傷のない方の手を握り
たっ、たっと暗い廊下を急ぎ足。

足音と、呼気がやけに廊下に響くような気がした
――本当にそれだけ、なのだろうか]
(111) 2022/08/14(Sun) 12:09:34

【人】 四谷 隆史

[僅かにセキさんが耳にした歌>>0:63をもし己が認識したとしたら
あ。この歌知ってるって思うだろう。

あいつと買い物をしてる時に聞いたことがある
確か20年くらい前の懐メロのやつ。
去年有名な歌手がカバーして
そこそこヒットした奴じゃなかったかな。

あいつも好きだった、歌。
――後ろ髪をひかれるような。どこか胸を
掻きむしる、ような

この病棟は未だ夜が明ける気配は見えず
その歌もまた、どこかで>>77愛を唄い


愛する誰かを、まっているのかも、しれない*]
(112) 2022/08/14(Sun) 12:09:50
四谷 隆史は、メモを貼った。
(a28) 2022/08/14(Sun) 12:13:04

   
   
[離れてはダメだとぼくを縛る彼女の闇は心を表す鎖のようだ

時折翳り、困惑を湛え問いかける瞳は、彼女自身を縛る「執着」を意味しているのではないのだろうか

無意識下には気付いているのかもしれないけれど。

少しずつ、少しずつ、
闇の枷がぼくに向けられて行く。
その意味を面映ゆいと例えるのは胸に潜めて]

   


[もっと、心の中まで溶かして
きみのすべての闇を喰らい尽くしたい

なんて

口にしてしまうと
きみはいとも容易く溶けてなくなりそうだから]



 お行儀がわるいかな
 
   
[唇を寄せられるなら、ウインナーを啄むように
彼女と「味」を共有しようと。

拒まれないなら、戯れの甘い口付けを]*

   

まっ……て、いったい何が……

[あれよあれよという間に残りの下着も引きちぎられる。
あらわになった秘裂に彼が口づける。
霊らしい冷たい口づけでも絶望快楽で染まった私の体は、穏やかな愛撫によってだんだんと昂ぶっていき、蜜を内側から溢れ出していく。

なぜこんなに気持ちよくなってしまうのか、霊的な存在に襲われているという恐怖は確かにあるが、それ以上に打ち消すように溢れる快感が私をおとしていく]

(……また、大きく?)

[少しずつではあるが、快楽に飲まれていくごとに、お腹にある存在が大きくなっていくのを感じる。

姉失格となったのに、母になるのかもと思うと不思議な気持ちになりながら快楽に飲まれていく]**

[どこまでなら許されるのかを探るように、
 少しずつ彼の身体に闇を這わせていく。

 一生をかけても手に入ることのなかった
 私だけを見てくれる目が、
 いつ覚めてしまうのかと怯え、縋り、求める。

 これまでの現実がありえないと否定しても、
 彼が育んだ欲が恐怖も真実も塗り潰していった。

 彼がこれまでの人生で知るのなかった特別しゅうちゃく
 命尽きるまで与え続けるのだろう。]

[もっと、心の内まで入り込んで
 あなたのすべての関心を奪い尽くしてしまいたい。

 なんて、

 口にしてしまうと、
 あなたは未練なく旅立ってしまいそうだから。]

[フォークから一房解いて口に含んでは見たが、
 残念ながら味はよく分からなかった。
 飲み込み切れない物体が口腔内に居座る。]

  ん……。

[蝶が花に吸い寄せられるように唇を合わせた。
 途端、彼の感じた味が僅かに染みた気がする。

 いつか、もっと彼の中まで入り込んだら
 味を思い出す日も訪れるんだろうか。
 それは満たされる日が近いことに他ならないけど。


 口の中の物を咀嚼するためか、彼の唇を啄むためか、
 食事でもしているような口づけを贈った。]


  んぅ……ふふ。だいじょうぶ。
  ここに叱る人は……誰も、いないから。

[そう、誰も。私を許してくれない人はもういない。
 あなたの願いを阻む人もいない。

 戯れの合間、離れた唇から擽るような返答をして。
 食事の邪魔をすると理解しつつも首に腕を回し、
 おかわり≠ねだった。]*

溢れる蜜を、舌で舐めとる。
わずかにぬめりを帯びていて、甘やかな味と濃い「お母さん」の匂いが頭の奥を痺れさせる。
氷のような指にお母さんの蜜を絡めて、ゆっくりと、お母さんの中へ差し入れる。
まずは中指、少ししてから薬指、それから人差し指。
緩く抜き差しさせて、お母さんを慣らしていく。

「――いっぱい、してあげる。
『僕達』みんな、お母さんが大好きだから。」

影が揺らめいて、人の形を取り始める。
『私』と同じ見た目の、『アタシ達』。
1人、2人、3人――…いっぱい。

1人が、お母さんと唇を重ねた。
体温の無い舌でお母さんの唇を舐め上げて、隙間に舌を差し入れる。
お母さんの体温を貪るように。

お母さんの両胸にも、『僕達』が群がる。
片方の胸を、『私』の両手で包む。
柔らかく揉み込んでみるけれど、胸の大きさはどのぐらいだろう。
『アタシ』の小さい両手だと、覆いきれないだろうか?

もう片方の胸へと、『俺』が吸い付く。
冷たい舌で先端を転がして、口付けながら刺激する。

――不意に、お母さんの秘裂の上。
秘豆へと、軽く歯を立てた。

「お母さんは、こういう事は初めて?」

お母さんの中に潜らせた3本の指を、大きく広げてみせる。
お母さんの膣内が、外に晒される。

「――うんと、優しくしてあげるから。
安心して。」

履いているズボンのチャックを降ろして、『私』も下腹を露わにする。
――そこは、割れ目も、肉の禊もない、なだらかな腹部があった。
けれど、すぐに黒い影が集まって、肉杭を形作っていく。
大人のそれと比べても遜色のない、黒い先走りを垂らした凶悪なもの。
その先端が、お母さんの秘裂へと添えられる。

「お母さん、一緒に気持ちよくなろう?」

ゆっくりと、腰が進み始める。
お母さんの中に、硬く猛った、けれど冷たい肉杭が飲み込まれ始めた。*




 
  食べたいのかと思っちゃった
  そんなに見てたら、
  ぼくの顔にも穴が空いちゃうよぉ


[濡羽の瞳は食事の様子を余す事なく魅入るようで、その視線の先がぼく自身に向いている事に気づいて思わず顔が赤らんだ

お返しと言わんばかりの「あーん」に対する反応は、絶望と過去への妄執に塗れた彼女とは打って変わり、庇護欲を唆る稚けなさに満ちていた。

ぼくが彼女を満たしている。彼女の生を脅かした過去などすべて塗りつぶしたい。ぼくで満たして全てを喰らい尽くしたい。
与えて与えられて狂おしいほど一つになりたい。

ケチャップの甘みに潜むごく僅かな酸味ごと、食事もそぞろに啄み合う唇は深さを増して]

   



 ・・・かわいい・・・、
 ねぇ、もっと見せて、かれん


[プラスチックのフォークは音もなくトレーに忘れ去られたまま。しなやかな腕に引き寄せられるまま彼女の身体をソファへと沈めた。

彼女の掌にキスをしてパジャマのボタンを自ら解くよう視線は熱を送る。叶えてくれるのならぼくも彼女を見下ろしながら、自らのシャツを脱いで行こう。

頭痛が走る訳でもないのに、喉の奥が乾いたようにぼくの身体がきみを求めているみたいだ]


  腰、浮かせて・・・
  全部見せて。さっきは、暗かったから・・・

   
[あらわになるきみの肌を、ぼくのてのひらが触れて行く。
幻惑の灯りの下で触れる素肌は滑らかで
白く冷ややかだけれど、どこか温かさも感じる気がした]

   




   まだ、のこってるかな、

   
   
[互いに、するりと最後の布地を床に落とした先
素肌を味わう掌は、きみの柔らかな下腹部に触れながら。

唇はキスを離れて顎の裏から鎖骨へと。ゆっくりゆっくり、味わうように胸の膨らみを食みはじめるだろう]*
   

【人】 四谷 隆史

[チハヤさんを探すなら、詳細な館内図があった方がいい。
前に消えた場所……堕胎室を思い出せば
また、肺腑が冷えるような心地を覚えるものの
地図の話題>>124で、漸く自分のスマホを思い出す
同時に、交換したLINEのことも]

あ。ある。見取り図の写真、撮ってた。

……。

[スリープ状態のそれをフリックする
LINEを見るが、メッセージは何もない。]

《いま、何処にいますか》

[……既読もまた、つかない]
(129) 2022/08/14(Sun) 21:16:23

【人】 四谷 隆史

[LINEアプリをスライドで仕舞って
エントランスにあった院内図の写真を
セキさんに見せた

……窓の外は未だ暗く。
朝日の気配も今は遠いように思える

廃病院というなら、ネズミやコウモリといった
不浄な生き物でもいるかとも思うが
それも今のところは窺えなかった。

……まるで、時を止めたまま朽ちていくかのよう]
(130) 2022/08/14(Sun) 21:19:40

【人】 四谷 隆史

あれ?懐メロ…?

[何処かから聞こえる歌声>>77
女の人のもの、だろうか

彼女が好きだった歌だ。とはいえ別の歌手が唄った
リバイバルのものだけど>>112

もう決して戻らぬ日を思い出せば、胸が軋む]

セキさんも……

[聞こえましたか。と、尋ねようとして


硬質な音>>128]
(131) 2022/08/14(Sun) 21:26:54

【人】 四谷 隆史

[手を引かれて、セキさんが蹴ったなにかに近づく。

……小さなそれは]


スマホ、 ……。


[見覚えがある色だ。
LINEを交換したときに見た色だ]


…… チハヤさん、のかも、しれない
(132) 2022/08/14(Sun) 21:29:03

【人】 四谷 隆史

[確か、交換する時に
起動画面を見たことがある

綺麗な、一面の青があった>>118
ちらとだけ見えただけだから、違うかもしれない
……俺の記憶違いであって。]


……。


[触ったそれがロック画面をうつし出す。

綺麗な、きれいな青を]
(133) 2022/08/14(Sun) 21:31:49

【人】 四谷 隆史

[から、ん]




[手の中から滑り落ちる薄い四角は]



[乾いた音を奏でる*]
(134) 2022/08/14(Sun) 21:33:03
四谷 隆史は、メモを貼った。
(a38) 2022/08/14(Sun) 21:36:21

[それは、母親あの女を……
            強く、突き
した時のように。]

[何度も、何度も……
           突き刺し、
り裂いた。]

 
[鮮烈な快楽だけが、
 荒れ狂う痛みを消してくれるのだと思っていた。]
 

[戯れに啄む甘い口づけは深いものへ変わっていく。
 甘酸っぱいソースは瞬く間に彼の舌に攫われて、
 恐怖も不安も痛みも全部彼に塗り替わってしまった。
 腹の底から湧き上がる何かが全身を駆け巡る。]

  ぁ……、 うん。

[彼の手からフォークが離れるのを横目に見ていた。
 今、その手は自身を横たわらせるためだけにある。
 仄暗い悦びが目元を溶かし、笑みを滲ませた。
 右手を持ち上げ、彼の方へと伸ばす。]


  ……おいしそう、だったの。

[穴がないか確かめるように彼の顔へ触れようとした。
 行為においしそうが何を指すかも伝わっただろうか。

 本来持ち得た、あるいは当時出せなかった幼さも
 彼の前では隠すことをしない。
 時折様子を伺いはするも、
 彼が嫌がる素振りを一切見せないものだから、
 満ちる日を遠ざける努力が泡になってしまいそうだ。

 甘えも、妬みも、怒りも悲しみも、恨みさえ、
 己の持つ何もかもを彼に注ぎ、爪痕を立てる。
 希薄さなんて一度だって感じさせたくない。

 顔を確かめた手は、彼の左胸へと下りる。]

[掌を当てることを許されたなら、
 冷たい手が彼の心臓の上に乗るだろう。
 体温も心音もまだ正常に機能していたか。
 己と違い穴は開いていないが、その場所はどこか
 空虚であったように感じられた。]

  ……っ!

[やがて右手は捕らえられ、掌にキスが落とされる。
 名前を呼ばれて、視線で求められて。
 瞳に宿る欲に気づけば身体の奥がじんと疼いた。]

  むすぶ、

[解放された手は胸元へと落ち、ボタンにかかる。
 初めて攫った時の獣のような脱ぎ捨て方とは違い、
 これから成される行為を突き付けられるようだった。]

[上から順にボタンが外れ、
 ワイヤーすら入っていない簡素な下着が現れる。
 何もかも無気力だったあの頃、
 不幸にしてしまった家族から与えられたものだ。

 死んだ時の形がそのまま残っているのか
 パジャマ同様左胸に穴が空き、
 左の肩紐は今にもちぎれてしまいそうだった。

 問うように彼の名前を呼び、反応を見る。
 少し迷うような素振りを見せた後に
 鎖骨の辺りまでずり上げることにした。]

  ……ぜんぶ?

[真白く、冷たい肌が露わになる。
 心臓の位置にはぽっかり穴が空き、
 背中に敷かれたパジャマの白が覗いている。
 そのせいか左胸のボリュームは右より劣り、
 仰向けなこともあってなだらかなラインを作った。

 右もまた決して大きい訳ではないが、
 女性らしいふくらみが顔を覗かせている。

 その肌が熱を帯びることはない。ないはずだ。
 それなのに、彼の眼前に晒された二つの蕾は
 淡く色づくように存在を主張していた。]


  ……ぁ ッ、 むすぶ、 や、

[肌を顕わにする度、褒めてくれるかのように
 彼のてのひらがあちこちを撫でていく。
 それに対する反応すら、灯りの下、
 彼の視界にすべて曝け出してしまい、
 恥じらいに何度か身を捩らせた。

 けれど、ベッドよりも狭いソファでは限界がある。
 彼の手から逃れることなど不可能に近かった。

 結局ふれられ、なでられ、ふるえてないて。
 彼に言われるがままに腰を持ち上げる頃には
 食べ頃の肢体が出来上がっていたことだろう。]

[彼がシャツを脱ぎ捨てたところまでは覚えていたが、
 いつの間にか彼もすべてを曝け出していた。
 力の抜けきった表情で彼を見上げる。

 細身だろうか。肌も生者にしては白いように思う。
 比較対象のほとんどが己に怯える人間ばかりだから
 正確なところは分からない。
 それ以上を考える前に、
 最後の布が取り払われる感覚に意識を戻した。]

  ……あっ 、あ

[温度のない太ももに、何かが触れる感覚がした。
 すっかり出来上がった身体は蜜を滲ませており、
 離れていく布に引いた糸が肌を濡らしたのだ。

 彼の掌が下腹部に振れる。
 いつかの自分と同じように。

 こぷりと溢れた蜜がひと掬い、足の間を伝う。
 目にすることはできないが、
 普段より白く濁っていることは想像に容易い。
 彼の掌の下で、奥がきゅうと締まるのが分かった。]

[死の甘い香りを彼に浴びせる余裕もなかった。
 植えつけた種≠熏。はまともに機能しないだろう。
 それなのに彼がここまで貪欲に求めてくれるのは
 この地に溜まり切った怨念や淫欲のせいか。

 あるいは、]

  ――ん、

[何度だってキスをした。何もかも足りなかった。
 彼の唇が離れると、喉を寂しそうに鳴らす。
 しかし、下へ辿るように唇が滑るのを感じれば、
 感じた肩を跳ねさせることしかできない。]

  あ…… ぅ そこ、

[淡い蕾を二つ咲かせた胸元は期待に震えていた。
 空虚な穴ではなく、放置された食事でもなく、
 白い膨らみに彼の口が吸い寄せられる。
 唇で柔く食まれると、それだけで背がしなった。]


  あっ ぁ、 あ ……ッ

[うれしい。きもちいい。もっとほしい。
 彼に対する欲望で頭がいっぱいになる。
 ひんやりとした両腕で彼の頭を掻き抱いた。
 頭頂部に顔を押し当て、口端から甘い声を漏らす。]

  ね、 ぁっ、 むすぶ 、

[自分の知る、彼の唯一のこと。彼の名前。
 求める時も呼ぶ時も願う時も唱える、
 一生を超えてたったひとつの響きだ。]


  わたし……も、 して…… いい?

[冷たい脛が彼の太ももを撫でる。
 その先にある熱はどうなっていただろう。
 最初と違い、
 彼の欲を追い立てる画策はしていないから。]

  もっと……ぁっ、 いっぱいに…… ッ

[してほしいし、したい。
 奪うだけではダメだ。与えるだけもダメだ。
 お互いにお互いがなくてはならないと
 永遠に縛って、捕らえてしまえるように。

 あの時無意識に零した言葉を
 明確な意思と欲望を持って告げる。]*

四谷 隆史は、メモを貼った。
(a42) 2022/08/14(Sun) 23:20:39




  ぜんぶ。すべてを見せて。
   

[鎖骨の上まで手繰られた下着すらも、長い髪を引っ掛けないよう丁寧に解いてから。白い指先がぼくのために晒してくれた布地を全て取り払った。

彼女の掌が触れていたぼくの心臓は未だ静かに刻を刻んでいる。苦しさや、悲しさや、耐えがたい苦痛から、砕けてしまったようなきみの 「穴」 こころとは対の、
空虚な音を奏でて来ただけのぼくの 「心」うつろ

   
欠けたもの同士だなんて未来予知をしていた存在がいるなんて今は知らないのだけれど


   
きみにだけさらけ出せる寂しさを
吐露するように抱きしめる]
  


   

[髪を掻き抱くきみの腕が心地良くって、ぼくはうっとりと薄い蕾を啄んだ

口腔に含めば甘い吐息が部屋に響く。ひくりと震え仰反る背を逃さないよう、膨らみの曲線から穴の隅迄───触れられる限りきみの柔肌へ舌を這わせていく

甘い声が漏れるたび、名前を呼ばれるたびに、
そこがきみの気持ちのいい場所なのだと覚えるように]

   



  ぁ・・・、ふふ・・・、うん、さわって
  もう、こんなに

   
[下腹を辿る指先がくちりと蜜の溢れる場所に触れると、まだあたたかな滴が掌に伝わる。水音をかき混ぜるように指先をひとつ、ふたつと深めながら

ぼくの欲はひどく熱を持っていて甘えるような先走りで掌を汚してしまう]


   かれん・・・、は、かれ、ん・・・
   、きもちぃ  、いれたい


[満たしたい、満たしてほしい、
重なる言葉に混じる熱は次第に色に染まって。
痛みも闇もなく、ただひとつになっていく]

   




  、ね・・・、あのさ、

   





[言葉にするときみが消えてなくなる気がして言えない、

   
好きだよ、愛してる、


その一言が。


いつかきみの全ての苦しみが満ち足り足りて
消えてしまうその寸前までとっておこうと思う。
きみという未練がなくなってしまったぼくも
共に消えてしまえるように]*

   

【人】 四谷 隆史

[やはり、あの連れ去られてしまった人はチハヤさんだったのだ
なぜ気づけなかったのか。そして、
連絡手段もまた、途絶えてしまった

圏外のままの自身のスマホはポケットの中に
足元が崩れるような心地を孕みながら、
呆然としていたときであった>>137]

……セキさん。

[肩に添えられた手と、かけられた言葉にはっとする
そうだ。まだ、まだ死体を見たわけではない

見たわけではないのだ
……それがどれだけ儚い希望的観測であっても、だ
掌を握る手に導かれ、その場を後にする

俺が手から落としたチハヤさんのスマホは、
セキさんのポケットの、中*]
(151) 2022/08/15(Mon) 2:59:49
[体の奥から滾る欲という熱と対照的に冷たい指や舌で秘裂を弄られれば、熱は冷めることなく逆に強くなっていく。
何かを差し入れ慣れていない中でも、慣らされ続ければやがて拒むようなキツさではなく、咥えて離さないような締めつけへと変化していく。
そうなっていくうちに私も感じる快楽は増していき、ねだるように腰を彼へと押し付けていく]

へへ……もっと、ちょうだい……?

[現実から逃れる快感を得られるならばと、溺れるように求めていると、目の前でさらに不可思議な事が起こった]

【人】 四谷 隆史

ー→病室エリアー

[二人向かう先は病室エリアだ。
地下や精神科病棟を経由し、まだ足を踏み入れたことのない場所。

やはり人気を感じない、音を闇が飲み込んでしまうような廊下を、歩く足音二つ
歩みを進めると、先程聞こえたような歌がはっきり
聞こえるような気がした]

……、

[やはり、あの歌、なんだろう
まるで過去を呼び覚ますような……>>140]

聞こえてた、やつっすね……

[セキさんも聞こえていたらしい。
首肯するが、問うた貴方はどこか表情が険しく見えた]
(152) 2022/08/15(Mon) 3:04:39
ひーちゃんが……いっぱいいる……

[幻覚ではないのだろう。やはり、触れる体は冷たいけれど、口づけや胸への愛撫は現実で。
こちらを優しく、それでいて貪るように群がる彼ら。
それらに応えるように舌を絡めたり、頭を撫でたり、指を重ねたり。

私の胸は小ぶりではあるから、小さい彼らにとっては丁度いいかもしれない]

ちゅ……ん……っ!

[彼らの愛撫を堪能していると、敏感な秘豆を刺激され、思わず体が跳ねる。

初めて?と聞かれれば、他人に愛撫されることとか未経験だったのでコクリと頷く。
まぁ、同じ容姿の子達に囲まれるというのも初めてではあったけれど。

秘裂を広げられ、中をさらされれば流石に羞恥で顔が赤く染まるけれど、それさえも新しい快感の呼び水になっているような気がして、未知の恐怖と一緒に快感への期待も高まっていくのを感じていた]

[やがて彼らのうちの一人が下腹部を露わにすると、突然、彼の体躯には不釣り合いとも言える凶悪なモノが出来上がり、舌を絡めながらもゴクリと生唾を飲み込む。

それが私の秘裂にあてがわれれば、昂りきった体は無意識にこすりつけるように腰を動かしてしまう。

一緒に気持ちよくなろうと言われれば何度もうなずいて、その肉杭から目が離せなくなっていく]

っ〜〜〜〜!

[ゆっくりと、確実に腰が進めば、やがて膜を突き破り奥まで届くだろう。
破った瞬間、私は痛みで顔をしかめたけれど、すぐに快感に飲まれ、彼の動きに合わせて快感を貪るように腰を合わせていく。

もっともっと、この現実から逃れるように彼から与えられる快感を享受していく]**

【人】 四谷 隆史


……!


[聞こえた歌が嫌いだ。と。紡いだ彼は
廊下の窓を叩く
まるで歌を止めるように……或いは掻き消すように。]
(153) 2022/08/15(Mon) 3:06:40

【人】 四谷 隆史

セキさん、手、手の傷また開くかも…

[何度か、叩いても窓はびくともしない
叩く手が傷ついた方ではなかったとしても
振動で開いてしまったら。
慌てる己は、傷口が開いていないかを確認しようとするだろう

だが。問題はそれだけではなくて

窓の外は、闇
成人男性が全力で叩きつけても窓は割れる気配もなく
そこに無傷である違和感。
それに未だ気を遣らないは行幸やもしれない

気づけば、また悲鳴をあげてしまうやもしれないのだから**]
(154) 2022/08/15(Mon) 3:11:49
四谷 隆史は、メモを貼った。
(a44) 2022/08/15(Mon) 3:14:44

 




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