05:46:42

人狼物語 三日月国


29 【2IDソロル+ペア混合】交換日記【完全RP村】

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視点:


【人】 楊 宇静



  わたしジーンみたいなひとと違うよー


[流石に欧米人の様な語感>>45は耳慣れず、手を叩いて爆笑してしまった。
同じ民族、そして同じ国の中にらそういう通り名を持つ地域があるのは知っているが、自分には全く当てはまらない。

だからそのままユージンで良いよ。と答えて、求められるままにスマホを取り出した。

QRコード>>48を読み取れば、新規の欄に彼の名前が出ただろう。画面をむいむいと操作して]

 
(57) 2020/05/18(Mon) 21:01:59

【人】 楊 宇静



[トーク画面に送信しておいた。直ぐ気付くかどうかは彼次第だが、名前はそのままだからきっと見れば解るはず。]


  良いよ、本物の歌が知りたいじゃないから
  ホムラとか、ホムラのお父さんお母さん

  おじいさん、おばあさんとか
  そういうひとの知ってる歌のことが欲しい


[所謂クラシックや歌曲の類いが知りたい訳ではないのだけれど、音大に通っている彼が思い付いたのはそちらのようで。>>49]

 
(58) 2020/05/18(Mon) 21:03:16

【人】 楊 宇静



  わたしに興味あるのはJ-POPだけど
  先生は得意じゃないみたい


[だから、年頃の男子で音楽に興味があるなら行けるのでは。なんて、たまたま暇潰しに声を掛けただけにも関わらず幸運に恵まれたと思う。

事情を説明して肩を竦めてはみたけれど、今はそんなに残念でもなくて。]


  おっ、わたしは良いよ?
  でもわたし行ったら
  ホムラ怒られちゃうかも知れない?

 
(59) 2020/05/18(Mon) 21:04:04

【人】 楊 宇静



[そんなこんなで会計を済ませたところで、穂村が学校に一旦戻る。と言い始めて慌てたけれど。]


  一緒に入っても良いなら
  一回見てみたいよ、どんな場所?

  わたしとてもわくわくする!


[悪い笑みを浮かべた彼>>50と、秘密の企みを共有しようと、同じような笑顔を作って賛同の意を示した。

どうせ今日は授業もバイトもないのだし。
なんてフリーなことを教えたら彼はどうするのだろうか。

兎に角、未知の領域に意識は向いて、もしかしたら。
彼の袖を引いて急かすなどしたかも知れない。]

 
(60) 2020/05/18(Mon) 21:04:35



          ( この話を書くにもなあ。 )



 



 [ ─── 例えば 喉元に 牙が食い込む瞬間、
      足元を掴む、踏みつけた相手の 呪う聲、

  大した血族でもないくせに、
  その日、その日、確かに一度、
  誰かを奪った 代わりのよに、死んでいく夢を見る。

  時折人の手が締め上げてくるから無節操だ。私が!
  毎夜死に続けるとか 、ほんとうに、 ]


 


[ ──人の味を知った獣は、そればかりを食すというが
  毎夜 例えば 見知らぬ誰かの喉元に牙を立て、
  味も知らないというのに“美味い”と想うのならば

  最早獣に近しいと言っても、過言では無い。

  大体、誰とも知らない被害者の瞳は胡桃色で、
  光の無い眼に映る顔を見ている。]
 



     ──今日も、 僕ではなかった。

 



[ いつか、“見知った”顔を夢幻に観たとき、
  きっと映るものは薔薇色の瞳を見開いた 獣なのだろう。]

 



      ( 枕元の日記には、
          濃いインクで一行。 )

 



   [ 喰い殺した獣か、
    絞め殺した誰かが見るのは、
    何時だって 陰る碧の おんなひとりだ。 ]


 



 ( あなたたちを踏みつぶした時、
    きっと私は 獸同然の顔をしていたのでしょう。


   それと おんなじ。
   いっそ全部"おかしく"なってしまえば、
   楽 だったのか、さあ どうだか、知らない。 )


 

 
 
  はじめまして!
 
  このノートを手に取った、そこのあなた。
  私と交換日記しませんか。
 
  私は、この中学の3年生です。
  日記といっても、たまにしか図書室に来ないので
  月1ぐらいで出来たら嬉しいです。
 
  名前とか隠したままで、
  悩みとか色んな話ができたらいいなって思います。
 
  P.S.
  どうか、このノートが先生には見つかりませんように。
 
 

[ノートには、僕が最初に書いた一ページ目。
誰か(ルークだ)が書き足した二ページ目に加えて。
この日、三ページ目が書き足されていた。

書き始めは、一ページ目と同じように。
"日記は本日の日付から始める"という
そんなルールだけは何故か僕の中にあった。]

〇月△日
  日記をつけるのは、今日で二回目だ。
  間が少し空いてしまったのが悔やまれるが、
  日々の仕事や訓練もあるから、仕方ない。
  あれ以降、妙な夢は見続けているから。
  日付が空いたとしても、できるだけ、
  ここに書き残していきたいと思う。
  
  夢はいつも、ぼんやりとしていて、
  はっきり見える場所とそうでない場所がある。
  思い返してみれば今回も、近い場所や一部分だけが
  妙にはっきりと見えるようだった。
  
  最初、そこは、真っ暗な場所のように見えた。
  けれど、目が慣れてくると、
  上の方に開いた、窓のような場所から
  光が差し込んでいることに気が付いた。
  最初に真っ暗だったのは、夢という空間に
  僕がまだ慣れていなかったということだろう。
  
  僕は窓から差し込む光の眩しさに、
  思わず、目元に手を翳した。

  段々と、目が慣れてくる。
  
  色とりどりのガラスでできた、
  ペンギン…?の、ようなものが飛んでいるような、
  そんな絵がそこにはあった。
  
  ガラスで絵を描くなんて、僕は聞いたこともない。
  今まで、どこかで見たことだって、なかった。
  
  誰かに聞こうと思って辺りを見渡したけど
  そこには誰も居ない。……そうだ、これは夢だった。
  近くにある、細長い机や椅子が、
  風化して崩れてしまっている様子も、
  ガラスの真下にある、軍の講義にでも使いそうな
  机のあたりで、誰かが倒れているのも、
  全部、僕の妄想が生み出した、意味のない物だ。

[日記の終わりに、間を空けて。
数行、付け加えてある。]

僕にメッセージを残してくれた誰かへ。

 これがあなたの父親の遺品であるならば
 僕は、あなたにこのタブレットを譲りたいと思います。
 本当は、僕が、誰かに話したくても話しにくいことを
 書き連ねるために始めた日記ですが、
 それは、それです。
 
 もし、譲らせて貰えるのなら
 どうぞ。このタブレットをお持ちください。

 でも……もし。
 もし、いらない、というのであれば。
 できればこのまま、たまに僕の日記を見てくれませんか。
 日々の娯楽の一つとしてで、構いません。

 僕も、今思いついたことで、
 本当に、何故そう思ったのかはわからないのですが。
 僕はただ……誰かに、
 僕のことを知ってほしいんだと思います。
 誰に話す勇気もない、僕の抱えているものを。
 
 前のお返事は、全部読みました。
 謝罪と素敵な曲をくれたあなたになら
 色々、お話しする勇気が出そうだと、思っています。

 追伸。輝く草花を星に見立てて繋いでみましたが
 僕にはセンスが無いようです。

[日記の横に、写真のデータが増えていた。
それを開くと、『夜』の外の風景の写真が映し出される。
ところどころに輝く草花をどう繋いでみたかが
黄色い線で、描かれていた。

それは何か、物を形どろうとしたというよりは
自由に繋いでみただけというようではあったが。

星と星をつないでみる、ということを
十分に楽しんだということは、よくわかっただろう。]**



  [ 問うたこと。
   ほんとうに"そう"だったとしても、
   なんと声をあげるべきかも知らない。

   ……だれにたいする はなし なのやら。 ]


 

いま、このタブレットを使ってくれている、あなたへ


 メッセージを読んでくれて、ありがとうございます。
 そして、タブレットを譲ると言ってくれて。
 けれど、どうかこれは、あなたが持っていてください。

 父は、そうだなあ、
 生前はそれはとても困ったひとでした。
 興味の赴くままに世界中を飛び回り、遺失技術を調査して、
 母に苦労を掛けてばかりで。
 わたしが星のはなしを知っていたのは、父が発掘した本を
 母が読み聞かせてくれたからです。
 けれど、きっともし父なら、
 迷いなく、あなたに使ってもらいたいと笑ったと思います。

 勝手に日記を読んでしまったのに、
 あなたは、わたしのことを気遣ってくれました。
 そして、大事な話を聞かせてくれると。

 わたしは、あなたが誰かはわからないけれど、
 きっと、とても大事な話なのだと思います。

 あなたが何処から来た誰だったとしても、
 きっと、優しいひとなのだと。

 
 夢は記憶を整理するものだと、聞いたことがあります。
 実際に見た光景かもしれないし、
 誰かから聞いた話や、伝えられたもの、
 あるいは本で読んだ情報が、
 再構成されたものかもしれない。

 けれど、きっとそれは、
 夢を見た誰かの心を、映し出すもの。
 妄想が生み出した、意味がないものじゃないのだと、
 わたしは、そう思います。
 
 硝子で描かれた絵も、風化した建物の構造も、
 差し込む光も、倒れている誰かのはなしも。
 “ほし”の話のように、
 何か思い当たることがないかと思い出そうとしても、
 わたしには、わからなかったのだけれど。

 そういう光景の中に一人でいることを想像するのは、
 不思議で、とても寂しい。
 夢の中の話に、このようなことを言うのは
 少しおかしいかもしれないけれど、
 わたしもせめて、そこで話す相手にでもなれたらと、
 そう思ったから。

 だから、せめて、こうして話を聞かせてもらえるなら。
 わたしは、嬉しいと感じるのだと思います。
 ありがとう。

 
追伸:
 今回の夢でひとつだけ思い当たること。
 総司令の色眼鏡は、度の入った偏向のミラーグラスですが、
 遺失技術の応用。
 硝子を加工する技術や絵を描くという発想は、
 わたしたちにはなくても、もしかしたら。


もうひとつ、追伸:
 写真をありがとうございます、
 楽しんでもらえたみたいで、よかった。
 わたしもやってみます、でもきっと、
 センスの点では負けていないことになってしまいそう。

[ 増えていたファイルの写真には、
『夜』の中に輝く草花を繋いだ線が、描かれていて。
 そのひとが、星を繋ぐことを楽しんでいてくれたのだと、
 伝わり来るようだった。

 もうじき見張りが帰ってきてしまう、
 あまりたくさんのことを書いてはいられない。
 だから、急いで外の、明るくなりかけた空を撮って。
 目を凝らせば見える、草花の明かりの名残を、線で結んだ。
 そうして写真を隣に一枚増やしておいた。

 浮かび上がってくる線は、実に不器用で
 絵心がないのがよくわかるものだったろうけれど、
 形はなんとか伝わるだろう。
 一羽の、ぺんぎん。

 タブレットを戻し、
 ぺんぎんと共に見張り台を去りながら思う。
 あの記録の主の夢が、父から聞かされた話と
 何処か呼応するものがあるというなら、
 何か役に立てる話は、出来ないだろうか。
 今日は時間がなかったけれど、わたしの知っていること、
 もしかしたら、聞くだけでも良いのかもしれないけれど。]



       [ 数歩後ろに付く君に。]

 




      [ きっと はじめて、彩られていた。 ]


 

【人】 楊 宇静



[用事があるわけでもなかったし、門の前までは行ったこともないので、もっと距離がありそうな気がしていた学校は、案外近くから入れたようで。>>172]


  へー、ここから入れるのか
  どこから入ってるんだろうと
  いつも気になってたよ

  わたしはここはまだ公園と思ってた


[物珍しげに門の造りや、周りの風景を落ち着きなく眺めながら、そんな感想をもらして。

いよいよ敷地の中に入れば、やはり宇静にとっては未知の領域。読めないながらもポスターに目を奪われたり、見たことのあるような気はするものの、それが何だったかまでは思い出せないような肖像画に首を捻ったり。>>174]

 
(224) 2020/05/20(Wed) 0:12:18

【人】 楊 宇静



[それでも穂村から離れて迷子にならないように、少し間が空くたび、少し歩調を早めては詰めての繰り返し。

やがて、色んな音が混じり始めた>>175なら、ほう。と息を吐き出して、目を見開いた。]


  すごいね、音の波みたいだ
  いっぱいの違う波が来たり、来なかったり

  でも、いっぱいで楽しいね


[明らかに聴覚を刺激して脳に入ってくるには情報過多で、統一感のない、ともすれば雑音とも呼べるものたち。

それでも、その一つ一つに耳を傾ければ俄に輝く何かを感じ取れて、興奮してしまう。]

 
(225) 2020/05/20(Wed) 0:13:33

【人】 楊 宇静



  わたし楽器はギターだけだけど
  他の楽器の音も好きよ

  もちろん人の歌うのも


[と、更に聴こえてくる音の根源に辿り着こうと、惹かれるままに或る部屋に近付こうとしたなら制止の声。>>176

いまいち彼の言うことを想像できなかったが、そういうものなのだろうか。慣れている人間が言うならきっと間違いではないのだろう。なんて解釈して。
残念。と呟いたなら、すごすごと彼の後ろに戻る。]

 
(226) 2020/05/20(Wed) 0:14:14

【人】 楊 宇静



  わたしここで待ってたら良いのか
  わかったよ、いいこにしてる


[そしてやがて、目的地に辿り着いたらしい穂村にステイと言われてしまえば>>179、流石にアウェイで勝手は出来ないと素直に指された椅子に行儀良く座って待機の姿勢。

ここでだって詳しくは解らないが弦楽器の低い音も高い音もやはり波状に重なって、様々聴こえてくるのだし。

と、見送ってから。
多分それはそんなに時間も経たない頃の話。
スマホが震えて着信を告げたのに気付いて、取り出してみたなら、穂村の名前がそこに見えて。

ふ、と目元を緩めてそれを見た。]

 
(227) 2020/05/20(Wed) 0:14:52

【人】 楊 宇静



[暇潰しがてら、そんな長文を打ってから。
また、意識は壁の向こうでくぐもって聴こえる音に集中してみようか。

それでも時折、自分の前を通る人が物珍しげにこちらを見れば、愛想良く笑って、手を振ってみたりなんてこともしただろうけれど。]

 
(228) 2020/05/20(Wed) 0:16:32


  はじめまして名無しさん
  僕も同じ学年です

  僕でよければ。
  お話聞かせてください



   むかしむかし、とってもえらい男がおりました。
   男は世界一うつくしいと言われる薔薇園と、
   世界一うつくしい妻と、 
   世界一うつくしい娘を持っていました。
   彼はとても幸せでした。
   世界一うつくしい日々を送っていたのです。


    ────……

 



   ある日、彼の妻が重い病気にかかってしまいました。
   お医者様を3人呼びましたが、3人とも、
   彼の妻を助けることはできませんでした。
   彼は悲嘆に暮れました。
   毎日、薔薇園の真ん中で泣いてばかりです。

   流れる涙はやがてちぃさな池になりました。
   ちぃさな池には蝶々が集まって、
   彼の悲しみを聞いておりました。

   「ひとつだけ、おくさまを助ける方法があります。」

   そう話しかけたのは、
   ぼろぼろの羽をした、
   今にも堕ちてしまいそうな蝶々でした。


    ────……
   
 



   「 私の羽を どうぞ使ってくださいな。 」

   「 月明かりに三日三晩照らし、薔薇の花弁と混ぜ、
      おくさまの亡骸に飲ませてあげてください。 」

 



   蝶々は ひとと語れたものですから、
   きっと お伽噺に聞く妖精でもあったのでしょうか。
   羽を喪い、堕ちた蝶々はもう語れませんから、
   今となっては、知るすべもありませんが。

   彼は、妻がいっとう大切でしたから、
   蝶々の言うとおりにしました。
   祈るように、縋るように、
   妻の亡骸の前で待っていました。

 




           [ 首を傾げた。 ]


 




             だれ?



 




    [ "どっち"に対してかも無い、
          雑な こどもじみた落書き。 ]    


**

 
 
──────────────────────────


   今日の自己紹介では 色々とありがとうございました。
   すごく緊張して テンパってしまっていたので
   とても助かりました。

   去年、キーホルダーを落として
   困っていた時のことも思い出して
   渡辺先生はいつも頼りになるなぁと思っています。

   そんな先生のクラスになれて嬉しいです。
   1年間、どうかよろしくお願いする、ます…!

 
──────────────────────────

 

【人】 楊 宇静



  何故?ヤン・ウェンリーはダメ?


[戻って来た穂村>>275を見るなり、先ほど送られた文章の真意を確かめる。
言い付け通り、きちんと椅子に座ったままだったので、見上げて首を傾げる。なんて漫画の様な仕草になってしまったが、気にする素振りなどは見せず。

一番近くから聴こえてきていた音の主がそうである。というのは解ったが、その名前を呼んではいけない。という理由が解らなかった。
何の変哲もない、ただの名前にしか宇静には見えなくて、そこから何の音もしなくなってしまったのは実に惜しい。]

 
(301) 2020/05/20(Wed) 20:47:21

【人】 楊 宇静



  あと、ティドゥやアイドルは何故?


[突然降ってきた情報に振り回されてしまったが故に若干へそを曲げて立て続けに詰め寄る。

それでも。]


  ホムラ、背中大変そう
  わたし一個持つか?

  楽器大事に持つのは出来るよ


[穂村の背負った箱を見たならそう声を掛けるのは忘れずに。]

 
(302) 2020/05/20(Wed) 20:48:00

【人】 楊 宇静



[アコギも楽器のうち。
穂村に通じるようにフォークと答えた>>269ギターを扱うのには慣れているからと申し出たが、さて。

どちらにしても。]


  さっき見た学校のカフェも良いけど
  ここは音楽がいっぱいだから

  わたし何聴いたら良いか困るね


[駅前のスタヴァの名前を再度出して、そこへ連れて行ったなら、いよいよ。

本題を告げるだろう。]

 
(303) 2020/05/20(Wed) 20:48:42

【人】 楊 宇静



  ホムラは、この街の空が
  狭いと思ったことはあるの?

 
(304) 2020/05/20(Wed) 20:51:55

【人】 楊 宇静



[と。

それはたまたま動画サイトで耳にした、日本語の歌詞の一節。母国語訳の字幕と共に、脳裏に焼き付いて離れないもので。]

 
(305) 2020/05/20(Wed) 20:53:29


  ──才能があるんじゃないかい?

 



 [ おんならしく整えた茶髪に、
  歩きづらいヒールを纏って、
  腰を締め上げるよなドレスで身を守る、

  危ない銀は、遊ばないように、隠されて。
  貧民街も知らず、薔薇以外の赤色も知らず、
  
  餓鬼を分別するためにつけられたような名ですら無い、
  そういう わたし であるならば、 ]


 



 [ 羨望じゃあ ない。もしかしての話だ。
  地位だけならまだしもその生活はやめてほしい。

  それに、そこまで考えて、思うのは、
  " だったら此処には居ないのだろう "だけ。

  今だって"運悪く"転がり落ちていなければ、
  ひとつのパンをずぅっと
  食いつないでいたような生き様だったのだし。 ]


 



    ( ……何で此処にいるんだっけ、 )

  [ 己の価値も 好き嫌いも 言うまでも無い。
   月のまあるい 夜、己の赤に塗れた姿から
   そんなこと どうせ、察せよう。 ]


 

[またノートには、五ページ目が追加されていた。
律儀に、日付から始まるあたりで。
今回も、タブレットの所有者の日記から
記述は始まるのだと予想できただろう。
 兎は、自分がこの日記を書いているとばれないよう
 細心の注意を払っていたつもりではあった。
 でも、確定的ではないにせよ―――少しずつ。
 書き手に迫る手掛かりが、零れている。

〇月□日
  誰かが後で見るのだと思うと
  少し気恥ずかしい気もするが、
  僕の残した記録を誰かが見てくれるのなら
  僕は、とても嬉しい。
  
  また、昨日、不思議な夢を見た。
  そこは、真っ白な大地だった。
  白い何かが天から降ってくる。
  伸ばした右手の上に落ちたそれに目を近づける。
  粒は小さく、一見わかりにくいが
  よく見たら、それは六角形の精巧な結晶だった。
  左手で触ったら、熱に弱いのか消えてしまった。

  僕は、どこかへ向かって歩いていた。
  真っ白に見える大地は、白い物が積もっているようで
  ふかぶかと足跡をつけながら、進んでいるようだった。

  やがて、前に何かが見えてくる。
  白いものに半分以上埋もれていたもの。
  見たこともない材質の、不思議な、建築物だった。
  窓だったらしい個所は割れ、
  中まで、白い物で満たされていた。
  
  覗いてみれば、夢特有の靄が晴れて、
  中が良く見えるようになっていく。
  中にある家具らしいものは、
  見たこともない物も多かったけれど
  本や、机など。僕の知る物も多かった。
  見たこともないものの、ほとんどは
  僕が想像もしたことのない、
  遺失技術ぐらい精巧な、機械類だった。
  
  僕は、建築物の中にある白い物から
  人の腕らしきものが突き出たまま
  動かなくなっているのを確認した後。
  腰に下げていた機械に映る数値を見て、
  持っていた"何か"を口元に当て。
  「地点B243、―――汚染は僅か。
   以前の記録よりも極寒。生物の生存不可能。」
  誰かへ、報告をしたみたいだった。

[日記の後に、間を空けて。
前と同じように、日記に比べ丁寧な文章が綴られている。]

僕の日記を読んでくれている誰かへ。

 お返事、ありがとうございます。
 ご両親の話も、色々想像しながら読みました。
 お母上に苦労を掛けてばかりだったそうですが
 あなたがこのタブレットを開いてくれて
 僕の話を読んでもらうことができたのは、
 あなたのお父上のおかげです。
 
 僕が本当に優しい人かは、僕にはわかりません。
 僕は、僕に、遺失技術のことやこの端末のことなど
 色々と教えてくれて、これからも使っていいと
 言ってくれるあなたの方が、優しいと思います。
 
 こんな場所を保管場所にしておいて
 何か言える立場ではないかもしれませんが
 せめて大事に、使っていきたいです。
 
 ずっと、変な夢を見続けているもので。
 今回も変な日記になってしまい、すみません。
 誰かから聞いた話、伝えられた話、と言われても
 お恥ずかしながら、僕は自分から
 遺失技術を学ぼうと思ったことはなく
 夢の心当たりは、どこにもないのです。

 でも、"夢を見た人の心を映し出すもの"、ですか。
 その言葉は、よく覚えておきます。
 何かの手掛かりに、なる気がするので。
 
 そういえば、今まで見た夢はどれも
 夢の舞台には、僕一人しかいませんでした。
 居たとしても、もう動かなくなってしまっていたり。
 遠くの誰かと通信をしていたり、です。
 もし、現実に、夢で見た場所がどこかにあったとしたら
 そこに行く機会が、これから先あるとしたら。
 僕も、一人では行きたくはない。
 僕は、一人残されるのが怖い、臆病者だから。
 あなたが居れば、きっと、先に進む勇気も出るでしょう。
 ……夢の中の、僕が見ている人物は。
 よく、あの光景を一人で居られると、思います。
 
 できれば、あなたのお話ももっと聞いてみたいです。
 あなた自身のお話でなくとも、
 意見……というか、僕の夢について気づいたことや、
 質問などあれば、なんでも聞きたくは、ありますが。
 これは僕の我儘なので、無視してくれて構いません。
 
 ……そもそも僕の話が、現実味の無い夢の話。
 だからといって、僕自身の話をしようとしても
 これは隠し事が多いという意味ではなく、
 話せることなどなにもないもので。
 もし何かあなた自身のお話を頂いたとしても、
 それに釣り合う話はできそうにないのですから。**

 




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