03:29:05

人狼物語 三日月国


108 灰色うさぎと紫うさぎの冬支度

情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


クジマ3人が投票した。

クジマは村人の手により処刑された。

月が姿を変え、新たな一日が始まった。村人は集まり、互いの姿を確認する。
犠牲者はいないようだ。殺戮の手は及ばなかったのだろうか?

優しい光が村人たちの姿を映し出す……。人狼に怯える日々は去ったのだ!

村の更新日が延長されました。

村の更新日が延長されました。

【人】 オルテイシア

[間近に近づけば、表情がよく見える。
触れ合った吐息は、甘く余韻を残して、彼が囁いた言葉に目を細めた。

その言葉から連想させられるものは、もう少しずつ形になり始めている。]


 おじいちゃんとおばあちゃんになっても、
 またここに来て、デートしましょうね。


[もう一度、唇を掠めた。
観覧車の中は二人だけだし、きっと周囲も見ていない。
触れるだけのキスを長く交わして、
額をこつりとぶつけあって、笑いあった。]
(0) 2021/11/13(Sat) 0:39:15

【人】 オルテイシア

[上ってくる間は対面するように座っていたけれど。
観覧車が降りてくる間は、隣り合うようにして座って景色を眺めた。
途中、少し強く吹いた風に観覧車が揺れて、不安にぎゅっと彼の服を掴んだ。
丸い観覧車は、横の揺れには弱いものの、落ちることはなくゆっくりゆっくりと下降していく。

外からは見えない場所で、手はずっと繋がったまま。
次第に近づいてくる景色を名残惜しく感じた。
観覧車というものは、乗ってみればあっという間に時間が過ぎていく。

一台前のカップルたちが降りていくのを尻目に、]


 また、来ましょうね。


[と、隣に並んだ彼と約束をする。
観覧車のジンクスは、きっと此処へ訪れる度に更新され続けていくだろう。**]
(1) 2021/11/13(Sat) 0:39:51

【人】 イウダ



 そうだな。


[「末永く」を更新する約束を結ぶ為に。

何度かキスを交わす内に地上が段々近づいてくる。
額を触れ合わせて笑いながら、紫亜の身体を引っ張った。
今度は卯田の位置が前向きになる。
彼女をその横に座らせて、隣り合わせで同じ景色を見た。]


 おぉっ?


[風で揺れると思わず声が出て、しがみつく紫亜の肩を抱いて咄嗟に護る。
実際には勿論落ちることはなかったが、肩を抱いたその手は彼女との接触を断つことはなく、背を滑って掌に落ち着いた。]
(2) 2021/11/13(Sat) 19:50:10

【人】 イウダ

[あと数メートルで今度は自分たちが降りる番。]


 じーさんばーさんになる前にも、な?


[観覧車の定員は4名とある。
子ども二人までなら家族で乗れるなと気の早いことを言いながら、先に降りて彼女の降車をエスコートした。]
(3) 2021/11/13(Sat) 19:50:29

【人】 イウダ

[さて、ゆっくり見て回ったが、まだ眠るには早い時間だ。
夕食も取ったし、お互いトイレを済ませたら当初の予定通り夜の海辺にドライブに出かけようと車に戻る。
空調をつけるとほわりと暖かい。
外が寒かったのを一層意識して、身震いした。]


 穴場なんかな〜。
 さっきのイルミネーションに負けないくらい綺麗なのに、外に出てる人少ないな?


[車はまばらに幾つか止まっているが、砂浜まで出ている人影は少ない。
車からでも十分工業地帯の夜景は楽しめるので、わざわざ寒い外に出たくないのかもしれない・]


 暗いからこれだけ離れてたら他の車の中まで見えないしな?


[それとも、卯田と同じことを考えているのだろうか。
シートベルトを外し、助手席の紫亜の頬に触れる。
観覧車の中でしたよりも深く、唇を重ね合わせた。*]
(4) 2021/11/13(Sat) 19:50:42

【人】 オルテイシア

[向かい合い上った先に誓いのキスを立てて、
降りてくる時は二人で同じ方向を見る。

まるでこれからを思わせるような象徴的な観覧車も、
今を楽しんでいる二人は気づかないだろう。

多少の揺れにも支え合えるように、
自然と手に取った掌の温かさが互いに馴染むまで。

ゴンドラはゆっくりと下っていく。]


 ……はい。


[遠い将来よりも前に、感じた近い未来の約束。
家族が増えても、また此処へ。
その時はまた、グレーパールのネックレスを付けて。]
(5) 2021/11/13(Sat) 20:46:13

【人】 オルテイシア

[長く楽しんだ自然公園を後にして、車に乗り込み海へと向かう。
山間の冷たさとは違った海風の強さはまた冷え込むから。
車の中の空調の効いた場所がありがたい。

海が見えると同時に、対岸に見える工場地帯の夜景が見えてきて、わぁ……と感嘆の声を上げた。]


 本当、こんなに綺麗なのに。
 人は少なそうですね?

 みんな車の中から見てるんでしょうか?
 車の中からだと温かいですしね。


[車は等間隔を開けるように、ぱらぱらと海沿いに向かって停車しているが、夜の海に人影は疎らだ。
フロントガラスから見える夜景を眺めながら、彼の言葉に頷きを返す。]


 ……ぅ、ン……、
 

[陰りが落ちて、彼の気配を間近に感じれば唇が合わさる。
薄暗闇の中、二人の影が重なって、唇が離れれば甘い吐息が零れ落ちた。*]
(6) 2021/11/13(Sat) 20:46:52

【人】 イウダ

[日差しは既にないのに、助手席の日よけカーテンを閉める。
万が一、近くを通り過ぎる人がいたとして、彼女のとろんとした顔が見られてしまわないように。*]
(7) 2021/11/13(Sat) 21:00:34

 
 このまま車で紫亜のナカに俺の、挿れて良い?
 
 



  ……ん、……入れて、ほし……ぃ……、


[下肢が切なく疼いて、潤んだ瞳で彼を見上げた。*]




 続きはホテルに戻ってから、……ね?


 

【人】 イウダ

――数日後――

[夜のドライブデートをしたイルミネーション旅行の日、「続き」>>*2は勿論ホテルでこれでもかと言う程愛し合った。
自分が絶倫だと思ったことはないが、紫亜とするようになって1回では終わらない夜がままあって、精力がついた気がする。

体力の方も加齢に抗ってついてきたのか、最近は連勤でも疲れを持ち越さなくなった。
私生活が彼女のおかげで整っているからというのが大きい。
旅行後はまた休んだ分連勤だったが欠勤してしまうこともなく通し勤務を続けられた。]


 紫亜、12月なんだけど、やっぱり特別メニューの仕込みもあって時間が取れそうにないんだごめんな。
 だから、俺らの「クリスマスディナー」、次の週末に一緒に作らないか?
 朝の内に出かけてプレゼント買って、昼食って買い物してから。
 どう?


[提案したのは12月のシフトが出てから。
当日は紫亜の買ったケーキを一緒に食べるくらいしか出来ないが、折角の初めてのクリスマスだから、日程は別でもクリスマスらしいことをしたかった。]
(8) 2021/11/14(Sun) 22:49:06

【人】 イウダ



 当日食うのとは違う感じのケーキが良いよな。
 ブッシュドノエルとか……クロカンブッシュとか……
 「こんなケーキ作りたい」ってのはある?
 ディナーで食いたいメニューも一緒に考えよう。


[店で出すのと同じものは流石に作れないし、料理人である以上自分の「最高」を家庭の為に取り置きは出来ない。
だが彼女の好みや意見を取り入れることによって、「二人にとっての最高」を目指したかった。
彼女はどんなクリスマスが希望だろう。
勿論クリスマスっぽいメニューに拘らなくても、彼女が好きなものが一緒に作れたらそれで良い。*]
(9) 2021/11/14(Sun) 22:49:20

【人】 オルテイシア

―― 冬籠り ――

[楽しかった旅行はあっという間に過ぎ去り、彼が施してくれた赤い花が肌から薄れていく頃。

再び仕事と日常に追われる日々が戻ってきていた。
休みを斡旋してくれた理英先輩には、お礼に林檎を使用したパイのお土産を渡した。
合コンで連絡先をゲットした彼とは、順調にいっているらしい。
「良かったですね」とつい自分のことのように喜んでしまう。
彼は旅行で休んだ分、連勤が続いていて帰りも遅い。
久しぶりに寄った夜のSASANKAで、美味しいご飯のご相伴に預かった帰り道。

彼の口から出たクリスマスの予定の多忙さに、眉尻を下げたけれど、続く提案にぱっと表情を明るくした。]


 クリスマスディナー?
 ……素敵。一緒に作ってもいいんですか?
 一日デートできるんです?
 嬉しいです。


[ぎゅっと繋いだ手を握り締めて、はしゃいだ声を上げてしまう。
世間とは日程が少しズレるが、週末なかなか休みが取れない彼とゆっくり過ごせるのならこれ以上嬉しいことはない。]
(10) 2021/11/14(Sun) 23:20:11

【人】 オルテイシア

 
 クリスマスの当日は、
 基依さんが好きなショートケーキにしようと思っていて。
 ブッシュドノエルとも、迷ってるんですけど。
 ……私もいちご好きですし。

 クロカンブッシュは食べたことないですね……?
 食べてみたいかも。

 メニューは何がいいでしょう?
 温かいものが食べたいな。
 クリスマスといえば、ターキーとか?
 でも二人だと余しちゃいそうですよね。
 うーん、鶏肉を使った何か、とか……。


[興奮冷めやらず、手を揺らしながらおしゃべりが止まらない。
今日のようにSASANKAで久しぶりに食べる食事も、特別感があって好きだけれど、自宅で「私のため」だけに振る舞われる料理を覚えて以来、随分と欲張りになってきたと思う。

特別な日に、特別な料理を二人で。
それも一緒に作れるのだと思うと嬉しさも一入だ。]


 初めてのクリスマス、楽しみですね。


[隣を見上げて、嬉しそうに笑った。*]
(11) 2021/11/14(Sun) 23:20:36

【人】 イウダ



 二人のクリスマスだから、二人で作りたいよ俺は。
 勿論、誕生日とかは俺が作るけど。

 デートもディナーも欲張るから、早起きしなきゃな〜。


[最近は寒くて、ただでさえ朝に弱い卯田は紫亜を見送れない日もしばしばある。
その日だけはしっかり起きねばと、ぎゅっとされた手に此方からもぎゅっと力をこめる。
繋いだ手を自分のポケットに入れるのはイルミネーション旅行以来の癖だ。
より寒さが深まった今は、カイロを入れてより温めている。

クリスマスの先取りの提案は二つ返事でOKが返る。
「よっしゃ」と卯田も弾んだ声を出した。]
(12) 2021/11/14(Sun) 23:42:58

【人】 イウダ


 クロカンブッシュはフランスのウェディングケーキに使われるものだけど、
 小さいシュークリームを積み上げていく形がツリーみたいだから、クリスマスでも人気だよ。
 どうしても高さが出るからケーキ屋には売ってないよな〜。


[土台にシューを飴でつけていくのも共同作業に出来て良いかもしれない。
決まり、と、スマホにメモを残した。
二人で食べるものだし、余り高さは出せないが、見た目も豪華だしオリジナリティが出せる良い選択だ。]


 鶏肉だと色々出来るよな。
 クリーム煮でも、トマト煮でも。
 グラタン、ドリア、シンプルにローストチキンって手もある。
 唐揚げはクロカンブッシュと丸っこい見た目が被るからちょっと避けたいけど、紫亜が食いたいならやるよ。


[メイン以外でも、鶏ハムにして野菜を巻いたら前菜になるし、万能な食材だ。
こうやってメニューの提案をしながら彼女の好みを探す、その過程が楽しくて、いつもより早口になってしまうことには無自覚だった。*]
(13) 2021/11/14(Sun) 23:43:12

【人】 オルテイシア

[二人ということを意識してくれることに眦が緩む。
握り返された手がそのことを伝えるように。]

 
 一緒に作れるの、嬉しいです。
 めいっぱい助手しますねっ。

 プレゼントも考えなくちゃ。
 何がいいかなぁ……。


[空いた手を口元に当てて、ううんと唸り声を上げた。
欲しいものは本人に聞くのが一番だけど、サプライズのことを考えれば何も知らないままで居てもらいたくもある。
彼のことを思って考えている時間も好きだから、今回は聞かないままにした。

ポケットの中でカイロに温められた彼の手が心地良い。
ぽす、と腕に頭を凭せ掛けて、今の時期しか楽しめない距離を楽しんだ。]
(14) 2021/11/15(Mon) 0:09:53

【人】 オルテイシア


 前に見かけた時は飴細工がキラキラして綺麗でした。
 自宅で作れるのかと思うとわくわくします。
 シュークリームをたくさん食べられるのも楽しそう。

 クリスマスツリーに見立ててるんですね。


[少し先の楽しみを想像してくすくすと笑う。
自宅で作る分、高さは少し小ぶりになってしまうだろうが、なかなか作れないものだから特別感がすごい。
自分なら考えつかなかった案が出てくるあたり、さすがだなあと見惚れてしまった。]


 トマト煮いいですね。
 あーん、でもローストチキンも気になります。

 それも当日のお楽しみにしちゃダメですか?


[なんて、まるでクイズのように摩り替えて笑った。
寒い帰路を身体を温め合いながら歩く。
週末への話題は尽きることなく、家に着くまでリクエストと笑い声が続いた。*]
(15) 2021/11/15(Mon) 0:10:06

【人】 イウダ


 紫亜がメインで作っても良いんだぞ?
 食いたいものを「持ち寄る」っていうのも楽しいだろうしな。
 オーブンは1つしかないから、作るものによってはキッチンが渋滞しそうだけど。


[場合によっては作り置きや総菜も考慮していた方が良い。
二人で作ることに夢中になって、食べるのが極端に遅くなっては彼女の美容に良くないから。

腕に甘える仕草が可愛い。
道端でなければ抱き締めてしまっただろう。]


 結婚式で作られる時は、高さを積めば積むほど祝福が得られるって聞いたな。
 ツリーに見立てるなら生地に抹茶を混ぜて緑にするのもアリだな〜。


[飴がけは豪華に見えるからやってみても良いかもしれない。
高さや中に入れるクリームのことなどは麦に相談することにしようと頭の中で計画する。]
(16) 2021/11/15(Mon) 18:07:54

【人】 イウダ


 当日?!
 まあトマトは買っといて、ローストチキンの気分だったらラタトゥイユにしてもカプレーゼに回しても良いか……。
 店ならどっちも作ってちょっとずつ楽しめるんだけどな、家だと俺らで全部食わないといけないし。


[楽しそうな彼女につられて笑う。

それからは、サラダはリース型にしよう、とか。
野菜のジュレ寄せも食べたい、とか。
キッシュを焼こうと思ったらオーブンが足りない、とか。
料理の話をしていたら、あっという間に家に着いていた。*]
(17) 2021/11/15(Mon) 18:08:06

【人】 イウダ

――そして週末――

[ちゃんと目覚ましで起きる。
体調も問題ない。
さあ、今日をクリスマスにしよう。]


 おはよう紫亜。
 今日はディナーでがっつり食うから、俺は朝は軽くバナナヨーグルトにするけど、紫亜はどうする?
 フルグラもパンもまだあるし、ご飯にするなら冷凍から出すよ。


[朝はとりあえず部屋着のまま。
旅行で思いがけず入ったショップの系列店で購入したのだが、これが中々暖かくて着心地が良い。
出掛ける前にはスーツに着替える予定だ。
だって今日は「特別な一日」だから。**]
(18) 2021/11/15(Mon) 18:08:18

【人】 オルテイシア

 
 私がメイン……?
 んん〜、でも基依さんのお料理食べたいし……、
 あっ、でも「持ち寄る」っていうのはいいですね。

 なにか一品かぁ……。


[その発想はなかった。
彼は率先して作ってくれるし、それが一番美味しいと思っていたから。
美味しいものを食べてもらいたいという思いはある。
けれど、いつもそれ以上に美味しいものを作ってくれるし、作っている姿を見るのが好きだから、結局はメインを任せることにして、一品は自分でも考えてみることにした。
あまり難しいものは作れないから簡単なものになるだろうけれど、前菜ぐらいなら任されたい。
自身の中の小さな引き出しから考えるのもまた楽しい。]
(19) 2021/11/15(Mon) 20:00:06

【人】 オルテイシア


 へえ……、素敵ですね。
 二人分だから、高さは出せないですけど、
 クリスマス・ツリーらしさは出しましょう。
 抹茶の生地なら、苺とも相性良さそうです。
 緑と赤で、それっぽくなるかも?


[思いつきで案を出してみるが、実際に形にするのは難しいかもしれない。そこは本職の料理人の知恵を借りることにしよう。]


 ラタトゥイユもカプレーゼも好きです。
 うーん、どっちがいいでしょう。
 作りすぎちゃって食べれなくなるのは本末転倒だし、
 基依さんのお料理は食べたいですし……。


[食いしん坊の悩みは尽きない。
野菜のジュレ寄せも、サラダも、キッシュも。
次々に浮かぶアイディアに頭を悩ませる。
贅沢な悩みは尽きずに、帰るまで続いた。*]
(20) 2021/11/15(Mon) 20:00:43

【人】 オルテイシア

―― 迎えた週末 ――

[その日はゆっくりとした朝だった。
隣で目覚ましを止める音がして、ぐずるように寝返りを打つ。
目覚ましが鳴れば起きられるが、朝が強いという訳でもない。]


 ……ン、……


[身体を起こした後もしばらく頭が回り出すまでは、ぼうっと虚空を眺めて、ようやく大きな伸びをした。]


 ……おはよう、ございます。
 私はグラノーラにしますね。


[寝間着のままリビングへ顔を出せば、声をかけられてふにゃりと笑って眠たげな声を出す。
お互い寝間着姿で始まる朝は久々の休日が重なった珍しい日。
冷蔵庫に向かって牛乳を取り出せば、眠気もようやく覚めてきた。

朝ご飯を食べたら、いつもより少しオシャレして出かける予定だ。
それだけで「何でもない日」が「二人だけの特別な日」に変わっていく。*]
(21) 2021/11/15(Mon) 20:01:44

【人】 イウダ



 前の日とかに準備出来るならしといて貰って、当日サプライズっていうのも楽しいよきっと。
 お互いそれで同じの用意しててもまた良い思い出になるんじゃないかな。


[息をするのと同じくらい当たり前な料理という行為だが、自分が全部やりたいという訳ではないし、自分の味以外を美味しく食べられない舌はしていない。
二人で住むようになって、一緒に料理をする機会も彼女が作ったものを口にする機会もあって。
紫亜が「作りたくない」と言うのなら無理強いをする気はないが、「彼女の手料理」という響きが好きな自分を隠したくはなかった。

前菜を何か一品。
彼女は何を用意してくれるのだろう。楽しみだ。]


 シュー生地は軽くて小さいから、苺はそのままだとくっつかないかな。
 飴がけした上からフリーズドライの苺フレークかけようか。


[クリスマスツリーぽさを追求するなら、飴がけに点在する赤い粒は電飾めいていてきっと可愛らしく仕上がるだろう。
シュー生地は緑色と、それから――]
(22) 2021/11/15(Mon) 20:37:59

【人】 イウダ

[ラタトゥイユは保存がきくから食べきれなかったら持ち越しで、カプレーゼも食べきれなければ翌日一緒にスープで煮込んでしまえば良い。
二人のディナーは特別だけど、翌日の「残り物ご飯」だって、二人で食べれば特別になる。

提案はどれも当日の時間と気分次第ということになったが、作られなかったメニューはきっと別の日に作ることになるだろう。]
(23) 2021/11/15(Mon) 20:38:10

【人】 イウダ

――当日――

[寝惚け眼で起きて来た寝間着姿の彼女を見て、ぐっとなってしまう。
もう数か月一緒に暮らして何度も朝を迎えているのに不思議だ。

思わずベッドに戻りたくなる気持ちをぐっと堪えて、グラノーラ用にカフェオレボウルを出した。
自分の分のヨーグルトは、使いかけの容器にそのままバナナを手で折って入れてはちみつをかける。
本番は夜なので、朝は極力労力を惜しみたい横着だが、紫亜が気になるようならちゃんと皿に移す。
どうにも自分のことに関する「見た目」を軽視してしまう癖が抜けない。]


 洗い物と洗濯は俺やっとくから、目一杯可愛くなってきて。


[自身はスーツになるとはいえ、遠出ではないので髪も自分で少しワックスをつけて整える程度にしようと思っている。
化粧もあるし、彼女にしっかり準備の時間をあげたいので、朝の家事は喜んで請け負って。
それが終わったらダークグレーのスーツにごく薄い紫色のボタンダウンのシャツを合わせた。
ネクタイは勿論彼女に以前プレゼントしてもらったうさぎが並ぶグレーのネクタイだ。

持ち物と財布の中身を確認して、彼女の仕上がりを待つ。*]
(24) 2021/11/15(Mon) 20:38:23

【人】 オルテイシア

[サプライズという響きにわくわくする。
同じものを用意したなら、笑い種の一つになるだろう。
それだけ好みが似ているということに嬉しさも募る。

何気ない家事の一つだった料理が、こんなに景色を変えてくれるとは思っていなかった。
それもまた、彼と付き合い始めて表れた変化。

好きなものが増えていって、時短ばかり気にしていた料理が好きになっていく。
迷ったら手解きを介して、作った料理は美味しいと言って食べてくれる彼をどんどん好きになっていく。

二人の繋がりを強くしたのは「料理」だから。
その行為を、これからも大事にしていきたい。]
(25) 2021/11/15(Mon) 21:24:53

【人】 オルテイシア

[そんな決意を胸に秘めた当日。
前菜のメニューは密かに決めたもののまだ彼には伝えていない。

彼が出してくれたカフェオレボウルにグラノーラとミルクを入れる。ドライフルーツがミルクの上を泳いだ。
彼のバナナヨーグルトもシンプルだけれど美味しそうだ。
「ひとくちください」と甘えた声を出して、スプーンを揺らした。
コーヒーはいつものように二人分。
食後に味わっていれば、彼が家事を名乗り出る。]


 お願いしちゃっていいんですか?
 ……じゃあ、急いで用意してきますね。


[支度に時間が掛かるのを考慮してくれたのだろう。
こちらが気にしないように言い回しを変えてくれるところに眼が細まる。
お言葉に甘えて、メイクと着替えを整えた。]
(26) 2021/11/15(Mon) 21:25:04

【人】 オルテイシア

[パーティという程ではないけれど。
「特別な日」だから、シックな黒の総レーストップスを選ぶ。首周りから胸の上にまで掛けてレースで編まれた服は、それだけで大人っぽく見える。
ボトムはローズレッドの膝丈フレアスカート。クリスマスカラーを取り入れても派手過ぎないように、足元はトップスと同じ色合いの黒のファー付きショートブーツで抑えめに。

首元には旅行中に彼がプレゼントしてくれたグレーパールのネックレスと、あの後、もう一度寄った1000円ガチャで出てきたパールのピアスを付けた。

メイクはいつもより少し明るめに、リップはスカートに合わせて明るめの赤のルージュを引いて。

鏡の前で一度くるりと回って自分の姿を確認する。
目一杯可愛くなれたかどうかは、彼にチェックしてもらうとして、チェック柄のロングコートと鞄を手に、彼の待つリビングへと向かう。*]


 おまたせしました。
 準備ばっちりです!

 
(27) 2021/11/15(Mon) 21:25:30

【人】 イウダ

[ヨーグルトの容器食いには目を瞑ってもらった。
一口を彼女の口に入れたら「共犯成立」。
プレーンヨーグルトに足すバナナとはちみつの甘さは彼女とのキスよりは甘くない。]


 焦んなくて良いよ。
 仕上がった紫亜とのデートを楽しみにしてんだから。


[朝の洗い物は少なく、洗濯物もこまめにやっているおかげですぐに干し終わる。
何かを作り始めると逆に彼女を待たせることになりかねないから、大人しく待っていた。

今日のデートはまずデパートだ。
そろそろクリスマス限定のコフレが出るらしく、様々なメーカーの化粧品を見比べられる化粧品専門店で彼女の気に入りが見つかるかと向かうことにした。
アクセサリーも考えたが、旅行でネックレスを出したし、その後ピアスも出たので候補の優先順位としては低い。
指輪は次に贈るものはもっと時期を見てちゃんとしたものをと考えているので、イベントと兼ねたくはなかった。

もし化粧品に目ぼしいものがなければ洋服か靴か鞄か……。
沢山持っていても増やしたいのが着道楽というもの、どれかはきっと気に入るのがあるだろう。]
(28) 2021/11/15(Mon) 22:29:36

【人】 イウダ

[そんな計画を練りながら待っていると、リビングのドアが開いた。
まず目を引いた黒のレースに「おお〜」と思わず感嘆の声が漏れる。]


 パーティ仕様?すげー色っぽいのにエロくなくて良いな。
 似合ってる。


[黒だからパールのネックレスもよく映えている。
膝上のスカートの色味もクリスマスらしくて、普段の彼女の色味とはまた印象が違って新鮮だ。
メイクもはっきりとした赤が目を引く。
ついキスをしたくなるような――いや、我慢我慢。]


 期待以上に目一杯可愛いよ。
 じゃあ行こうか、お姫様。


[エスコートに手を差し出して、家を出た。]
(29) 2021/11/15(Mon) 22:29:49

【人】 イウダ


 プレゼント、何が良いか考えたか?
 まずはデパートかなって思ってたけど、ピンポイントで欲しいものがあったらそこ優先で。


[帰りは荷物が多くなる予定なので、車で行く。
旅行から帰ったら不審なシミを見つけて二人で赤面しながら掃除したのを思い出す。
今は勿論その気配もなく、芳香剤の爽やかな香りに包まれている。*]
(30) 2021/11/15(Mon) 22:30:00

【人】 オルテイシア

[はちみつ入りのバナナヨーグルトは唇に甘さを運んでくれた。
共犯という悪い響きが蠱惑的で朝からドキリとする。
動く彼の唇を見つめて、俯いた。頬が熱い。

時間は気にしなくていいという彼に頷きながらも、メイクは丁寧に手早く施していく。
洋服だけは前日のうちに決めておいて良かった。
朝選んでいたら、それこそ彼を待たせてしまっただろう。

着替えた姿を彼に見てもらって、感嘆の声が上がって小さくはにかむ。]


 はい。
 おうちでもちょっと上品な感じにしたくて。
 ……ありがとうございます。


[新しい服をお披露目する度に、褒めてくれる彼にきゅんとする。
初めてディナーに訪れた時にも、彼が一番に気付いてくれたのを思い出して目元が緩む。

彼からもらえる「可愛い」は世界一の褒め言葉。
差し出された手を取って、冬の街へ繰り出した。]
(31) 2021/11/15(Mon) 22:53:55

【人】 オルテイシア

[スーツにタイを結んだ彼は、グレーに薄い紫を合わせたシックな姿。
二人の色を取り入れてくれたことが嬉しくて、彼の首筋にはプレゼントしたうさぎのネクタイが揺れている。
体格が良いから、スーツが良く似合っていて格好いい。]


 基依さんがくれるものなら何でも嬉しいですよ?
 でも、欲しいもの、考えてみたんですけど……、
 いつも使ってるブランドの限定コスメが出ていて。
 それがいいかなって、考えてました。


[旅行から帰ってきて洗ったクッションは綺麗に元通りになっている。
今はもう旅行の名残はない。
シートベルトを締めながら、赤いリップを乗せた唇が動く。]


 新色のリップとネイルなんですけど。
 ……リップなら、
二人で、使えるかなって……。



[使えるという意味を暗に濁して、頬を染める。*]
(32) 2021/11/15(Mon) 22:54:24

【人】 イウダ

[余談だが、卯田は紫亜の言葉遣いが好きだといまだに毎日思っている。
「家」じゃなくて「おうち」という言い方とか、「ありがとうございます」を必ずはっきり発音するところとか。

卯田が何度も言う「可愛い」を聞き飽きることなく毎回はにかんでくれるところも好きだ。
この可愛さは今日自分に見せるための装い。
誰か余計な男の目線が届く前に、繋いだ手でしっかりガードしておかねば。]


 ブランド決まってるなら化粧品専門店よりそこのショップのが良いかもな。
 デパートの1階に入ってるんだっけ?
(33) 2021/11/15(Mon) 23:17:46

【人】 イウダ

[化粧品の店には詳しい訳ではないが、欲しいブランドがあるなら、そこで買うとその店のショッパーに入れて貰えるし、その方が良い気がする。
キラキラした1階の化粧品の店が並ぶコーナーは男には少し居心地が悪いが、試す間はじっと行儀よく待っていよう。

シートベルトを締めて、エンジンキーを回そうとした時――


はあ、と溜息を吐いた。]


 ……今キレーに塗ってる真っ赤な口紅も俺に分けてってなりそうだから、
 あんまり可愛い事言うの禁止な。


[今日ばかりは、途中でセックスに耽ってしまわないように必死なのだ。
今度こそエンジンキーを回してデパートへと車を走らせた。*]
(34) 2021/11/15(Mon) 23:18:19

【人】 オルテイシア

[基依さんと一緒に暮らすようになって、敬語がすっかり口に馴染んだ。
会社に入社した頃から周囲が年上ばかりになり、敬語で話すことが多くなったという理由もある。
たまに言葉が崩れてしまうこともあるけれど、その時も彼から指摘されたことはない。
この言葉使いはきっと、これからもこのままだろう。]


 はい、えっと。
 この前出掛けたデパートの方で……、


[道中までは分からないから、デパートの店名を口にする。
以前にも二人で出掛けたことがあるし、ナビがあれば大丈夫だろう。
現地に着けば、彼の手を引いて道案内は任されることにして。]
(35) 2021/11/15(Mon) 23:47:21

【人】 オルテイシア

[デパートの化粧品フロアは男性にとっては少し居づらい場所かもしれない。
あまり長居はしないように気をつけたいが、リップを試すなら少し時間が掛かるかも知れない。
居心地が悪いようなら他のフロアを見て回ってもらうことも考えていれば、運転席から溜め息が聞こえた。

溜め息と共に聞こえた言葉にドキリとする。
リップの話は彼の何かを刺激したようで。]


 ……はい。


[照れて俯いてしまいながら、小さく頷きを返す。
分けることに抵抗はないけれど、今はまだ日も高く出かける前でもある。
両頬を抑えて、頬の熱が冷めるのを待った。]
(36) 2021/11/15(Mon) 23:47:31

【人】 オルテイシア

[デパートの近くのパーキングに車を停めて、また手を繋いで歩き出す。
歩く時は、自然と手を繋ぐ習慣がついた。

デパートに入れば、クリスマスソングが流れる。
コスメフロアは週末とあって女性客で溢れていたが、中には同じようにカップルでフロアを巡っている人たちも居た。]


 ……えーっと、確か。
 こっちです。
 

[ブランドは決まっているから、彼の手を引いて人の波を掻き分けてコーナーへ向かう。
ちょうどタイミングよく人が捌けたタイミングだったのか、店員はすぐに捕まえることが出来た。]


 すぐ終わりますから、待っててくださいね。
 他のフロアで見たいのがあれば、
 終わったら連絡しますから、
 見てきてもらっても大丈夫ですよ?


[そう一声掛けて、メイクスタンドに座る。
クリスマスコスメは、いつもと商品のデザインも違っていて可愛らしい。
それだけで気分が上向くから女の子は単純だ。

それからは店員さんと何色かのリップを試してみて、一番気に入ったピンクのリップとベージュのネイルがセットになっているものを購入することに決めた。*]
(37) 2021/11/15(Mon) 23:48:26

【人】 イウダ

[まだカレンダー上ではクリスマス前だが、デパートはすっかり内装もBGMもクリスマスだ。
それがまた「今日はクリスマス」と決めた二人の特別な日を演出してくれる。

コスメフロアは確かに居心地が悪い空間ではあるが、彼女を置いて他のフロアを見るなんてとんでもない。]


 プレゼント包装にしてください。


[彼女が選んだリップとネイルのセットが店員の手に渡ったら、カードを横から出した。
リップを試した後で、彼女の唇は今はピンク色。
元の色に戻したいなら、今ここで直させて貰ったら?と提案して、自分は店員と一緒にレジまで進む。

順調にプレゼントが買えたので、この分だと夕食の買い出しにたっぷり時間をかけられそうだ。**]
(38) 2021/11/16(Tue) 0:03:01

【人】 オルテイシア

[きっと居心地が悪いだろうに、彼は傍らで待ってくれていた。
新色を塗ってもらったリップを見せて、どうですか?と尋ねたら、似合ってる、とお決まりの言葉が返ってくる。

プレゼント包装を彼がお願いしたら、店員さんに「素敵な彼氏さんですね」なんて言われて、気恥ずかしくも「はい。」と微笑って応えた。

リップは服装に合わせて、同じ新色シリーズの赤いリップを塗ってもらった。
そちらの方はサンプルを貰うだけにしておく。
メイク用品は集め始めればキリがないので、時には我慢も必要だ。

ショッパーを持った彼が戻ってきたら、それを受け取って]


 ありがとうございます。
 ……大切に使いますね。

 さ、次は基依さんの番ですよ?
 

[と、彼の手を引いて男性用のフロアへ向かった。]
(39) 2021/11/16(Tue) 1:13:53

【人】 オルテイシア

[辿り着いたフロアは男性用の財布や小物が陳列されているフロア。
ネットで調べていたものと同じものがあるか、キョロキョロと辺りを見回しながら進めば、革製品のシリーズが取り扱っている場所にそれはあった。

ハンドメイドの一点物の革製品が並ぶ一角。
グレーの革で作られたキーケースを手にして、彼に見せる。]


 ……グレーの色が残ってて良かった。
 これ、プレゼントさせてくださいね。


[二人の家に帰ってくる鍵が嵌るキーケース。
それを特別に彩りたくて選んだもの。
彼が自宅に帰るのが楽しみになるように。

その願いを篭めて、キーケースを手にレジに向かった。]
(40) 2021/11/16(Tue) 1:14:17

【人】 オルテイシア

[それからは、彼の新しい服の物色なども楽しんだり、デパートでしか買えないような食材を見て回ったりして、デパートを後にする。
いつもより値段の張るワインも、少しだけ試飲させてもらって、気に入った赤ワインを購入した。
互いの手にはプレゼントの小さなショッパーがある。

帰り際に寄ったスーパーでは夕食の食材を買い込んだ。
私の分からないものは彼が見立ててくれる。
私の好きな野菜も多めに仕入れて、余ったとしても翌日繰り越せるように。

両手にいっぱいになったエコバッグを二人で分けて車に乗り込む。
帰路に着く頃には、少し日が傾きかけていた。**]
(41) 2021/11/16(Tue) 1:14:48

【人】 イウダ

[丁寧にクリスマス仕様のラッピングを施してもらい、会計を済ませる。
朝つけていたものより赤が幾分違って艶もある。
折角だから別の新色を、と、彼女についてくれていた美容部員が微笑んだのに微笑み返す。]


 ありがとうございます。
 なんかキラキラしてるな。似合うよ。


[ショッパーの閉じられていないところから、サンプルの入った小袋を預かる。
プレゼントではあるが、彼女に荷物を持たせたくはないので、渡すのはまた後だ。
そのままコスメフロアを後にして、エスカレーターで上に行く。
下りエスカレーターの側面が鏡になっていて、二人の姿が映った。
2段下に立つと、ヒールを履いた紫亜との身長が同じくらいに見える。
目線が同じだな、と鏡の姿を指さして微笑んだ。]
(42) 2021/11/16(Tue) 17:02:29

【人】 イウダ


[メンズフロアで彼女に選んで貰ったのはキーケース。
革製品でグレーというのが珍しい。
縫製は手仕事らしい。言われないと気づかない程に丁寧に縫い目の長さが揃えられていた。]


 家のと店のと車のもつけられるな。
 ありがとう。大事にする。


[革は使う程に柔らかくなって色合いも変わるという。
その「成長」も楽しみだ。

互いのプレゼントが早く決まったのでついでに服も見たが、特に今欲しいと思っていたアイテムはないのでただマネキンを参考にすることになった。
紫亜がいてくれれば、下手なコーディネートは直してもらえる安心感があるが、自分で学ばない理由にはならないので。

そこからフロアの奥にあるカフェで軽く昼食を取り、地下の食品売り場でスーパーにはなさそうな食材を先に仕入れておく。
荷物が増えるので、昼食の時に彼女へのプレゼントは渡しておいた。
ワインの試飲は運転手なので我慢して、紫亜の舌を信じる。
それからスーパーでかなりを買い足した。
この時ばかりは紫亜にも一部運搬を分担して貰って。

帰り道の運転は西日が差したが、サングラスに慣れている卯田にはどうってことのない時間だった。]
(43) 2021/11/16(Tue) 17:02:58

【人】 イウダ

――家――

 さーて、チキンをどうするか、心は決まったか?


[一応どちらにも対応できるように、材料は買ってある。
彼女の心が決まるのを待つ間、野菜をどんどん洗い始めた。
じゃがいもは皮つきのまま電子レンジへ、パプリカは4つ割りにしてからクッキー型で星形にくり抜いて、サッと茹でた。
生野菜はリースの雰囲気を出す為にベビーリーフを使うから、洗って水を切るだけで使える。**]
(44) 2021/11/16(Tue) 17:03:13

【人】 オルテイシア

[僅かな色の変化にも気づいてくれるから、彼のためにオシャレをするのにも力が入る。
いつでも彼の前では可愛くありたいと思うけれど、変化にすぐに気づいてくれるから、それが独り善がりではないと思わせてくれる。

エスカレーターに乗る時はいつも彼が下りに立つ。
日頃見上げることが習慣づいて居るから、同じ高さは珍しい。
鏡越しに微笑みを交わす。
スーツの袖を握りしめて、思わずキスしたくなるのをぐっと堪えた。

プレゼントは彼の目にもお気に召しただろうか。
グレーのカラーは彼を表す色。
その色が年数を重ねると共に深みが増していくのが楽しみだ。

恙無く終わったプレゼント交換、手には互いに手渡した袋が下がる。
彼がキーケースを使う度、私がリップを使う度に、きっとこの日を思い出す。
「特別」が少しずつ彩られていく。]
(45) 2021/11/16(Tue) 20:09:45

【人】 オルテイシア

―― 自宅 ――

[エプロンを締めて、並んだ食材たちを見つめる。
約束通り当日まで悩ませてくれた彼に感謝しつつ、]


 はい。
 悩んだんですけど、トマト煮が食べたいかなって。
 赤も使うし、クリスマスっぽくなりそうです。


[ローストチキンも悩んだが、それは次回に持ち越す事にして。
蛇口を捻り、手を洗って準備を済ましたら、ここからは彼の腕の見せどころだ。]


 何から手伝えば良いですか?


[気分はすっかり新米助手。
食材と彼を交互に見比べて小首を傾げた。*]
(46) 2021/11/16(Tue) 20:10:55

【人】 イウダ

――家――

 トマト煮込みな、オッケー。
 じゃあご飯はバターライスにしようか。
 米2合研いでくれる?明日の昼の分も兼ねて。
 そしたら鍋にバター大匙1と一緒に入れて米が透明になるまで炒めて。


[野菜はこのまま自分が切る方が効率的だろう。
トマトはフォークに刺した後、直火で炙る。
こうすると、湯剥きよりも早く皮が剥けるのだ。皮が弾けたら冷水に取り皮を剥いて、乱切りにする。
玉葱とブラウンマッシュルームはスライス、スティックセニョリータは斜め切りにして。]
(47) 2021/11/16(Tue) 21:45:55

【人】 イウダ

[鶏ももを一口大に切って塩コショウで下味をつけた後、水分をキッチンペーパーで拭き取って小麦粉をまぶす。
オリーブオイルでそれを焼いて取り出しておく。]


 水2カップ入れて沸いたら弱火にして12分タイマーかけといて。
 終わったら10分蒸らす。


[オリーブオイルを足して、野菜を塩コショウで炒め、白ワインを入れてアルコールを飛ばす。
ブイヨンスープは常にストックがあるのでそこから入れて鶏肉を戻して塩コショウで味を調えて煮込み、最後に生クリームで味の角を取ったらプロバンス風のトマト煮込みの完成だ。*]
(48) 2021/11/16(Tue) 21:52:57

【人】 オルテイシア


 はぁい。
 バターライスいいですね。

 えーっと、お米2合とバター大さじ1……。


[バターライスはオムライスのイメージしかなかったから、どう仕上がるのか楽しみだ。
隣でサクサクと手際よく進んでいく彼を見留ながら、お米を測って2合分取り出す。
プラスチックのザルにお米と入れて、水を流して研ぎ始める。
冬場の水は都会でもよく冷えていて冷たい。

お米を研いだらザルを引き上げて、深めのフライパンに移した。
火を付けて、バターを入れて炒め始める。]


 お米、炊くんじゃなくて、炒めるんですね?


[お米はいつも炊飯器だよりだから、フライパンを使うのは珍しい。]
(49) 2021/11/16(Tue) 22:08:52

【人】 オルテイシア

[包丁の音が傍らで聞こえる。
手慣れた所作、下味を付けている姿はいつもお店で見ている彼と同じ。
家でも随分と見慣れるようになったが、調理をしている姿はやはり、お店の方が印象的だ。]


 水2カップで、弱火で12分、と……。


[お米が透明になってきたところで水を差し入れて、ふつふつと音が立つまで待つ。
沸き立ってきたら言われたとおりに弱火に。
キッチンタイマーをセットして、一息つく。]


 終わったら10分。
 ……うん、いい匂い。


[言っている間にも出来上がっていく料理に、わぁ、と目を輝かせる。
トマトとブイヨンのいい香りがしてきて鼻を擽った。*] 
(50) 2021/11/16(Tue) 22:09:01

【人】 イウダ


 まー炊飯器でも良いんだけどな、今日は特別なディナーってことで、炒めてから炊いた方がバターの香りがよく出るし。


[トマトを煮込んでいる横で、紫亜がフライパンを手にしている。
人と並んで調理をするのは普段仕事でやっていることだけれど、家で彼女とするのは特別な感覚になる。

――もういいよな?
ここは家だから。

彼女の手がフライパンから離れてキッチンタイマーに伸びた隙を見計らって、唇を奪った。]


 ……色、移った?似合う〜?


[なんて、くねっとおどけてみせる。]
(51) 2021/11/16(Tue) 22:45:01

【人】 イウダ

[チキンを煮込む間、じゃがいもを潰す。
食感を残したいのでマッシャーではなくフォークで。
上にベビーリーフを飾るので、ポテトサラダは具沢山にはしない。
クリームチーズを牛乳で伸ばしたものを混ぜて、ブラックペッパーを効かせた大人のマッシュポテトだ。

それをリング状に盛り付けて]


 手が空いたらリースの仕上げ頼んで良い?
 ベビーリーフと、さっき茹でて型抜きしたパプリカと。

 皿の真ん中開くけど、何置こうかな。
 チーズチップスでも作る?


[そういえば彼女の「持ち寄り」は何を用意しているのだろう。
その前菜がその場所に収まるようならば使ってもらいたい。]


 俺の方はクロカンブッシュの準備に入るよ〜。
(52) 2021/11/16(Tue) 22:50:41

【人】 イウダ

[自宅のキッチンは普通の二口コンロだ。
品数を作ろうと思うと同時には出来ないのがもどかしい。
トマト煮込みは食べる前にもう一度温めることにして火から下ろし、シュー生地の仕込みに入った。
手早く生地を作ったら、絞り袋は3つ。一つには抹茶パウダーを混ぜ、一つにはブラックココアパウダーを混ぜ、一つには紫芋パウダーを混ぜる。
絞り出した数は合計で70個ほど。
それをオーブンにかける。
その間に小鍋でカラメルを作って。]


 一緒に積もうか。
 共同作業〜てな。


[アルミホイルをタンブラーに被せたものを土台にし、一番下は紫とグレーのシューを交互にカラメルでつけていく。
カラメルが固まらない内にくっつけないといけないから時間との戦いだ。
今回は中にクリームを入れていない。
上から苺とカラメルと粉糖をまぶすので、味がくどくならないようにと思ったのだ。]
(53) 2021/11/16(Tue) 23:09:10

【人】 オルテイシア

 
 特別……。
 ふふ、嬉しい。

 バターの香り好きですよ。
 出来上がるのが楽しみですね。


[隣を見上げて微笑う。
火の元から離れて、タイマーに視線を落としていれば、不意に眼の前が翳る。
顔を上げれば、ちゅ、と音がして。
キスされたのだと気づいて、頬を染めた。

いつもより赤い彼の唇に、ふっと笑いが漏れる。]


 あはっ、基依さんの唇、あかい。


[くすくすと笑いながら、指の腹で彼の唇を撫でて色味を取った。]
(54) 2021/11/16(Tue) 23:18:11

【人】 オルテイシア

[タイマーが鳴れば、火を止める。
そこから更に10分タイマーをセットした。

じゃがいもが好きだと言ってから、彼の料理の品の中に使われることが多くなった気がするのは、自惚れじゃないと思いたい。
マッシュポテトがリング状に盛り付けられていくのを見つつ、声を掛けられれば、はいっ、と二つ返事で頷いた。]


 飾り付け、みたいな感じでいいですか?
 ……パプリカ、可愛い。


[お皿の真ん中が空くのなら、何かそれに見合うものを作ればよかったと少し後悔を覚えつつも、チーズチップスの魅力にも勝てなくて。]

 
 チーズチップス、いいですね。
 パリパリの食感好きです。


[リング状のマッシュポテトをベビーリーフと色とりどりのパプリカで彩っていく。
その見た目は、そのままクリスマスリースのようだ。]
(55) 2021/11/16(Tue) 23:19:21

【人】 オルテイシア


[お皿の盛り付けが終われば、手を洗い直して。
自身に任された前菜の用意に取り掛かる。

冷蔵庫から取り出したのはズッキーニとプチトマト、それと真鯛。
プチトマトは4つに切り分けて、ズッキーニはヘタを切り落としてピーラーで縦に薄くスライスして横半分に切る。
それを白ワインビネガーとオリーブオイルを混ぜたものにつけておく間に、真鯛はお刺身用のものを薄く削ぎ切りに。

少し大きめのお皿に真鯛を丸く盛り付けて、塩を軽く振りかける。
時折、不安になって手を止めて、スマホでレシピを確認しながら進めていった。
丸く円を描くように並べた真鯛を彩るように浸けておいたズッキーニとプチトマトを盛り付けていく。

緑と赤、クリスマスカラーの色合いはイベントに合わせたもの。
仕上げに浸けていたビネガーとバージンオイルを上からかけて、粉チーズとブラックペッパーを振りかければ一品の完成だ。

火を使わないで出来る簡単な一品はテーブルの端に並べさせてもらおう。]
(56) 2021/11/16(Tue) 23:21:05

【人】 イウダ

[グレーと紫のシューが外周を飾れば、後は緑色を積み上げていく。フリーズドライ苺を点在させ、余ったカラメルをスプーンで細く飴掛けして。
粉糖はすぐに溶けてしまうので、食べる直前にしようと提案した。]


 えーと後は……っと。


[まだチキンはコンロに戻せない。
小鍋を洗ったら今度はポン酢ジュレを作る。粉寒天と水を火にかけて、溶けたらポン酢を混ぜて粗熱を取って冷蔵庫へ。
きゅうりと紫タマネギ、コーン、型抜きした後のパプリカは小さく切って、ピーラーでリボン状にした人参と大根はさっと湯通しする。
塩を振って板摺したオクラは茹でて切れば星形になるので見た目も良い。
野菜も冷蔵庫で冷やして最後にジュレと合わせるのだ。

料理の準備と並行に洗い物もしつつ、テーブルをセッティングする。
ホールを2年専任でやっていて良かった。
料理だけではなく、セッティングもプロの手仕事を見せられる。*]
(57) 2021/11/16(Tue) 23:23:35

【人】 オルテイシア

[前菜の一品を作っている間にも彼の手は止まらない。
時間を掛けて焼かれていくシュークリームの甘い匂いがキッチンに広がっていく。]

 
 ……ん〜……、いい匂いがします。


[お料理の時の香ばしい匂いも好きだけれど、お菓子特有の甘い香りは女の子には特別で、それだけでわくわくしてしまう。
使い終わった器具を洗い終え、少し遅れて作業に混ぜてもらえば、共同作業というキーワードが心を擽った。]


 わぁ……、グレーと紫のシュークリームなんて初めて。
 どうすればいいですか?
 ……シュークリーム積んでいけばいいです?


[シュークリームを手にわたわたと慌てる。
彼のアドバイスが入れば、その通りにシュークリームを並べ立て、少しずつツリーが出来上がっていく。
カラメルの少し焦げたような香ばしい香りに、息を吸い込んで味を想像した。

これは、絶対に、美味しい!

二人で作っていくクロカンブッシュは、二人の時を重ねるように積み重なっていく。]
(58) 2021/11/16(Tue) 23:34:18

【人】 イウダ


 カルパッチョ?
 クリスマスカラーでいいな、それ。


[彼女が用意した野菜が自分のジュレ寄せと被っていなくて良かったと思いつつ、仕上げの粉チーズに味を想像して咥内に唾が溜まる心地がした。
メインはチキンだが、魚介も欲しいなと思っていたところに紫亜が真鯛を持ってきてくれたところに愛を感じる。
以心伝心というのだろうか。

その一品が粉チーズで、マッシュポテトにクリームチーズが入るなら、チーズが多いかなとも思ったが、彼女の賛成が得られたのでチーズチップスを作ることにした。
料理とも呼べない程簡単な一品だ。

オーブンシートの上に、9等分したスライスチーズを乗せ、砕いたナッツを置いて焼く。それだけ。
そのシンプルなおつまみがワインにとても合うので、しょっちゅう作っている。

そんなこんなでディナーが出来上がった。
テーブルの真ん中には、丸いグラスに太目のキャンドルを置いて灯す。
世界でここだけが、12月24日になった。*]
(59) 2021/11/16(Tue) 23:37:31

【人】 オルテイシア

[他の場所ではきっと、なかなかお目にかかることはないであろうカラーリングのクロカンブッシュ。
二人の特別な色がクリスマスの緑と赤と混ざって、特別な夜を彩っていく。
シュークリームと苺の合間をカラメルの飴がきらきらと糸を引いていく。
見ているだけで幸せになれるほど、素敵なクリスマスツリーだった。]


 可愛い……綺麗……。


[語彙力が簡単に溶けていく。
彼がもう一品作っている間は、片付けと取皿の用意などを手伝って、キッチンだけでなくテーブルも徐々に形を成していく。

先程デパートで買ったワインを取り出して、テーブルに運ぶ。
オープナーを添えて、開けるのは彼に任せよう。

テーブルの準備が終わって、戦場だったキッチンが片付いていけば、夜も深まる頃。
出来上がった料理をテーブルいっぱいに並べて、]


 いっぱい作りましたね。
 ……二人で食べ切れるでしょうか?


[と、眼を見合わせて笑った。*]
(60) 2021/11/16(Tue) 23:46:09

【人】 オルテイシア


 
 はい、そうです。
 メインはチキンの話が出てましたし、
 お魚も食べたくなるかなって。

 被らなくてよかったです。


[前菜に気づいてくれた彼にはにかんで頷く。
料理を生業とする人に見た目を褒められるのは純粋に嬉しい。
レシピを考えてくれた人に感謝だ。

チーズが多いかも?という話には笑って元から好きなことを伝え、今日買ったばかりの赤ワインにもきっと合うだろうと。

最後の一品が出来上がってリースのお皿に盛り付けられれば、そのお皿を最後にテーブルに並べて、エプロンを脱いだ。

テーブルの中央にキャンドルが灯れば、部屋の照明を少し暗くして雰囲気を出す。

二人だけの少し早いクリスマスが訪れる。*]
(61) 2021/11/16(Tue) 23:56:22

【人】 イウダ

[二人用にしては大きなテーブルは、料理の作業に使う為だったけれど、こうしてディナーを並べてみると、小さいテーブルにしなくて良かったと言わざるを得ない。
ナフキンも店同様にピシッと折って置いてあるし、途中でサーブに立たなくても向かい合って満腹まで過ごせそうだ。

ワインにぐいっとオープナーを差し込んで回す。
きゅっと音を立てるのは態と。
ポンと抜く時には零れないように。

有村が入ってくるまでは、ワインのサーブも卯田だった。
二人分のワイングラスに赤を注いで、ボトルを置く。
結露でテーブルクロスが濡れないようにコースターを敷いている。]


 明日だって、、、、、クリスマスだ。
 豪華なディナーが続いても何も問題ないな。


[「残り物」と言わなければ良い、そんな屁理屈を言って笑って、ワインのグラスを合わせた。*]
(62) 2021/11/17(Wed) 0:07:07

【人】 イウダ


 まさに魚食いたいと思ってたんだよな。
 定番はスモークサーモンなんだけど、それだと今日のメニュー的に脂がキツいかなって思ってて……
 だから、鯛はベストチョイスだよ。


[飲む前から酔っているように褒める。
実際に最初に口にして、食べやすく薄く切ってくれた彼女の腕と気遣いにうんうんと頷いた。
野菜との相性も抜群に美味い、と絶賛する。*]
(63) 2021/11/17(Wed) 0:10:41

【人】 オルテイシア

[まるでお店みたいに綺麗にセッティングされたテーブルに感嘆の声を上げる。
テーブルクロスはピンと張っていて、綺麗に折られたナフキンは開くのがもったいないと思うほど。

選んだBGMはもちろんクリスマスソングだ。
音楽が流れればより「らしさ」が出る。

ワインの口が開く音が小気味良い。
手慣れた様子に彼に、小さく拍手を送って。
注がれたワイングラスを手に取った。]


 ふふ、贅沢に溺れちゃいそうです。
 毎日がクリスマスって子供の頃に憧れました。


[実際のクリスマスはまだ先なのだし、その理屈も罷り通る。
二人がクリスマスだといえば、それが真実になる。
くすくすと笑って、乾杯、とグラスを重ねた。]
(64) 2021/11/17(Wed) 0:43:02

【人】 オルテイシア

 
 本当ですか?
 良かった、そう言ってもらえて。


[賛辞に胸を撫で下ろす。
彼が口にするまでの間はドキドキと見守った。
その彼が頷けば表情が綻ぶ。

それからようやく自分もサラダに手を付けた。
形を崩すのがもったいないと言いながら、少しだけリースの端を頂く、マッシュポテトにパプリカとリーフを乗せて。
チーズチップスでマッシュポテトを掬って食べればチーズの味がほんのりと広がる。美味しい。

パプリカは歯ごたえがよく、柔らかいマッシュポテトとは相性が良かった。]
(65) 2021/11/17(Wed) 0:43:47

【人】 オルテイシア

[ジュレになった野菜たちは、フォークで割って口に運ぶ。
ポン酢の酸味と野菜の甘さをジュレが包み込む。
中に入っている紫タマネギや、きゅうりはシャクシャクしていて、ジュレの奥にあるしっかりとした食べごたえが堪らない。]


 ん〜〜……、美味しい!
 ポン酢のジュレ、癖になりますね。
 マッシュポテトもブラックペッパーが効いてて、
 ちょっとビターな味で、美味しいです!


[彼の作る料理はやっぱり美味しい。
好きな食材というのもあるが、味付けが男性特有の濃いものでもなく、食べやすい。
すっかり胃袋を捕まれてしまって、もう抜け出せそうにない。*]
(66) 2021/11/17(Wed) 0:44:17

【人】 イウダ

[BGMのことは頭からすっかり抜けていたので、彼女が選んでくれて助かった。
卯田でも知っている、昔の洋楽からどこか懐かしいJPOPも。
雰囲気づくりも二人で楽しめるのが嬉しい。]


 仕事初めてからはクリスマスって繁忙期だから「勘弁してくれ」って去年聞いたら思ってただろうな。
 今年は――こんな楽しいなら毎日でもって気持ち、わかる。


[きっと12月に入れば毎日豪華な食事を作る余裕も時間もなくなってしまう。
それでも、クリスマスに限らず「特別感」を演出したいという気持ちを忘れないようにしようと思った。]
(67) 2021/11/17(Wed) 1:01:53

【人】 イウダ


 うん、美味いよ。
 他の前菜とのバランスも良い。


[真鯛は和食にも好まれる食材だから、ポン酢ジュレの味が口に残っていてもさっぱりと食べられるし、ズッキーニとプチトマトはマッシュポテトにも合う。
チーズチップスでマッシュポテトを掬う発想はなくて、真似して食べた。
目を見開くほど美味い。
彼女の感想には「ありがとう」と誇らしげに笑った。
彼女は客だった頃からこうしてきちんと「美味しい」を詳しく伝えようとしてくれる。その丁寧さが好ましい。

紫亜に任せたバターライスにパセリを振って、鶏肉のトマト煮込みを盛りつけたメインの皿は約束された美味。
がつんとインパクトのある味付けだが、にんにくを使わず生クリームが入っている分、翌日に響かず食べられそうだ。
量は二人とも控え目にしておいた。
デザートまで辿り着かなければいけないので。]


 上から食うのがまあセオリーだよな……。
 折角だから紫とグレーも食いたかったけど、最下段にしたのは失敗だった。


[いくら小さいとはいえ二人で70個は食べられない。
ぱき、と固まったカラメルを折って緑色のシューを口に放り込みながら笑った。]


 ごちそうさま!**
(68) 2021/11/17(Wed) 1:03:30

【人】 オルテイシア

[カルパッチョは箸休めに丁度良かった。
鯛のさっぱりとした味とリボンにしたズッキーニがよく合う。
ビネガーの効いたトマトが美味しい。

そしてメインディッシュは楽しみにしていたトマト煮込み。
ナイフで切り口を入れる前からトマトの濃厚な匂いがする。
彼の好きなスティックセニョールが赤いトマトの海に溺れてクリスマスを思わせる。
たまねぎとマッシュルームもよく煮込まれていた。

野菜と一緒にチキンを切って頬張ればブイヨンがたっぷり含まれた肉汁が口の中で溢れる。
蕩けたトマトの酸味が程よく効いていて、これもまた美味しかった。]


 はー……、美味しいです。
 しあわせ……。

 こんなにいっぱい食べれるのも、
 美味しい料理にも囲まれるのも。

 その上デザートもまだあるなんて。
 食べたら絶対ダイエットしなくちゃ……!


[食べない選択肢はない。食べた分だけ動けばいいのだから。
手伝ったバターライスと一緒に食べれば尚更美味しく感じて。
美味しい料理に蕩ける頬を抑えて、決意を新たにした。]
(69) 2021/11/17(Wed) 1:52:38

【人】 オルテイシア

[メインディッシュを食べ終えても、作りすぎた料理は少しずつ残ってしまった。
それは、明日以降も続くクリスマスのために取っておくことにして。
聳え立つクロカンブッシュを二人で見上げた。]


 下から食べたら崩れちゃいますよね……。
 明日以降の楽しみにしましょう?


[彼でも失敗することがあるのだなと思って笑ってしまう。
でも味が変わるわけではないから、失敗という程ではないだろう。
上から崩していけば自然と当たるのは抹茶味。
掛かったカラメルをフォークで刺せば、パリッといい音がなる。少しだけお行儀悪く、固まったカラメルを手でそのまま食べて頬張った。
ほろ苦い味が口に広がる。
それから、シュークリームとフリーズドライの苺を一緒に食べれば、きゅっと口が甘みと苺の酸っぱさに窄まる。]
(70) 2021/11/17(Wed) 1:52:57

【人】 オルテイシア

 
 ん〜〜〜、美味しいですっ。
 シュークリームこれだけたくさん食べるのも初めて!

 わくわくしますっ!

 
[じたばたと足をバタつかせて感動を顕にする。
崩さないように気をつけながら、二つ、三つと口にしていったけれど、さすがに最下段までには辿り着けるはずもなく、笑いながら諦めた。

最後は二人で、手を合わせておなじみの言葉を口にする。]
 

 ごちそうさまでした。**
(71) 2021/11/17(Wed) 1:54:08

【人】 イウダ

[しあわせ、と口にする彼女の口の動きが好きだ。
たくさん食べてからの運動も二人ですれば食べ過ぎの罪悪感も消えるだろう。
揃いのサウナスーツでも買って夜のウォーキングに出るのも良いかもしれないなんて計画を話す。

彼女に任せて買ったワインは食事にもよく合う。
デザートの前には残りを温めてオレンジジュースで割って味変を楽しんだ。]


 もう少し数を減らせば全部食えたかな〜
 でも低いとツリーって感じより「山」ってなるし、紫とグレーを苺みたいに点在させたらあんまり美味そうに見えなくてな……


[試行錯誤した上でこのデザインに決めたのに失敗したので苦笑するしかない。
味は問題ないから、互いの色を食べるのも明日に持ち越して、ツリーを崩してタッパーに入れた。]
(72) 2021/11/17(Wed) 8:52:06

【人】 イウダ


 皿洗いしとくから先に風呂入って来て良いよ。
 朝から出てて疲れたろ。
 化粧も落としたいだろうし。


[彼女の日課である丁寧なボディメンテは、時間が遅くなれば眠気で実行が遅くなるだろうから。
2人で同時に手を合わせた「ごちそうさま」の後は、動くのが怠くなる前に立ち上がって後片付けを。

先に自分が風呂に入ってしまえば、彼女のメンテナンスを待ちきれずに襲うかもしれないと、理性に自信がないことは言わないでおく。**]
(73) 2021/11/17(Wed) 8:52:20

【人】 オルテイシア

[ウォーキングのお誘いには二つ返事で頷いた。
一人なら敬遠しがちな運動も、二人でとなれば意欲が湧く。
計画を前向きに実現するためにサウナスーツを調べることをスマホに残しておいた。]


 ふふっ、そうですね。
 でも、明日も食べられるならお得な感じがします。
 シュークリームだから、きっとあっという間に
 無くなっちゃいますよ。


[残りのワインを飲みながら、上機嫌で話す。
そう言えば、彼の実家にお邪魔した時も活躍したのはシュークリームだった。
何かと縁のあるお菓子がきっとこれからも好きになる。]
(74) 2021/11/17(Wed) 11:57:04

【人】 オルテイシア

[片付けは彼が名乗り出てくれた。
いつもの事ながら、気をかけてくれることを好ましく思う。]


 いつもありがとうございます。
 それじゃあ、お願いしちゃってもいいですか?


[お酒で浮かれた気分を少し冷ますためにも、お風呂には入った方が良さそうだ。
かたりと席を立てば、酔いが回って少しふらつく。
お皿を運ぶことだけは手伝うついでに、シンクに立つ彼の後ろに立って、思い切り背伸びして耳元で囁く。]
(75) 2021/11/17(Wed) 11:58:21


  めいっぱいキレイに、してきますね?


[ふ、と最後に息を吹きかけて、くすくすと笑ってその場を離れた。]

【人】 オルテイシア

[浴室に向かった後は、汗と汚れと綺麗に洗い流していく。
メイクは丁寧に念入りに。
ボディチェックも怠らない。

熱いお湯を浴びれば少し酔いも冷めてきて、浮かれたようなことを言った気がして少し恥ずかしくなった。

綺麗に泡を流して湯に浸かり、身体を揉みほぐす。
湯船から上がって、身体を拭きあげればいつものようにボディミルクを塗って、下着を身につけた。

今日着ていたトップスのような、総レースの下着。 色もシックに黒にしたら、レースの部分でも白い肌がところどころ透けている。
胸元や下肢は肝心な部分は隠れているが、少しばかり心もとない。
それを隠すようにもこもこのパーカーウェアを着て中に隠した。

ドライヤーは彼がお風呂に入ってる間に済ませようと、部屋に運ぶ。]


 お待たせしました。
 基さんの番ですよー。


[湯上りでほんのり上気した顔で、お風呂を奨めた。*]
(76) 2021/11/17(Wed) 11:59:56

【人】 オルテイシア

[お風呂上がりのスキンケアを済ませて、ドライヤーで髪を乾かした後は水分を取ってから、先にベッドに向かった。

彼を待つ間は、横になりながらスマホを眺めていた。
写真フォルダには旅行中に撮った写真や、今日撮ったばかりの料理の写真が並ぶ。
増えていく二人の思い出に目を細めて、ひとつずつ画面をスライドさせて行くだけで、幸せな気持ちになる。]


 また、増えた。


[微笑む彼の動画を指先でなぞりながら、目を細めた。*]
(77) 2021/11/17(Wed) 13:02:25

【人】 イウダ

[2人で1本開けたからか、紫亜には酔いが回ったようで、一人で風呂に行かせて大丈夫かと心配にはなったが、会話は成立しているし、自分と入るとゆっくりさせてやれない懸念もあるのでそのまま見送ることにした。

残り物はタッパーに詰めて冷蔵庫に入れ、紫亜が皿を運んでくれたならさあスポンジに洗剤をつけようとした時。]
(78) 2021/11/17(Wed) 15:04:49

 〜〜〜〜〜〜〜〜〜っっ!!



[思わずスポンジを落として耳を押さえて振り返った。
この酔っ払いめ!
まったく可愛い事ばかりする!]

【人】 イウダ

[上機嫌でバスルームに向かった彼女を追いかける訳にも行かず、卯田は悶々としながら皿洗いを済ませた。
仕事と同じことをしていると集中できるので、途中で投げ出さずに済んだのは幸いだった。

洗い物はカゴへ、空き瓶は洗ってベランダへ、テーブルを拭いたダスターは洗って表面の汚れを落としておく。
そして最後に使用後のシンクをウエスで拭って終了。

自分の着替えを用意していたら、紫亜が出た気配がする。]


 おー。
 じゃあ貰ってくるわ。


[彼女はいつものもこもこを着ていて、その下がセクシーなことになっているのにはまだ気づかない。]
(79) 2021/11/17(Wed) 15:05:45

【人】 イウダ

[男の風呂に関しての詳細はいらないだろう。
雑ではないが丁寧でもない入浴は彼女よりも早く済む。
短い髪はタオルドライである程度乾いてしまうのでドライヤーは使用しない。]


 動画じゃん。
 カメラ向けられたとは思ったけど、写真だと思ってたから数秒キメ顔が固定されてんの恥ずいな。


[寝室に入ると、後ろから彼女が見ていた動画が目に入った。
カメラの前で惜しげもなくポーズを取ることでお馴染みの調子の良い卯田も、彼女の手元に映像が残っているというのは少々胸がむず痒い。
上から掌で目元を隠しても、フォルダに残っているから意味がないのだが、気持ちの問題だ。]
(80) 2021/11/17(Wed) 15:06:02

 「めいっぱいキレイ」にしてきたんだろ?
 そっちを見せてよ。


[目隠しをしたまま耳元で囁くのは、先程の仕返しだ。
むしろ「倍返し」かもしれない。耳孔を擽る吐息の量は、彼女が残したそれよりも多く。*]

【人】 オルテイシア

[動画に夢中になっていたら、ドアの開く音がして動画から抜け出してきた彼の姿が見える。
画面と見比べながら、お風呂上がりの香りがする彼に笑いかける。]


 せっかくだから、いっぱい残しておきたくて……、
 っ、て、ひゃ……、

 見えなっ……、
 基依さん……っ!?


[他にもと見せようとした画面がスライドされて、録画モードに切り替わる。
目を塞がれていては見えない手元がお留守になって、対象物のない画面がベッドのシーツを映し出した。]
(81) 2021/11/17(Wed) 15:42:55

【人】 オルテイシア

[耳元で囁かれて吐息を吹き込まれると、一度快楽を覚えた身体は簡単にその先を想像する。
ぞくぞくと背筋を走り抜けるような痺れが、身体中を伝って、手からスマホが落ちた。
録画モードの画面は秒数をカウントしたまま、暗くなった画面と音だけを拾う。

目隠しされたまま、小さく首を縦に揺らして、こくりと喉を鳴らしたら]
(82) 2021/11/17(Wed) 15:43:43

 紫亜は明日も休みだよな?
 じゃあ、今夜は寝かさないから覚悟してろよ。**

 




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