【人】 帰宅部 雨宮 健斗[ 彼の言葉>>244に、え、と思わず動きが止まる。 いいなと思ったあのカラフルな絵は、 ピアノとギターのセッションが心に響いた 彼が描いたのだと告げられて。 正確には俺らはピアノとベースだったから、 もしかしたらあのセッションの話では ないのかもしれないけれど、それでも。 こんな風に、聞こえていたのか [ あちこちに散らばるたくさんのカラフル。 弾けるようなその色の塊を、 背景の白が包んでいるような。 喉の奥が熱くなる。 俯いて、懸命にそれをやり過ごすために、 タバコに火をつけた。 ]* (248) 2020/06/16(Tue) 16:49:50 |
【人】 帰宅部 雨宮 健斗[ 出されたアイスコーヒーを口にする。 熱くなった喉を、冷たい液体が通り過ぎて、 そうしてようやく顔を上げた。 ] うっま。 [ 怪しさ満載の自分を誤魔化すように、 ちょっとオーバーにそう言って彼の方を見やる。 実際、それは旨いコーヒーだった。 ] (249) 2020/06/16(Tue) 17:08:33 |
【人】 帰宅部 雨宮 健斗そっか。 さっき3-Aでピアノとベースの セッションやってたから、 もしかしたらそれかもな。 [ タバコの煙を吐き出して、そう伝える。 自分が弾いていた、とは言えないけれど。 ] あ、もし気に入ったんならさ、 その…ベース弾いてたやつ、 バンドでライブもやるっつってたから、 時間あったら見に行ってやってよ。 [ コーヒーのカップについた滴に目をやりながら話す。 ] あ、ってか何年? 3年じゃないよな? * (250) 2020/06/16(Tue) 17:10:43 |
帰宅部 雨宮 健斗は、メモを貼った。 (a69) 2020/06/16(Tue) 17:15:12 |
【人】 絵描き 要ん? 動きが止まった。>>248 なにか思うところでもあったのだろうか? さらりと彼の金髪が下を向く。 どうしたの?とは聞けずに、なんとなく彼の手の動きを追う。 慣れた手つきで、タバコを吸う姿は、さすが大人。と言った感じだ。カッコイイ。 それから、流れるようにコーヒーを手に取った。 「うっま」 そのセリフは心の底からの素直な感想、のように思えて、 つい、にへら、と口が緩みそうになるのが自分でもわかる。 む、む、む。 動きそうになる口元に抵抗するため、力み過ぎて、どうしたらいいか分からなくなる。 「お口にあったようで何よりです」 下を向くのは接客態度として宜しくないのは分かるけれど、今だけは許してほしい。 (251) 2020/06/16(Tue) 17:35:41 |
【人】 絵描き 要「そっか。さっき3-Aでピアノとベースの、セッションやってたから、もしかしたらそれかもな」 ふわりと煙とそれからタバコの独特の匂いが辺りに広がる。 へー。三年生の教室だったんだ。 吹奏楽部?とかなんかその辺の人達かと思ってたけど、違ったっぽい。 その事を知ってる、ってことは、 ああ、この人もその現場を見てたのかな。羨ましい。うーん。羨ましい。 そんな羨ましげな視線がバレたのか、こうも続けた。 「あ、もし気に入ったんならさ、その…ベース弾いてたやつ、バンドでライブもやるっつってたから、時間あったら見に行ってやってよ。」 え、それすごい気になるし行きたい。けど、ライブ、かあ。 ライブ、人、集まるよなあ……。うぅん。 「時間なら有り余るほどあるんですし、すごい興味ありますけど、やっぱり人、沢山来ますよね?」 念の為聞いてみるのは、未練があったからか。 (252) 2020/06/16(Tue) 17:46:01 |
【人】 絵描き 要「あ、二年です。何組かは忘れましたけど」 実際授業にもいってないんだからそりゃ忘れる。し、あんまり興味もなかった。……と言ったら嘘になるだろうけど。 興味があるからこそ、それでも無理だから、諦めるために、見なかった、のが正しいのかもしれない。 「まあ、授業とかはろくに受けてないですし、というかそもそも教室にすら入ったことも無いダメなやつ、ですけど」 そう言って笑う。 「あ、お客さんこそ、えっと?何歳なんですか?やっぱりここ卒業です?」 なんて柄にもなく矢継ぎ早に質問したのは、恥ずかしさと自分への嫌悪感とそれから、暗い雰囲気にならないように、と取り繕ったわけで……* (253) 2020/06/16(Tue) 17:56:57 |
【人】 無表情 トオル「これ…食べる?」 [トオルが急に話しかけたせいか、少女は必要以上に驚いた顔をして、そしてパーカーのフードを急いで被って背を向けた。] 「私のことが怖くないの?」 「怖い?え、なんで??チョコ、嫌いだった?」 「…ううん。」 [少女がチロルチョコを受け取ろうと手を伸ばし、少し安心した表情でチョコを頬張っている。それからぽつりぽつりとトオルに自分の話をしてくれた。名は【しずく】と言うこと、小さな頃から体が弱くて入退院を繰り返していること、そのせいで学校で友達がなかなか出来ないこと…。しずくはまた涙目になって、フードをさらに深く被った。その動きに合わせて、彼女のパーカーからヒラリと一枚のポストカードのようなものが落ちた。真っ白な背景に紫の紫陽花が描かれている。トオルはそれを拾ってしずくに手渡した。] 「コレ、綺麗な絵だね」 「わ…私が描いたの…」 「え!?君が?すごいや、大人が描いた絵みたい!」 [しずくは自分の絵が褒められて素直にとても嬉しかった。絵を描くことは一番好きなことだったから。] 「この絵、なんだか君に似てるね」 「え??どこが??」 「君のその紫色のシュシュってやつだっけ?それ、この紫陽花みたいだね。君の白い髪によく似合ってる」* (254) 2020/06/16(Tue) 18:33:18 |
【人】 テニス部 ちあー2-Cタピオカ屋ー ええっ?!同じクラス?!わー!ごめんなさいー! [失礼なことをしてしまった。と、ちあは慌てる。ももと同じクラスになって三ヶ月は経つと言うのに、気付かないとは…。ちあは、自らを恥じた。] (それにしても、この子、初めて見たな…。あれ?!肩の辺りが透けてる?!) [ちあは、ゴシゴシと両目を擦った。透けは治っており「気のせいかな?」と一人、首をひねる。気を取り直して、目の前のももに向き直る。] 藤堂さん!これから、よろしくね! [せっかくの同じクラスだ。これからも仲良く出来たらという思いがあったのだろう。ちあは、無意識に「これから」という言葉を使った。 ]* (255) 2020/06/16(Tue) 18:46:50 |
テニス部 ちあは、メモを貼った。 (a70) 2020/06/16(Tue) 18:53:16 |
テニス部 ちあは、メモを貼った。 (a71) 2020/06/16(Tue) 18:53:55 |
【人】 美術部 雨蓮 しずく「怖い?え、なんで??チョコ、嫌いだった?」 >>254 [ しずくはこの優しいお兄ちゃんに今まであったこと、悲しいこと、寂しいことを話した。 初めてあった人なのにとても話しやすかった。 しずくが、雨と紫陽花を見て描いた紙がポケットから落ちてしまった。] (は、はずかしい…) 「コレ、綺麗な絵だね」 (き、きれい?うれしい…) 「わ、私がかいた絵なの…」 [ しずくは、はじめて同じ年頃の子に褒めてもらえて嬉しかった。] 「この絵、なんだか君に似てるね」 「君のその紫色のシュシュってやつだっけ?それ、この紫陽花みたいだね。君の白い髪によく似合ってる」 (やっぱり…かみのけ見られてた…。けど、こわいとか、きもちわるいとか言われなかった…。うれしいな) [ しずくは、嬉しくて嬉しくて今までで初めてではないかというぐらいの勇気をだしてお願いしてみた] 「お、お兄ちゃん…またしずくとあってくれる?しずくの絵を見てくれる?…」* (256) 2020/06/16(Tue) 20:41:37 |
【人】 光学迷彩 もも[『わたしは壁。』 そんな壁にも友達はできたの、かな?>>255] よろしくっス。 べつにいっスよ、珍しくもないので。 [クラスの中であってもわたしは壁でしかない。 名簿に名前が載っている優遇された壁だ。 壁の名前も、姿も、覚える必要性は無いだろう。 そんな些細なことなんだ。] [わたしの姿を見ては目を擦る彼女。 きっと半透明にでも見えてるのだろう。 中学生まではものの例えだろうと思っていたが、両親に確認してみると本当にそう見えるとのことだ。 大人になる頃には完全に空気に溶けてしまうのかも。 慌てる彼女を見て、ぼんやりとそう思う。] タピオカ楽しみっスね〜。 [目線を店内に巡らしながら素っ気無く言う。 コミュニケーションの仕方を知らない。 こういう時、同じクラスの女子とどんな話をすればいいのだろう?彼女なら容易いものだとは思うが…。 もちろん、相手をつまらなくさせない様に努力しなければとは思うけど、できれば得意そうな彼女に頼りたい。*] (257) 2020/06/16(Tue) 21:05:23 |
【人】 次期生徒会長候補 赤羽 神一[教室後方の調理場を出る。 飲食スペースは 普段の机を合わせたものに 白いレースのクロスが敷かれ 真ん中には小さな容器に花がある。 天井からは雲のような綿が きらきらと装飾されている。 色とりどりのガーランドは虹のようだ。 黒板には天使の羽が2人分 向き合うように大きく描かれていた。 そこでは恋人も友達も 自分の背中に羽を合わせ 楽しげに写真を撮っている。 黒板に名前とメッセージを 残している者もいるようだ。 クラスメイトに注文を聞くよう急かされ ちあとももの席に行く。>>255>>257] ミルクティかイチゴミルクどっちにする?* (258) 2020/06/16(Tue) 21:57:18 |
【人】 転校生 矢川 誠壱[ 足取りは軽い。 いい音楽に触れた。いい演奏者に会えた。 それは音楽を楽しむ者としてこの上ない 幸せだと今強く感じる。 その上、このあとはリハだ。 ステージに立つのは好きだ。 あの空気が、熱が、会場が、 一体になるのはたまらなく心地いい。 ベースを背負い直す。 ああ、またコーヒーのいい香りがした。]* (260) 2020/06/16(Tue) 22:35:10 |
【人】 転校生 矢川 誠壱 ──リハーサル── 「おせーよイチ!ギリギリ!」 ごめん、 ちょっとクラスの方手伝ってて [ メンバーのいる体育館の袖にいくと、 ボーカルである坂口祐樹に怒られてしまった。 まあまあ、とその隣でなだめるのは ボーカルと同じ顔のギター担当・裕也。 ドラムの智は「間に合ったんだからいいよな」 とゆるっとした口調で笑いかけてくれる。 彼らのバンドWTwo winsWは、 ギターとボーカルを担当している双子、 坂口兄弟によって発足したらしい。 帰国子女ゆえの流暢な英語で がなるように歌い上げるのは、邦楽ロック。 英語がそれだけできるのに洋楽にする という選択肢はなかったのかと ふとしたときに聞いたことがある。 だが祐樹の答えはシンプルだった。] (261) 2020/06/16(Tue) 22:35:48 |
【人】 転校生 矢川 誠壱[ W洋楽とか邦楽とかどうでもいいW …間違い無いな、と思った。 自分たちがいいと思ったものを演奏する。 そのジャンルが今はたまたま、 ラウド寄りのオルタナティブロックだった。 で、その中でも気に入っているのが 邦楽アーティストだったというだけ。 以前は他のものもやっていたらしいが、 今回の文化祭では1組のバンドの曲に しぼって演奏する。 ちなみにオリジナルはやらない。 すべてコピー曲ばかりだ。 曲はかけない、と一蹴された。 発足したのは兄弟が中等部2年の頃で、 毎年文化祭には出ているし、 なんならライブハウスなんかでも やっているらしい。比較的、学園内では 有名で人気のバンドだ。] (262) 2020/06/16(Tue) 22:36:42 |
【人】 転校生 矢川 誠壱[ 人気の理由は…彼らの顔面偏差値に よるところもきっと大きいだろう。 身長はそう高いわけではないけれど、 整った顔をした双子。 甘いマスクから飛び出す迫力のある歌声は、 男子も女子も魅了する。 ドラムの智はおっとりとしていて、 柔らかな雰囲気なのに、曲が始まると変わるのだ。 以前いたベースも劣らず整っていたから、 正直顔面偏差値を下げた自覚はある。 背が高いだけで顔が綺麗なわけではない。 気落ちされなければ上々だ。 顔面のことばかり言ったが、もちろん 演奏テクニックもかなりのものだった。 だからこそ、ベースとして急遽加入して そりゃもう必死で練習したのだ。 運良くやったことのある曲もあったから、 救われた部分は大きい。 ベースを取り出して、取り急ぎチューニングする。 ちょうど1弦を合わせ終わったところで、 リハーサルの順番が回ってきた。] (263) 2020/06/16(Tue) 22:39:54 |
【人】 転校生 矢川 誠壱「おっしゃー!いくぞー!」 [ 大きな声を出して舞台に出て行く 祐樹に困ったように笑う裕也が 「まだ本番じゃねーぞ」と声をかけた。 マイクのハウリングが響く。 肩にかけたベースが、なんとなく重い。 智に「大丈夫か?」と声をかけられる。 ああ、と微笑みかけて、ステージへ出た。] (264) 2020/06/16(Tue) 22:40:18 |
【人】 転校生 矢川 誠壱* [ 7分間のリハーサルが終わる。 セッティングは問題なさそうだった。] 「あ、そうだ」 [ と祐樹が口を開く。] 「なんかさ、1組出れなくなったらしくて。 俺ら、もう一曲なんかできねーかって。」 え、 [ 裕也と智も目を開いている。 どうやら二人とも聞かされていなかったらしい。 ぱちくりと目を瞬かせて、無言の時間が流れる。] (265) 2020/06/16(Tue) 22:40:34 |
【人】 転校生 矢川 誠壱「え、まさか、OKしてないよな?」 [ 裕也が心配そうに尋ねる。] 「え、OKした。」 [ 祐樹が悪びれる様子もなく答える。] え [ え?なんだって? だっ て、 おれは、 1ヶ月前に入ったばかりで。] 「あれやろうぜ、NAME。」 [ あっけらかんと言った。 言いのけやがった。 己が何かを言う前に祐樹の「はぁ!?」が 先にきた。思わず唇を結ぶ。] (266) 2020/06/16(Tue) 22:40:55 |
【人】 転校生 矢川 誠壱「だって、イチが入ってから 新規の曲なんもやってねーじゃん。 NAMEもやろーっつったのに、 結局時間の都合で削ったしさ。」 [ まあ、たしかに。己がやっているのは、 以前いたベース担当の代わり、でしかない。 もともとバンドで練習をしていた曲ばかり。 つまりは、この1ヶ月で新しくなにか曲を 追加すると言うことはしなかった。 いや、正確にはしたのだけれど、 間に合わないと判断して削ったのだ。 それが、WNAMEWと言う曲だ。 ブラッシュアップできていない状態で 表に出すのは特に裕也が嫌がった。 隣で唸るのが聞こえる。 智はなんにもいわなかった。] (267) 2020/06/16(Tue) 22:41:19 |
【人】 転校生 矢川 誠壱「でも、あれはまだ…」 [ 渋る。たしかに。不安しかない。 全員暗譜はしているとはいえ、まだまだ 擦り合わせられていない部分は多いのだ。 不安は、ある。 そう、不安はあるのだ。 ──────…だけど。] (268) 2020/06/16(Tue) 22:41:46 |
【人】 転校生 矢川 誠壱あの、さ 俺やりたい。 [ 小さく主張した。 あの曲の歌詞を思い出す。 今、やりたい、とおもった。 ──きっと、口に出すのもおこがましい理由。 やるべきだと思ったから。 後悔、しないためにも。 後悔、させないためにも。 やるべきだと。] 「俺も賛成」 [ 智が相変わらずゆるっとした声で賛同する。 これで、3対1になってしまった。 また、裕也が唸るのが聞こえる。] (269) 2020/06/16(Tue) 22:42:13 |
【人】 転校生 矢川 誠壱[ だが、祐樹が「なあ」と念を押せば、 もう折れざるを得ないと思ったのだろう。 「わかったよ」と頷いた。 練習する場所はない。 基本的に本番前に練習することは できない仕様になっている。 ほとんどぶっつけ本番になるだろう。 それでも、いい気がした。 祐樹の声がはずむ。 ライブの出番は、後ろから3番目。 まだしばらく時間がある。 一応譜面だけ軽く見返しておこう、 そう思いながらベースをまたケースに入れ、 体育館を一旦出るのだった。]* (270) 2020/06/16(Tue) 22:42:38 |
転校生 矢川 誠壱は、メモを貼った。 (a72) 2020/06/16(Tue) 22:50:09 |
【人】 帰宅部 雨宮 健斗[ 自分が何組なのかわからないくらい、 授業には出ていないのだと言う。 それどころか、教室に入ったことすらないと。 自分のことをダメなやつだと話す そいつの顔は笑っていたけど、 なんとなくその笑顔の奥にある彼の何か 想像するのは難しくないように思えて。 ] (274) 2020/06/16(Tue) 23:55:48 |
【人】 帰宅部 雨宮 健斗…ほんとにダメなやつは、あんな絵は 描けねーんじゃないのとは思うけどよ。 [ そう呟いた。 本心で。 それから思い出したように ] 俺は3-A、雨宮っての。 [ 告げるつもりはなかった名前をぽつりと添えた。 ]* (275) 2020/06/16(Tue) 23:58:02 |
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