71 【R18】歪んだ愛の形【身内】
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*
おーじくん……たーりーなーいー!
もっとぉ……もっとあついのほしぃ…
[
一糸まとわぬ状態で彼に跨ってそんなことを
言う私は多分人から見たら
酩酊状態とも言えるでしょう。
クスリ、なんて嘘だったのだとしても
私にはしっかりとそれの影響が出ていて
何度もしているのに体が疼いて仕方なくて、
おうじくんにひたすら強請っていました。
勃たない、とか言われるのであれば
手で握ってみたり口で奉仕してみたりしようと
するくらいには、体は満足していませんでした。
もっとも、体力はすでに限界を超えていましたから
何かきっかけがあれば
簡単に意識を手放したでしょうけれど。
]*
[ まりんと海斗くんは絶対に一緒。
誰にも譲りません。
でも、海斗くんのお友達が来るのなら
まりんは大人しく身を引くだけなのですが。
でもでも、一緒にいたいので基本的には
お隣にまりんがいます。
何か、いけないことがあるのでしょうか?
まりんが一緒にいて、…悪いことがあるなら、
誰かが教えてくれると思うのです。 ]
んんんっ!ふ、ふぁ…
[ 海斗くんが動き出したのなら、
まりんは声が我慢できなくなります。
それは、もしかしたら
誰かに聞かれていたかもしれませんが
彼が唇を塞いでしまったので
そんなに漏れてはいないと思います。
彼が動くたびにまりんの中は
きゅんとしてしまって、
頭がおかしくなってしまいそうでした。 ]
[ 海斗くんにぎゅうっと抱きついて、
まりんは海斗くんをしっかり受け入れます。
落ち着いた後は、好き、って沢山
海斗くんに伝えます。
でも、彼はきょとんとした顔で
まりんが言ったことは嫌だと、
しっかりと…拒否されました……。 ]
まりん、変なこと言ったのかな…
*
| あ、あの…よけ、れば…… え、海斗くん…?! [ 折角、声をかけられたので 話をしてお名前とか聞こうと思ったら 海斗くんが購買にいってしまいました。 まりんは海斗くんの方と 声をかけた女性の方と両方を何度も見て 深呼吸をしたら、お名前を聞いたと思います。 ]
(2) 2021/05/14(Fri) 23:08:56 |
| まりんは、井達海です! あの、今ちょっと離れちゃった彼は まりんの幼馴染で恋人の汐見海斗くんです! [ 2人とも海の漢字が入ってるんですなんて お姉さんににこにこ笑って伝えたでしょう。 海斗くんが戻ってきたなら、 少し頬を膨らませて、 離れたことを怒ったことでしょう。 お名前とか連絡先とか、教えてもらえたら まりんはその方に大学で沢山会おうと 頑張って、仲良くなろうとしたのです! ]*
(3) 2021/05/14(Fri) 23:09:20 |
[ まりんが駄々をこねたせいなのか。
初めて一緒に寝たときから
1週間くらいのことです。
毎日一緒に寝ていたので学校もお休みしました。
海斗くんは離してくれなかったからで、
まりんはうごけなくなったからです。 ]
か、ぃとくっん………
まり、んっ…!
[ ごめんなさい、と彼に言いながら
週末だけ一緒におやすみがいいって
懇願しました。そうです、もうあれは、
懇願の形に近かったのです。
1週間は短くて、でも長くて
まりんは海斗くんがもっと好きになりましたが
学校に行くためにはそうしないといけなくて。
でも週末一緒にお休みする時間は
凄く凄く、好きになっていくのでした。
まりんは海斗くんが、大好きです。 ]*
| 建築学科の、葛葉桜子です。 たぶん、あなたよりは学年が上、かな。 [ 女の子の方はどこかに行ってしまった 男の子のことが気になっていたようですが 名前を聞かれるのなら答えましょう。 ……彼女にとって良かったのかはさておき 私にとっては立ち去った男の子の選択は 正しいものだと思いました。 仲睦まじげな二人を相手にするのは少し…。 ] (4) 2021/05/14(Fri) 23:42:25 |
| 幼馴染の恋人……素敵ですね。 [ 二人とも海の字が入っていて 幼馴染で、恋人。 彼のことを話している姿は可愛らしくて、 その噂の彼がジュースを手に戻ってきたときは 素直に怒っていて。 ―――いいな、と思いました。 ゆらりと瞳が揺らいだのは たぶん彼女には悟られていないでしょうけれど。 連絡先を教えて、何度か会ううちに仲良しには なったものの…… 少しだけ、眩しいなと思うところもありました。 気づかれないようにはしていましたから 一緒に買い物にいったりとか 遊びに行ったこともあったかもしれません。 ある日を境に、羨ましいなという思いは 消えることになりましたけれどね。 ]* (5) 2021/05/14(Fri) 23:44:11 |
いい子いい子…本当に可愛い…
僕の可愛い理子、愛しているよ。
[ 彼女に囁きかけるように、
ゆっくりと優しく声をかける。
ぎゅっと抱きしめ、よしよしと頭を撫で
彼女の大学生活がよくなりますように、と
心の中で囁くのだった。
それはどこか、彼女に暗示をかけるような
優しすぎるような気さえするもの。
彼はそれだけ、彼女を愛してやまないのだ。 ]
[ 彼の父親と手を繋いだ彼女。
それは普通の親子のように見えた。
両親がいるときは
比較的母親が選ばれていたような。
彼女が気を使ってか、
父親に声をかけたときは
後ろから彼は母親と小さく笑っていた。
父親の顔が面白くてつい。
彼女が高校でも楽しい生活を
送っていたことがよくわかったので
旅行もとても楽しかった。 ]
──────────
そんなことを言っては、……
本当に家から出られなくなるよ?
[ 彼女が望むのなら、多分彼は明日から
そうしてしまうだろう。
今の彼にとっては彼女が最優先事項なので
嫌がらないならただただ彼女を
彼色に全部染めたくなってしまう。 ]
なんてかわいいことを言うんだ……
[ 目をそらすことなく彼を見つめる彼女は
とてもかわいらしくて、
彼の動きは若干変態じみていたような。
何度も唇を重ね、中をさらに満たして。
その夜は、彼女のことを放すことなく
明け方まで愛し合うことに。 ]
──────────
[ その次の朝、起きてみればモーニングの時間は
とっくに過ぎていて、どうしようかと考え
彼女に声をかけて反応がなければ
ルームサービスを頼んで彼はシャワーを浴び
ブランチとしてダイニングテーブルに並べるように
到着したなら指示を出す。 ]
理子、おはよう。
……ご飯を食べたら、どうしようか?
[ 彼女が昨日のことを覚えていて、
なおかつ望むのであれば残りの日程は
朝から夜まで室内に残って
清掃も入れなかっただろう。
もちろん、彼女がおなかがすいたと
口にするなら一旦休憩しておなかを満たし
お風呂の時間も一緒に楽しむのだった。
園内に出ているのが所望されたなら
帰宅後、学校が始まるまでは
殆ど部屋から出なくなることだろう。 ]*
[ そう、俺とまりんは絶対に一緒。
小さい頃からそうだった。
幼稚園でのお遊戯も
学校の遠足も、運動会も。
クラスまで一緒になるかどうかは運だったけど
運命が味方したのか
一緒のクラスになることが圧倒的に多くて。
まりんが忘れ物をしたら貸せるように
下敷きだったり消しゴムだったりは
二個持ってることが多かったりとか
……彼女が前髪を切ったらそれだけで気づくとか
ソックスのワンポイントの柄まで覚えてるとか。
ああ、そうだ。
間違いなく
ストーカー
のそれと
執着の仕方が似ていたんだろうな。
違いがあるとすれば
まりんが嫌がらなかったことと
まりんが嫌がることをしなかったこと、か。
……だから、誰も気づかない。
例え気づいても放っておかれた。
それが歪んでると教える人が
幸か不幸か、いなかったんだ。 ]
……変だってわかんないなら。
明日から一週間、大学休もうか。
[ 抱きつかれたり、
好きを伝えられるのは嬉しいけれど。
でも、拒否するところはしないと
まだ大学生だから。
まりんをだめにするのは
俺も彼女のご両親も望むところではないと思う。
だから、“わかってもらう”ために
一週間一緒に、おやすみ、することにした。 ]
これでわかった?
―――わかったならいいんだよ
[ 最終的にまりんが懇願するまで
俺はまりんを離さなかったし
まりんは当然動けないから買い物とか
必要な外出は俺一人。
それでようやくわかってもらえたらしい。
週末になるたびにまりんは色気というか
女の子じゃなくて女性、の魅力を出してきてたから
誘惑されたら抑えられてなかっただろうけど。
まりんの傍にいるのは俺だけでいいし
俺は、まりんが大好きだ。
]*
[
軽くいじめを受けていたのもあって
彼は人を選んで接していた。
大学は頑張って中学校の面子が
いないようなところに行ったから
少しは楽だったけれど
それでも人間はあまり好みではなかった。
だからといって人外に走ったわけでも
ないけれど、とりあえず人とのかかわりは
最小限にとどめていた。
だから、彼女は出会った時から特別な人。
]
*
えー?ほぉら、もっと啼かなきゃ。
[
口角が上がったまま、
彼は彼女が達するところを何度も眺める。
それはもう、かわいくてかわいくて。
だから、彼は動きを止めることなく
彼がまた達するまで動き続ける。
彼女から好き、おうじくんがいい、と
はっきりと言われるのであれば
それはまた、彼を焚き付けてしまうだけ。
]
*
っと……えー何このわんこちゃん…
かわいすぎる、もっと出しちゃお。
[
彼にまたがって、あられもない姿をさらす
キメてしまった彼女。
彼は彼女の体を抱き寄せて
口づけを交わし、酸欠状態になるように
半ば無理矢理にするのだった。
それを気に彼女が気を失えば
優しく彼女を寝かせてあげよう。
]*
| またデートしようね。 今度は、……恋人、として? [ 流石に長くは捕まえなかったけれど 1日2日は、彼の家の中だったかも。 彼は少しおどおどしていたかもしれない。 恋人なんていなかったから 接し方が分からなくて。 ごめんね、なんてまた言ったかも。 ]*
(6) 2021/05/15(Sat) 22:24:29 |
| あ、話弾んでるみたいでよかった。 えと、先輩、ですかね? 汐見海斗です。 [ ジュースを二人に渡しつつ まりんから怒られれば 俺がいたら先輩が話しにくいかも、と思って なんて言い訳しとく。 頬を撫でたりしたら許してもらえたかな? まりんは無事仲良くなるのに成功したみたいで 大学内で時折会ったり休日に出かけたりも していたみたいだ。 俺もついていったことはあったけど……。 先輩はどこか、俺達を 寂しそうな羨ましそうな 何とも言えない瞳でこちらを見ている気がして だから、まりんには俺が先輩と三人でいるのは 気まずい、なんて適当なことを言って あんまり三人にならないように、気を付けてた。 その気遣いがいらなくなる日は、 先輩が幸せをつかんだ日。それを知ることになるのは 少し未来の事なんだけど、な。 ]* (7) 2021/05/15(Sat) 22:26:54 |
[ いい子、と優しく声をかけられると
安心しますし、何でもできるような
不思議な気持ちになって元気が出ます。
それはどこか、暗示に近いような。
……そんなこと、どうでもいいですよね。
清玄さんに愛されることが
私の何よりの幸せなんですから。 ]
……?出るつもり、ありませんよ?
[ 家から、と言われたので
そう答えましたが、まさか明日からとは
気づきませんでした。
でも、清玄さんの色に染まるのなら
それ以上に幸せなことなんてあるでしょうか? ]
はぅ……はずかしい、です……
[ 目をそらせないので言った後も
恥ずかしいままでした。
でも、何度も口づけを交わして
何度も中を満たされて。
明け方近くまで求めあったその時間は
あまりに幸せで、幸せに浸っていました。 ]
[ 朝起きると、少し体がいたいというか
まだ中に入れられているかのような
不思議な感覚で立った時に
少しふらりとしてしまいました。 ]
おはようございます!
ご飯の後は……その、昨日の続きを……
[ 少し膝を擦り合わせながらそういいました。
せっかくの旅行ですから
本当は出ないともったいないのですけれど。
清玄さんを体に教え込まれた私は
求めないなんて選択肢が消えてしまったのです。
お風呂の時間も背中を流したり
ご飯はレストランで食べたいと言えば少しは旅行らしさも
出たのではないでしょうか!
旅行から帰ってきた後も
清玄さんとずっと愛し合うのでした。
私は清玄さんの婚約者ですから、当たり前ですよね! ]*
[
私が恋人に振られたのは
自分のせいなんじゃないか。
そう思っていました。
だから、彼の涙を流す必要はない、
というあの一言は、私を救うものにほかならなくて。
寂しさやむなしさをあの一時は忘れさせてくれて
その後に過ごした時間もすべて
ずっとずっと特別な時間だったのです。 ]
*
んんんー!も、だめ、だめっ……!
[
おうじくんは動きを止めてくれなくて
彼が楽しそうな表情をしているところを
見る余裕もなく何度も達してしまって。
おうじくんがいい、なんて言葉が
余計に火をつけることになるなんて
そこまで意識しているはずもないのです。
]
*
ふ、うぅん……
[
強請っていると、抱き寄せられて
大好きな彼と口づけを交わすのです。
夢中でしていましたけれど、そのせいと言うべきか
酸素がだんだんと足りなくなってしまって
意識が薄れていってしまいました。
彼の頬に添えていた手がふっと力を失うのに
そう時間はかからず、
眠ってしまうことになるのでした。
]
| ……うん!恋人として! おうじくん、好き…! [ 翌日は動けなかったので帰れませんでしたし それをいいことにその日も抱かれたので 彼とは二日ほど一緒でした。 その間に頬を触るのは嫌か、なんて 聞いたりもしたのです。 慣れていくからいいよ、と言われて 嬉しくなって何度も頬を撫でてしまったりも しましたが、一緒にいる時間は とてもあたたかなものになりました。 どこか戸惑ってごめんね、と言っている彼には なんで謝るの?と笑って 背伸びをして唇を重ねた後 笑顔でこう言うのです。 ] あなたと出会えてよかった。 あの出会いは、運命だったね。 * (8) 2021/05/15(Sat) 23:34:26 |
| (n0) 2021/05/15(Sat) 23:55:10 |
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