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【人】 翼の魔術師 テレベルム─ 別日 ─ [ あの星々の悪戯があった日から、 季節が移り変わらない程度の日数が経過したある日の事。 すっかり日も沈み森に静けさが広がる夜に、 私はプラチナを抱きベッドで横になっていた。 普段であれば私も瞼を閉じ、眠りについている時間。 こうして彼の寝顔を眺めているのには、 とある理由があった。 プラチナを起こさぬよう、ゆっくりと体を起こす。 彼の額に手を当てると、 そっと柔らかくその頭を撫でた。 ] (──…よく寝ているな…。) [ プラチナには、事前にたっぷりと 安眠効果のあるハーブの茶を飲ませてある。 睡眠薬ほどの効果はないものの、 これから行う事を考えれば 十分な効果を発揮してくれる事だろう。 ] (1) 2024/02/08(Thu) 23:29:04 |
【人】 翼の魔術師 テレベルム[ ”対象の夢を覗き、更にその夢に干渉する魔術”。 知識としてはあったものの未だ試していなかったその術を 今日私は彼に試してみるつもりだった。] 君の中を覗かせてもらうよ。プラチナ。 [ もう一度、よく眠る彼の頭をなでる。 瞳を閉じて彼の額に魔力を流すと、 彼の夢へとマナの手を伸ばした。 まずは彼が、どんな夢を見始めたのかを探るために。** ] (2) 2024/02/08(Thu) 23:30:18 |
【人】 プラチナ― どこかの日 ― [あの不思議な出来事から少し経ったある日のこと。 プラチナは何の変哲もない平和な日々を送っていた。 夜、テレベルムが 安眠効果のある茶を淹れてくれると言うので 有難くそれを受け、 味が気に入ってカップに何杯か飲み干して。 それが功を奏したのか、いつもより少し早めの時間から すやすやと眠りについていた。 そうして深夜を少し回った頃。 心地よく眠っていたプラチナが 時折小さく呻きながら何度も寝返りを打ち、 もぞもぞと寝苦しそうに足を動かす。 それでも熟睡中のプラチナが目覚める気配はなく、 テレベルムが横で何かをしていても 気づくことはできなかっただろう。] (3) 2024/02/09(Fri) 0:14:07 |
【人】 翼の魔術師 テレベルム[ プラチナの額を撫でながら伸ばしたマナの腕は、 彼が思い描く夢を掴んで私の瞼に移してくれる。 ぼやけた視界が瞼の裏に映し出され、 意識を集中させれば 徐々に輪郭がはっきりと見て取れるようになってきた。] (4) 2024/02/09(Fri) 1:12:02 |
【人】 翼の魔術師 テレベルム─ 翌朝 ─ [ そして翌朝か、もしくはもっと早い時間か… プラチナが自然に目覚めた時。 彼の下着やシーツは綺麗にされることもなく、 そのままぐっしょりと尿で濡れきっていた事だろう。 下着の中は酷い惨状で、尿だけでなく 精液もべったりとついていて。 何故かプラチナが射精した量よりずっと多い量の ]精液が中に擦りつけられていたのは内緒だ。 いい夢は見れたか? [ 爽やかな朝な空気と裏腹な、 濃厚な彼の匂いが漂う部屋の中で 目覚めた彼を見下ろすように、 ゆったりと微笑んで横に座っていよう。** ] (5) 2024/02/11(Sun) 22:02:48 |
【人】 プラチナ[そうして、翌朝。 朝日は既に昇りきっているが、 普段プラチナが目覚める頃合いよりも、やや早い時刻。 ふいに意識が浮上する。 なんだか妙に疲れる夢を見ていたような…… それでいて、すごくすごく気持ちよかったような…… ふわふわとしたまどろみの中 身じろぎをすれば下肢がぐちりと嫌な音を立てる。 それに、背中のあたりがじっとり湿って… 何か冷たいものが貼り付いているような……不快感が……] (7) 2024/02/11(Sun) 23:30:57 |
【人】 プラチナ――――――っ!?!!?!? [一瞬で意識が覚醒する。 がばっ、と勢いよく跳ね起きれば 何だか色んなものが入り混じった臭いがまずつんと鼻をついた。 視界にぐっちょりと濡れたズボンが目に入る。 黄色い世界地図を確かめるまでもなく 尻や背中も濡れていて、認めたくない現実を突き付けてくる] ……え、 あ……あ…………… [粗相を見下ろし呆然と固まったまま 唐突に昨夜の夢の記憶がフラッシュバックする。 夢の中で散々トイレをたらい回しにされた挙句、 限界を迎え、ほとんど漏らすようにおしっこしたこと。 ついでにその後、テレベルムに手淫されて、その……… おそるおそる下着を引っ張って中を確認すれば 明らかに尿ではないものがべっったりと付着していて…] (8) 2024/02/11(Sun) 23:32:34 |
【人】 プラチナ――――――、 [なんで、こんな、嘘だ。 ぐるぐると混乱する中かけられた声に ギギギ、と恐る恐る顔を上げれば、 爽やかに微笑む恋人が隣に座っていて――] ち、ちがっ、ちがうんだ、これは、 だ、だって、だって、 夢ではちゃんと間に合って……!!! [顔を耳まで真っ赤に染めて 言い訳にもならない言い訳を述べるプラチナだった。] (9) 2024/02/11(Sun) 23:34:02 |
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