よろず屋 シラサワ(匿名)は、メモを貼った。 2021/07/28(Wed) 1:21:33 |
【人】 左方舞 五十鈴「待ってたよ、僕……私も、私のママも……そのママも、ずっと…… ”この日” をさ!」左足を踏み出す。 まるで右方のようにリズムを切って。 「……出てきなよ、 神狼! 僕と楽しく踊ろうよ!!」 (0) 2021/07/28(Wed) 8:48:26 |
五十鈴は、笑いながら踊っている (a0) 2021/07/28(Wed) 8:49:04 |
ユヅルは、五十鈴の舞を粛々と眺めている。 (a1) 2021/07/28(Wed) 9:29:57 |
【置】 忘れ屋 沙華愛子の肩を頼りながら、追う手から逃れつつその場所を目指す。 汗、冷汗に顔を濡らしながらも立ち止まるまいと進んでいた。 「聞くんだユヅル、五十鈴の覚悟を疑うわけじゃねえが まともに神狼をまるごと喰らおうなんてしたら、 お次は五十鈴自身が純度十割十分の神狼に化けちまうかもしれねえ。」 あらゆる叛逆により怒り、弱っている神が新たな器を得ようとするのは自然のこと。 「けどな、ここ神鳴の祭りに舞手はひとりじゃない。 五十鈴がその心臓に牙を立てるに至るなら、その心臓を 五分 と五分 に別てばどうだ・・・?」左房と右房へ。人の身のままでもそれを封じることが叶うのではないか。 「刹那ばかりの瞬間、あいつとそこまで息を合わせた事ができるかてのが難題だけれど、ね。」 本当のところその時が来たらどこまでしきたりに、神に抗えたものか分かったものではない。 だが、もう何も諦めたくはないのだというように、闇だけを映していた瞳は足掻くように揺れながら、 光が抜ける余地を探し続けていた。 (L0) 2021/07/29(Thu) 9:38:47 公開: 2021/07/29(Thu) 12:30:00 |
戸隠は、舞を踊った。奉納の意などそこにはなく、ただ、己のために舞った。 (a2) 2021/07/29(Thu) 12:23:32 |
よろず屋 シラサワ(匿名)は、メモを貼った。 2021/07/29(Thu) 16:14:42 |
よろず屋 シラサワ(匿名)は、メモを貼った。 2021/07/29(Thu) 16:14:54 |
よろず屋 シラサワ(匿名)は、メモを貼った。 2021/07/29(Thu) 16:29:24 |
【人】 奉公人 ユヅル沙華の背を支えて、左方と右方が舞う場へと急ぐ。 祭りの篝火が見えてくる。 「人の身を器にした時、 神格がその身体に収まるかが問題なのですね」 島民の大多数が神託を忘れ、 遣いたる狼達、舞手も反旗を翻した。 信仰の加護を大きく削がれた神狼の心臓。 其れを更に二つに断てば、或いは。 「望みがあるのなら、それに賭ける価値はあるかと。 私も、全霊を掛けて助力致します。 五十鈴さまとであれば、共鳴りによる会話が可能です故、 合図を用いて息を合わせる事ができるやもしれません」 神を喰らう大業、己にも何が起こるか判らない。 それでも、昏い瞳に金色を映す。 足掻く人の光となれるように。 「此処まで来たのですから。 きっと、必ず、悲願を成しましょう」 (2) 2021/07/29(Thu) 19:26:15 |
【人】 よろず屋 シラサワ遠くで聞こえる。 左右の 舞手 彼岸華 成長した共鳴りの 弓音 島を囲む海に住む 水竜 祭りの花火に、 鬼神 表舞台の役者は揃い踏みだ。 ここからは舞台裏。 空狐 最後の贄を喰ってしまった。 器用で不器用な笑みの 人間 死に場所から、帰って来た。 自らを映した 鏡と本 青年は駆けて行けるのだろうか。 呼び水となった 語り手 この物語が記された"本"を、捲る。 神狼よ、■■■よ、誰もが予想せぬ物語を綴ろう。 今宵の三日月の元『人狼物語』を。 (3) 2021/07/31(Sat) 7:06:56 |
【人】 一ツ目龍 モクレンぼう、と波間に影が立つ。 飛沫に溶け込むような銀の鱗を夕暮れに隠し、巨体ながら音ひとつ立てず島を目指す。 掲げられた頭部には鬼灯のような眼が独つ、もう一つは抉られたように肉の色を晒している。 銀糸の鬣からは逞しい角が伸び、大顎には鋭い歯が並ぶ。それは竜と呼ばれるに相応しい姿だった。 見る者があればの話だが。 咆哮ひとつ。 浜には男が一人、波と戯れている。 祭の喧騒を背にしばしぼんやりと水面の月を眺めているが、逃避も潮時かと顔を上げる。 明かりの消えない村にのろのろと足を進めながら手首を探ると、着けたままの候補の証、彼には外す術のない隷属の腕輪がひんやりと触れた。 「あーあー、今年も盛り上がっちゃってるねえ」 祭から離れた罰なのか、疼く傷跡を前髪の上から一撫で。 「わーかってますよ。お片付けして来いってんでしょ? いい加減こんな水蛇なんか飽きて食うなり逃がすなりしてくれませんかねえ、主様は」 歩を進めるごとに知った顔も知らない顔も増えていく。 誰に届ける気もないぼやきなど、誰も聞いてはいないのだ。 (4) 2021/07/31(Sat) 18:58:53 |
【人】 よろず屋 シラサワモクレンにはいつもの通りの祭のはずだった。 見知った顔、見知らぬ顔。 けれどもその誰もが、彼岸花の塵に惑わされている。 腕輪を付けたモノだけが、水竜の眼に留まる。 贄となるはずだった誰もが反旗を翻している。 最後の贄ですら、もう居ない。 神狼から、全ての贄が失われた。 ──今、神狼は、弱っている。 そんな中、今なら、隷属の痛みも弱く。 さぁモクレン、直に神狼に逢ったならば、 その場所が分かるのではないか? 今なら、島狼ごときに 島を囲む海の竜が使われないのでは? (5) 2021/07/31(Sat) 20:17:10 |
【人】 一ツ目龍 モクレン「――おやァ?」 ふと、足が止まる。 道行く人々の腕を飾る証から、込められた力が抜け始めている。 神狼に勝負を挑むには最後の夜を狙う他ない。 しかし、人々が着ける腕輪は神狼の気を帯びている。 片目の縁を辿りたくとも惑わされて終わるばかりだった。 今ならば。 神狼の力が弱る夜。贄を食い損ねた獣が現れる夜。 枷から延びる細い糸は、確かに、見える、 がり、 がり。 ふらりふらりと人の輪を外れる。 がり、 向かう先に大きなものがいる。 がり、 けれどまあ、体だけなら己が負けようはずもなく。 がりり。 尖った爪が皓い疵を何度も辿る。 島の神を食えば次の神に成るのだろうか。 海の竜が島を司るなら悪くもなかろう。 まして猥雑な騒ぎを好む獣と違って自分は至極温厚だ。 疼きが耐え難く強くなる。 これは警告か。 ならば、巣は近い。 (6) 2021/07/31(Sat) 20:37:36 |
【人】 よろず屋 シラサワ巣から狼を追い出すならば、今、今宵。 三日月の下、人狼たちの宴。 最上の贄だった右舞の持つは小さな毒で 血縁故に成すは左舞の持つ小さな幼牙で 竜によって巣から追い立てられたならば、 そこに居合わせるは魔を寄せ付けぬ弓の主と、 神狼にすら反逆せしめた皇の彼岸花。 全てが終わったその後に、 誰が島を治めるのかは今は分からない。 ああ、けれど、確かに今宵、 百年に一度の機会に集結せしめた者たちが、 神狼の喉笛に刃を突き立てる。 誰が欠けようと、成し得ぬこの人狼物語の結末を。 (7) 2021/07/31(Sat) 20:48:43 |
【人】 よろず屋 シラサワ「…皆ありがとうね。」 道化であり狂人は最後に人となった。 さぁ、吊られて得たは二つの縁。 彼らを抱き、生きよう。 この花火を眺めながら。 (8) 2021/07/31(Sat) 20:59:24 |
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