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人狼物語 三日月国


124 【身内P村】二十四節気の灯守り【R15RP村】

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視点:


【人】 灯守り 立春

─ 会合前 ─


  そっか、良かったぁ。
  わっとと! ごめんね私ったら……!
  大丈夫? すぐ直る??
  帯締めるのお手伝い、する?


[慌てて身体を離して改めてお姉ちゃんを見つめるも
着物は教本のお手本のようにきっちりと着付けられている。
素人目には着崩れはどこにも見当たらなくて
ほっと胸を撫で下ろすと同時に見とれてしまった。

妹視点、どこから見ても洗練された和装の淑女。
服装ばかり大人ぶってみても
中身が子どものままな自分とは大違い。

葵ちゃんに着付けてもらっても
お姉ちゃんの隣に並べるくらいに
着物を素敵に着こなせる気がしない。
数十年時が経ってお姉ちゃんの歳になっても、
自分が落ち着きというものを持てる気もしない。

そしてそんな自分のままで居て良いのだと、
全力で肯定してくれるような人がここにいる。]
(79) 2022/01/22(Sat) 10:16:56

【人】 灯守り 立春



  えへへ、ありがとお姉ちゃん。

  優秀な蛍さんたちのおかげで
  今はなんとかやれてるけど……
  ……実は昨日の夜もいっぱいいっぱいで、
  またお姉ちゃんに頼ろうとしちゃったんだ。

  いつまでもお姉ちゃんに
  甘えっぱなしじゃいけないな、って
  一応、思ってはいるんだよ?

  思ってはいるんだけど……

  お姉ちゃんの顔を見たら安心して
  なんかそういうの吹っ飛んじゃった。


[甘えられるか、られないか、じゃない。
幼い頃から甘えるのが当然になりすぎていて
最早身体に染みついた習慣になっている。

あれこれ考えるより先に、身体が動いてしまうのだ。]
(80) 2022/01/22(Sat) 10:17:10

【人】 灯守り 立春

何の不安も抱かず胸に飛び込めるのは
それだけお姉ちゃんを信頼しきっている証。

幾つになっても変わらず同じ振る舞いが出来るのは、
お姉ちゃんの方も変わらず妹に接してくれるからこそであり]


  そっちの心配してたの? 
  ふふ、やだなあ。

  お姉ちゃんに
  「みっともないからもうやめなさい」って
  止められない限りは甘えちゃうよ、きっと。
  

[ちなみにお姉ちゃん卒業の予定は妹には一切ない。

灯守りとして、統治者として経験と年齢を重ねて
風格と威厳ある大人になれる日が来たとしても、
やっぱりお姉ちゃんの前ではただの妹になってしまうと思う。]
(81) 2022/01/22(Sat) 10:17:16

【人】 灯守り 立春

[成人して良い大人なのだから
もうお姉ちゃんに甘えるのはやめなさい、なんて言われて
突き放される日が来ようものならこの世の終わりだ。
けれど底抜けに妹に甘くて優しいお姉ちゃんは
妹を拒む台詞はまあ口にしないだろうと妹は信じきっている。

お姉ちゃんが『猫さん』を拾って
傍に置いていると知ったときには、
いつもお姉ちゃんの傍に居られる『猫さん』を
心の底から羨みながら、それでも
お姉ちゃんに甘えることをやめようとはしなかった。

真剣に自重を考えないといけない日が
もしもいつかくるとしたらそれは、
お姉ちゃんに子どもが生まれたときだと思う。
子どもの前でもお姉ちゃんに甘え続けていたら
きっとその子を不安にさせてしまうから。

子どもは、子どもの気持ちがよくわかる。
でもどうかな。
本当にお姉ちゃんに娘や息子が生まれても、
やっぱり大人げなく張り合うように
お姉ちゃんに甘えてしまうかもしれない。]
(82) 2022/01/22(Sat) 10:17:25

【人】 灯守り 立春

[成長して出来ることが増えてゆくにつれて
お姉ちゃんが自分にいろいろとしてくれるように
自分もお姉ちゃんに何かしたい、と思うことも増えた。

泥と草のごはんはちゃんと食べられるお菓子になり、
ごっこ遊びの時間はお勉強の時間になり
お世辞にも上手いとは言い難かった似顔絵はいつしか
手作りのポーチやバッグといった実用品に姿を変えた。

最近では、紅茶を添えてお菓子を贈りつけたり
百貨店で可愛い小物を見つけては二つ買って
一つを贈って『お揃い』にしたりしている。

部屋中に溢れかえるぬいぐるみをはじめとした
ありとあらゆる雑貨やアクセサリー、衣類の
半分くらいはお姉ちゃんから贈られてきたものだ。

使い古してくたくたになってしまったり
サイズが合わなくなってもう着れない服だったりしても、
どうしても捨てられずに大切に取ってある。]
(83) 2022/01/22(Sat) 10:17:32

【人】 灯守り 立春



  芒種域は蒸し暑いもんね。
  立春域は、芒種域に比べたら
  乾燥してて寒いはずなんだけど……
  最近はあんまり寒く感じないんだ。慣れたのかな?


[長く立春の土地に身を置くことで馴染んだのか、
灯守りを継いで魂が変質したことで平気になったのか。
どちらの要因で寒さを感じにくくなったのか
自分でも判別は付かないけれど]

  
  幾つまででも。
  幾つになっても、私はこのままだよ。


[不意に浮かびあがった不安に蓋をして
自分に言い聞かせるように手のひらを握り返す。

妹を気遣って先手を打とうとした、
お姉ちゃんの意図にも相変わらず気付かないままに]


  だから、お姉ちゃんも
  ずうっと元気で私に甘えさせてね。

 
(84) 2022/01/22(Sat) 10:17:47

【人】 灯守り 立春

[いつまでこんな風に甘えていられるんだろう。
私は幾つまで生きられるだろう?
お姉ちゃんはいつまで私に甘えさせてくれるだろう。

考えても仕方のない問いは、それでいて
一度考え出してしまったら果てを知らない。

大先輩の灯守りさんたちみたいに
ずっと長く生きるのかもしれないし、
力の影響で早くに灯宮に還るのかもしれない。

師匠が居なければ、私はここには居なかった。
本来あるはずのなかった与えられた今だから
力を使って灯りを削ることに何の抵抗もない。
必要と判断すれば止められても力を使うし
要請があればなおさら躊躇はしない。

自分の身を顧みずに人々を笑顔にしていく師匠は、
大好きだった絵本の王子様に重なって見えた。]
(85) 2022/01/22(Sat) 10:17:54

【人】 灯守り 立春

[
サファイア
の瞳や身体を覆う
金箔
を惜しみなく分け与えて
街の人々を幸せにしていく心優しい王子様。
持てるものすべてを与えきってすっかりみすぼらしくなって
行いを誰に知られるでもなく心ない人々に捨てられて、
王子様の願いを聞き届けようとしたつばめも
渡りの季節を逃し力尽きて死んでしまう。

悲しいお話なのに、
最後に満足したように微笑むふたりが
子ども心にとても美しく思えた。

小さな頃からお姉ちゃんに憧れていた。
お姉ちゃんみたいに強くて優しい大人になりたかった。
灯守りになりたかったわけじゃないし、
芒種を継ぎたいと望んでいたわけでもない。

ただ、お姉ちゃんの喜んでくれそうなことを
お姉ちゃんの役に立てそうなことをいつも探していた。
だから師匠に出逢って命を救われたときに、
『僕の弟子にならないか?』という師匠の提案を
悩むことなくすんなりと受け容れられたのだと思う。

たとえそれが単なる自己満足に過ぎなくても、
一番笑顔を見たかった人の表情を曇らせる結末を
迎えてしまう日がいつか訪れるとしても。

信じて進む道に、迷いはなかった。]
(86) 2022/01/22(Sat) 10:18:16

【人】 灯守り 立春



  うん、急がなきゃ……!
  やった〜! お姉ちゃんの役に立てて嬉しい!


[早く早く、と急かすように手を引く妹は
草履であるがゆえの歩幅の小ささや
つい先刻気にしたばかりの着崩れの可能性を考えない。

昔と変わらずぐいぐいお姉ちゃんの手を引きながら、
ママ譲りの天真爛漫さで春の陽だまりのように笑う。]


  もし誰かに何か言われたらそのときは
  素直に白状するよ。
  緊張が止まらなくて不安だから私が頼んだんだ、って。
  だって本当のことだもん!

  お姉ちゃんの手を握ってると落ち着くの。
  本当は会合中もずっと握っててほしいけど……


[座席は変えられないし、
夏至さんと小満さんに交代してほしいなんて言えないし
立春席と芒種席とじゃちょっと距離があるしね。

席は離れていても円卓だからほぼ正面。
顔を上げればすぐお姉ちゃんの顔が見えるとなれば
こんなにも心強いことはない。]
(87) 2022/01/22(Sat) 10:18:27

【人】 灯守り 立春



  あっ、でもね、今回はちゃんと
  しっかり準備したから大丈夫なはずだよ!
  資料作りはお姉ちゃんも葵ちゃんも手伝ってくれたし。
  
  
[穏やかなやすらぎのひとときはあっという間で
会合の開かれる部屋と開始時間が刻々と近付いてくる。
いつも通りの平静に見える姉を
凄いなぁ流石お姉ちゃんだなぁと改めて尊敬する妹は
当の姉が、会合ではなく別の理由で
平常心を失っていたことにはまるで気付かない。]


  そうだねぇ、最後に一緒に入ったのは
  師匠に弟子入りすることになって家を出る前……かな? 
  弟子入りした後も一度だけ
  師匠に連れられて一緒に温泉に行ったっけ。

  お風呂楽しみだな〜!!
  私がんばるから、見ててね!


[どうかなって思った提案は想像以上にあっさり受け容れられて
久し振りに会っても変わらないお姉ちゃんに胸が軽くなる。

会場の前まで辿り着けば名残惜しむように手を離して、
周囲の目を気にせずもう一度むぎゅーっと抱きついてから
円卓の定められた座席へと向かった。]
(88) 2022/01/22(Sat) 10:18:38

【人】 灯守り 立春

[会合が始まる前には両隣の雨水さん、大寒さんに一礼して
挨拶しそびれていた春の統治域を持つ皆様にも
改めて心を込めたご挨拶をした。

その姿だけを見れば、灯守りとなった
妹の成長ぶりを感じ取れたかもしれない。けれど、
席に着いて資料が配られてやがて会議が始まっても
円卓を挟んでほぼ反対側に座るお姉ちゃんと目が合えば
小さく手を振ったり目配せしたりしただろう。

立春に向けての諸連絡は
手帳にメモを取って頷きながら真剣に聴き、

その後の中央から見た世界情勢報告も、
聞き取れなかったりわからなかった単語は飛ばしながら

ふんふん、と真剣に聴いて……

いざ立春域の報告の番となれば
気合を入れて作ってきた資料を手にきりっと背筋を伸ばして、
練習通りにすらすらと途切れなく
報告書を読み上げてみせた。]**
(89) 2022/01/22(Sat) 10:18:56

【人】 灯守り 立春

[前日ぎりぎりまで準備していた書類と
優秀すぎる蛍さんのおかげで、
昨年よりはずっとまともに統治者らしく出来たと思う。

一番の緊張の種は自統治域内の近況報告だった。
だから、それさえ無事に終わってしまえば]


  ──立春域の報告は以上です。

  来たる立春の祝いに際しましては
  皆様方の御協力を賜りたく、
  ご不便ご迷惑をお掛けすることもあるかと存じますが
  何卒よろしくお願い申し上げます。

  何かご希望やご質問がありましたら……


[一気に、肩の力がすとんと抜けた。]
(96) 2022/01/22(Sat) 17:11:38

【人】 灯守り 立春

[抑揚のない小難しい単語の羅列は
子守歌よりも強力に抗い難い眠気を誘う。
緊張が解ければ忘れていた食欲を思い出して、
お腹の虫がそこはかとなく元気になってくる。

大先輩方の前で新人が船を漕ぐわけにはいかない、
ましてやお腹を鳴らすわけにもいかない。
この場にあるお茶でなんとか堪えきらなければ。
起きなきゃ。そう、例えば指をペンで刺してでも。

ゆっくりと霞みだそうとする意識と闘いながら
円卓に着席する錚々たる面子を改めて順番に眺めてみた。

お隣の雨水さんはちゃんと卒なく会合に参加している。
流石巷で大物と噂される雨水さん、謎の貫禄が既にある。
啓蟄さんと蝶さんの才色兼備な御二方は安定したお仕事ぶりで
要点もわかりやすくて得るものが多かった。

春分さんと雀さんの可憐で華やかな御二方には、元々
カフェ『陽だまり』で度々お会いしていた。

春分さんは春の統治域全体のお姉さんのような存在で
灯守りとしてはもちろん個人的な相談までお世話になっていたし、
雀さんとも、歳が近そうということで
顔を合わせる度に会話を試みていたから
こうして畏まった場で同席させていただくと
改めて凄い方々なのだと思い知る。]
(97) 2022/01/22(Sat) 17:11:50

【人】 灯守り 立春

[──ところで、小満さんをはじめとして
思ったより眠そうな方が多くないですか?
気のせいかな??
私も寝ていいかな???

小雪さんが私を落ち着かせようと話してくれた
先代様のお話が頭を過ぎる。

こういう会合に真面目に参加しそうな葵ちゃんさえ
後半に差し掛かるにつれて心なしか眠たそうに見える。
円卓を挟んでちょうど真向い、
自然と視線のゆく立秋さんとは何度か目が合っただろうか。
立春立夏立秋立冬、同じく"はじまり"を冠する立場同士
会合の場以外で何かとご一緒する機会も多いから
お顔と名前は一致してもらえているものと信じている。

そのお隣の処暑さんはいっそ
清々しいほどにやる気が見当たらない。
その更にお隣、今は白露域を治めているローザちゃんが
居住まいを正すのが目に留まれば慌てて背筋を正した。

親友をお姉ちゃんと慕うローザちゃんは
僭越ながら私にとっても妹のような可愛い存在だ。
今回が会合初参加という彼女の前で
情けない姿は晒したくないと思ったら、
自然と眠気に打ち勝つことができた。]
(98) 2022/01/22(Sat) 17:13:32

【人】 灯守り 立春

[そんな折、不意に号を呼ばれて>>1:219
声の主の方へと視線をやれば]


  はっ、はい!! …………っ
  …………!!


[それまで緊張のあまり視野が狭くなっていて、
大寒さんの影にもなっていて見えていなかったのだ。
まあるい、ぽてぽてすべすべの、
いつか餌付けして捕まえようとしてしまった

抱きしめたくなるような愛くるしいボディが。]


  灯りの融通ですね、たしかに


[じいい。
じいいいいいいい。
じいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい。]


  ……たしかに、立春承りました。


[ぴょんと跳ねたゆきうさぎに釘付けになって
お返事が94秒ほど遅れた。]
(99) 2022/01/22(Sat) 17:13:49

【人】 灯守り 立春

[冬至さんのお隣の方もお可愛らしい。
初めて見るお顔だけれどお可愛らしい。
可愛い×可愛いすなわち最強、今ばかりは配席に感謝したい。
座席から察するに大雪さんかな?

残りの会合は、お姉ちゃんを中心に
皆様のお顔を眺めているうちに終わった。]


  あっ、あの……!!
  今度のお祭りで振る舞う予定の和菓子を
  皆様に味見していただきたくて。

  もし甘い物が苦手でなければ、よろしければ
  召し上がってご感想をいただけると嬉しいです。

  こちらに置かせていただきますね。


[そう言って取り出したのは
春らしい桜色が綺麗な桜餅、
桜餅と似ているけれど椿の葉で道明寺を挟んだ椿餅、
邪気を払うとも言われる黒豆をふんだんに練り込んだ大福。

どれも師匠直伝のレシピで作った
立春特製、新春を祝う定番のお菓子だ。

どうか皆様のお口に合いますように。
祈るように和菓子の行方を見守りながら、
自分はオレンジジュースdrinkを手に取った。]**
(100) 2022/01/22(Sat) 17:14:28

【人】 灯守り 立春


[大寒。


    冬を越え、春が来る。
    おわりがあるから、はじまりがくる。

    どんな希望も終着点がなくては叶わない。
    あなたがいるから、私は新年を寿げる。]*

 
(113) 2022/01/22(Sat) 20:26:30

【人】 灯守り 立春

─ 少し前・会合にて ─

[まるくて、ちいさくて、しろいものは皆かわいい。
それは世界の真理と言っても過言ではないと思う。
やわらかそうで、もちっとした見た目ならなお良い。

そして可愛いオブ可愛いの条件を重ね掛けした、
一瞬で見る者を狂わせるような
いつか
追い回した
追い求めた物体がいま目の前に。]


  ………………、ふふっ……


[じいい。
じいいいい。

じいいいいいいいいいいいいいいいいいいい。


会合の真っ最中であることも立場も完全に忘れて
まるで時が止まったかのようなたっぷり94秒間。

ゆきうさぎを灼熱の太陽より熱く見つめ続けたその間
誰に止められることも先を促されることもなかった不自然に
立春の灯守りは疑問を抱かない。更には、
そんな様子をお隣の雨水さんに
しっかり見られている>>109のにも気付かない。]
(146) 2022/01/22(Sat) 22:43:42

【人】 灯守り 立春

[その謎のゆきうさぎは、
フォルムに留まらず擬音までもが愛くるしい。

ぴょんぴょんと健気に跳ねる姿を見る度に高鳴る胸。
ぽてぽて懸命に進む足取りを眺めては
形容しがたい感情に襲われる。

──あのゆきうさぎを、
てのひらにそっと乗せてみたい。
すべすべぷにぷにボディを撫で回してみたい。
抱きしめたい、連れて帰りたい、
ベッドに連れ込んで眠りたい……
そのときめきは、初めて出逢ったころから変わらない。

気配を消すでもなく堂々と凝視する熱視線と
徐々にエスカレートする邪な念に、
可哀想にきっと本能的に身の危険を察知したんだろう。
死に物狂いで逃げ出さねばならなかった気の毒なゆきうさぎ、
もとい冬至さんを
怯えさせた張本人もまた簡単に諦めはしなかった。

標的をどこまでも追い掛けて逃がさない。
当時はまだ先代立春の蛍、『東風』だった犯人の姿は
文字通り『初春に吹く暴風』のようだったという。

後に、追い回したゆきうさぎがただのゆきうさぎではなくて
冬至さんの操る端末であると知って、
菓子折りを手に土下座するに至ったのだけれど。
条件反射的に愛でたくなってしまうこの想いは
初めて出逢ったころから今まで変わらない。]
(147) 2022/01/22(Sat) 22:43:51

【人】 灯守り 立春

[ゆえに、
怖い目に遭ってもなお
和菓子に釣られて足元にやって来てくれるその子に>>105]


  わぁあ……わああぁあ……
  かわいいねえ。今日もかわいいねぇえ。
  もっと近くにおいで。


[でれでれがとまらない。

味見と呼ぶには些か多い量の和菓子を作ってきたのは
別に餌付けを目論んでいたわけじゃないのだけれど……]
(148) 2022/01/22(Sat) 22:44:36

【人】 灯守り 立春



  和菓子は好きかな?
  粒あんとこしあん、どっちがすき?
  どっちもかな? 三種類ともほしい??
  あっ、葉っぱはとった方がいいのかな?

  そのままでも大丈夫? 食べられる?
  桜餅の葉っぱは塩漬けにしてあるから食べていいけど、
  椿餅の葉っぱはただの飾りだからぺってするんだよ。

  うんうん、たんとお食べ……
  食べ終わったらちょーっと、ちょっとだけで良いから
  撫でさせてくれると嬉しいなぁ……?


[結果的に賄賂を贈るような心地で
望まれるままに亜空間へと和菓子を送り出す。

そんな一幕もいつからか、日常と化して久しい。]**
(149) 2022/01/22(Sat) 22:44:54
灯守り 立春は、メモを貼った。
(a38) 2022/01/22(Sat) 22:59:26