12:22:40

人狼物語 三日月国


57 在りし日の記憶、邂逅に微睡み

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視点:


【人】 子育て奮闘中 柚乃

──時の鐘が鳴る少し前



   あのね、柚乃に悩みがある〜。

   
「……聞こう。屋敷のことか」


   ぎくり。
   ……あんまり人に厳しくできない気がするの。

   「それで?厳しくできるようになりたいのか」

   ん〜……それがね、分からないの〜。
   星見が出来ないから、
   シファームに相談したほうがいいかなぁって〜。
(14) 2021/02/02(Tue) 13:12:47

【人】 子育て奮闘中 柚乃

 [

   幼い子供も隣の部屋で深い眠りに落ち、
   夫婦も寝る準備に入っていた。
   その時間は、こうやって相談の場になりやすく。

   主に彼女から彼への相談にはなるが、
   偶に彼から彼女への相談もある。
   例にもよって彼女からの質問の日。
   彼は、ベッドの上で彼女の頬に
   手を添えそっと親指でその頬を撫でる。

                       ]

    
「なぜ気にする?お前は、俺ではない」


     だ、って〜……柚乃だって、
     このおうちを切り盛りすることを
     放棄するわけにはいかないじゃない〜?
     となれば、少しはシファームみたいに、
     威厳というか、そんな何かが〜……ね?
(15) 2021/02/02(Tue) 13:13:28

【人】 子育て奮闘中 柚乃


 [

   クリーム色の長髪という時点で
   人の視線を集めやすい彼。
   更に、その端正な顔立ちで、
   街中をあるけば老若男女問わず視線を集める。
   そんな人に見つめられて
   全く動じないのは多分彼女だけ。

   頬を撫でるその手に、彼女の手が重なれば
   はぁ、とため息が小さく聞こえる。

                        ]
(16) 2021/02/02(Tue) 13:14:12

【人】 子育て奮闘中 柚乃



    
「…………待て」


     え〜?なぁに、どうし、た…の……?

 [

   何かを口にしようとした彼。
   しかし、次の瞬間彼女の目に映ったのは、
   天井の茶色と、クリーム色の髪。

   きょとんとした表情を見せていると、
   彼女はふぁあ、とあくびを漏らした。

                       ]

 
(17) 2021/02/02(Tue) 13:15:10

【人】 子育て奮闘中 柚乃



   続きは、明日以降……はなそ〜……
(18) 2021/02/02(Tue) 13:15:38

【人】 子育て奮闘中 柚乃


 [

   彼女が覚えているのは、その発言まで。
   瞳が閉じれば、すやすやと。

   夢に見たものはなんだったか。
   彼と並んで、屋敷を切り盛りしていたなら
   それが叶えばと願いながらゆっくりと
   思考が現実へと戻っていく。

                       ]
(19) 2021/02/02(Tue) 13:16:08

【人】 子育て奮闘中 柚乃


    シファーム…?
    あ、と…………どうして〜……?
(20) 2021/02/02(Tue) 13:16:37

【人】 子育て奮闘中 柚乃


 [

   天井は、全く見慣れていない白。
   2人で眠れる大きさだったベッドは、
   硬くて狭かった。

   ゆっくりと体を起こせば、
   見たことのない景色に首を傾げるのみ。
   こんなときに、何も能力がないことが
   酷く悔やまれるが、それも運命のひとつ。

                       ]

     なんだか、色々あるなぁ…。

 [

   部屋の中を見て回ると、
   よく分からないものが沢山。

   何か使えそうなものはないかと、
   うーんと考えていると、
   さらしのようなものを見つけた。

                      ]

    これ、何かに使えるかなぁ〜……

    お出かけしよ〜。
(21) 2021/02/02(Tue) 13:17:22

【人】 子育て奮闘中 柚乃


 [

   ひとりには慣れている。
   迎えが来てくれるまでは、

   ずっと、ひとりだった。
   
   
水色
の瞳が、彼女を見てくれたその日に
   彼女は迎えに来てもらえた。

   でも、今度はそうともいかない気がして、
   彼女は自分の足で歩いてみることにした。
   ここがどこで、何階建てなのかも分からない。

   そもそも、人はいるのか。
   出口はあるのか、と
   色々と考えながら
保健室の
扉から
   廊下へと出ていくのだった。

                        ]**
(22) 2021/02/02(Tue) 13:18:01

【人】 子育て奮闘中 柚乃

──建物のどこか

   わぁん……なんなんだろぉ〜……

 [

   階段を上がってみた彼女は、
   誰にも合わないことを不審に思いながら
   ひとりで残されてしまったのかと、
   自分の運命を呪いそうになった。

   けれども、呪っても意味がないことは
   彼女の人生が身をもって知っている。
   なので、前向きに誰かいないかと探す。

                       ]

    シファーム……柚乃、柚乃……


 [

   それでも、何も手元にないと不安になるもので。
   強いてあるといえば、彼から貰った…
   
   そんなものがあれば、と悩む。

   しかし間髪入れずに彼女は呟く。 

                       ]
(64) 2021/02/02(Tue) 21:17:06

【人】 子育て奮闘中 柚乃

     
あるよ……




         ある、



            
ある
(66) 2021/02/02(Tue) 21:18:51

【人】 子育て奮闘中 柚乃

     そう、柚乃は……

     柚乃は、あの人と名前が同じだよ〜!

  

           柚乃の名前は────
(67) 2021/02/02(Tue) 21:20:00

【人】 子育て奮闘中 柚乃

  



 柚乃・カサンドラ・ツァルブグス〜!!




(68) 2021/02/02(Tue) 21:21:02

【人】 子育て奮闘中 柚乃


 [

   窓に向かって叫んでみた彼女。
   はぁ、はぁと息を切らして、
   でもどこかすっきりとした表情で
   また奥の方へと歩き出した。

   そして、少し奥の扉から
   とても彼女とは違う華奢な女性を見つけた。

                         ]

     かわいいお姉さん〜。
     柚乃のこと、見える〜?
(69) 2021/02/02(Tue) 21:23:09

【人】 子育て奮闘中 柚乃


 [

   その女性は、柚乃が見たことがない服装で、
   持っているものも、彼女の時代にはないもの。

   しかし見た目はふわふわで、とても可愛い。
   柚乃は女性が好きなので、
   全く躊躇いもなく声をかけた。

   それがたとえ部屋の中から出てきた直後の人でも。

   その人から、彼女はどう見えただろう。
   体のラインにくっついているような服に、
   顔を隠すかのような被り物。

   普通の人とは、思われなかったような。

                        ]*
(70) 2021/02/02(Tue) 21:23:30
子育て奮闘中 柚乃は、メモを貼った。
(a12) 2021/02/02(Tue) 22:09:39

子育て奮闘中 柚乃は、メモを貼った。
(a15) 2021/02/02(Tue) 22:10:56

【人】 子育て奮闘中 柚乃

──廊下から


 [

   声をかけた女性に、彼女の声が届くことは
   多分なかった。だって、後半に行くにつれて
   彼女の声が小さくなっていったから。

   彼女は、可愛い人は好き。
   だけれど、それ以上に無理なものがある。

   奇々とした目で見られること。

   なんだか、そういう目で見られるのでは、と
   急に思ってしまって、また来た道を戻った。
   走れなかったから、早歩きで。

                        ]
(87) 2021/02/03(Wed) 0:17:52

【人】 子育て奮闘中 柚乃


    シファーム、やっぱり柚乃……無理……
    むりむりむり……やんだ、やだぁ……



 [

   ────籠の中の鳥

   なんてとてもいい響き。
   あの人がいなければ何もできないと、
   彼女は思い込んでいる。
   
   彼からはいつもいつも、

   「ひとりでも十分大丈夫」

   そう言ってもらえているのに。

                     ]
(88) 2021/02/03(Wed) 0:19:19

【人】 子育て奮闘中 柚乃


     なんでかなぁ〜……
     …………はぁあ…

 [

   遠くに聞こえた大きな声。
   何を言っているのか全部は分からない。>>85
   でも、道に迷っているわけではないから
   もう少し歩いてみることにした。

                       ]
(89) 2021/02/03(Wed) 0:20:40

【人】 子育て奮闘中 柚乃

 

     くろーくん、しろーくん、……
     まいちゃん、…子供たち……

     シファーム…………

    
 会いたいなぁ……


(90) 2021/02/03(Wed) 0:22:34

【人】 子育て奮闘中 柚乃

 [

 

      ぽつり


              ポツリと。
  
                     ]
(91) 2021/02/03(Wed) 0:23:45

【人】 子育て奮闘中 柚乃


 [ 

   大切な人たちのことを思い浮かべ、
   小さく名前を呟きながら、
   近くの扉を開けて入れば、
   目に入るのはたくさんの椅子と机。
   
                     ]

     ……はっ、ここって…!

     学校だぁ?!懐かしいなぁ……

 [

   彼女がいたところとは全く違うけれど、
   女学生時代のことを思い出すように、
   恐る恐ると真ん中あたりの椅子を
   ギギっと引っ張って座ってみるのだった。

                       ]**
(92) 2021/02/03(Wed) 0:27:36
子育て奮闘中 柚乃は、メモを貼った。
(a16) 2021/02/03(Wed) 0:28:37

前に進みたい 柚乃は、メモを貼った。
(a21) 2021/02/03(Wed) 12:04:49

【人】 前に進みたい 柚乃

──建物の外

 [

   あれから、建物を1度外から見てみようと
   教室から出て、出口を探した。

   迷路みたいで、出られないのかもなんて
   思った時もあったけれど、
   なんとか外に出てきた。

                       ]

    わぁ……柚乃が後どれくらい生きたら、
    こんな建物に出会えるのかなぁ〜……
    ……来世に来たのかなぁ〜。

 [

   ふと、呟いて。
   街中に出向いて、
   この場所へ戻ってきていた人物たちと
   彼女が出会うことはあったか。

                     ]*
(125) 2021/02/03(Wed) 16:27:05
前に進みたい 柚乃は、メモを貼った。
(a23) 2021/02/03(Wed) 16:29:39

【人】 前に進みたい 柚乃

──外


    え、あ……こんにちは〜?

    柚乃の時代はこんな建物ないから
    とっても後の時代の建物なのかなぁって〜。

 [

   ぽつりと呟いた言葉に反応した人が1人。

   そちらのほうに振り返ると、
   これまた彼女の時代にはまだそんなにいない
   服装をしているようだった。

   ふわりと振り返ったときに落ちる紫のフード。
   その下から、長い金髪に近いものが見えただろう。
   そして、フードとは別に彼女の髪には
   瞳と同じアメジストのペンダントが付いていた。

   彼女の方からも、声をかけてくれた
   その人物の方に近寄って、
   ふふっと笑って見せよう。

                         ]
(150) 2021/02/03(Wed) 19:37:27

【人】 前に進みたい 柚乃


     はじめまして〜。
     柚乃です〜。

     あなたは〜?

 [

   少し語尾が伸びる口調は
   相手にどう捉えられただろうか。

   首を少し傾けて自分の頬に手を添え、
   添えた手を支えるようにその肘を
   反対の手が支えた。
   とても、自然に。

                      ]*
(151) 2021/02/03(Wed) 19:37:53

【人】 前に進みたい 柚乃

──外

   そ、え、き……
   下のお名前は〜?柚乃は柚乃なの〜。
   可愛いお嬢さんのお名前も教えてほしいなぁ〜?

 [

   添木と言った目の前の男性。
   それとすぐそばにいた若い女性が、
   彼女の視界の中に入っていた。
   国語教師と聞くと、若い先生がいるのか、と
   ふふっと笑みが止まらない。

   と思っていると、

   普段何をしているのか、
   どういうところで暮らしているのか。

   そんなよく分からない質問をされてしまった。
   もしかしたら、きょとんとした顔が
   彼らに晒されてしまったかも。

                        ]
(162) 2021/02/03(Wed) 20:58:56

【人】 前に進みたい 柚乃

 
    いつもはね〜…屋敷で子育て〜?
    あと、帳簿の管理と旦那様の相手は
    柚乃がやってることかなぁ〜。

    どういうところで暮らしてるか〜……
    柚乃の想像力では伝えきれないけれど
    確か、絵がこの建物の
    どこかのお部屋にあったんだ〜。

    畳の場所は女中たちのお部屋くらいで、
    二階建てではあるんだよ〜。
    あとは、何か説明いる〜?
(163) 2021/02/03(Wed) 21:01:44

【人】 前に進みたい 柚乃



 [

   うんうん、と1人頷きながら
   この容姿だけれど旦那と子供がいることや
   変わった仕事をしていることを
   何の気なしに伝えてみる。

   彼女が暮らしていたような場所は、
   本の中に絵、写真として残っていた。
   全く同じものではなかったけれど、
   迷子になっているときに入った
   本が沢山ある部屋で
   いくつかの本を眺めていたら
   似たようなところが残っているのだった。
   少し懐かしく、彼女はその絵を見て
   今あの人たちは…と物思いにふけって、
   その場を後にしていた。


   話を戻そう。彼女の軽い説明で、
   何か掴めたものは彼らにあっただろうか。

                       ]*
(164) 2021/02/03(Wed) 21:02:07

【人】 前に進みたい 柚乃

──外


    柚乃も一緒に行きたい、かな〜。


 [

   ネリーから、建物内に行こうという提案。
   確かに、出会っていないだけで
   誰か他の人がいる可能性がある。

   ちらりと2人を見て、

   2人が良ければ、と呟いた。

                    ]

    誰かと一緒にいたいんだ〜。
    たくろーくんと、ネリーちゃん。
    よろしくお願いし……
(178) 2021/02/03(Wed) 22:43:38

【人】 前に進みたい 柚乃

 [

   本音は隠さずに。
   彼女は彼らに左手を差し出し、
   にっこりと笑ってみせようとしたら
   彼は体育館というところに行くといい、
   その場にはネリーと2人だけに。

                      ]


    ひとまず、2人で行こうかぁ〜。
    

 [

   改めて、ネリーの方に左手を彼女は差し出す。

   もし彼女が手を取ってくれたなら、
   そのまま手を握って建物の中に入ろうと
   動くかもしれない。

                        ]*
(179) 2021/02/03(Wed) 22:44:02