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人狼物語 三日月国


150 【R18G】偽曲『主よ、人の望みの喜びよ』【身内】

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視点:


カナイは、同じなのだ。
(a26) 2022/06/05(Sun) 22:55:46

【人】 跼蹐 カナイ


会議室を後にしたのちの、どこかのこと。

神陰間と共に出たはずの叶は何処かで少女と別れたのか、
一人で会議室には戻らず廊下を歩いていた。
袖口の赤黒い染みを隠すように、上着の上から白衣を羽織って
何かを探すように、時折床へ視線を落としながら。

特別誰かを探しているわけでもなく。
銃声も、聞こえたとしても随分遠くからのものだった。
(8) 2022/06/05(Sun) 23:02:21

【人】 跼蹐 カナイ

>>9 深和

あの重々しいものではない足音と、自分を呼ぶ声がして。
ふと、顔を上げた。

「………深和さん」

そろりと視線をそちらに向ける。
叶は床に片膝をついて、何かを拾い上げた所のようだった。

「…お一人で、どうしたんですか?」

徐ろに立ち上がり、それを白衣のポケットにしまい込んで
いつも通り、遠慮がちに問いを投げ掛けた。
一人でこんな所に居る自分の事をやや棚上げにして。
(10) 2022/06/05(Sun) 23:34:14

【人】 跼蹐 カナイ

>>11 深和

「そうですか……」

大丈夫、はともかくとして。
提示された理由には納得したようだった。
思えばあなたは前々から耳鳴りだ何だと悩まされていたのだし。
顔色を窺う視線は、いつも通り気遣わしげなものだ。

「……すみません、少し立て込んでいて。
 用事が終わったら連絡するつもりだったんです…」

やや口ごもるように言って、気まずそうに眉尻を下げた。
その後にあなたに倣うようにスマホを取り出せば、
後で折り返そうと目を通しただけになってしまった連絡と
もう幾つか新しく連絡が入っているのに気付いた。
(12) 2022/06/06(Mon) 0:11:47
カナイは、ちょっと急ぎ気味に返信中。
(a30) 2022/06/06(Mon) 0:12:58

【人】 跼蹐 カナイ

>>14 深和

連絡をしたためている途中。
聞こえた呼吸音に、またそろりと視線を上げた。

「次からは気を付けます……
 …僕も、もう戻るところだったので。
 あんまりここに長居するのもですし、戻りましょうか…」

書きかけだった連絡に、
もう少ししたら深和さんと戻ります、と付け加えて送信した。
それが済めば用の済んだ端末を仕舞って、
再び見上げた先に了承を返した。
(15) 2022/06/06(Mon) 1:06:58

【人】 跼蹐 カナイ

>>22 >>23 >>24 深和 古後

近付く"それ"が何であるかは足音で凡そ判別が付いた。
だから特別向かってくる足音に警戒もせず、
武器など初めから持っていない手は所在なさげなまま。
いつも通り──そう、至っていつも通りにそろりと視線を向けた。

「弓日向さんと……えっと、あの、神陰間さんと。
 すぐ戻るはずだったんですけど、随分話し込んでしまって…」

そうしてどうにも言い訳じみてしまうような言葉は述べれど、
声色に嘘の色は無く、本気で心底申し訳ないと思っているようで。
おずおずと二人の表情を見遣り、すみません、と眉尻を下げた。

「…理由があったなら仕方ない……です、よね…?
 きっと…僕がすぐに戻らなかった事も、皆さんが
 ばらばらに行動してしまった原因、の一つのはずで…
 ……古後さんにもご心配をお掛けしてすみません…」

まさか自分が心配されていると驕るわけではないけれど、
自分がすぐに戻れば現状はもう少しましだったのではないか。
そのように思って、不安を煽った事にもう一度謝罪を述べた。
それから、掛けられた声に一つ頷いて、その背を追おうとして。

「────う、」

近付く足音にその動きを止めた。
聞き慣れない足音。これは見知った人間ではないか、それとも。
何か切迫した事態でなければ立てるはずのない足音だ。
殆ど反射的に片手を白衣のポケットに差し入れ、指先が硬い何かを引っ掛けた。
(26) 2022/06/06(Mon) 11:51:05
カナイは、きっとその文字列を見た時、悲しかったのだと思う。
(a45) 2022/06/06(Mon) 12:12:58

カナイは、それでも約束を違えません。
(a46) 2022/06/06(Mon) 12:13:08

【人】 跼蹐 カナイ

>>27 >>28 深和 古後

斯くして姿を現したものの姿に ひゅ、と小さく喉が鳴った。
忽ちに感情の全てをどっと耐え難い恐怖が支配して、
その中であっても鋭く向けられた視線と怒号にもほど近い一喝は
確かな強制力を持って脳が知覚し、それを認識するに至った。

「ふ、深和さん──」

それに従って、混乱のさなかに手を伸ばす。
一歩、二歩、じりじりと後退りながら。
その数歩先から、骨の砕ける音と、肉を打ち付ける湿った音が。
どこか非現実的な事のように遠く聞こえていた。

恐らくはきっと、叶はあなた達よりは会議室に近い側に居て
その両足は竦みかけこそすれ、確かに床を踏みしめている。

だから手を取ればすぐにでも逃げ出せる。
あなたの手を引いて、彼を置き去りにして。
(30) 2022/06/06(Mon) 16:35:59

【人】 跼蹐 カナイ

>>31 >>32 >>33 深和 古後

伸ばした手は空を切る。

その先に居る人はその場に跼り、
それを好機と捉えたのか生物として破綻した異形が迫り、
振り上げられた腕を阻止すべく、
大柄な青年が猛然と"それ"に突進し、
杭を打ち、声を張り上げる。

あっという間の出来事を、呆然と見ていた。

そうして一瞬の間隙が生まれ、止まった思考は恐怖を思い出す。

真に恐ろしいものから逃れるには、殺すしかない。


この場で最も恐ろしいものは────
(34) 2022/06/06(Mon) 20:46:26
カナイは、確かにその声を聞いた。
(a54) 2022/06/06(Mon) 20:46:42

【人】 跼蹐 カナイ

>>31 >>32 >>33 深和 古後

はたして、意を決し視線は再び間近の現実を直視する。
前方にある大きな背の間近、真に恐ろしいものを見る。
今はただ恐ろしいものへの恐怖ばかりが研ぎ澄まされて、──

あれを殺すには、"破片これ"では足りない。

「────こ、古後さんっ」

──ぴしり、微かな音がした。


「伏せて、っ早く!!!」


必死だったから、それはきっとばかみたいな力だったに違いない。
殆ど引き摺り倒すように動けそうにない深和を咄嗟に引き寄せて、
同時に切羽詰まった声が異様な空気を裂いた、その直後。
(35) 2022/06/06(Mon) 20:47:23

【人】 跼蹐 カナイ

>>31 >>32 >>33 深和 古後

──ぱん、とも、がしゃん、ともつかないような。

とうに生物としての正常な形を失ったものの真横。
そこから耳を劈くような、甲高く、凄まじい破壊音がして。
それと同時に、鋭利な破片が無数の凶器となって降り注いだ。

部屋の中から廊下を、廊下から部屋の中を窺える程度の窓。
特別大きくはない、けれど破片よりもずっと大きな板ガラス。
それが唐突に、独りでに、爆発でもしたのかと紛うほど、
瞬間的に内側からとんでもない圧力を掛けられたように。
そのように、あっという間に膨張し、破裂した。

警告したという事実の示す通り、狙いは深和でも古後でもない。
刃の雨の大部分を浴びる事になったのは、異形のはずだ。
(36) 2022/06/06(Mon) 20:48:42
跼蹐 カナイは、メモを貼った。
(a55) 2022/06/06(Mon) 20:50:45