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人狼物語 三日月国


16 【第三回TRPGミニマム村】ファスト・ミレニアム

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視点:


【人】 【帝】 ゼノン

流石は神界の代替わり戦。
まさかの事態ってやつだね。

天は村人に就任しているよ。
いざとなれば、>>@0の手順で。
(6) NPC2 2019/10/03(Thu) 23:48:18

【人】 【帝】 ゼノン

>>13>>14アネーシャ


「帝」。

神々を導き、治める者。
この1000年間、ゼノンは正しく帝であり続けた。

ゼノンは至高神としての在任期間中に、次の神に引き渡すにふさわしい、すべての土台となる完全な「世界」を築き上げた。

この花々咲き乱れる庭園もまた、
ゼノンの手による「世界」の一部であった。

季節に囚われる事のない百花繚乱の庭園が体現する様に
「完全」とは、画一的であるということではない。
むしろその逆で、豊かな多様性をはらむものだ。

故にゼノンは、破壊や死、騙の神など、非道徳的な部分を孕む神も、その他の神と全く同じように肯定していた。
(16) NPC2 2019/10/04(Fri) 17:48:48

【人】 【帝】 ゼノン

さて、目の前の女性神。

不定、不合理、非論理……。
いや、やはり、彼女を形容する言葉は「狂」でしかない。
一切の理解を拒むような狂気の神、
彼女もまた、次の世を統べる資格のある1柱である。

甘ったるい声で自分を呼ぶアネーシャの今日は、
「どちら」だろうか。

ゼノンのことを、好きだろうか、嫌いだろうか。
この庭園のことを、好きだろうか、嫌いだろうか。
自分自身のことを、好きだろうか、嫌いだろうか。

彼女の思考には法則性や傾向性が見られず、
ゼノンですら、常に揺蕩う彼女の心の内を知ることは叶わない。
(17) NPC2 2019/10/04(Fri) 17:50:05

【人】 【帝】 ゼノン


「ふぅん?
 天が世界をどうしたかったって……?」

無意味な問いだ。それは既に終わったことなのだから。
けれど庭園の真ん中に立ち、ゼノンはふわりと両手を拡げる。

「壊して。直して。楽しくて。苦しくて。
 神が見ているものが天の理想の世界だよ。
 天は帝として、世界を治めた。その結果はここにある」

その答えを聞いているのかいないのか。
アネーシャは、つまらないと、この世界を否定した。
そして、次の質問をした。
それも、無意味な問いだった。ひとつめの問い以上に。

「天の世は終わり。
 それは次の神が決める事だよ?

 天は何も望まず、ただ、見守っている。
 例えどんな結果になろうともね───」

何処か複雑な表情で、ゼノンは高い高い空を見上げた。**
(18) NPC2 2019/10/04(Fri) 17:50:35