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人狼物語 三日月国


81 【身内】三途病院連続殺人事件【R18G】

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視点:


【人】 焦爛 フジノ

今日も、静かに座っていた。
動き回らず、ただ静かに。
そうしないとお腹が、空いてしまいそうだったから。

雨戸の向こうから聞こえる音は、まだまだ止みそうにない。
(1) 2021/07/04(Sun) 22:38:34
フジノは、目覚めると同時に干されたタオルを見た。不法侵入されてる…………
(a1) 2021/07/05(Mon) 12:32:14

【人】 焦爛 フジノ

>>4 ミロク
「……げーむ?」

貴方を見上げ、包みを受け取る。
そして囁きを聞き……こくりと、頷いた。

「……わかりました。
 じゃあ、隠してくる。
 ……ここで待ってても、別の事してても、いいから」

少し時間がかかる、という事らしい。
包みを抱え、フジノは暫し姿を消した。

―――そして、フジノは貴方の所へ戻ってきた。
髪は濡れ、乱雑に拭いた跡を残している。
服は先ほどと変わらないが、肌が湿っていたのか少しだけ張り付いていた。

「……お待たせ。
なんの、話をするの?」

張り付いた髪をひと房、耳にかけて。
フジノは貴方を見た。
(13) 2021/07/05(Mon) 23:50:23
フジノは、扉を二度開けた。風の吹き込む音が、二度した。
(a3) 2021/07/05(Mon) 23:52:53

【人】 焦爛 フジノ

>>12 メイジ
「なに?……え、と。大丈夫?」

どこか疲れきっている貴方を見て、少し眉を寄せた。
空腹のせいだろうか?
……自分に分けたから、足りてないのだろうか?
ぎゅっと手を握り締めた。

「……そう、だね。ご飯、見つかったのかな」

調理場を見る。
……この匂いに釣られて、姿が見えない人々も来てくれればいいのだけど。

「……行って、みようかな。
メイジも、行く?」

見上げて、そう尋ねた。
(14) 2021/07/06(Tue) 0:29:32

【人】 焦爛 フジノ

>>17 メイジ
「……そう。あの、ね。
私に、できる事があったら、言って、ね」

貰いっぱなしになりたくないから、と口にして。
連れ立って調理室へ向かっただろう。

……調理室へたどり着いた時、肉はまだ焼いている最中だっただろうか?
何の肉かもわからぬ塊を。
漂う肉の香りを。
フジノは入口付近で止まり、見つめていただろう。
(20) 2021/07/06(Tue) 20:55:16

【人】 焦爛 フジノ

>>22 >>23 ミロク
どこか戸惑うような雰囲気を出しながら、大人しく拭かれていく。
抵抗なんてしない方がいいと、随分昔に学んだから。
けれど。
こんなに優しい手つきで触れられる事なんて、ほとんどなかった。

「この村、で?
……面白い事なんて、何も、ないよ。
畑や家の仕事を手伝って、学校で勉強をしてただけ」

誰かと遊ぶこともなく。
家と学校を往復して、外の仕事が終われば中の仕事をこなす。
それがフジノの今までの、そして恐らく今後も続くはずの日常だった。

世間話と呼ぶには多少、踏み込んだ会話。
貴方の語る話を、フジノは静かに聞いた。
(31) 2021/07/07(Wed) 1:06:39

【人】 焦爛 フジノ

>>23 >>31 ミロク
「……教師。
ミロクさんは、いろんな事、知ってるし。
優しいから……きっといい先生に、なれただろうな」

本心だ。貴方が自分達を見つめる優しい目を、覚えている。
そして貴方の語りの後、フジノもぽつぽつと語る。

顔も知らない祖父は南へ出兵して、終ぞ帰ってこなかった。
半年前に祖母が亡くなるまで欠かさず線香が立てられていた仏壇には、今も空っぽの桐の箱が置かれている。

母の顔も知らない。否、覚えていない。物心ついた頃には祖母と父しかいなかった。
母はフジノが大やけどをした後――祖母曰く、目を離していた間に囲炉裏に落ちたらしい――姿を消したという。
残されたフジノに、この見た目では嫁に行くのは大変だろうと、亡くなるまで祖母は案じ嘆いていた。
村の人々は歪な跡を晒すフジノを遠巻きに眺め、大人達の反応を見て子供達もそれを真似た。
色眼鏡無く接してのは、アユミを始めとする余裕のある大人。
……そしてここに偶然にも集まった、少し変わった人々ぐらいだ。


そんな風に育ったものだから、ミロクのような『夢』や『目標』はなかったのだと、ぽつりと零した。
応えようと思う周囲の期待も、助けたいと思う誰かもいなかった。
貴方に話した『取引』の内容が。フジノが初めて抱えた意志だった。
(32) 2021/07/07(Wed) 1:08:36

【人】 焦爛 フジノ

>>24 >>26 【肉】
……猿?


絵本ぐらいでしか見た事のない生き物の名に、つい疑問符の混じった呟きが漏れる。
……それでも、医者であるセナハラが用意したものだ。
メイジに促されるままに部屋へ入り、取り分けられた肉を、見つめる。

食わなければならない。
これが何の肉であったとして、腹を満たしてくれる事は確かだ。
なら、食べなければならない。
フジノはそうしなければならない。

いただきますと、小さな声で告げて。
小さく切り分けられた肉を、口の中へ入れる。

味の感想は特に告げず、水で流し込んだ。

部屋に充満するこの匂いは、祖母を火葬した時に嗅いだ匂いに似ているなと、ぼんやり思った。
(33) 2021/07/07(Wed) 1:21:56

【人】 焦爛 フジノ

>>37 ミロク
「そう、なんだ。
……いいな。ここじゃ、人と変わってるととても、目立つから……」

首元の歪な跡を触る。夏でも首巻きをつけてて大丈夫だろうかと、考えた。お洒落でなにかを巻くという発想がないのだ。

「……そうかな」

子供だって大人に負けず劣らず、残酷だ。
無邪気故の行動もあれば、大人を欺く事が上手な子もいる。
……けれど、それをわざわざ伝える必要もないだろう。
貴方は大人達との交流ですっかり疲弊してしまったようにも見えた。

「い、いいよそんな事。そんな物好きな人いないって、わかってる、し……そう言ってもらえるほど優しくも、ない、から」

腹を擦り、ぼそぼそと恥じらうようにそう答えて。
やり取りを終えれば、去っていく貴方へ別れを告げただろう。
『また、明日』。会えると信じていた。
(39) 2021/07/07(Wed) 20:25:20
フジノは、調理室で"肉"を食べ、飲み下した。味なんてどうでもよかった。腹をみたせるのなら、それで。
(a16) 2021/07/07(Wed) 20:33:37