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人狼物語 三日月国


68 【身内】空想模倣機体は駒鳥達の夢を見るか?【R18G】

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視点:


【墓】 技術指揮 シトゥラ

部屋の中に、ふたりの人影がある。
赤い血の海に浮かぶ手は繋がれていて、その双方の頸には事件の象徴が刻まれていた。

海の底のような、静かな部屋の中には音がない。
冷たい月明かりだけが、そこで起きたことを見ていた。

ふたりを繋いだ証はそこになく、ただ青年の指に残る痕だけがそこにあった熱を覚えている。→
(+2) 2021/04/22(Thu) 22:35:48

【墓】 技術指揮 シトゥラ


青年が辿った肌は温度を失い。
少女が噛んだ指は力を失い。
ふたりの閉じた瞳は光を失い。

果たされなかった未来は約束を失った。

(+3) 2021/04/22(Thu) 22:37:08

【墓】 技術指揮 シトゥラ


沈黙は秘密を隠す手段になり得ない。
ここにあったすべてが、誰かの絆を語っている。

叶うはずのなかった想いは、
繋がれるはずのなかった糸は、
やがて喪失を得てはじめて、

──ひとつの恋になった。
 
(+4) 2021/04/22(Thu) 22:37:20
シトゥラは、自分が酷い人間であると分かっていた。
(c1) 2021/04/23(Fri) 0:36:09

シトゥラは、自分の選択を後悔していなかった。
(c2) 2021/04/23(Fri) 0:49:19

シトゥラは、己の捨てた物の重さを知っていた。
(c3) 2021/04/23(Fri) 0:49:51

シトゥラは、ハマルに声を届ける術がない。
(c4) 2021/04/23(Fri) 1:11:33

シトゥラは、ハマルとの時間が好きだった。
(c5) 2021/04/23(Fri) 1:45:06

シトゥラは、竪琴の音が好きだった。
(c6) 2021/04/23(Fri) 1:49:22

シトゥラは、ハマルの頭を撫でたかった。けれど、その権利は自らが捨てた。
(c8) 2021/04/23(Fri) 2:35:24

シトゥラは、>>=4が聞こえている。
(c9) 2021/04/23(Fri) 3:10:51

シトゥラは、ずっとハマルの声を聴いてきた。
(c10) 2021/04/23(Fri) 3:11:10

シトゥラは、聴くことしか出来ない。
(c11) 2021/04/23(Fri) 3:11:37

シトゥラは、その気持ちに返せる言葉を持たない。
(c12) 2021/04/23(Fri) 3:14:06

【墓】 ■■■■ シトゥラ

遠くなる意識の前、竪琴の音を聴いた気がする。
青年は結局返事が出来なかったことを思い出した。

「はァ。上手くいかないもんですねェ」

手を握って、開いて。
掌が覚えている感触を辿る。

(ああ、そうかァ。僕はニアを殺したんだった。
──で、胸をナイフで一突き。)

あの現場はどう、映っただろう。
あれを見た、遺してきた人間はどう思っただろう。
青年にはもう知る術はないけれど。⇒
(+17) 2021/04/24(Sat) 1:08:51

【墓】 ■■■■ シトゥラ

>>+17

「     」

青年は誰かを呼んだ。

「──僕は、欲しかったんですよ。あの子の、全部が。
僕が、一番になりたかった。
僕が、守りたかった。でも出来なかった。

ふたりで一緒に居るには、あまりに僕たちは歪だった。
ずっとふたりで一緒に居ることなんて、出来なかった。
気付いたら、手遅れだったんですよ」

誰に言うでもなく、空間に落ちる声。

「僕の選択は、間違っているんでしょうね。
そんなこと、誰より知ってますよ。
でも、僕は“そうしたかった”」

──青年は、笑って。
自身の薬指の痕に口付けた。

「誰を、何を失くすことになっても。」
(+18) 2021/04/24(Sat) 1:23:06
シトゥラは、  を知っている。
(c17) 2021/04/24(Sat) 21:51:25

シトゥラは、見ることが出来る。
(c18) 2021/04/24(Sat) 21:51:32

シトゥラは、見守っている。
(c19) 2021/04/24(Sat) 21:51:46

シトゥラは、選んだ相手を間違えない。
(c20) 2021/04/24(Sat) 21:58:17