【人】 転入生 二河 空澄 ── 翌日 ── [結局、オレのあまり出来の良くない頭では 名案は思い浮かばなくて、 (とにかく傍を離れないようにしよう!) とだけ決めて 真昼くんより先に着けるように 学校が開く時間に合わせて、鞄を背負う。] (12) 2020/12/01(Tue) 17:17:44 |
【人】 転入生 二河 空澄[昨日は呑みの席に呼ばれていたらしい父さんに 「張り切ってるなぁ」と 楽しそうに誂われたけど こっちは、それどころじゃない。 予想はしてたから 来やがったな、って感じではあるけど 脇腹が痛むのを隠しながら、 無理やり貼り付けた笑顔で 行ってきます!と挨拶を残して、家を出た。] (13) 2020/12/01(Tue) 17:18:49 |
【人】 転入生 二河 空澄[今日は、朝からアイツも来ていた。 めちゃくちゃ警戒して 真昼くんの傍を片時も離れないようにしていたけど 流石に、生理現象はどうしようもない。] ごめ、 ちょっとだけトイレ すぐ戻るからッ [断りを入れて駆け込んだ。 速攻で手を洗って、 ダッシュで戻ろうと思っていると…] (14) 2020/12/01(Tue) 17:24:18 |
【人】 転入生 二河 空澄[見た目は、本当に天使みたいな子だ。 綺麗で善良そうで 悪さなんかするようには見えない。 なのに、 半分とはいえ血が繋がってる兄弟に どうして、あんなことが出来るんだろう。 きょうだいが欲しくて 羨ましい自分には、まるで理解できない。 けど────…] なんで? なんで真昼くんに、あんな…酷いことすんの? 寄ってたかって みんなで虐めるとか卑怯だとは思わねぇの? [解決の糸口が少しでも見えればって問いかけて、 あの場面を思い出したら それだけでは止められなくて 苛立ちも共にぶつけてしまっていた。]* (16) 2020/12/01(Tue) 17:29:17 |
【墓】 盗人 アシュレイ[ 何故なら、そうしなければ 自分は生きてこれなかったからだ。 失敗して捕まればどんな目に遭わされるか そんな事はとっくのとうに分かっていた。 実際に盗みに入って失敗して 死にかけた事だって何度もあった。 けれども、それを止めるなんて そんな選択肢は最初から存在しない。 身寄りのない人間に 手を差し伸べてくれる人間など 何処にもいない。 とにかく、生きていく為───それが全てであった] (+3) 2020/12/01(Tue) 21:31:22 |
【墓】 盗人 アシュレイ[ そのまま扉を無事に開ける事が叶ったなら 急いで階段を上ろうと足を前へと伸ばす。 けれども、身体が以前と違う事に 慣れていないせいだったのか。 足先が階段の段差に引っ掛かり 身体が一瞬宙に浮く。 しまったと、小さく零した───その直後。 勢いよくうつ伏せの姿勢で 階段の上へと倒れ伏しただろう]* (+5) 2020/12/01(Tue) 21:42:15 |