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人狼物語 三日月国


88 灰色うさぎと紫うさぎの新生活

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月が姿を変え、新たな一日が始まった。村人は集まり、互いの姿を確認する。
ヴェレーノが無残な姿で発見された。

伝承は真実だった。異形の刃を持つ魔物“人狼”は、確かに存在するのだ。

もはや村人たちに猶予は無い。早く人狼を見つけ出し、処刑しなければ。罪のない者を処刑してしまう事もあるだろうが、それも村のためにはやむを得ない……。

現在の生存者は、イウダ、オルテイシア、ツクモの3名

【人】 イウダ


 もう1回風呂行ってくるか?
 その間に飯作っとくわ。

 炒め物でも重くなりそうだし、生姜スープにご飯入れて卵落として雑炊風と、コールスローにする。

[無茶して悪かったな、と頭を撫でた。**]
(0) 2021/08/19(Thu) 0:07:22
イウダは、メモを貼った。
(a0) 2021/08/19(Thu) 0:08:48

【人】 オルテイシア


 うん、そうします。
 ごめんなさい、任せちゃって。


[撫でる手を目を眇めて受け入れて、淡く笑む。
仕事帰りの空腹の彼に申し訳なさを感じながらも、気遣う声に甘えることにした。
離れる間際に背伸びして、ちゅ、と触れるだけのキスを送って。]

 
 すぐ、戻りますね。


[はにかんで汚れを拾い上げて、ぱたぱたとキッチンを後にした。**]
(1) 2021/08/19(Thu) 0:57:35
オルテイシアは、メモを貼った。
(a1) 2021/08/19(Thu) 1:03:58

オルテイシアは、メモを貼った。
(a2) 2021/08/19(Thu) 1:16:58

【人】 イウダ


 紫亜を先に食べたかったからな〜仕方がない。


[シンクに置いたままの俎板と包丁を洗う。
紫亜に切って貰った野菜は明日そのまま使えるように手を付けず、野菜室からキャベツとにんじん、芽ニラを取り出した。

まずキャベツを高速で千切りする。
卯田はSASANKAで最も千切りが速い料理人だ。
途切れないリズムで素早く刻みながら、キッチンを後にする彼女に声をかける。]


 あ、今度は下着も忘れんなよ?


[また食われたいなら別だけど、と付け加えて、刻み終えたキャベツを耐熱コンテナにどさっと入れた。*]
(2) 2021/08/19(Thu) 19:54:23

【人】 イウダ

[レンチンコールスローは加熱する分、弁当にも入れられる。
もし今夜食べきれなければ明日の昼食の一品に回しても良いだろう。

当初の予定ではキャベツは浅漬けにするつもりだった。
真空調理器を使うと、漬ける時間が30分くらいで良いと聞いたので試したかったのだが、それはまたの機会になるだろう。

キャベツの千切りの上に人参の千切りも乗せ、オリーブオイル、酢、クレイジーソルトを入れてレンジで加熱する。
加熱が終わったら後は混ぜるだけだ。]
(3) 2021/08/19(Thu) 20:53:04

【人】 イウダ

[芽ニラは柔らかいのでスープにも向いている。
雑炊には青ネギ派ではあるのだが、今日は折角手に入った食材を使いたい。
細かく刻んで置いておく。

[炊きあがったご飯を一度ザルに移してぬめりを取る。
雑炊の味付けは鶏ガラスープと摩り下ろした生姜、最後に回しかけるごま油。
芽ネギに火が通ったら、最後に溶き卵を入れてからごま油をかける。
二人分があっという間に出来上がり、夜遅くの夕食でも胃もたれの恐れはあまりない食卓になったと思う。

作り置きのきんぴらごぼうを冷蔵庫から取り出して、今晩も一緒に「いただきます」。**]
(4) 2021/08/19(Thu) 20:53:29
イウダは、メモを貼った。
(a3) 2021/08/19(Thu) 20:54:42

【人】 オルテイシア

[美味しく食べられた基依さん専用の食事は、赤面して聞こえないフリをする。
去り際に忠告された事柄には、狼狽えながらも。]


 〜〜〜
次は忘れませんっ!



[そう宣言して。]
(5) 2021/08/19(Thu) 20:58:01

【人】 オルテイシア

[二度目のお風呂はシャワーだけで済ませる。
存分に愛された箇所を洗って、泡を肌に滑らせた。
そういえば、今日はキスマークが少ないな、なんて少し寂しく思ったのは内緒。

お風呂上がりには足し湯をして、彼も入れるように準備を忘れずに。
今度は忘れずに持ってきた下着を身に着けて、引越し前から活躍中のもこもこのルームウェアに身を通した。

タオルドライで髪を乾かして、アップにして髪をまとめる。
待たせるのはしのびないからドライヤーは食事の後だ。

ホームセンターで買った、埃が取れるスリッパを履いてキッチンへと顔を出せば、まだ彼は調理中だっただろうか。]


 お皿、出しますね。
 どれ使います?


[先に水分を摂るために冷蔵庫に寄って、水出し緑茶を取り出す。
夏場は水分を多めに摂るから、手軽に作れる水出しをよく利用している。
自身の分と、一緒に彼の分もグラスを用意したら。

彼の元へと向かって、ひょいと手元を覗き込んだ。*]
(6) 2021/08/19(Thu) 20:58:46

【人】 オルテイシア

[キッチンからは香る匂いに、鼻を澄まして。]


 ……いい匂い。
 ごま油ですか?


[邪魔にならないように。
それでもちょっとだけ傍に寄りたくて。
タイミングを見計らって、ぴとっと背中にくっついた。

後ろから覗き込めば、雑炊がくつくつと煮えている。
卵の黄色と、ニラの緑が色鮮やかで。]


 美味しそう。


[と呟くと同時にお腹が刺激される。*]
(7) 2021/08/19(Thu) 21:06:58
オルテイシアは、メモを貼った。
(a4) 2021/08/19(Thu) 21:10:55

【人】 イウダ

[ドアが開き、湯上りの清潔な気配が混ざる。
髪は纏められ、さっぱりと服装も変わっている。
何を着ても似合うのに、下に履いているのがホームセンターで思い付きで買ってしまったモップスリッパなところに愛を感じた。]

 サラダはガラスの器で……
 雑炊は汁椀?俺は結構食えるからラーメン鉢出して貰えるか?

[こちらはちょうど卵をふわっとさせたところだ。
レードルを持って振り返ろうとしたら、背中に触れる彼女の身体。]

 こらこら、折角入り直したのに、
 臭いおにーさんにくっつくんじゃないの。

[少しだけ兄貴分だった頃のようにくすくすと笑いながら身を捩って離れようとした。]

 食ったら俺も風呂に行くから、後でな?
(8) 2021/08/19(Thu) 21:57:19

【人】 イウダ

[出して貰ったグラスに、綺麗に水出しされた緑茶が揺れる。
夏場と言えば麦茶の家庭も多いが、卯田は緑茶の風味も好きだった。

いただきます、と手を合わせて雑炊をレンゲで掬う。
生姜のぴりっとした刺激の後に花ニラのやわらかな風味が鼻に届いて、主張しすぎない鶏ガラスープの滋味が身体に行き渡る。

店だと鶏ガラから出汁を取るが、家では効率と保存性から市販のものも併用している。]

 そういや明日の休みだけど、

[もぐもぐと食べながら切り出した。
少しだけ気が重い話だ。]

 うちの実家に行くの、大丈夫か?
 正直織戸家に比べて家族っぽくはないし、俺自身親とはあまり仲良くないっつかドライな関係なんでびっくりするかも。

[けれど、結婚を見据えてつきあうなら、先に紹介だけはしておきたくて。
本当はもう少し早くに紹介する予定だったが、何だかんだで親の都合に振り回されて延び延びになっていた。
そんな態度だから特に会わなくても良いんじゃないかとも思う訳だが。*]
(9) 2021/08/19(Thu) 21:57:36

【人】 オルテイシア


 えー、……だめ?


[さっきも情交を交わしたばかりだというのに、少し離れただけでくっつきたくなるから不思議なものだ。
窘められる声に、甘えたような声を出して小首を傾げた。

名残惜しくはあるけれど、はぁい、と良い子のお返事できゅっと抱きついてから身体を離す。]


 お椀とラーメン鉢……と、サラダ用のお皿。
 ……これでいいかな……?


[食器棚を覗いて目当てのものを見つけたら、手にとって彼に手渡していく。
サラダはほんのりと温かい。
千切りだから見た目は嵩張るかと思いきや、程よい感じにしなっとしていて、二人で食べるなら十分だろう。]
(10) 2021/08/19(Thu) 22:26:40

【人】 オルテイシア

[料理の盛られたお皿を並べて、二人、席についたら両手を合わせる。「いただきます」は、彼のタイミングに合わせて。

雑炊を食べるとほっこりするのは何故だろう。
温かな湯気にほっと息をついて、レンゲを口に運ぶ。
微かなしょうがの刺激、ふんわりとした卵、スープを存分に吸ったお米を噛めば甘みが増す。]

 
 ……ん、おいし。


[ふわり、表情が綻ぶ。
コールスローも温かい内にと箸で摘んで小皿に取り入れ、一口。
レンジで温められても、キャベツとにんじんのシャキシャキ、サクサクとした食感が残っていて歯ごたえが良かった。]
(11) 2021/08/19(Thu) 22:27:25

【人】 オルテイシア

[食事中に切り出された話は、前々から耳にしていたもので。
その時ばかりは食事の手を止めて、微笑んだ。]


 はい、大丈夫です。
 ……ちょっと緊張しますけど。
 
 基依さんがどんなおうちで育ったのか、
 ご両親はどんな方なのか、
 お会いするのが楽しみです。

 ……失礼のないようにしなくちゃ。


[彼は会わなくてもいいとは言ったけれど、さすがにそういう訳にはいかないと、会いたい旨を伝えたのは自分の方で。
将来、家族になる人のご両親ということは、自身にとっても義理の両親になる。
少しだけ不安を見せるように、苦笑して。
それでもきゅっと箸を持った手を握り込んで意気込みを見せた。*]
(12) 2021/08/19(Thu) 22:28:32

【人】 イウダ

[コールスローは加熱したとはいえ、食感が残るように短めで切っている。
だから熱くなりすぎず、それでいて身体が冷えない温度に保たれている。
器はガラスを選んだが、このくらいの温度なら問題ない。
見た目が可愛らしい方が食事のモチベーションが上がるというものだ。]

 いや〜俺実際、実家で「育った」感覚ねーからな……。
 むしろ織戸家で育ってるようなモンだろ。

 たっかい専門の授業料出してくれたし、そもそも高校も行かずに料理の道に進みたいってのに反対もしなかったってのはありがたいと思ってるよ。
 嫌いな訳じゃない。
 でも好きになるほどのエピソードがこれといってないんだよな……

 だから結婚してもそんな姑ヅラとかしてこないと思うし、その点は気楽に考えてて。

[実の親子でもここ数年は1年に1度顔を合わせるかどうかだ。
元旦こそ休みの職場だが、盆休みはピークを過ぎて順番に取るし、親と休みが合うこともそもそも少ない。
会わない日々が続くと共通の話題も特にないので、帰省しても居心地の悪いままそそくさと帰っていた。]
(13) 2021/08/19(Thu) 22:49:42

【人】 イウダ


 俺としちゃ、「彼ママとの初対面」ってテーマで紫亜がどんな格好すんのか、そっちのが楽しみだな。

[単なる顔合わせ、それも実家ということもあり、卯田の方はスーツではなく普通のシャツとスラックスで行くつもりだ。
靴だけ二人で選んだオーダーのものだが。
意気込みを見せる彼女は果たしてどんな服装だろう。
何度でも言うが、何を着ても可愛いので、恐らく一目見た時の感想は「可愛い」で決まりだろう。

食事は宅配の寿司を取ったと言っていた。
しょうゆが服に散る恐れがあるから出来れば避けて欲しかったが、そういうことも気軽に言えないのがこの親子だ。
気をつけて食べてもらうしかない。]
(14) 2021/08/19(Thu) 22:51:26

【人】 イウダ


 土産は駅前でシュークリームでも買っていこう。
 日持ちするもの買ったところでどうせほぼ家にいないんだし、その場で食えるモンの方が食ってもらえる。

[そうやって打ち合わせる。
実家に顔を出すのは昼前だ。
そんなに早起きはしなくても良いが、寝坊し過ぎても良くない。
今夜は「2回戦」は控えた方がよさそうで、その点でも卯田は両親を面倒に思ってしまった。*]
(15) 2021/08/19(Thu) 22:51:40

【人】 オルテイシア

[実家の話題が出れば目を細める。
自身の家族のことをよく思ってくれていることは既に周知の事実で。
彼の言うように第二の家族といっても過言ではないだろう。
実際、将来的にはそれが実質本当のものになる。

家族の話をする基依さんは、少し寂しそうで。
箸を置いて、手を伸ばして彼の手に手を添えた。]

 
 基依さんが早くに巣立ったんだと思いますよ?
 親は私達がいくつになっても親ですから。
 見てないようで、きっと見てくれています。
 
 基依さんのこともきっと、大事に思ってらっしゃいますよ。

 大事な一人息子さんと一緒になるんですから、
 きちんとご挨拶します。


[ね?と手の温度を伝えるように。笑って。]
(16) 2021/08/19(Thu) 23:23:34

【人】 オルテイシア

 んー……、服装は一応決まってるんですけど、
 お出かけする前にチェックしてくださいねっ?

 ……ううん、やっぱり少し早く起きたほうがいいかな。
 不安になってきちゃった……!


[念を押すように基依さんを見上げた。
準備はしていても、初対面の、しかも彼の両親とあっては気を使うもので、普段よりも慎重になってしまう。
無駄に洋服があるものだから、迷うのも一入で、こういうときばかりはミニマリストに憧れてしまう。

ないものねだりは良くない。現実を見ようとため息を付いた。]
(17) 2021/08/19(Thu) 23:23:53

【人】 オルテイシア

[彼からの提案には賛同した。]


 はい。
 甘いもの、お好きなんですか?


[……と思ったけど、理由はそれだけでは無さそうで。
そういうところをしっかりと考えている辺りが、やっぱり彼らしい。
それだけ両親のことを把握しているということなのだ、と微笑ましくなったけど口にはしなかった。
言ってもきっと、彼は認めそうにないから。
母と親友のように仲良く話す自身とは、また違う距離感。
きっとそれは、男女の差も少しはあって、両親にだけはぶっきらぼうになる兄を思い出して笑った。

「ごちそうさま」は、二人で合わせて済ませた。
滅多に家族の話をしない彼から聞き出せることは珍しい。]

 
 聞かせてください。
 基依さんと、ご家族の話。 


[片付けをしながら、合間に彼の子供の頃のエピソードのおねだりもしただろう。*] 
(18) 2021/08/19(Thu) 23:24:53

【人】 イウダ

[卯田にとって織戸家の方が家族という感覚がある。
それはこれまでに何度も言ってきた。
その位、両親とは没交渉なのだ。
反抗期になるタイミングすらないまま大人になった。

そんな自分にとって「薄い」つながりの人々のことも、紫亜は大切に考えてくれる。
卯田を放っておいたと怒ることもなく、ただ「放っておかれた」という感覚が奥底に眠ったままの卯田の心を包むように、温かい手が重ねられる。]


 ……紫亜のそういうところ、好きだよ。


[実家への挨拶を強く希望したのは紫亜の方だ。
その希望の元には、そういう考えがあったのだと知る。]
(19) 2021/08/19(Thu) 23:59:12

【人】 イウダ

[そしてその包容力にホッとしたのも束の間、服装に迷いだす彼女を見て、今度は「ふはっ」と声に出して笑った。]


 そーいうところも好きだよ。


[洋服が好きで、たくさん持っているからこその不安というか悩みというか。
卯田は紫亜が何を着ても可愛いと思っているので、意見を求められてもまったく戦力にはならない。]


 いや、特に好んでる記憶はないけど、
 シュークリーム食えないなんて特殊な好み持ってたら逆に記憶に残ってる気がして。
 そんな記憶はないから多分食える、程度だよ。

 お中元やお歳暮は、礼状書く為に一度開封はされるけど、あの人たちが調理したり食ったりしてんの見たことないなあ。
 

[「ごちそうさま」も二人合わせて。
食洗機は買ったが、今日は話をするがてら、二人で並んで洗い物をしようか。]
(20) 2021/08/19(Thu) 23:59:31

【人】 イウダ


 いや本当そんな話せるような思い出も特にないんだけど。
 特に父親の方は顔も声もうろ覚えで……
 母親は飯が不味かったって記憶しかない……


[それでも話すうち、幾つかの記憶が呼び起こされた。

誕生日とクリスマスは必ず「予め予約した」ケーキが用意されていたこと、
外食で色んなレストランに行ったから、幼年期に舌が肥えたかもしれないこと、
卒業式はいなかったが入学式は両親がそろっていたこと、

などなど。
つらつら。

片づけが終わって風呂に行くまでの間、紫亜に出会う前の「自分」を説明した。
彼女は聞き上手だから、きっと他の人では引き出せなかった話もあったことだろう。**]
(21) 2021/08/19(Thu) 23:59:50

【人】 オルテイシア

[好きだと告げる声が優しくて、はにかんで照れながら。
彼が噴き出したら、つられて笑いながらも、もう。と拗ねてみせる。]

 
 好かれようと必死なんですよ?
 第一印象良くないと、後々響いちゃう。


[例え印象が悪くなったとしてご機嫌を損ねたとしても、彼のことについて折れるつもりはないのだけど。
彼を育てたご両親とは、出来ることなら仲良くしたい。]


 ……確かに。
 シュークリーム嫌いな人って見たこと無いかも?
 私も食べたくなってきちゃいました。


[恒例の別腹が甘味を訴えるけれど、今日はもう夜も遅い。
明日は明日で、緊張する事案が残っている。
全てが終わってからなら、許されるかもしれないが。]
(22) 2021/08/20(Fri) 1:43:24

【人】 オルテイシア

[並んで洗い物を片しながら、彼の声に耳を傾ける。
最初は話せるようなことがないと言っていた彼にせっついて、話の続きを待てば、ぽろぽろと記憶の端に眠っていた思い出話を聞くことが出来た。

自身と出会う前の、小さな頃の彼の話。
織戸家とはまた違った家族のカタチ。

不器用ながらも愛されていたことを知って、微笑みが浮かぶ。
もし、ご両親と仲良くなれたなら、彼の子供の頃の写真を見せてもらうことにしよう。

そして、これからは私が彼にたくさんの愛情を注いで、記録を残せればいい。]
(23) 2021/08/20(Fri) 1:43:47

【人】 オルテイシア

―― 翌日 ――

[結局、アラームをかけていた時間よりも早く目が覚めた。
前々から用意していたこの日の洋服は、紺地の七分丈のブラウスに、薄いグレーの膝が隠れる丈のギャザースカートを選ぶ。スカートは光の差し具合で白にも見えるものを選んだ。

メイクはいつもより自然に見えるように薄付きで、オーソドックスにピンクでまとめて、柔らかな印象を与えるようにアイブロウはブラウンを入れる。
髪はお辞儀しても邪魔にならないようハーフアップにまとめた。

鏡の前で何度も自己チェックをしたけれど。
彼が起きてきたら前に立って、くるりと回って姿を確かめてもらう。]


 変なところないですか?
 ちゃんと清潔感あるように見えます?


[なんて、何度も確かめて。大丈夫と言われても拭えない不安に、胸を抑えて深呼吸をした。]
(24) 2021/08/20(Fri) 1:44:12

【人】 オルテイシア

[シュークリームを手土産に買って、彼とともにご実家へ向かう。
門戸を潜る前にもう一度深く深呼吸をして、ご挨拶に伺った。
玄関には彼のオーダーメイドの靴と、下ろしたての私のパンプスが並ぶ。

初めて見る彼が過ごしてきたご自宅を、思わず見渡したくなったけれどそこはぐっと堪えて、彼の隣で深々とお辞儀をして。

ご両親を正面に据えながら、唇を開く。]


 織戸 紫亜と申します。
 
 基依さんには、小さい頃からお世話になっていて。
 細かいところによく気がつく方で、
 ずっと良くしていただいていて……。

 お付き合いするようになってからも、
 彼の優しさに、いつも支えられています。

 
(25) 2021/08/20(Fri) 1:47:28

【人】 オルテイシア

[隣を見れば、彼と視線が交わる。
見守る温度の暖かさに安心しながら、また前を向いて。]


 ご挨拶が遅れたのは申し訳ありません。

 ……彼と一緒に暮らすようになって、
 彼の存在を、とても大きく感じています。   

 これからもずっと、
 彼の傍で、彼を、支えていければと思っています。 


[挨拶は少し、緊張に声が震えていただろう。
スカートの上に乗せた手が微かに震えを見せれば、彼の手が重なって。
その掌の大きさにほっ、と息をついて隣を見上げた。**]
(26) 2021/08/20(Fri) 1:50:45