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人狼物語 三日月国


124 【身内P村】二十四節気の灯守り【R15RP村】

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【人】 灯守り 小満

じゃあ、みんなごめん。
麦借りてくね。

[会合に蛍3人を伴連れる必要などないわけだが、本人が行きたいというのを止めるつもりはない。
 なら他のふたりを置いていくか、となったら、蚕は会合本来の目的である政の方面に必要だし、紅はクッション役に必要なのだ。
 一度どうしても目が離せない仕事があって、仕方なく紅を置いていったとき、まだ麦がいなかったこともあって息が詰まるかと思った。あまつさえ、これが本来の灯守りのあるべき姿ですとか言ってくるし、蚕とふたりはもうごめんだと心底思う。
 会場内では麦には好きにしていてほしいし、そうなると自然と大所帯になってしまうのだった。]
(239) 2022/01/17(Mon) 11:18:22

【人】 灯守り 小満

[くるり、何もない空間に指先で円を描くと、小さな光の輪が生まれる。
 それを両腕で引き伸ばせば、中央域が向こうに見えた。
 ひらと店に残る客に手を振って輪をくぐる。蛍3人も続いて、麦が通ったところで輪はひとりでに閉じ消えた。]
(240) 2022/01/17(Mon) 11:19:54

【人】 灯守り 小満

[事の済んだ店内では『珍しいもの見たー』『小満さまだけじゃなく皆さま揃うなんてラッキーだったね』『紅さまぁ……』『なんまんだぶなんまんだぶ』などと口々に客が話していたとか、何とか。

 給仕をひとり連れて行ってしまったが、来店客の目当てのひとつである店主が統治域ごと留守となれば客足も落ち着くだろう。
 小満域に束の間の、穏やかな静けさが流れはじめる。]
(241) 2022/01/17(Mon) 11:22:37

【人】 灯守り 小満

――中央域――

やぁ、今回の出迎えは君かい天乃。
こないだのあの子はどうしてる? まだ眉間にシワ寄せてる?
あんまりかりかりしてるようなら今度カウンセリングしたげるって言っといておくれよ。
小満さまの"よしよし"は効くんだよ。

[こないだの、というのは前の会合の担当だった中央職員のことだ。
 灯守り嫌いをこじらせたタイプで、淡々と職務は遂行するものの、常にしっかり眉間に皺が刻まれていた。
 それを灯守りの力で癒そうと言うのだ。反発は計り知れないが、そんなことを気にする性質たちでは100年も灯守りやってられない……というのは、他の長生き仲間に失礼か。
 言うだけ言ってからから笑いながら、会場の方へ向かう*]
(242) 2022/01/17(Mon) 11:23:16

【人】 灯守り 立秋

―入浴場―

いい湯だなっ はははん♪

[中央域にはお風呂場もあったのだ。
多分灯守りの誰かが過去にリクエストしたか、中央の人も必要だと思って作ったのだ。

昔流行ったような古い歌を歌っているのは、昔をそんなに昔ではないと認識しているからである。年配あるある。

大きな湯船にはぷかぷかと橙色の果実も浮かんでいるが、心なしか体がポカポカする効果を生み出しているような気がする。何故か。

転んだ時に出来た怪我は、軽かったのもあってもう影も形もなく。体を洗う時に沁みることもなかった。]
(243) 2022/01/17(Mon) 11:33:32

【人】 灯守り 立秋

えっとー、服服……

[やがて脱衣所でタオルを羽織り、ぽたぽたと垂れる雫を好きにさせたまま、何種類か用意されていた服を順番に見て。

白のブラウスに、黒いパンツ。ひらひらとしたスカート状の飾りをついた洋服を選ぶ。どことなく中性的な物を選ぶのは、性別なんてあってないような物だからか。]

かーわいいねえ。
ね、ボクに似合うでしょっ?

[着替えて、くるんとその場で一周してみせた立秋にメケメケ、とチュウくんは頷いた。

割とどうでも良さそうに見えるのは気のせいか。]
(244) 2022/01/17(Mon) 11:34:49
灯守り 小満は、メモを貼った。
(a51) 2022/01/17(Mon) 11:35:03

【人】 灯守り 立秋

―会場―

[ということで、パーティー……もとい、会合に行く準備を整えた立秋は、ばーんと会場のドアを開けて。]


ごめんね、待ったー?
さてご飯にしようか!


[緊張感もなく、遅くなったことも対して気にせず。しゃあしゃあと食事をねだったのであった。**]
(245) 2022/01/17(Mon) 11:35:45

【人】 灯守り 雨水

 
[水、みず〜! と思うのに無意味に同じ場所を往復してしまうのはどういう訳なのか。
 そうしていたら声がかかった。>>231 夏至の人だ。]


 むぅ
ぐ……



[毒の言葉には必死に首を振った。
 自分の胸元をとんとんたたけばつっかえただけだと伝わるだろうか。
 く、くるしい……。


 なんとか水なしでも通そうと とんとん、と叩くがなかなか通ってくれない。
 水が欲しい、という願いは果たして伝わってくれただろうか。
 駄目だったら、ぼくもまたあわあわした状態になっただろう。]**
 
(246) 2022/01/17(Mon) 12:03:15

【人】 灯守り 小満

[さて、大所帯が会場にやってきた頃合い。それに先駆けて、勢いよく会場の扉が開いた>>245
 きゃらきゃらと明るい子供のような姿。とはいえ、それがとうに子供なんて歳でないことはよくよく知っている。]

立秋。
今日も元気そうで何より。

[開け放たれた扉から、ゆったりと会場内へ向かおう。
 まだ本番前だが、浮ついた会食の雰囲気にこちらも浮足立っているのだ。]
(247) 2022/01/17(Mon) 12:34:59

【人】 灯守り 小満

[大所帯といっても、常に傍に従っているのは紅花栄くらいだ。
 こうした雰囲気を好まない蚕は早々に壁の華(なんて華のない華!)になってしまうし、麦には自由にさせている。

 皆、近くにいたければいるしそうでなければ離れる。それが、今や言葉を介すことすらされない小満蛍の在り方。]
(248) 2022/01/17(Mon) 12:35:38

【人】 灯守り 夏至


[毒ではないとアピールしていることはよくわかった>>246。まあそもそもこの場所で暗殺なんて企むバカはいないとは思うけど。

胸元を叩いているようだけど…何だろう。だかではないなら詰まらせたか。]

 そーいうことね…了解、ちょっと我慢しててね。
[パッと見回しても、水や給仕は見当たらない。呼びに行くのも時間がかかる。ならばボクの能力ちからが最も適切だろう。

相手の喉元に手をそっと当て、目を瞑り唱える。]

……
流雲ク-リ-ニュア-ジュ


[彼の固有能力、流雲。滞留しているものを押し流し霧散する能力。今回は霧散はさせず、詰まっているであろう食べ物を身体の中へ押し流すに留める。*]
(249) 2022/01/17(Mon) 12:41:47
灯守り 夏至は、メモを貼った。
(a52) 2022/01/17(Mon) 12:43:19

【人】 灯守り 立夏

  ー 会合会場 ー

 どうもっす、お疲れ様っす!

[ようやっと目的の会合に顔を出せた。
ご丁寧に執事達に挨拶なんかしちゃって>>0
スッと入ればいいのに、自分ならそうする。
まぁ自分はこうやって見るだけで蛍に会合行くの任せてたからそもそも会場来てないんですけどね


つまるところちゃんと会合行くの偉いねって話
蛍いないからそりゃそうなるというのは置いておいて
たぶん他の人達はもう殆ど集まってるんじゃないかな。

とりあえず何か食べたりしてゆっくりしよう
立夏領は草原一帯に人家が並んでるようなところだ
こういう雰囲気と場所とは無縁の自然一色だものね。

うん?キョロキョロしてどうした?
何か見つけ……あぁなるほど、中央の職員か>>6
職員の顔とか教えてないと思うけど、雰囲気で判断したな?]
 
(250) 2022/01/17(Mon) 13:21:15

【人】 灯守り 立春



  ひえっ!?


[何かが空から降ってきたみたいな、
大きな物音に思わず身を強張らせた。>>112
かと思えば、]


  あっ、あわわ……


[雨水さんが、何故だか蒼い顔をして
テーブルの合間をちょろちょろと歩き回っている。>>229
どうされたんですか! 大丈夫ですか!?
ひょっとして私の『生命』ちから、出番ですか……!?


錚々たる顔ぶれと予測不可能な場内に軽く眩暈がする。
談笑の弾んでいる方々のお邪魔にはなりたくないな、と
右往左往していたらちょうど、
小雪さんがこちらに気付いてくれたのだった。>>135]


  こんにちは、小雪さん。ご無沙汰しております。
  本日は色々と勉強させていただけましたら──

  ──そ、そうですね。やっぱりまだ、少し。
 
 
(251) 2022/01/17(Mon) 13:21:29

【人】 灯守り 立春

[少し、じゃない。まだ全然慣れない。
この場に集まるような灯守りは皆さん、
師匠──先代立春と顔を合わせたこともあるはず。
いつも穏やかな笑みを湛えた、人に優しく自分に厳しい方で
素晴らしく仕事が出来たのはもちろん、人望も厚く
中央域から直々に叱られるなんてことは一切なかった。

対する自分はというと、灯守りになった直後に
灯宮へと送るべき灯りたちに感情移入しすぎて溜め込んだり
灯りを灯す命を偏らせてしまったり、
後先考えずに力を使ってしまったりでお咎めを受けている。
天乃さんの顔を見ると、心の中の私が反射的に悲鳴を上げる。
今だって内心、己の一挙一動に不安が付き纏う。]


  ……で、でも! 師匠には及ばずとも
  立派な立春で居られるよう精進して参りますので!!
  今後ともどうぞよろしくお願いいたしますっ!

  今はどんなお話をなさっていたんですか……?
  小雪さんも、小雪域もお変わりありませんか?


[お忙しい様子なら、
ぺこりと頭を下げてすぐに離れただろうけれど。

余裕がありそうなら暫し、
他愛ない世間話を、おずおずと。]*
(252) 2022/01/17(Mon) 13:22:37

【人】 灯守り 立夏


 ども、お疲れ様っす!
 遅れて申し訳ないっす…!

[わざわざそんなの言わなくてもいい気はするけど
彼女そういう子だもんなぁ。
一先ずは今回の担当が彼で良かった。
天乃と言ったかな?
彼は灯守りを嫌ってまではいなかった覚え。
少なからず鳴子も自分も向こうさんには知られてるはず
鳴子は…んー、たぶん彼を見るのは初めてか?
まぁ挨拶も済んだんだから、後はゆっくり…]

 仕事大変じゃないっす?
 疲れてないすか?
 何かあれば言うっすよ!
 鳴子さん頑張る!

[それじゃ!と、その場を離れて食事の並ぶ方へ向かった。
…スッと移動したから良かったものの
統治域の外でまで何かしようとしないで鳴子

絶対彼の顔見てそれ言ったでしょ?
灯り見て大丈夫そうならいいんだよ気にしなくて。
うっかり能力でも使って後で困るの君自身なんだからな?

…ともかく、起きてから何も食べてないんだから
腹ごしらえくらいはしておこうね、うん。]**
 
(253) 2022/01/17(Mon) 13:22:46
灯守り 立春は、メモを貼った。
(a53) 2022/01/17(Mon) 13:34:03

【人】 灯守り 冬至

 
―――冬至の地


[ 一年の半分を雪と共に生き
 一日の半分以上を夜と共に生きる地 ]

[ 決して営みに恵まれているとはいえず
 日々の蓄え無くして春は無しとさえ云われる
 ――それが、冬至域 ]

[ そんな中にあって 民達は生きる
 冬を耐え 冬を慈しみ 冬を越えて行く。
 人里離れた場所に於いても 栄えた地に於いても
 隣人と力を合わせる様子が見られる事は珍しくない ]
 
[ 独りでは越えられないものがあると
 身をもって識るが故に根付く、知恵と風習 ]
(254) 2022/01/17(Mon) 13:41:02

【人】 灯守り 冬至

[ 頃は冬至から大寒。
 其の地に於いては "鬼節"と呼ばれる厳冬 ]

[ 越えど越えども廻り
 巡り やがて必ず還る日々 ]

[ 冬至域の民達は その灯の多くが
に愛される
 寒や夜との親和性が高いともされる 冬の加護を受ける
 故に 冬至に生きる民達にとって鬼をやりすごす事は
 知恵とを持ってすれば 決して無理無謀な事では無い ]


  [ ――けれど。 ]


[ 愛されて、尚。
 其の夜に無防備に晒せば
 夜に喰われたように消える事がある ]

[ 童謡、伝記、伝聞――…
 冬至域を語り紡ぐ時 遍く悉くに於いて
 必ずその名が出るとされる、それが冬至の"鬼節" ]
(255) 2022/01/17(Mon) 13:41:31

【人】 灯守り 冬至

[ もしも、鬼節の夜に身一つ
 屋内でなく 野辺に身を置くような
 手ずから灯を散らさんとするが如き者のあれば ]

[ 民か 夜か うさぎか
 或いは"誰か"が 手を声を差し伸べ
 我が家に 温かい場所にと迎え入れる ]
 
[ それもまた 鬼節の必定である ] *
(256) 2022/01/17(Mon) 13:41:58

【人】 灯守り 小満

[うんうん、此度の会合もまこと賑やか。
 これが嫌いなのもいるだろうし、それを咎めもしやしないが、こちらにとってはたいへんいい酒肴。
 手にはとっくにグラスが収まっているし、ちょっとしたトラブル>>246>>249も宴の花と傍観している。
 これだけ灯守りがいて解決できない事柄はそうそうないのだから、楽しむのが一番。杯も進むというものだ。

 酔ったら会合に出られない? なぁに、出るのが私じゃなきゃいいんだろう。
 そのためにいるんだ、うちのかわいい蚕は。]
(257) 2022/01/17(Mon) 14:02:15

【人】 灯守り 小満

[とはいえ壁の華になっているつもりもない。そんな穏やかなのは性に合わない。
 目につく灯守りや蛍には、手当り次第といった調子で杯を掲げてみせただろう。
 グラスがキスすれば重畳。呆れられても、自分でくぅっと呷るまで。

 そんな中、ひとりの灯守り>>253に目をやる。]

――立夏。
少し顔色が悪いね。"悪い夢"でも見た?

[まだ在位の短い、若い灯守り。
 隣の領域で顔をよく見るのもあり、彼女の能力を知っているのもありで、なんとなく気にかかった。
 どうも最近まで立夏域は雨続きだったと聞いているし。]

疲れてるならたまにはうちにご飯でも食べにおいで。
といっても、ここの料理のがおいしいかもしれないけどねぇ。

[こう呼称するときの『うち』とは、小満域の『慈雨』のことだ。
 冗談めかして告げながら、あまり話して立夏の負担にならないようにとひらり離れていく*]
(258) 2022/01/17(Mon) 14:21:28
灯守り 小満は、メモを貼った。
(a54) 2022/01/17(Mon) 14:34:20

【人】 灯守り 冬至

 
――おつるのおつかいクエスト


[ 冬至領域内。
 白雪の狭間 何も無い虚空を見下ろすのは
 一匹の白いうさぎ――否、雪うさぎ ]

[ うさぎは右を見て 左を見て
 もっかい右を見て―――― ]


       [ ぴょん! ]


[ 軽やかに穴へ飛び込んで行った ]
(259) 2022/01/17(Mon) 15:04:48

【人】 灯守り 冬至


  -----

[ 冬至域に於いて 有数の活気を誇る中心街。

 薄らかだとも温かな陽の光が差し込み
 脇に聳える雪がきらきらと輝きとける。

 陽の光に浮足立ち
 思い思いに行き交う人々
 夜に備える民達をすぐそこに見る事の叶う路地
 
 一匹の雪うさぎが
 一切の前触れなく姿を現した ]
(260) 2022/01/17(Mon) 15:05:26

【人】 灯守り 冬至

[ 呼ばれて飛び出て
 ぴょぴょぴょぴょ〜ん! ]


    とうっ!


[ 呼ばれてなくても
 ぴょぴょぴょぴょ〜ん! ]


    からの〜 
参上っ!



[ 後ろ足で立ち 腰に前足。
 登場シーンを完璧にキメた雪うさぎ
 おつるは四肢を地につけると眩しさに目を細めた ]
(261) 2022/01/17(Mon) 15:05:53

【人】 灯守り 冬至

[ こんにちは、おつるです。
 ぼくは かのすうこうで、いだいで、
 かわいくて、ぷりちで、それはもうかわいくて

 >>せかいいち〜かわいいよ〜〜♡<<
 かわかわの号を冠する灯守り様の蛍です。

 好きなものはかわいいもの
 好きなひとは ご主人さあっ〜///
 
>> せかいいちかわいいよぉ〜!! <<


 得意なことはお片付けとパズルです
 ご主人さまの書類整理もちゃちゃいのちゃいです!

 最近の悩みは 反抗期の弟です。
 年の離れた弟かわい〜!とおもっていたのに
 おもって いたのに………。

 最近、一緒にいることが少なくなりました
 今日も ひとりでできるもんってどこかへ行きました

 ご主人さまがきょろきょろしていました。
 かわいい…
 かわいいけど ぼくも見てっ! ]
(262) 2022/01/17(Mon) 15:06:21

【人】 灯守り 冬至

[ ご主人さまのお願いをきくのは
 ぼくのライフワークであり ご褒美です ]

      
( 踏みつけられる雪道だむだむ )


[ 今日も ご主人さまからお願いされて
 「いってらっしゃい」とかわいいされて
 きっちりかっちりばっちりとこなしにきました ]


      
( 踏み固められる雪道だむだむ!

 
 
 くっそ〜……
 だーくそ!いづるのやつっ!
 
きょろきょろされんのうらやましすぎだろがぃぃぃ


 
[ でもむしゃくしゃするから おひさまに叫んでやりました]
(263) 2022/01/17(Mon) 15:07:40

【人】 灯守り 冬至

[ 閑話休題。

 ご主人さまのお願いは
 ご主人さまから託された"声"を伝えること。

 いづるにはまだ難しい
 ぼくにしかできないお役目の一つ。

 人と普通におはなしするだけじゃない
 もっと 深いところに届く声を伝えるのに
 いづるはまだ少し、幼いから。

 これはぼくのお役目で、
 今までにもう 数えきれないほどお願いされてきた
 そういう、特別で ありふれたこと。

 ぼくがその家を訊ねると
 "おかあさん"は 真っ赤な目を見開いて
 すぐに あたたかいおうちに入れてくれた ]
(264) 2022/01/17(Mon) 15:08:18

【人】 灯守り 冬至

[ かぼちゃの甘い香りがふんわり漂うお部屋
 みるくがふたつ置かれた机ごし

 ぼくは伝えた
 ご主人様から託された "
" を

 ぽろぽろとこぼれる雨が
 おかあさんのあたたかなみるくを揺らす。

 だからぼくは、ぼくのみるくをのんで
 揺れる水面が落ちついたころ のんびり言うんだ ]
(265) 2022/01/17(Mon) 15:09:43

【人】 灯守り 冬至

    
*

               
*

  一緒にかまくらを作って
  雪玉のあてっこをして
  雪うさぎも作ったんだ。楽しかったなあ

  あとね、ぱんぷきんぱいがすきなんだって
  あまくて ほくほくで おいしいんだって。
     
*

  あんまりにもおいしそうにいうから
  ゆきでぱんぷきんぱいをつくったんだけど
  全然違う!っておこられちゃった
  ままのつくるぱいじゃないといやだ!って
*

  えへへ。
  おかあさんが だいすきなんだねえ  
*


          
*
(266) 2022/01/17(Mon) 15:10:24

【人】 灯守り 冬至

[ おかあさんのあめがやんだころ
 少しずつ陽の落ちる道へ出た。

 道を折れる時、一度後ろを見たら
 こっちを見ていたおかあさんが手を振った。

 いっぱい 泣くんだろう
 枯れるほど泣いたはずの目からこぼれたみたいに
 これから 幾度となく、夜に泣くんだろう

 陽が落ちて この夜を越えて先の日も
 夜となく昼となく また誰かが泣くんだろう ]


   ――すてきな、おかあさんだね


[ なんて。
 誰にも届かない声を 一つ風にのせてみた
 ご主人さまとは違う ちっぽけで陳腐な 使い蛍の戯言 ]
(267) 2022/01/17(Mon) 15:11:10

【人】 灯守り 冬至

[ でも、いいんだ
 ちっぽけだって陳腐だって。

 ぼくは、おつる。
 いだいでかわいいご主人さまの蛍
 ご主人さまのこのおねがいを
 一番うまくこなせるのは ぼくなんだから! ]


    〜♪


[ 背中に結んでくれた、おかあさんの"お土産"
 冷める前にご主人さまに届けなくっちゃ。

 "おねがい"なんてされてないけど
 食べたそうだったこと、ぼくはちゃあんと知っている。
 なぜならぼくは、誰よりご主人さまの傍にいる蛍だから!

 おかあさんが 「ぼくと冬至様に」って焼いてくれた
 あたたかくて ほくほくで あまいかぼちゃのパイ。
 仕方ないから いづるの分も残しといてあげよう。

   …ちょっとだけね! ]
                       
*
(268) 2022/01/17(Mon) 15:12:21