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【墓】 瑞野 那岐……ッ、ン、 [引き抜かれていく感触が生生しくて、吐息を漏らす。 些細な動きまで拾えるようになった身体は、 身体の奥どころか、彼を迎える入り口も敏感になったよう。 質量のなくなった空間が、 くぱ、と息をするように開いて、閉じて。 苦しかったはずなのに無くなってしまえば、 少し物足りないような気がして無自覚にほぅ、と溜息が零れた。] ……ぁ、 [終わった、と思った。はずの逢瀬。 解かれた手で、自身の唇をなぞり、物憂げに瞳を伏せる。 だから、彼の笑った表情に少し反応が遅れてしまった。] (+27) 2023/03/25(Sat) 17:42:16 |
【墓】 瑞野 那岐[口角を上げて笑う艶めいた表情に息を呑む。 言葉を無くして、見惚れていれば。 下がっていく身体は、まだ熱を孕んだままの下肢まで。 降りて、見せ付けるみたいに舌を覗かせて、 再び口の中に招き入れられたら、その熱さに。] …… ふ 、ぁッ ……、熱、……[びく、と腰が引けてシーツに皺が寄る。 女性の膣にも似た熱さに包まれて、 舌先で猛りを舐め取られたら、堪らずに目を眇め。] (+28) 2023/03/25(Sat) 17:42:48 |
【墓】 瑞野 那岐ぁっ、俺のは、いい、からッ……、 ……ぅぁ、 ふ、ぅッ……、ン [手の甲で口元を隠し、また小さく頭を振る。 二度も達した身体はすぐに快楽を拾って、 敏感になった身体、全部、性感帯になったみたいに。 シーツに触れる部分さえ、擽ったくて。 何も受け入れていないはずの、後孔が。 ひく、と呼吸するみたいにひくついて。 乱れされる。 もう吐き出せるものなど、ないはずなのに。 熱が集まってきて、硬さを取り戻していく。*] (+29) 2023/03/25(Sat) 17:44:15 |
【墓】 高野 景斗[ たった一晩では、互いの好きなこと 好きなふれあい方、全てを知るには至れない。 一つずつ、欠片をつなぎ合わせるように、 知っていく中のひとつ。 恥ずかしそうにしながらも、素直な反応を 示されれば応えるように、笑って。 涙混じりに可愛らしく詰ってくることすら、 自分に届く頃には悦びにかわる。 熱を与える与えられるからという以上に、 よく、顔を赤くすることも、今日知れたこと。 大胆な物言いをするくせに、 すぐに照れて顔を背けちゃうとこも。 ] (+30) 2023/03/25(Sat) 19:09:53 |
【墓】 高野 景斗[ 淡白どころか、 自分とおなじくらい、欲張りなところも。 愛しくて愛しくて。 口から零れ落ちる言葉くらいは許して欲しい。 熱を上げさせるようなつもりもなく、ただ 知った事を、伝えたいだけなので。 引き抜くときにもまた、艶めかしい声を 上げて。さみしげに、こぽ、と泡だって 白くなったローションをとろりと、こぼして。 唇をなぞり、物憂げに瞳を伏せられたら 喉が鳴りそうになるのを、ぐ、と堪えた。 今日のところはこれ以上、無体を働くような ことをするつもりはないので。 体への負担も相応だろう、当然。 ] (+31) 2023/03/25(Sat) 19:10:47 |
【墓】 高野 景斗[ それでも、痛みを苦しみを散らすためとは いえ、好き放題熱を覚えさせられた、 いとしいからだを、そのままにしては おけないから。 招き入れて、嬲るように、舌を絡ませる。 目が細まったら、先端をちう、と吸い上げて ] (+32) 2023/03/25(Sat) 19:11:08 |
【墓】 高野 景斗 そんな寂しいこと言わないで 気持ち良くなって? [ 手と口とで、ゆるゆると快楽を与えながら。 さみしげに、ひくつく蕾にもそっと指を挿し入れた。 一人で試した時には感じられなかったものを 感じ取れるようになったなら、いずれ ここでしか得られないものも、 拾えるようになるかもしれない。 そうしたらまた、 ] ン………、 [ 君も知らない、君の姿を、見られるような気がして。 ] (+33) 2023/03/25(Sat) 19:11:31 |
【墓】 高野 景斗[ 二度も達して、どこもかしこも 敏感になってしまった体、 追い立てるようにしなくても、 勃ち上がり、熱を蓄えていく塊、 待っていたと言わんばかりに、 指を締め付ける、体内。 ] ふ、……ン、 いつでも、 らして、 ね [ 口の中に収めたままでは 呂律の回らないような言葉しか 出せないけれど、伝わればそれでいい。 なにかしら、応えるような反応があれば こりこりと中を引っ掻くようにしながら 奥まで咥え込んで、 添えるだけだった手も、 愛おしげに、君を撫でた。* ] (+34) 2023/03/25(Sat) 19:12:34 |
【墓】 瑞野 那岐[裏筋に沿うように舌を這わされて、先端まで。 弱い部分を辿るように、じっくりと。 一番反応があった先端を窄められた口先で吸い上げられて、 腰が思わず浮いて、押し付けるみたいに反ってしまう。] ン、ンぅッ……、は、ぁッ…… [赤く染まっていく顔を腕で覆い隠して、 唇を噛んで、声を押し殺そうとしても堪えきれない程。 生暖かい感触がダイレクトに伝わって、つらい。 指で擦り上げられた箇所を、丁寧に吸い上げられて、 気持ち良さにぐらぐらと思考回路を崩されながら。 墜ちていい、と促す声に甘えそうになる。] (+35) 2023/03/25(Sat) 20:51:18 |
【墓】 瑞野 那岐[口淫だけじゃなく、指が寂しいと訴える後孔に、 ぬぷ、と押し入ってくれば。] うぁ、ッ……、 く、 ぅンッ……[か細い犬の啼き声みたいに喘ぎ洩らして、ふると身体を震わせた。 今日だけで何度も埋められて、拡げられた場所が、 悦ぶみたいに指を受け入れて、飲み込んでいく。 伏せた瞳にまた涙が浮かび上がる。 痛い、とは違う、身体を震わせるような快感を伴って。 後孔に指を差し込みながら、下生えの下で揺れる頭。 ぐちゅりと音を立て、淫猥な音を響かせて。 快感に溺れさせようと、甘く誘い立てる。] (+36) 2023/03/25(Sat) 20:51:37 |
【墓】 瑞野 那岐[勃ち上がったモノを喉奥で擦られて、血が集まる。 顔を隠す腕とは、反対の手を伸ばして。 腰元を擽る頭に触れて、くしゃりと彼の髪を掻き乱す。] ……だ、 め 、ッ……、 ぁッ[喉奥で挟まれたら、咥え込んだ後ろが窄まって、 長い指をあまく締め付けるのに。 もっと、と探るみたいにその指を曲げられて、 かり、と膨らんだ部分を引っ掻かれたら仰け反って。 悦い、と知らせるみたいにびくん、と身体が跳ねる。 滲む視界で、様子を窺う視線と目が合えば、 ぞく、とまたその目に魅せられて。蕩けて。] (+37) 2023/03/25(Sat) 20:52:09 |
【墓】 瑞野 那岐[かり、と口元に当てた自身の指を食む。 食んでない、と。淫らに求めてしまいそうで。 ぶる、と達する前触れが襲って、 髪を撫ぜる手に力が籠もる。] ん、 ぁ、離、してッ……、ぁッ、……も、ぅ、出そ、ッ、 [睫毛を濡らして、もう何度目か分からない否定を口にして。 緩く首を振っても、射精を促すみたいに。 腰を撫でる手が、窄められる口が、引っ掻く指が。 堪らなくなって、身を起こそうとした時。 中の指が、こり、と曲げられて。] (+38) 2023/03/25(Sat) 20:52:38 |
【人】 マシロ[ なんやかんやで狼に食べられつつも ぬくぬく育った白うさぎは、危険性の察知に疎かった。 野生に帰ると生きてはいけない室内飼いの典型例だ。 狼の前で腹を見せるうさぎになってしまっている。 ビーズクッションでだらけて、朝も寝起きは少し甘えて 彼の前だとなにもかも緩んでしまうのだ。 だって全部、嬉しそうに受け入れてくれるから ──…一緒に楽しんでくれることを知っているから。 ] "いちごさん"、名前もかわいいですよね じゃあ今度ケーキ作る時は、その二種類買おうかな。 [ 途中、彼が会釈をした相手は子連れの夫婦。>>1:30 知り合い? と首を傾ぎ、そうでもなさそうだと気付き 懐かしむように見られていたとは気づかず、 とりあえずつられて頭を下げた。 それから、"いちごカレー"の単語が彼から出てくれば はっ、とした顔で ] (0) 2023/03/25(Sat) 21:40:37 |
【人】 マシロそう、そうなんです、 いちご、サラダに使ったりすることはあっても カレーは……未知の領域です……っ! [ ご飯は残したくない。 歩き回りながらつまんでいたおかげか、 幸いお腹の容量には余裕がある。 提案には「そうですね」と頷いて、彼の手を握った。 恐らくうさぎの穴でも出たことがない……筈……の 少なくとも、自分が出勤した時は作られていない料理。 料理人の顔と 好物を前にした子どもの好奇心。 腹ごなしに少し散歩するか、それとももう行くかを 貴方を覗き込みながら問いかけた。* ] (1) 2023/03/25(Sat) 21:40:43 |
【人】 マシロ[ パスタといえば、あの特別授業の日を思い出す。 ついヒートアップした姉弟論争に終止符を打ったのは、 聞いたことのない声音で零れた 彼の「おなかすいたな」の一言だったが。 流石に天然鈍感室内飼い白うさぎも 「あっこれやばいやつ」と気付き、即座に引いた。 謎の聞き取れない英語に最後まで噛み付きつつも 仕方ない、ここは先輩が折れてやろう、なーんて 最後までしょうもない意地を張ってしまいながら。 狼から白うさぎへの特別授業の内容は、──…… ……やっぱりやめておこう。言わぬが花である。 ] (2) 2023/03/25(Sat) 21:40:49 |
【人】 マシロ[ とはいえ泣き虫新人うさぎも立派に注文を受け、 彼にしか作れないペスカトーレを鮮やかに調理してくれた。 白うさぎはその間に一旦しれっと逃げて カクテルのオーダーやらをこなしつつ、 狼のお腹が満たされる頃合いをひっそり伺っていたわけだ。 ちなみにシェアのお誘いには>>1:34 「お許しが出た」と尻尾を振ってしっかり乗りました。 後輩の手前、カトラリーの共有は今回は避けようとしたが 結果はさて、どうだったか。 とにかく、美澄のことはもう新人とは呼べないな、と そう思う美味しさだったことは確かである。 気の回し方も空気読みコンテスト一位だった。>>1:36 ……やっぱり姉の座は降りるべきかもしれない。* ] (3) 2023/03/25(Sat) 21:40:57 |
【墓】 高野 景斗[ 素直にこうして、ああしてと ねだってくれたらいいのに。 見たいだけだろうと言われれば、そうだけれど。 快楽に弱いところがあるのは、 男として諸手を挙げて、歓迎したいところ。 先程から時々、逃げるように、 否定の言葉を言い掛けるくせに、 もっとってねだるみたいに、 押し付けてくれるのが愛おしい。 その刺激に慣れていないのか ――それとも、相手が俺だからか。 ] (+39) 2023/03/25(Sat) 22:10:51 |
【墓】 高野 景斗[ 赤く染まった顔を覆い隠しても、 唇を噛んで声を逃がそうとしても、 抗いきれずに、隠しきれずに、 ちらりと見える赤が、声が。 震える体が、望んでくれると 思わせてくれるから。 誘われるままに――。 ] (+40) 2023/03/25(Sat) 22:11:12 |
【墓】 高野 景斗[ くしゃりと髪を混ぜる手と あまく締め付ける蕾、 だめ、と紡ぎながら、 悦いとはねる体。 そのどちらも、愛おしいから、 ] ン、……ァ ん、 いいよ [ 涙ながらの離して、 という願いは聞き届けられそうにない。 蕩け切った目をゆるく閉じて、 抱き寄せられるままに、奥の奥まで 迎え入れると、熱い液体が喉へ口腔内へ 飛び散って。 こくり、喉を鳴らしたのはわざとではなく 勢いに負けるような形で。 ] (+41) 2023/03/25(Sat) 22:11:31 |
【墓】 高野 景斗 ――んん、 [ 最後の一滴まで搾り取るように、 根本から吸い上げ、ちゅぽ、と音を立て解放してから もう一度、惜しむようにキスをする。 同時にゆっくりと指も引き抜いた。 刺激しないよう注意を払って。 しかし、その瞬間に締め付けられた力の強さに 入っていたら本当に食いちぎられていたかも 知れないな、と思えば笑って。 ] (+42) 2023/03/25(Sat) 22:12:38 |
【墓】 高野 景斗 いいこ、 疲れた? [ 体を起こし、頭を撫でながら 封を切ったほうのミネラルウォーターを 片手であけて、こくり、こくり。 ] 那岐くんも、水分とったほうがいい [ 随分汗かいちゃったから、と 封を切っていないほうを渡して、 ] お風呂入る? ……立てそう? [ 難しそうならこのまま、くっついて 一つの生き物みたいに、眠ってしまうのもいい。 だけどすぐに眠ってしまうには、少し惜しい。 そんな顔をしていただろう。* ] (+43) 2023/03/25(Sat) 22:13:05 |
【墓】 瑞野 那岐[促す声に導かれるみたいに、集まった熱が爆ぜて。 離して、と乞うた願いは受け入れられないまま、 彼の口腔を自分の吐き出したもので汚していく。 びく、びくっと、溜まったものを吐き出すみたいに 腰が数度揺れてしまうのを止められずに。 吐き出してしまえば、一気に襲ってくる脱力感。 もう一滴も出ない、と思うのに。 先端を吸い上げる唇に、か細く啼いて。] ……ぁ、…… は 、ぁッ…… [ふ、と力んでいた身体が弛緩していく。 きつく指を締め付けていた後孔も、緩んで。 ふやける程皺になった彼の指を解放して。 くたりと、シーツに身を沈めていく。 自慰のときでも、今まで彼女としてきたSEXでも。 こんなに達したことは、ない。] (+44) 2023/03/25(Sat) 23:53:25 |
【墓】 瑞野 那岐[荒いだ呼吸のせいで胸を大きく上下させながら、 シーツに沈んだ頭を、あやすみたいに大きな手が撫でる。 その手の大きさを、指の長さを覚えてしまった。 心地よさも、 気持ち悦さも。 ]……ん、 [問い掛けに素直に頷いて、水を嚥下する喉を 力の抜けきった身体でぼんやりと眺め。 喉を鳴らして、動く喉仏がまた色香の残滓を放つ。 水分を促されて、こくん。とまた頷くけれど。 すぐには身体を起こす気になれなくて。 渡された、ペットボトルを一度受け取ったものの。] (+45) 2023/03/25(Sat) 23:53:42 |
【墓】 瑞野 那岐[封を開けないまま、横に転がして。 甘えるみたいに、両手を彼に向かって伸ばす。] ……飲ませて、 [そんな子供みたいな、わがままを乗せて。 ン、と唇を突き出すみたいに顎を逸らす。 お風呂に入るのはそれから。] (+46) 2023/03/25(Sat) 23:54:07 |
【墓】 瑞野 那岐[ローションと精液でべたべたになった身体のまま、 寝るのは、さすがに少し抵抗が残る。 シーツも汚してしまったから、 変えないといけないかもしれないけど。 もう少しだけ、甘えてもいいかな。なんて。 従姉妹の杏にも見せたことのない。 甘い顔を蕩けさせて、] それから、一緒に入ろ? [ワンルームの自宅より広いという浴室。 使うのは初めてだから、使い方を教わるのは、 家主の責任だと言い訳をしても許されるだろうか。*] (+47) 2023/03/25(Sat) 23:54:55 |
【人】 瑞野 那岐[いいの?という問い掛けに、うん。と頷いて。 開かれた口元に運んでいく。 赤い実が、彼の口の中に含まれて、 一瞬だけ、彼の唇が指先に触れる。 無意識に撫でたくなったのを堪えて、 手を引いて。]甘いですか? 良かった。 俺も食べよう。 [今日、俺はいちごの信者を一人増やしました。 いちごの神様にそう報告しながら。 自身でも一粒、摘んでそのまま口へ運ぶ。 赤い実に歯を立てて、溢れる肉汁を飲んで。 甘味と僅かな酸味を味わって、目を細める。] (6) 2023/03/26(Sun) 0:35:14 |
【人】 瑞野 那岐……旨い。 [好物を目の前にした子供のような笑顔を零して、 ぺろ、と汁気の飛んだ指を行儀悪く舐め取って。 ハンカチで拭き取ったなら、また一粒、一粒。 選り好みしていく為に、畑を歩く。 摘んで、食べて。籠に入れて。 抱えた籠が、いつの間にかいちごで溢れていく。 時々、こっちのいちごのほうが大きいとか。 こっちの方が甘そう、だとか。 そんなやりとりを彼と交わしながら、 45分のいちご摘みはあっという間に溶けていく。] (7) 2023/03/26(Sun) 0:35:41 |
【人】 瑞野 那岐[籠に盛りだくさんになったいちごは、 Hareで待つスタッフたちのお土産の分にも十分だろう。 きっと生のいちごだけでは飽き足りないだろうから。 その後、お土産売り場に立ち寄って、いちごジャムや、 フリーズドライのいちご、いちごミルクのプリンなど。 どれも欲しくなってしまうような種類の多さに、 頭を悩ませながら、彼に相談を持ちかけて。 人数分のお土産をなんとか選ぶこともしただろう。 あとは、興味のあったいちごのピザ。 デザート作りはメインを担当するわけでもないけれど。 料理よりも計量通りに作らないと完成しない、 繊細なデザート作りは楽しむ方。 ピザといちごという食事のようなデザート。 作り方には大変興味が唆られる。] (8) 2023/03/26(Sun) 0:36:04 |