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人狼物語 三日月国


36 【R18】海の上のひみつ【完全RP】

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【人】 双子 吹雪/雪菜


[裸のまま、タオルケットを胸に押し付けて
そっと、ベッドから降りる。

ズキズキとする身体で、天野のスーツがある所まで行くと
それを手にすると、ぎゅぅ、と両手で握りしめた。]



  …………
どうして、居てくれないの?



[震えた声は、一人だけの部屋では
誰の耳に届くことも無かっただろう。]*
(27) 2020/07/15(Wed) 17:46:36
双子 吹雪/雪菜は、メモを貼った。
(a17) 2020/07/15(Wed) 17:48:52

曳山 雄吾は、メモを貼った。
(a18) 2020/07/15(Wed) 18:33:41

花守 水葉は、メモを貼った。
(a19) 2020/07/15(Wed) 18:56:43

天野 時雨は、メモを貼った。
(a20) 2020/07/15(Wed) 19:00:32

【人】 クルー 御子柴 詠斗

−過去・204室内−

 [ 目を丸くした彼女を見るのは、面白かった。
   誘い文句に買い文句と思ったのだろうから
   仕方がないだろう。

   少し頬を膨らませながら、
   体を拭かれていく彼女は徐々に大人しくなった。
   膨らんでいた風船の空気が抜けていく姿は、
   これまた趣があったので、
   彼女が横に空間を作り彼を誘ったときに、
   つつこうか悩んでしまった  ]

  それでは、暫く失礼いたします。

  …………風邪ひいたときは、
  他人にうつさないように心がけとけ。

 [ 妹に言い聞かせるような、
   ぶっきらぼうな言い方ではあるけれど、
   目の前の小さなゲストを思ってのこと。

   やはり、横にいるとその柔らかそうな頬が気になる。
   そうやって、彼女の横で頬杖をついている彼は、
   まだ額や頬にくっつく髪を反対の手で
   ほどきながら、何度かつついてみた  ]

 上客にしか教えてないこと、教えといてやる。
 今度俺を呼びたかったら、コールをかけて
 電話口で「8番のメニューが食べたい」って言いな。
(28) 2020/07/15(Wed) 19:08:05

【人】 クルー 御子柴 詠斗


 [ 本来ならば許されないこと。
   ゲストの前で、素を出すことは。

   しかし、今は誰がいる?

   彼と、病人の彼女。
   誰もいないに等しいのだから、
   気にしても仕方がない。

   8番。英語で言えばえいと。
   そう、彼の名前にかかっている。

   故に、8番のオーダーとなれば
   彼が適当に品物を持っていくのみ。
   馴染みの客ならば、好みの酒や料理を。
   知るはずのない初めての客ならば、
   お近づきの印の甘いものを。

   次回、彼女が彼と遊びたいのなら、と
   おしえてみたが、それを彼女が覚えているかは
   また別問題だろう ]*
(29) 2020/07/15(Wed) 19:13:40
クルー 御子柴 詠斗は、メモを貼った。
(a21) 2020/07/15(Wed) 19:36:16

【人】 双子 吹雪/雪菜

─ 過去・204室内 ─



  『………………分かってますよ。』

[>>28御子柴の言葉には、少しツンとした声を返しつつも
人にうつさないように、と言う言葉に頷く。]


  『……な。。なんですか。』

[頬をぷに、と突かれれば
よく意味が分からないと、疑問符を頭に浮かべながら
今はされるがまま。

我儘を聞いてもらった側だから
少しの非礼には目を瞑るつもり。]

  『そんな符丁があったんですね。』

[先程から
御子柴の雰囲気が違うのは
言葉遣いが変わったからか。

ふぅん、と思いながら

雪菜は手を彼の胸元に伸ばすとその服を軽く握る。
皺にならない程度に……とは思うが難しかったかも。

それから瞳だけを閉じ]
(30) 2020/07/15(Wed) 22:12:22

【人】 双子 吹雪/雪菜



  『エイト…………

   くふ…………駄洒落じゃないですか』

[そう言って
雪菜は横向きに身体を寝かせながら
ゆっくりと眠りに落ちていった。

すぅ、すぅ、と小さな寝息を立てて
服を掴んでいた指の力も幾らか弱まる。

それから何もなければ
──何かあっても、雪菜は夕方ごろまでは起きなかった筈だ。

異性と共に眠りながらも
手出しをしなかったのは、初めてのことだっただろう。

雪菜はそれから、4回目の催しで
8番のメニューが食べたい。と口にした筈だ。

その時雪菜は人が変わったように
御子柴の事を強く求めて、いつも通りの雪菜として
振る舞っただろう。

今この時の、風邪をひいた私は
夢か幻だったかのように。]*
(31) 2020/07/15(Wed) 22:12:37

【人】 クルー 御子柴 詠斗

−1日目のどこか−

 204はどうしたらいい?
 
 『もういっぺん行ってこいや』

 [ 奥様との時間から暫くしてバックにいると
   コールが入って、部屋に向かった。>>21
   A204は何かと縁がある。
   以前に女性を介抱した部屋。
   ノックをして、クルーだと名乗りをあげたが
   コールを入れた男性が言う通りに
   眠っているらしく、返答はなし。
   一旦バックに戻って、もし同じ部屋から
   コールがあれば行こうと思ったが、
   まさかの上司に蹴られた  ]

  大体、自分の部屋に女残すから見に行けってなんだ?
  これだから、道楽は理解できねぇわ。

 [ 小さな声でよく分からないことをオーダーした
   人間のことをなじりながら、
   彼はまた同じ部屋へ戻ると、
   白手袋をはめ直して、呼び鈴を鳴らしてみる ]

   ルームサービスでございます。
 
 [ もし彼女が起きていれば、出てきてくれるのだろうか。>>26>>27
   よく分からぬまま、反応があるまで待ってみようと、
   彼は部屋の前で大人しく待つことにした ]*
(32) 2020/07/15(Wed) 22:29:27

【人】 天野 時雨

  
いつだかの時間
  


[ 船内を歩く。
 酒が飲みたいな、と思っていた。

 さすがの防音性能のおかげか、楽しむような声は
 聞こえてはこない代わりに妙にしん、としていて。

 部屋から出て来た男性とすれ違えば、>*18
 軽く会釈する。
 目が合ったか、合わなかったか。

 どちらにしてもこの客船では異質に思える雰囲気を
 感じれば、ん、と軽く眉根を寄せた。

 職業柄、人を観察してしまうのはクセのような物で。
 その人の何というか、ギラついている、というような言葉が
 相応しいような印象に一瞬目が離せなくなる。

 がすぐにつ、と視線を外し。
 まぁ、世の中には色々な人が居るのだし、仮にも
 この客船に乗っているのだから、身元に不審なことは
 ないよなぁ、と、なんとなく自分に言い聞かせた。]*
(33) 2020/07/15(Wed) 22:32:15
卯波 慧は、メモを貼った。
(a22) 2020/07/15(Wed) 22:33:10

【人】 双子 吹雪/雪菜

─ 1日目夕方・204室内 ─
>>32

[呼び鈴が聞こえた。

吹雪は涙を流して
スーツに染みを作ってしまっていたのに気付き
慌てて服をソファに下ろす。

それから、先ほど聞こえた呼び鈴の音。

まさか、と思う。
タオルケットで前面だけを隠した裸体で
パタパタと素足で扉に向かう。

『ルームサービスでございます』……そんな言葉も
今の吹雪の耳には入って来なかった。
きっと外に、彼が待っているのだと思って
流行る気持ちを抑えるのに必死だったから。]


  ─────あま、の……
さん



[けれど扉を開けた先にいた男の人は
期待していた男ではなかった。

それを目にした時、ぺたん、とその場に
座り込んでしまった。]*
(34) 2020/07/15(Wed) 22:39:38

【人】 涼風 梨花

[──めくるめくひと時を過ごした後。
シャワーを浴び、ノースリーブのロングワンピースに
着替えた女は、まだ火照りの残る頬を冷まそうと
ゆっくり船内を歩いていた。

ハイヒールの足元がやや覚束ないのは酔いではなく、
まだ残る異物感のせい。

まだ見ぬ誰かも、いまごろ誰かと享楽のひと時を
楽しんでいるのだろう。

クルーズ船にありがちな他の客とすれ違うだとか
知人にばったり出くわす、なんてことも
此処ではきっとないだろう、と思った矢先。]
(35) 2020/07/15(Wed) 22:46:18

【人】 涼風 梨花

 
 嘘、 ……まさか。

[見えた背中に、一瞬、足が止まり。>>33
次の瞬間には駆け出していた。
声をかける前に、がし、と腕を掴み名を呼び掛けて。]

 ……やだ、…ご、ごめんなさい、
 
[見上げる顔が、思い描いた人──夫ではないことに
気づくと、慌てて手を離す。
いるはずないと解っていても、そうしてしまったのは
青年の後ろ姿がとても似ていたから。]*
(36) 2020/07/15(Wed) 22:48:11
涼風 梨花は、メモを貼った。
(a23) 2020/07/15(Wed) 22:50:26

【人】 花守 水葉

―2日目・船内―
[1日目を終えて船内を歩く水葉の心中に渦巻くものとは]

(はっちゃけ過ぎた…
何してるんだろ私…)

[遅れてきた羞恥心であった。
後になって冷静になった頭で思い返すと陶酔にも程があるだろう。
とはいえ、こんな筈じゃなかったかと言えば、間違いなくこんな筈だったのだが。]**
(37) 2020/07/15(Wed) 23:15:46

【人】 曳山 雄吾

― 1日目から2日目へと ―


[ このクルーズ船内の設備もスタッフも、
 雄吾が欲した水準を満たしているとは疑いなかったが、
 中でも満足を覚えたのは食事や飲料といった
 本能に直接訴えかけるものだった。

 神戸の港の出発とあって、レストランでは
 上質の神戸牛を用いたステーキやカレー、シチュー等を
 取り揃えているのは勿論のことだったが、

 小籠包や豚饅頭を始めとした各種点心が作り立てで
 提供されると知って、足りている筈の腹がくぅと鳴くような
 錯覚を雄吾は覚えた。

 南京町で豚饅頭といえば老祥記が随一であるが、
 小籠包となると各地に名店があって一つには絞れない。
 百貨店のレストラン街に鼎泰豊を見つければ、
 ランチの選択肢に必ず含めるほどの好物だったのだ。]
(38) 2020/07/15(Wed) 23:28:54

【人】 曳山 雄吾

[ そういう訳で空席のひとつを確保した大男の前には
 湯気を上げる蒸籠が3つ並んでいた。
 小籠包と豚饅頭、海老焼売である。

 まずは小皿に黒酢を入れて、小籠包をひとつ箸でつまみ、
 そっと上下を逆さにした。

 黒酢は2個目以降につかうことにし、そのままを味わう。
 逆さにした小籠包のもっちりとした皮の端を前歯で
 わずかにかじり取ると、中から旨味と滋味たっぷりの
 熱々のスープが溢れ出た。

 逆さにするのがポイントである。
 上下をそのまま同じように齧ると、その時に
 スープが零れ滴り落ちてしまうのだ。

 もちろん、一つまるごとを口に入れることも可能ではあるが
 あまり推奨されることではない。
 いかに雄吾と言えど粘膜そのものを鍛えることは出来ず、
 蒸して熱されたスープの温度は火傷を起こさせるに十分なのだ。]
(39) 2020/07/15(Wed) 23:30:59

【人】 曳山 雄吾

[ ともかく、ぱくぱくと点心を味わいつつ、
 知った顔が辺りにないのを良いことに
 雄吾はスマーとホンを取り出した。

 短い内容のメッセージを考えて、二つの宛先に送信する。
 といって、片方だけでも同じことかもしれなかった。

 送信相手は同部屋に泊まっていただろうからである。]
(40) 2020/07/15(Wed) 23:31:31

【人】 曳山 雄吾

 
 『 クルーズ船の1日目、どうだった?
   楽しんでるか?』

[ アドレス帳の順番に、吹雪、雪菜と同じ文面を送信した。
 何処かで誰かと楽しんでいる最中なのかもしれないが、
 それなら少なくともマナーモードにはしているだろう、と
 別段気にすることもなく。]*
(41) 2020/07/15(Wed) 23:33:22
曳山 雄吾は、メモを貼った。
(a24) 2020/07/15(Wed) 23:42:32

【人】 天野 時雨

[ 駆け寄る足音が近づいてくる。
 次の瞬間ガシッと掴まれた感触>>36に心臓が跳ねた。
 先程すれ違った男性がやはり殺人鬼かなにかで、
 襲い掛かられたのかと思う程には。

 んなわけないだろ、と自分で呆れつつ振り返れば、
 己の名前ではない何かを呼びかけながら、
 腕に手をかける、ワンピース姿の女性。

 自分と目が合えば慌てた様子でその手を離し詫びる様子に
 人違いをしたのだと理解するには数秒もかからなかった。]


   いえ。
   綺麗な女性に触れて頂いてラッキーでした。


[ にこりと笑顔を浮かべて、そう返す。]


   どなたかと、お間違えでしたか?
   道に迷った迷子さんでしたら、どちらかまで
   ご一緒しましょうか。


[ 彼女の返事を待ちながら、
 左手薬指にちらりと視線を落として。]*
(42) 2020/07/15(Wed) 23:50:00
天野 時雨は、メモを貼った。
(a25) 2020/07/15(Wed) 23:53:43

【人】 涼風 梨花

[此方を見下ろす表情は当然のように驚きしかなくて
その顔は夫とは似ていなかった。
一度違うと認識してしまえばまったく重なることもなく
何故間違えてしまったのか不思議なほどで。

やはりどこか疚しい想いがあるのやもと
羞恥に染まる頬を左手で押さえる。
この船には口が上手い男しか乗れないのだろうか。
慣れたフォローと世辞に、照れも混ぜ。>>42


 ふふ……なら私は、うっかり素敵な殿方を
 ナンパできてラッキー、と言うところね。

 ええ、よく知っている人と背格好が
 似ていたのだけど……連れというわけじゃないの
 
 あなたは? ひとりでいらしたのかしら


[それとも、と言葉を区切り、彼の左手を窺う。

女にとって、この場で遊ぶ相手の基準は二つだけ。
以前からの知り合いではないことと、
相手に妻や恋人がいないこと。]
(43) 2020/07/16(Thu) 0:39:58

【人】 涼風 梨花

[──もし、どちらもクリアしているのなら。]

 なので迷子というわけじゃないけれど……
 もし、お時間あるなら少しだけ
 付き合って貰えるかしら

 人違いのお詫びに一杯ごちそうさせて?

[とはいえ、彼が何処かへ向かう途中であったり、
待つ人がいるのなら止めることはせず。

そうして純粋に都合が悪いだけなら、
明日の約束を取り付けるだろう。]**
(44) 2020/07/16(Thu) 0:45:03
涼風 梨花は、メモを貼った。
(a26) 2020/07/16(Thu) 0:45:46

【人】 クルー 御子柴 詠斗

−過去・204室内−

 この柔らかい肌、次会う時までキープしとけよ?
 ……その時は、今日我慢させられた分たっぷり、な。

 [ 少し不服そうな彼女。
   そんな表情にクスッと笑いながら、
   彼は頬と額に軽い口づけを落とした。

   そんなことをしていると服を握られ、
   暫くは離してやらないと言われたような気分に。 ]

  覚えやすくていいだ、ろ……
  やっと寝たか。

 [ すやすやと、横で寝息が聞こえる。
   仕方ない、と一緒に昼寝をしようかと思ったが
   ふと携帯を確認すると大量の着信。

   小さな声で電話をかけると、
   オーダーがたまり始めていると言われた。
   8番オーダーがなかったので、拒否をして
   小さな彼女を抱き枕にするように、
   彼女が起きる前まで彼も一緒に眠ったらしい。 ]
(45) 2020/07/16(Thu) 0:52:07

【人】 クルー 御子柴 詠斗

 [ 次の時に、彼らはまた出会った。
   この風邪の時のように
   甘すぎるものではなかったかもしれないけれど、
   お互いがまた次を、と望む。
   そんな”楽しい”時間だったかもしれない ]*
(46) 2020/07/16(Thu) 0:52:33
クルー 御子柴 詠斗は、メモを貼った。
(a27) 2020/07/16(Thu) 0:54:12

【人】 クルー 御子柴 詠斗

−1日目−

 [ 出てきた女性は、スレンダーで美人枠。
   裸体のまま眠ってしまっていたのか、
   ブランケットで隠して出てきた。>>34

   出てきた瞬間、あまの、という人間の名前を呼び
   待っていた人物ではないのがいたのだから、
   座り込んでしまってもおかしくはないだろう。

   しかし、心の中で思ったことはひとつ。

  『とりあえず、慰めるしかない』

   理由によってはもうさっさと
   男に戻ってこいというしかないから  ]

 お嬢様、……お部屋の中に戻りましょう?
 御子柴にお話しください。

 [ 座り込んでしまった彼女にそう語りかけ、
   しゃがみ込んでブランケットで彼女を巻くようにして
   お姫様抱っこで彼女を運ぼうか。

   勿論、断られればせめてでも、と
   彼のジャケットを彼女にかけるだろう  ]*
(47) 2020/07/16(Thu) 1:05:11
クルー 御子柴 詠斗は、メモを貼った。
(a28) 2020/07/16(Thu) 1:06:12

【人】 曳山 雄吾

――過去の話・時雨のバーで――>>4>>5>>7>>8

[ちょっと意外、と口にした時雨の感想>>4
 雄吾はいくらか視線を伏せたのみ。

 しばらくの後、涼やかな目元を見開いた青年の声にもまた、
 じっと黙して聞き止めるだけだった。

 独白めいて語られる声>>5へは
 視線を向けることこそ無かったが、
 時雨が想う相手へ明かせなかった「もしかしたら」を
 聞き取ると、苦い笑みで頷いた。]

 欲しい気持ちばかり大きくなって、
 ……きみの場合は、吐き出せなかったんだな。

[ たしか雄吾が子供の頃に街で流れていた歌だったか、
 そんなフレーズが歌詞の一節にあったように思う。
 小さく首を振り、それから時雨の方を見た。]
(48) 2020/07/16(Thu) 2:29:57

【人】 曳山 雄吾

[ 上げられた青年の視線と雄吾のそれとがしばし交わる。
 やや左下に目を逸らし、白いカクテルを口にした。]

 ……おれの場合は、伝えて、振られたからな。

[ だから、時雨が恋人にその願いを言えたと仮定して、
 現在が変わっていたかどうか。
 雄吾にとって確信できる言葉を見つける術はなかった。]

 ……白が似合う女性だったよ。おれより年上で。

[追憶の姿を見るように、半分ほどになったホワイトレディの
 グラスに視線を移して。]

 頭が良くて、気が利いて、行動力のあるひとだった。
 尊敬してたし、色々と教えて貰ったな。
 
 本当に特別なひとだ、と思ったんだ。
 他の誰とも違う。他の誰よりも魅力的で、綺麗だった。

 だからこそ、おれの傍にずっと居てほしい。
 貴女をおれに、全部、くれ。そう伝えたよ。

[ 幾つかの感情が混ざりあった笑みが雄吾の頬に浮かぶ。
 その相手の姿を思い返すようでもあり、
 そう思いつめていた頃の熱情を懐かしむようでもあった。]
(49) 2020/07/16(Thu) 2:30:35

【人】 曳山 雄吾

 
 でも、「私は特別な人間じゃない」、そう言われた。
 ごく普通の、どこにでもいる人の一人。

 おれが見てるのはただの幻想だ、って。
 理想を被せられ続けたら、重みできっと潰れてしまう、と。

[ は、とため息を吐いた。長く話しすぎた気がしていた。
 酒量のせいもあるのだろう。
 杯数を数えるのは多少怪しかった。たしか、8,9杯。

 カウンターの向こう、青年の様子を見れば、
 雄吾の声はおおよそ届いているようだったが、
 しだいにぼんやりしつつあるようにも見えた。]

[ グラスを空けて、チェイサーを、と頼む。
 それまでよりもゆっくりとした、覚束なさげな手付きで
 冷たい水が供される。

 それからも幾らか会話は続いていたが、
 その詳細まではあまり記憶にない。

 ただ、無邪気な表情で笑いかける青年の笑顔は>>7
 翌朝になっても、次に此処を訪れたときも、憶えていた。]
(50) 2020/07/16(Thu) 2:32:25

【人】 曳山 雄吾

[ 時雨が酔い潰れてしまったのは、時計の短針が
 ほとんど真右を示す頃だったか。

 カウンターにずらりと酒が並び、奥からではなくすぐ隣から
 青年の声を聞いていたような気がする。

 飛び出してきたマスターにはまあまあ、と宥めつつ
 チェックを頼み、自分は時雨を抱えて>>8ボックス席へ。


 夜明かしの場所を求めて店の外へ出た時には、
 晴れわたった冬の夜空が頭上に広がっていた。]**
(51) 2020/07/16(Thu) 2:43:11
曳山 雄吾は、メモを貼った。
(a29) 2020/07/16(Thu) 2:47:44

【人】 卯波 慧

― 未明 自室―

[ 壁伝いに移動する最中、扉から声が>>33して動きは止まる。 ]


  ……。


[ ストッパーにでも引っかかっていたのか扉がそもそも空いていたのかは定かではないが、その声からは確かに 
『すみません、大丈夫ですか?』
 と先程とは違う声で中にいる私に語りかけている。 
  無論、大丈夫などと卯波答えようもない

ポタポタと白濁液を股から垂れ流し、身体にも白濁液は及ぶ。何より腫れた目元と頬に残る荒れた痕、あらぬ心配をかけるよりはスルーしシャワールームへと。

耳を澄ませたならば人の気配があることには気づけたかもしれない **]
(52) 2020/07/16(Thu) 5:27:09
卯波 慧は、メモを貼った。
(a30) 2020/07/16(Thu) 5:57:09

【人】 天野 時雨

  
一日目のどこか・涼風さんと
  


[ 驚いた表情をすぐに落ち着いたものに変え、
 それでもやや頬を赤らめながら、目の前の女性は
 その頬に左手を添えて笑う。>>43

 探していたのは連れではない、と言う言葉と、
 きらりと光る指輪>>1:101を見比べれば、
 へぇ、と小さく意外な気もするけれど、何しろここは
 そんな場だから 顔に出すような事はしない。]


   あぁ、そうでしたか。
   俺は、


[ 少し言葉を止める。]
 

   今は、一人ですかね。
   知人の忘れ物を届けに行こうと思って。


[ いやそれが下着なんですよ奥さん、なんて言えば
 この人はどんな顔をするだろうと下衆なことを考えて
 少し笑った。
 もちろん言うはずはない。]
(53) 2020/07/16(Thu) 8:20:23

【人】 天野 時雨

[ 目の前の女性からの誘いを耳にすれば>>44
 じんわりと感じる、この客船のレゾンデートル。

 
 この船に乗ってから己はやはり少し狂っているのだろうか。
 普段ならきっと。
 残念に思いながらも丁寧に断り雪菜のもとに急ぐだろうし、
 そもそも女を一人、部屋に残すことなど、
 しないはずなのに。]


   俺も丁度酒が飲みたかったんです。
   ただ、せっかくのお誘いなのですが、
   今あんまり時間が無くて。
(54) 2020/07/16(Thu) 8:25:05

【人】 天野 時雨


[ 目を伏せて、その人の手を取る。
 抵抗されないようならそっと引き寄せて耳元で。
 嫌がるようならそのままの距離で。]


   こんな綺麗な女性の誘いを断って、
   俺バチが当たりますね。


[ と囁いた。
 彼女の表情はわからないが、明日を約束して
 くれる声を聞けば>>44、ほっと笑って頷いて。]


   本当にすみません。
   また、明日…楽しみにしてます。


[ そう伝えて、彼女を見送るだろう。]*
(55) 2020/07/16(Thu) 8:25:30
天野 時雨は、メモを貼った。
(a31) 2020/07/16(Thu) 8:28:06

【人】 天野 時雨


  
いつかの時間・通路で
  


[ ごく微かに聴こえたのは、確かに
 …人が泣く声だった、と思って。

 呼びかけには、応答は、ない。
 が、少しドアは隙間を見せて開いたまま>>52

 ここが特殊な空間だけに、躊躇する。
 そういうプレイ中だったりする可能性もある訳で。
 それでもやはり気になって、そっと扉を開いて中を覗く。


 もしそのような最中に遭遇すれば、
 平謝りして脱兎の如く駆け出して逃げようと思っていた。

 しかし、目にした物は、
 そんな愛欲に塗れたものではなく。]
(56) 2020/07/16(Thu) 11:52:34