21:59:57

人狼物語 三日月国


75 【身内】星仰ぎのギムナジウム【R18G】

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視点:

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シェルタンは、“水面に映るような”彼の姿を、頭に浮かべている。
(c15) 2021/05/28(Fri) 21:31:42

シェルタンは、彼が無事である限り、“貴方達”を恨まない。
(c16) 2021/05/28(Fri) 21:32:38

サルガスは、自分の部屋にいっぱいの食料を詰め込みました。
(a12) 2021/05/28(Fri) 21:33:59

サルガスは、食堂に駆け戻ってきました。
(a13) 2021/05/28(Fri) 21:35:19

シトゥラは、サルガスを心配そうに見守っている
(a14) 2021/05/28(Fri) 21:37:13

【墓】 幼い スピカ

/* 一方風紀委員はトラックに轢かれた。
(+13) 2021/05/28(Fri) 21:39:05

【人】 小さな心 サルガス

>>3:7 >>3:10 再び、食堂
「ルヴァ、ぼくのへやに、食料いっぱい置いてきたから。
 なんでも、していいからね。ずっと、そこにいなくちゃいけないわけじゃないし。
 ほしいものがあるなら、もっていくから。お話したかったら、こえ、かけてね」

 ケープいっぱいにくるんだ食べ物を自分の部屋に詰め込んで、
 おもいきり振る舞える場所を用意した。
 いちおう、なるべく小声で彼にだけ囁いた。耳の良いものは聞いてしまうかもしれないが。
 小さな体をなんども、あちこち、ぱたぱたと急くように動かして。
 息を切らして、ともだちに寄り添おうとする。
(12) 2021/05/28(Fri) 21:41:21

【人】 キミの ポルクス と カストル

「……
あのルヴァ、ルヴァ


『まって、ちょっとねえ、カストル』


なにやら昨日より弱ってないか?

……何とかいい感じにあやまれるといいんだけどなぁ


『ボクら、邪魔にならないかな』


いままでだって、そうだっただろ。

邪魔者なのもしっていたから。
知っていたうえで図太く暮らせるのだから、彼の神経がろくな働きをしないのも当然だったのかもしれない。
(13) 2021/05/28(Fri) 21:41:43
カストルは、ルヴァ当然ポルクスも、だ。
(a15) 2021/05/28(Fri) 22:01:44

【人】 壊れかけの ルヴァ

>>12
サルガスの優しさに触れて、
動悸が、呼吸が、少しずつ落ち着いてくる。
子供のように泣きじゃくっていた自分に、
大人になりかけの自分が上書きされるように静かに、
感情が制御できるようになってくる。

「……ごめん。大丈夫。
 おれさま、ちゃんとできるよ。
 居なくなった人の分まで今日を生きないと、
 ダメだもんな、うん」

まだ少し意気消沈したまま、
シトゥラとカストルたちの方も向く。

「ごめん、心配かけたなー。おれさま。
 ちゃんとやれるから、大丈夫だよ。
 後で、サルガスの部屋とか、
 用意してくれた部屋とかにも、行ってみる」

にこ、と笑った。
(14) 2021/05/28(Fri) 22:02:41
カストルは、ルヴァに謝罪した。
(a16) 2021/05/28(Fri) 22:03:04

【墓】 籠絡 イクリール

>>+9 シェルタン

「……ごきげんよう、シェルタン」

ひと気のない、或いは局所的に、意図的に
生徒達に避けられている、とも取れる、寂しい中庭。
そのバイオリンの音色が一段落を迎えた頃
あなたに声を掛ける事を、
一人ぼっちのイクリール
は恐れない。

確かに彼の演奏をいつか聴いてみたいと
そう考えてはいたけれど。
まさかこんな形になってしまうとは、誰が想像しただろう?
(+14) 2021/05/28(Fri) 22:04:02
ルヘナは、自らの身体をかき抱いて震えた。
(c17) 2021/05/28(Fri) 22:05:21

【墓】 水面に映る愛を シェルタン

>>+14 イクリール

「……ごきげんよう」

 何故か、口調が妙に畏ってしまった。

 話しかけられるとは露ほども思っておらず、けれど一人の彼女が臆せずにここにいるということが何を意味するのか。

 無論、言うまでもない。
 わずかに悲痛を滲ませた表情でいる。

「アンタもか、イクリール。

 ……はァ〜ア、オレもこんな形で、
 伸び伸び休めるようになるとは思わなかった」

 皮肉げに笑った。
(+15) 2021/05/28(Fri) 22:08:05
ルヴァは、カストルたちに、ぎこちなく微笑んだ。
(a17) 2021/05/28(Fri) 22:10:24

【人】 小さな心 サルガス

>>3:14 ルヴァ
「いつもどおりに過ごすのって、むずかしいことだよ。
 ありのまま。きみのままでいいんだ。だって、ルヴァは、ルヴァだから。
 ……いつだって。ぼくは、話を訊くから。ひつようなときに、そばにいられるようにするから。
 きみのともだちで、いさせてね」

 柔らかく、包み込むように。そうあれるように、心がけて。
 最後にぎゅうと抱きしめて、少しだけ、弱りを振り払うようにすする声が聞こえたかも。
 まだ満面の笑みにはなれない。それでも、口元に笑みをつくって。
 じっと、瞳はシトゥラとカストルを見た。この場でどんな振る舞いをするのか見るように。

「また、あとでね」
(15) 2021/05/28(Fri) 22:15:39

【人】 キミの ポルクス と カストル

>>a17

ついとっさに下げてしまった頭!!どうしよう!!

「えっと、る、ルヴァ……『
昨日は本当にごめん
』」

わたわたと手を振りながら、頭を下げて正直に言うのだ。
もう疲弊しきっているルヴァに

「もう本当のこと言うとな、何で
  ルヴァを傷つけたのか、まだ分からない。」

カストル


「でもオレたちな、昔っからこういうのが
  本当に酷くて。えっと、
    
なんていえばいいんだ
(16) 2021/05/28(Fri) 22:16:16

【墓】 籠絡 イクリール

>>+15 シェルタン

「まあ、そうね。きっと、そういうことになるのね
 でもわたし、そうでなくたってきっと声を掛けたわ。」

シェルタンだって、そうなのではないかしら。
そう言って、イクリールはいつものように微笑んだ。
その首には、仰々しく病的なまでに白い包帯が巻かれている。
けれど、やはり恐れる事など何も無い。

「わたしだって、シェルタンが
 一人でこんな寂しいお休みをしているなんて思わなかったわ」

その自嘲的な笑いに返すように、一度だけ。
イクリールは、寂しげに微笑んだ。
(+16) 2021/05/28(Fri) 22:17:10

【墓】 貪欲 ルヘナ

>>+15 >>+16 『いない』者達

 身体を引きずるように歩いているのだろう、
 不安定に揺れる身体がゆらゆらと二人に近づいてくる。

「……シェルタンと、イクリール?
 なるほど、そういう……不思議な縁もあったものだな」

 シェルタンのことは、予想はしていた。
 しかしまさかイクリールまでも同じだとは思っていなかった。
 そういう表情、思考を隠せないままにぎこちなく笑った。

「そして急なことで悪い、何か食べ物とか持っていないか?」
(+17) 2021/05/28(Fri) 22:23:04

【人】 壊れかけの ルヴァ

>>15 サルガス
「……うん、本当に、そう思う。
 いつも通り、当たり前に暮らすのが、
 一番難しいことも、おれさま知ってたはずなのに。

 そっか、ルヴァは、ルヴァなんだ。
 だったら……おれさまは、すごくうれしいよ」

それは心から。
心から嬉しい言葉で。
サルガスの胸の中で、また少しだけ泣いてしまった。
その胸の中は温かくて、
自分が居ていいのか不安になるほどで。
自分がこの温かさに包まれていることが、
泣きそうなくらいに切なくて。

泣き笑いのような笑顔で、
同じく、大切なものを失ったはずのサルガスの顔を見た。

「……うん、また後で」
(17) 2021/05/28(Fri) 22:28:12

【人】 小さな心 サルガス

>>3:a6 >>3:8 ブラキウム
 喧騒を終え、激励を終え。貴方の元に来たのは、時間が経ってからだった。
 朝にしては少し汗っぽくて、疲労の色が見えて。そんなことは、見えていないかもしれないが。

「ごめんね、ブラキウム。ばたばたしてて……。
 なにがすきかとか、わからなかったから。いっしょに食べれるものにしたの」

 いつもどおり、同年代の子供に比べるとすこしばかり足りない食事。
 そこに、白いマスカットを添えたトレーを抱えて、席の近くまでやってきた。
 ……返事があるまで、認識してもらえるかわからないから。座るまでは、いかないけれど。
(18) 2021/05/28(Fri) 22:28:19

【墓】 水面に映る愛を シェルタン

>>+16 イクリール

 そうだろうか。
 昨日はヘイズを無視していた自分が、
 今日、すぐに変われるなんてことがあるのだろうか。

 変われている筈ではあるのだが。

 返す言葉に迷ううちに、ルヘナに声をかけられる。
 (>>+17)

「よう、その様子だと……いや、流石に多いな。
 一日のうちにこの数が大人のところに行ってるとか」

 自分だけだと思っていたから、酷く意外そうにして。

 問いに対しては、合間に食べようと思ってたパンなら、と、それを取り出して見せた。
 
(+18) 2021/05/28(Fri) 22:31:15
スピカは、―責め苦から解放され、部屋に戻された。
(c18) 2021/05/28(Fri) 22:33:16

【人】 壊れかけの ルヴァ

>>16 ポルクス と カストル

謝られて、少しだけ驚いたような表情をして、
その驚いたような表情のまま言葉を返す。

「ちっ……! 違う!!
 謝らなきゃならないのは、おれさまの方で。
 本当に、謝らなきゃならないのは、
 今は、おれさまなんだ……ごめん、カストル。ポルクス。

 傷つけられたのは、おれさまなんかじゃないんだ
 おれさま、きっと、カストルたちにも、
 酷いことしてしまってて……。

 先に、言わせて。カストル、ポルクス」
(19) 2021/05/28(Fri) 22:33:40
スピカは、放心している。
(c19) 2021/05/28(Fri) 22:34:01

【人】 壊れかけの ルヴァ

>>16 ポルクス と カストル
「……ごめんなさい。
 許してもらえなくてもいい。
 いや、許して、もらえないと思う。
 でも、二人は、ずっと、
 おれさまの騎士だ。これから何があっても。

 ……ポルクス、カストル。
 キミたちに、試験の合格をあげたいんだ。
 ……ルヴァ団の、団員に、なって、
 ほしい、んだ……」

いつもの少しばかり高い鼻は低くなり、
恥ずかし気に、でも固い決意を以て、
ルヴァは二人に向かって言った。
(20) 2021/05/28(Fri) 22:34:08

【墓】 籠絡 イクリール

>>+17 >>+18 なき者達

「あら……ごきげんよう、ルヘナ。
 そんなに不思議に見えるかしら。ううん、でも
 ルヘナがそう思うなら、きっとそうなのね。」

あまり直接話した事は無かったけれど
イクリールは、ちゃんとあなたの名前と顔を知っている。
どうやって知ったのかは、定かではないけれど。

「そうね、わたしは何も持ってきてはいないから
 シェルタンと一緒に食べるといいわ。」

ルヘナのぎこちない笑いと、シェルタンの迷い。
そのどちらにも、いつものように微笑んで見せた。
その理由を、今ここで追及するべきなのだろうか?
(+19) 2021/05/28(Fri) 22:39:29

【人】 御曹司 ブラキウム

>>18 サルガス

朝食には一切手を出さずにただじっと座っていた。
あなたに声が聞こえる前に、足音を聞いて顔をそちらに向けていた。

「……やぁ。おはよう。
良かった。もう、来てくれないのかと思ったよ」

あなたとブラキウムの関係は強いようで脆いものだと思っている。
だから、昨日もわざわざ重ねるように"お願い"をした。

「君はみんなのサルガスだからね。
今日も大忙しだったんだ。
何かするなら食事の後に、しようよ。
ほら、座って。ね」
(21) 2021/05/28(Fri) 22:45:08
ブラキウムは、遠く声の聞こえないところに居るルヴァを見た。
(a18) 2021/05/28(Fri) 22:45:50

【墓】 幼い スピカ

「私は……」

視界に映るのは天井。

「……どうして」

何をされたのか思い出そうとすると、
思考にノイズが走る。
『風紀委員』は、思い出すことを拒否した。

『風紀委員』として失敗した?
もしくは食べすぎ?

そのどちらでもない、ただ彼女は不幸なだけだったが。


傷一つ残っていない体が、不気味で疎ましい。
暫く、声を殺して泣いていた。
(+20) 2021/05/28(Fri) 22:46:12
御曹司 ブラキウムは、メモを貼った。
(a19) 2021/05/28(Fri) 22:57:21

スピカは、背負うつもりだったのに。
(c20) 2021/05/28(Fri) 23:00:51

【墓】 寡欲 ルヘナ

>>+18 シェルタン

「俺も知らなかったよ、こっち側になることなんて。
 俺達だけで済んでいるといいが……悪い、ありがとう。
 久し振りにお腹が空いていて……」

 シェルタンに笑い掛けながらも、パンを差し出されるのなら
 ほんのひと欠片だけをちぎりとって礼を言った。
 そうして口に放り込み、たっぷり味わってから飲み込んで。
 そこでようやくほっとしたように笑った。

 それからイクリールに視線を向ける。

>>+19 イクリール

「……思えばイクリールとはあまり話したことがなかったな。
 俺が一方的に認識しているだけかと思っていたが、そうか、
 少し不思議ではあるが嬉しいものだな」

 自分が見かけた時はすべて、同じように笑っていた少女の、
 ……『治療』を受けても変わっていないように見える笑顔。
 昨日までであれば問いかけてもいただろうが、
 今はそこまでの知識欲はない。
(+21) 2021/05/28(Fri) 23:00:53

【人】 小さな心 サルガス

>>3:21 ブラキウム
「……うん。おはよう。いっしょに食べよう」

 咎めは多くなく、覚えられていないわけでもなく。少しだけほっとしたようだった。
 昨日のように隣の席にのぼって、自分の食事を並べた。
 量には多少の差があるけれど、同じもの、それと、"お願い"の対象。
 張り詰めた空気の中で、いっときくらいは緊張を忘れるように。そろそろと、息を吐いた。

「いまはブラキウムといっしょだよ……。
 きのうはちょっと遅くまで起きてたから、おきてくるのもちょっと大変だったの。
 きょうも、じゅぎょうもあるし、医務室にもよらなきゃだから、うとうとしちゃだめなのに」

 まるで日常に帰ってきたような言葉。いいえ、今も、日常のはずではあるのだけど。
 これほどまでに、肌のすぐ近くで表面化しなかっただけ。
 それでもすこし表情には疲れが見え、貴方の顔を見て、落ち着いたようだった。
(22) 2021/05/28(Fri) 23:01:52
メレフは、深夜の森で、ナイフを使って大人を刺した。
(a20) 2021/05/28(Fri) 23:11:10

【墓】 水面に映る愛を シェルタン

>>+19 >>+21 ───

「いつも全然食べないのに、久しぶり、か」

 淡々と指摘する。
 別に、責めるとか、そんな意図ではないのだが。

 千切られたパンを、一口頬張る。

「……休めるのはいいが、
 考えることが多くて困るな。
 後悔しないように、いきたいもんだけど」

 横目でイクリールの表情をみる。

 彼女がの態度にも、検討がつかないこともない。
 他ならぬ自分が、それを警戒していたのだから。

 “大人の愛を望んでいた”自分。
 ……イクリールとシェルタンに違うところがあるとすれば、
 それはきっと、“知った上でそれを望んでいる”ことだ。

「難しいよ、本当に」
(+22) 2021/05/28(Fri) 23:11:16
シェルタンは、茫然と、友人が人を刺すのを見つめていた。
(c21) 2021/05/28(Fri) 23:11:56

メレフは、楽しそうに嗤った。
(a21) 2021/05/28(Fri) 23:17:06

【人】 キミの ポルクス と カストル

>>20
「わ〜やっぱりオレたち許されない!?
 やっぱり
結構、かな〜り悪くてヤバい奴だから!?


カストルお前



 自覚。視野狭窄。
自然に育ってしまった悪い子ら。
己が悪性にあるものだと知っていて。
また厄介なことに。良心、善というものを何となく知っていた。


『いや、ボクも、うん驚いたけど』

そういう意味じゃない?!



ああ、ぐだぐだがすごい。

カレらは驚くほどそのままで。
この双子は本当に、文字道理。見ない振りではなく。
最初からごく少数のものしか、見えていなかった。

だから、今日も団長の言葉で一喜一憂できるのだ。
(23) 2021/05/28(Fri) 23:17:39

【墓】 籠絡 イクリール

>>+21 >>+22 ルヘナ シェルタン

「ええ、そうね。
 わたし、いつかあなたともお話したいと思っていたのだけど
 こんな形でそれが叶うとは思わなかったわ。」

こんな形、とは言うものの
イクリールの表情に憂いや陰りの類は無く、
ただいたずらに笑っただけだった。

イクリールには、各々の事情を追及する意思はない。
少なくとも、今この場では。
誰かがそれに触れようとしない限りは。

「……そうね。
 わたしも、会いに行きたい子がたくさんよ。それに…
 …どうかしら。わたし、食堂には行かせてもらえなかったから
 他の子がどうなっているかは、わからないわね…」

それから、シェルタンへ向けた言葉と
それから彼自身の言葉に、それだけを呟いた。
そこにある意図に気付いているかは、定かではない。
(+23) 2021/05/28(Fri) 23:22:53

【人】 キミの ポルクス と カストル

『あの、ルヴァ団長。
 お尋ねし損ねたんだけど試験って何だったんですか?』

「あとオレら園芸部だし。ちょっとだけなら融通するぞ。
  そのかわりちょっと手伝ってくれると助かる。」


二人の得体も知れない怪物性は、あなたの味方になるでしょう。
(24) 2021/05/28(Fri) 23:28:28
シェルタンは、身を守る僅かな盾すら奪われる。隠すものはもう何もない。
(c22) 2021/05/28(Fri) 23:30:07

【人】 御曹司 ブラキウム

>>22 サルガス

「いただきます」

あなたはブラキウムのいつもの尊大な臣下に向ける態度がだんだんと薄れていることに気付くだろうか。
ブラキウム自身はまだ気づいていない。
根拠のない当たり前に、疑いや不安を覚える事なんて無かったから。

「人気者は忙しいね。倒れたりしちゃだめだよ。
こんな時こそいつも通りご飯も食べないといけないし、授業にも出て、ちゃんと寝るんだ。
君が……いや、なんでもない」

有象無象のことは分からないから、口を噤んだ。

「ちゃんと"お願い"を聞いてくれたんだね。嬉しいよ。
僕は果物がだいたい何でも好きなんだ。
このマスカットも美味しそうだ」

ブラキウムが持ってきたのはまたりんごだ。
今日は青りんごである。
もちろん一緒に真っ白なナフキンに包まれた果物ナイフも取り出した。
マスカットを一粒ずつ、房から切り離して皮に切り目をいれて皿に盛って食べるように促した。
(25) 2021/05/28(Fri) 23:32:01

【墓】 寡欲 ルヘナ

>>+22 >>+23

「ああ、そういう病気なんだよ。
 知識を食っても腹が膨れるから食事が腹に入らなくて。
 ……上手く使えば飲まず食わず眠らずで数日は動けるし、
 夜の見回りに申し出たのもそれが理由だったんだけどな……」

 詳細を告げていないため、各所を曖昧にして語る。
 "食欲"を満たして安心した理由については
 問われない限り応えないだろう。

 そういえば、夜の見回りはもう、できないな。

「食堂、今の時間なら行ってもいい気がするけど。
 ……イクリールも何か食べるのなら今から取りに行こうか?
 俺もある程度の飲食を確保しておきたい、
 ついでにだったら持ってこれるさ」
(+24) 2021/05/28(Fri) 23:35:34
ルヘナは、首元の衣服を整えた。
(c23) 2021/05/28(Fri) 23:38:00

【墓】 水面に映る愛を シェルタン

>>+23 >>+24 ───

この立場になっても、まだ秘密がいくつもある。
隠しているつもりでなくとも。仕方がないことだ。

「オレは暫くは演奏してるつもり。
 無視されるんならいっそ、うんと騒がしてやるよ。
 石の一つでも投げられたら儲けもんだ」

自分から顔を合わせづらい相手だっていることだし。

「病気、な……それが良くなったら、
 このギムナジウムから出るってことになるんかな。

 ……今すぐ出るって運びになったら困るけど」
(+25) 2021/05/28(Fri) 23:41:40

【人】 小さな心 サルガス

>>3:25 ブラキウム
「にんきものなんかじゃないよ。ぼくが、みんなと……なかよくしたいだけ。
 ほんとは、ちょっと気が引けていたけれど。みんながぼくと同じにされるの、いやだから……」

 誰彼と構わず降りかかる頼み事。からかい、転ばせ、背中の張り紙。
 それらは、けれど、大人など関係ない。根拠のない。いたずら心。
 それは、貴方と話す朝食の時間からは廃絶されたものだから。今は、少し気が楽だった。

「そうなんだ? やっぱり、あまいものいつも食べられると、いろいろ知ってるね。
 ぼくはこっちに来てから食べるものばかりだから……。
 実は、ここに来てはじめて出てきたくだものが、このしろぶどうだったんだよ」

 干してもいない、絞ってもいない。まるのままの新鮮な果物!
 これがどれだけ珍しいものか、もともと育った土壌が違えば感覚も違うかもしれない。

 さりげない心遣いで食べやすくされたマスカットと、いつもの糖蜜パンを見比べて。
 遠慮とか行儀とか、色んなものと葛藤して。
 皿にころりと並んだマスカットを一粒大事そうに掴んで、口の中に入れた。
 皮だけつまんで、透き通った実を噛み潰して。わっと広がる甘みに目を輝かせる。

「おいしい!」
(26) 2021/05/28(Fri) 23:43:17
スピカは、自分の手首をカッターナイフで切ってみた。
(c24) 2021/05/28(Fri) 23:53:40

【墓】 籠絡 イクリール

>>+24 >>+25          

「ううん、わたしは大丈夫よ。
 朝食は寮まで『せんせい』が運んでくれたもの」

至って当然の事のように、何でもない事のように
イクリールはそう言ってのけた。
大人を恐れる素振りを見せないのは、やはり変わる事は無い。
イクリールの噂は、二人は聞いた事があっただろうか。

「でも、そうね。
 それならわたし、暫くシェルタンと一緒に居るわ。
 だから、もしルヘナがよかったら
 あとで温かい飲み物を持ってきてくれるかしら。」

二人の分と、それからルヘナの分。
今日はなんだか冷えるから、と柔らかく微笑んだ。
『病気』に関しては、触れなかった。
(+26) 2021/05/28(Fri) 23:54:02
スピカは、痛みに顔を顰めた。
(c25) 2021/05/28(Fri) 23:55:39

スピカは、すぐに傷が塞がるのを見て、嫌悪を示した。
(c26) 2021/05/28(Fri) 23:56:39

【墓】 寡欲 ルヘナ

>>+25 >>+26

「そうか分かった。じゃあ行ってくるから二人とも気をつけて、
 ……飲み物の味については保証しないぞ」

 ほんの少しだけいたずらっぽく笑いかけて離れていく。
 それからくるっと振り向いて、夜を越えたこの場所で、

「俺はきっと卒業するまでここにい続けるから、
 お前達が出ていくまでは一緒にいられたら嬉しく思うよ」

 それだけを言い残して去って行った。
(+27) 2021/05/29(Sat) 0:02:54