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人狼物語 三日月国


124 【身内P村】二十四節気の灯守り【R15RP村】

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【人】 灯守り 小満

――っ、

[喉奥が痙攣し、鋭く息を吸い込む。
 同時、強張る筋肉に止められて吸気は短く詰まった。
 空気は破裂するかのように、急激に逆流し――]
(46) 2022/01/16(Sun) 0:24:47

【人】 灯守り 小満

くしょいっ。


[くしゃみ。]

『僕の話聞いてましたぁ小満さまぁ〜〜!?』

[仕事の話の最中に、まるで緊張感のない主の様子にぐったりと脱力しながら蛍が叫ぶ。
 号を蚕起桑食。代々小満に仕える蛍の家系に生まれた、年若ながら責任感のあるしっかり者。]

だーいじょうぶだって、聞いてた聞いてた。

[すん、と小さく鼻を鳴らして笑うのが主の灯守り、呼ばれた通りに号は小満。
 初夏の日和に見合う穏やかな人柄だと言われることも多いが、蛍や他の灯守りたちに言わせればのんびりでぐうたらの気分屋だ。
 先程の返事に『本当ですか!? 僕の言ってたこと復唱できます!?』と噛みつかれて、ゆったりと中空に視線を向け――]

えーっと…………
(47) 2022/01/16(Sun) 0:26:19

【人】 灯守り 小満

何だっけ?

[へらり、眉根を下げて後方に控えていた蛍を振り仰ぐ。]

『やっぱり聞いてませんでしたね』

[にこりと笑って受け止めるのが、紅花栄。小満の二の蛍で、蚕起桑食が小満の執務の面での補佐ならば、こちらは小満、もとい真名を飛心という人物そのものの補佐といった立場。]

『だめだよそんな言い方じゃ。蚕はいつまで経っても小満さまの動かし方を覚えないねぇ』

[主に対してこの評価だが、互いに慣れた関係で信を置いたもの。
 蒸らしていた菊花茶の香りを確かめてから椀に注ぎ、執務机に置く。]
(48) 2022/01/16(Sun) 0:26:43

【人】 灯守り 小満

『先日、小満域このあたりで出生と死没が重なったでしょう。
 慰霊と祝福、それから住民の確認を済ませないと、お楽しみにも向かえませんよ』

[灯守りの中でも格別人好きといって差し支えない小満は、中央で行われる会合も殊更楽しみにしていていつも我先にと向かうのだが、奇しくもちょうど仕事が立て込んだ。
 それを片付けなければ、今回は留守にできない。]

わかってるよー。
だから紅にお茶にしてもらったんじゃないの。

[菊花茶の椀をゆっくりと傾けながら、書類に目を通しはじめる。
 こうして向き合ってしまえばきちんと仕事をするので、何やかや執務に遅れもなく、小満としての地位を保てていた。
 無論、こうしたふたりの蛍の補佐あってのものだけれど。]
(49) 2022/01/16(Sun) 0:27:02

【人】 灯守り 小満

[ところで、この騒がしい小満位だが、もうひとり蛍がいる。
 号は麦秋至。彼女については、またいずれ――*]
(50) 2022/01/16(Sun) 0:27:45
旅する灯守り 小暑は、メモを貼った。
(a9) 2022/01/16(Sun) 0:29:24

【人】 蛍"菜虫化蝶" シャーレン

 これはこれは、篠花様。
 ご機嫌麗しゅうございます。

[ 掛けられた声に、深くお辞儀を一度。
 さらり、重力に従って落ちた髪の束を耳へと
 掛け直しながら、 ]

 お変わりないようで、なによりです。
 ええ、啓蟄様共々、恙無く。

[ ほんの少しの毒を、啓蟄に吹きかける。
 蛍だなどと大それた役目をくれたおかげで、
 このような方とご挨拶する間柄になってしまった。
 自分がしくじれば、其れ即ち啓蟄である
 あの子の失態となる――。 ]
(51) 2022/01/16(Sun) 0:30:23

【人】 蛍"菜虫化蝶" シャーレン

 ふふ、さっそく何かお探しですか

[ 飲んでしまおうかと思っていることまでは
 察することならず。けれど、楽しもうとしている>>40
 ならきっと近く、遠く、楽しめるなにかを
 探しているのだろうと問いかける。 ]

 手が必要な時は仰ってくださいね
 蛍は、蛍、灯り守様の手となり、足となりましょう。

[ たとえ統治する地を違えども。そう続けた。
 はじめこそ、役目が己を強張らせたが、
 高圧的に接されなければ、ほどほどに、
 笑顔や、ゆるんだ所も見せたことだろう。* ]
(52) 2022/01/16(Sun) 0:30:49
到着:灯守りの四 春分

【人】 灯守りの四 春分


今日も寒いわね。

この時期に中央に行くお出かけするのは
ちょぉっと、ちょっとちょっと、だけど。
(53) 2022/01/16(Sun) 0:47:16

【人】 灯守りの四 春分

今日はなんだか、
いつも逢えない人とも逢えそうな気がするのよね。

‥‥‥楽しみだわ。

[鏡に向かって身支度をしながら、年齢不詳の女性はふわふわと。その傍らに今日連れていくはいただろうか。]
(54) 2022/01/16(Sun) 0:47:45

【人】 灯守りの四 春分

── そして、広間へ ──

 お出迎え、ありがとう。
 今日は、二人で来たのよ。よろしくね。

[世話係>>0ににっこりと微笑んで挨拶をする。奥に佇む彼>>6も同じように。]

 今日のオススメは何かしら?

[用意されている飲み物や軽食をみながら、話を振ったが、返答はあっただろうか。結局、選んだのは、温まりそうなお茶*]
(55) 2022/01/16(Sun) 0:49:29

【人】 “小雪” 篠花

 

 そう畏まらなくても結構よ。謂わば同僚でしょう?


[含まれた毒にくすくすと笑う。
畏まらなくていい、とは何度か伝えたことがあった気がするが、気のせいかもしれない。
そもそも「〜の君」と呼ぶ辺り、堅苦しいと思われても仕方ないが。
仕事だと切り替えてしまうのは癖だ。訂正されれば直すだろうが。]


 心掛けは立派だけど、程々にね。
 でもお気持ちは嬉しいから、ありがとうと言っておくわ。
 そちらも、何かあれば気軽にね。


[これでも100年は灯守りをやっている。
多少の力にはなれるはずだからと伝えてみて、はたと思い浮かぶ。]


 早速だけど、貴方に手伝ってもらおうかしら。
 実は統治域の人から赤ワインをもらったのだけど、
 どんなつまみがいいか考えてないのよ。


[何が合うか、お勧めはある?と尋ねてみよう。*]
 
(56) 2022/01/16(Sun) 0:50:13
灯守りの四 春分は、メモを貼った。
(a10) 2022/01/16(Sun) 0:51:23

灯守り 小満は、メモを貼った。
(a11) 2022/01/16(Sun) 1:04:02

【人】 蛍"菜虫化蝶" シャーレン

 同僚、とは。
 それは流石に、

[ 難しいかと、そう続けるも
 見せたのは眉を下げた笑みだった。

 上から下へは気軽に気楽にしていいのだと
 言うことはできても、逆はなかなかに難しい。

 とはいえ、心遣いが嬉しいから ]

 困った時に相談に乗っていただけるだけで
 とてもとても、助かっておりますわ。

[ そう言って、両手を合わせた。
 いえ実際、我々は若輩なのだと思い知らさせることも
 多々ありますゆえに、助けられることのほうが
 遥かに多く。 ]
(57) 2022/01/16(Sun) 1:10:09

【人】 蛍"菜虫化蝶" シャーレン

 ワイン、赤、ですか。
 好みはありましょうが、一般的には、
 赤身のお肉や、チーズなどでしょうか。

 トマトとチーズは相性も良いですから
 あれば、素敵でしょうね

[ これが手伝いになるかはわからないけれど
 思いつくままに口にした。** ]
(58) 2022/01/16(Sun) 1:10:39

【人】 “小雪” 篠花

 

 困らせてしまったかしらね。


[下がった眉に続けて笑う>>57
本心ではあるので、撤回することは無いけれど。
そもそも、自分は自分のことを“このようなお方”と言われるような大層な人物だとは思っていない。]


 助けになっているなら良かったわ。
 統治域が離れてるからあまりないかもしれないけど、
 寄るようなことがあれば言って頂戴。


[どこぞの放浪灯守りに対しては、茶を出しつつも小言を言ったりするかもだが>>42、彼女達ならば歓迎しようと思っている。]
 
(59) 2022/01/16(Sun) 1:35:40

【人】 “小雪” 篠花

 
[充分手伝いになりますとも>>58
何せ酒を飲む時は大抵、何かの付き合いなどですでに用意されてる事が多いし、一人で飲む事はあまりないし進んでは飲まない。
飲む時は誰かにもらったから、とかばかり。
しかも一人で飲み切れる自信がないから、と誰かと一緒に飲むことが多く、その時はその人におまかせコース。

ーーつまり、自分でつまみを用意したことがない。]


 なるほど、赤身の肉やチーズ、トマトね。
 該当する料理は……。


[頭を巡らせる素振りを見せて、すぐに苦笑いに変わる。]



 問題は、誰と飲むかよね……。


[一人で飲むという選択肢はない。
風味が飛ぶので飲み残しを後日に回す選択肢もない。
その為、誰か一緒に飲んでくれそうな人を探す必要があるわけだが。
誰か一緒に飲んでくれそうな人はいないだろうか。*]
 
(60) 2022/01/16(Sun) 1:35:47
“小雪” 篠花は、メモを貼った。
(a12) 2022/01/16(Sun) 1:38:12

到着:蛍“蓮始華” コーネリア

【人】 蛍“蓮始華” コーネリア

―― いつかどこかの会合での記録 ――


はい、初めまして、皆様方。
私は小暑の妹で、蛍“蓮始華”を担っています。

まだまだ若輩者ではありますが、精一杯努めて参りますので、今後ともよろしくお願いいたします。


[灯守りの会合の席にて、先代小暑の隣で、緊張しながらそう挨拶したのはいつの日だったか。
私は、“本”を開きながら、その日から始まった蛍として兄と過ごした人生に思いを馳せていた]*
(61) 2022/01/16(Sun) 3:38:22

【人】 蛍“蓮始華” コーネリア

―― 小暑統治域内・執務室 ――


さてさて、あの子はちゃんと仕事を終わらせたかな?

[灯守りの一人である小暑の執務室にて。処理が終わったらしい積んであった書類を一つ一つチェックしていく。

数年前に先代「小暑」から託された現「小暑」の彼>>42

先代の蛍として この仕事を続けてきた私としては、彼はまだまだ目が離せない弟のような存在である。
だからこそ、こうして自分の分の事務仕事を終わらせてから彼の仕事をチェックするのが日課になっているわけだけれども]

ふむふむ、なるほどなるほど……。

[記入漏れがないか、誤字脱字等無いか、逐一チェックしつつ、抜けがあったら さくっと修正出来る事は修正して戻していく。
チェックし終えた書類はそれぞれ分類ごとに分けて片付けてしまえば、後に残るのは机上がすっきりした仕事机――のはずだった]
(62) 2022/01/16(Sun) 3:40:31

【人】 蛍“蓮始華” コーネリア

――チェック終わり。
うん、これなら問題はなさそう、だったんだけどね。

[残念ながら、お仕事は常に発生し続けるもの。
追加で持ってきた書類をドンッと机に並べておく。
仕事に一段落つけたら、すぐにサボろうとする彼には酷な事だけれど仕方ない。

ここはお姉ちゃん役として心を鬼にして彼を探し出さなければ]
(63) 2022/01/16(Sun) 3:41:08

【人】 蛍“蓮始華” コーネリア

それに……そういえば、もう会合の時期ね。

[追加の書類をまとめている時に見つけた中央からの手紙。
そこには会合の日程が書かれているはず。それが今日だったか、それとももう少し後だったか。

もし、今日だったなら彼の分まで出かける準備をしなければだけれど、まぁ……彼に直接見てもらってからでも大丈夫でしょう]*
(64) 2022/01/16(Sun) 3:41:31

【人】 蛍“蓮始華” コーネリア

―― 小暑統治域内 ――


いい天気に、いいお昼寝場所。
とても分かりやすい場所にいてくれて、探す分には助かるけれど。

[お昼寝をする現小暑>>43。何か考え事をしているようだったので、気付いてくれるように覗き込みながら声をかければ、彼からは暢気にお昼寝のお誘いが返ってきた。
確かに、こんなにゆったりしたくなる場所と天候なら隣に寝転がって転寝も悪くはなかった。
もっとも、それは何も無ければのお話で]

それはとてもとても魅力的なお誘いだけど、残念ながらそうはいかないのが灯守りと蛍の辛いところなのよね。
追加のお仕事と――ええ、この手紙をどうぞ。
中央での会合のお知らせ、ね。

[手紙に気付いた彼に会合の事を伝えれば、面倒なんていうものだから、ちょっと彼へと向ける笑みを深くしてみる。

「まさか行かないなんて言わないよね?」と言外に主張すれば、どうやらちゃんとわかってくれたみたい]
(65) 2022/01/16(Sun) 3:42:50

【人】 蛍“蓮始華” コーネリア

ほら、ちゃんと行く準備もあるから しゃんとしないと。
全員……ではないかもしれないけど、灯守りが一か所に集まるんだからね。

[楽しみだという言葉には、「そうだねぇ」なんて返しつつ。
彼の隣をゆっくり歩きながら、あちらで会うであろう人達の事を思い出していた。

あの頃>>61と面々が多少変わったかもしれないけれど、また今回も見知った人達と色々お話しできそうだ、と]**
(66) 2022/01/16(Sun) 3:44:30
蛍“蓮始華” コーネリアは、メモを貼った。
(a13) 2022/01/16(Sun) 3:53:29

【人】 灯守り 小満

ふう。

[さて、書類の方に一通り目を通して判を押したら、次は領域に出る番だ。
 常に緑鮮やかな領域の奥、ややシノワズリを思わせる装飾が施された白壁の洋館が小満宮。
 傍らに睡蓮の咲く小池、そこからすぐに花畑が見える。手入れをしているものではなく、小満の能力ちからで生じているもの。
 踏み入れば、盛りの花の中にいくつかホタルブクロが咲いていた。下向きの花弁は灯を湛えて、ふうわりと光っている。

 小満域で息を引き取った人は、ここに辿り着きホタルブクロの花になる。
 袋状の花の中、繭のようにやわらかく灯を包み、導に還るのを待っているのだ。
 手ずからその花を切り摘み、慰霊と祈りの心を込めてしゃんと揺すれば、無垢になった灯は花の守りを抜け出でて中央へと飛んでいく。]
(67) 2022/01/16(Sun) 4:03:38

【人】 灯守り 小満

はぁ……いいなあ先に行けて。

[切なく独りごちれば、背後から刺さるような視線を感じる。
 そのとおり、立て続いたとはいえ溜め込んだのはこちらですとも。]
(68) 2022/01/16(Sun) 4:03:57

【人】 灯守り 小満

[ああ、会場の方で行き場を求める赤葡萄酒>>60に会えていたなら、諸手を挙げて飛びついたのに!
 気まぐれとはいえ仕事自体は嫌いでないのがささやかな誇りだが、こんなときには困りものだ。]
(69) 2022/01/16(Sun) 4:04:22

【人】 灯守り 小満

よし、じゃあ新人さんのほうにもお邪魔しますかね。
ついでに店の様子見に行って……中央行けんのは、その後かな。

[先とは反対に、生まれる灯は小池で睡蓮の蕾になる。
 領域に満ちる力を自然と汲み取って、時が来ればひとりでに咲き新たな命のもとへ向かう。
 ただ、それだけでは足りないだろう、ということで、新生児のもとには直接出向いて新たな灯に祝福を授けていた。
 なんて、実のところ小満自身が統治域の住人に直に触れ合いたい、というのが主な理由だったりする。
 であれば必須の仕事に数える必要はないのだが、会合と同じくこれも楽しみのひとつだし、他の誰しものところに来ていて自分のところだけ祝福がないというのは、親にとっては不安だろうから、もう欠かすことはできなくなっている。

 小満域であれば、どこに行くにも基本は自由だ。領域と統治域を隔てる森の木立をくぐれば、望んだところに顔を出せる。]
(70) 2022/01/16(Sun) 4:05:37

【人】 灯守り 小満

――小満域――

――やぁ、やぁ。ごめんってば。ちょーっと立て込んでてさあ。
うん、そう。やだなぁ、サボりじゃないって。
あ、新しいお茶? いいの? じゃあもらっちゃおうかな。

[どこにでも出放題とはいえ、いきなり往来の真ん中や民家の中に出れば大騒ぎだ。
 ということで、なるべく人通りのない広場や静かな森の中に出てから歩きで向かうのだけれど、その間にも家々から人が顔を出しては、小満さま小満さまと声がかかる。
 小満域は本人の性格に加えて当代の在位が長いこともあり、灯守りと住民の距離が極端に近い。
 かかる声も最近とんとお見限りじゃあないかとか、あっちの赤ちゃんへご挨拶かいとか、またお仕事溜め込んでらしたんですかとか、店の品を持っていってくれとか、そんな気軽なものばかり。

 明るい騒ぎを聞きつけて新米母子が外に出てきたら、きょとんとしている赤子に手のひらかざし、健やかなれと未来を祈る。
 本日の言祝ぎはふたり。それを終えたら、最後に『もうひとつの自宅』に顔を出そう**]
(71) 2022/01/16(Sun) 4:06:28
灯守り 小満は、メモを貼った。
(a14) 2022/01/16(Sun) 4:10:38

灯守り 小満は、メモを貼った。
(a15) 2022/01/16(Sun) 4:12:50

【人】 “観測者” 処暑

[ 早めに会場へと入ると、徐々に人が増えてくる。
 それを“観測”する、その時間が嫌いではなかった。
 入り口を見つめ、手帳に書き記す。それから時折視線を外して思いを巡らせる。

 ……と、そうして少々自分の世界へと入り込んでいると、不意に声がして思わず身体が跳ねた。 ]


  ……!


[ 反射的に手帳を少しばかり自分の方へと寄せてしまう。
 “日記”を見られたくない、という思いからだ。

 改めて声を掛けた人物を認識すると、先程、到着しているのを確認した『雨水の灯守り』だ。>>28
 私も数十年灯守りを務めているから、先代との付き合いも長いものだった、と思うが、
 彼女が『雨水』になってからは、人間の感覚でもまだ日が浅いと言えるだろう。
 直接顔を合わせた事はないし、私は会合に出ても、他者と会話することは少ない。
 しかし、私の方は、会合で観察したり、それから普段も“風”によって“見る”ことで知っているから、一方的には知っていた。
 そう、恐らく、彼女の想像する以上に、私は彼女のことを知っている、のだろう。 ]
(72) 2022/01/16(Sun) 5:15:11

【人】 “観測者” 処暑

 
  ……貴方、は……雨水さん
  ……こんにちは

  これ、は……そう、ですね……
  ……観察しています。皆さんのことを


[ 他者との会話は苦手であるし、まず話題が少々口にしづらいものである。
 私のことを知る灯守りや蛍、それから中央の人間は、私のこの性質をよく知っているだろうが、知らない相手に説明するのは少々難しい。 ]


  ……私の趣味です。お気になさらず


[ それで相手が納得してくれたかどうかはともかく、ふい、と視線を逸らして、手帳に視線を落とした。
 会話を続けたくない訳ではない。……単純に、人見知り、というものである。
 代わりに文字だけは雄弁に書き記される。彼女に何をしているか聞かれた、というようなことを。 ]
(73) 2022/01/16(Sun) 5:18:02