18:25:54

人狼物語 三日月国


188 【身内P村】箱庭世界とリバースデイ【R18RP村】

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【人】 ]X『悪魔』 ゼロ


 …… ベル。
 君が、居てくれてよかった。

[そう小さく呟いた。*]
(54) 2022/12/20(Tue) 12:53:04

【人】 X『教皇』 カルクドラ

── 期日の夜:先に待っているもの ──

[ 夜の花畑は、幻想的な彩の灯りに照らされ
 昼間とは変わった光景を見せてくれるので
 時間はいくらでも潰せる。
 傍らには、熱がほんのり冷めたカフェオレが二つ。
 
 花畑の一角で、自ら育てている
 七分咲きのベゴニアを眺めている間に
 目的の客が来た。>>3:441
 
尾鰭のついた言葉に、一瞬湧き上がる苛立ちを抑えて。
]

  
  来てくれてありがとう。
  少し冷めてしまったかもだけど、これでもどうぞ。


[ 尾鰭のついた言葉には言葉を飲み込み
 カフェオレが入ったカップを渡す。

 もしかしたら二人で訪れていたかもしれない。
 その場合、一瞬驚いた表情を見せるが
 ユグが僕と彼の関係をずっと心配していたのは
 十分に理解している上、僕が危害を加えると思われ、
 証人として連れて来る理解は出来るので、
 特に追い払うことも無い。

 その場合、渡すカフェオレが足りないので、
 「僕の飲みかけでよければいるかい?」と確認を取り
 渡そうとしたが、さて。]
(55) 2022/12/20(Tue) 12:55:53

【人】 X『教皇』 カルクドラ

 
  
  座らないのかな? 別に闇討ちのお誘いでも
  刃傷目的でも無いから大丈夫だよ。


[ 座らない様子を見ると、立ち上がりベンチを勧めよう。
 二人で居るならば共に促して。]
 
(56) 2022/12/20(Tue) 12:56:08

【人】 X『教皇』 カルクドラ

 
 
  これが最後かもしれないから……
  一度ゆっくり話がしたいと思ってね。

  でも、ゆっくり話をするのは
  初めてかもしれないね。 
  ……僕達が会って、もう七年も経つというのに。


[ 所々生まれる空白。
 言葉を選びながら抓んでいるつもりだが
 七年の歳月、更には神話時代の記録が妨害する。]

  
  今更だけど、 僕は……僕なんだ。  

  神話の時代の、何だか偉いけど
  闇落ちしたらしい人じゃなくて。


  君だって、そうだろう?
  この世界に生まれて、この洋館に居て。
  君のことは、ヴェルトさんやシンくんから色々聞いてたよ。


[ 直接話したことはほぼ無いけれど、境遇や、
 名の由来等は聞いていた、と告げ] 
  
(57) 2022/12/20(Tue) 12:57:27

【人】 X『教皇』 カルクドラ

 
  初めて君を見たときから、何か熱がこみ上げるみたいで、
  
……何かに支配されそうで


  トマトの菜園が荒らされた時とか
  あの時は、僕も酷いことを言ってしまって

  ……今更だけど、ごめんね。

  
  でも、「何故、僕は僕として話せないのだろう」と
  ずっと思っていた。

  ……覚えてる? 君が祈祷室……
  ううん、倉庫に偶然来たとき。

  「つぎはうまくやれるといいね」って
   言ってくれたの覚えてる?

  あの後、上手く言えなかったけど……。
  嬉しかったんだよ。
  

[ あの倉庫が、君もよく訪れていた場所だとは
 今も知らないままだけれど。
 あの言葉を聞いたとき、
 距離を近付けることが出来るのでは、と思った。>>1:90]
 
(58) 2022/12/20(Tue) 13:01:17

【人】 X『教皇』 カルクドラ

 
 
[でも、自分からやり直させてくれ、とは言えなかった。
 それを言うにはカルクドラでない『教皇』デセスパール
 余りにも理不尽な言動を行ったから。
 
 しかし、言わないといけないのは確実に『僕』の方で。]


  
  ずっと、このままじゃいられないって思って……。
  でも、気付けば七年も経っていた。

  ……あんなに酷いことをしておきながら
  聖職者ごっこをして、いい人ぶっている僕のことを
  どう思ってる?


[ 蔑まれているか、哀れまれているのか。
 憎悪しているのか。それとも殴られるのか。

 どのような答えが返ってきても、納得はいく上
 それを受け止めなければいけない責務が男にはある。

 
胸に刻まれた黄金色の波紋の痣が、存在する限り。


 何なら、途中で立ち去られることも
 十二分に想定している。
 例えそうなったとしても、追いかけることはしないだろうが。*]    
 
(59) 2022/12/20(Tue) 13:05:41
X『教皇』 カルクドラは、メモを貼った。
(a19) 2022/12/20(Tue) 13:14:30

]X『悪魔』 ゼロは、メモを貼った。
(a20) 2022/12/20(Tue) 13:20:17

【人】 [『 力 』 フォルス

 
 
  
――売店:マドカと



[ 部屋がぴしりと鳴く>>381
 空気を 壁を揺らしたのは男の声
 歪む表情に、一つ息を吐いて立ち上がった>>383 ]


  君の不幸がなんなのか
  幸せがなんなのか わかった気がするよ


[ 睨まれた所で特段気にする事も無く
 いつもの笑顔は無くとも 好悪の何を窺わせる事も無く。
 入り口近くの棚から木箱を取って戻ろう ]
 
 
(60) 2022/12/20(Tue) 14:37:25

【人】 [『 力 』 フォルス

 
 
  マドカが生きるのに必死なことはわかった。
  その為なら誰を傷つけても構わないと思ってる事も

  今までずっとそうやって生きて来たの?

  誰が教えてくれたのかな
  まあ 随分と幸せな平等だね


[ ソファに座る男の傍らで膝をつけば
 マドカの袖をするりとまくりあげた。
 本気で抵抗するなら無理に押さえ込む事は無いけれど
 可愛らしい抵抗なら、まあまあと御してしまおうね ]
 
(61) 2022/12/20(Tue) 14:38:30

【人】 [『 力 』 フォルス

 
[ 木箱の蓋をあけながら ]
 

  マドカはなんの為に生きてるの?
  そうまでして守る平等で何がしたいの。


[ 今しがた傷つけたばかりの傷を
 処置する事は叶っているだろうか * ]
 
(62) 2022/12/20(Tue) 14:43:04

【人】 XIV『節制』 シトラ


[ こうしてふたりこの場所で座っていると
 いよいよいつもと変わらない気がした。
 世界の崩壊も、突きつけられた残酷な選択肢も
 すべてが悪い夢だったような気分になってくる。

 けれどこうしている今も、世界のどこかで
 この洋館の中でも泣いているひとがいる。

 他のみんなは、ヒナギクさんの元に集まっただろうか。
 クロさんも広間へ向かっただろうか。
 エーリクさんは、……別れ際
 わたしに何か言おうとしていた気がしたけれど>>2:254
 あれから誰かとお話できただろうか。

 アリスさんは、クリスタベルさんは、
 カルクさんは大丈夫だろうか。
 少なくともチェレスタさんとフォルスさんは
 きっと現状に胸を傷めてるんじゃないか。
 フォルスさんが悲しめば
 シャルレーヌさんもきっと悲しむ。

 こんな状況下でもアリアちゃんは
 いつも通りに落ち着いて冷静に見えた。>>393
 いつだって余裕のないわたしは彼女の
 そういうところに幾度となく救われていて、
 そういうところも安らぎを覚える一因なのだと思う。

 そう在るように努めてくれている、ようにも感じる。 ]
 
(63) 2022/12/20(Tue) 15:14:13

【人】 XIV『節制』 シトラ



  ……わたしさえ、わたし自身のことが
  時々わからなくなってしまうのに
  すごいね、アリアちゃんは

  わたしよりも、わたしのことを
  よくわかってくれてる……気が、する。


[ 誰よりも一番の理解者であろうとしてくれている。
 理解しようと努めてくれている。

 そして、
 彼女の一番の理解者でありたいと願うわたしもまた
 彼女が詭弁と称するその選択を>>394
 薄々予想してしまっていた。]


  ……………………、

  ……わたし、

 
 
(64) 2022/12/20(Tue) 15:14:22

【人】 XIV『節制』 シトラ



  わたしも、……アリアちゃんは
  アリアちゃんだけは、
  きっと、わたしがどんな選択をしても

  そう、言って…………くれるんじゃ、ないかって
  傍にいて、くれるんじゃ…………ないか、って


  …………思って、しまって、 ……て。


 
[ 世界とともに果てる運命が待ち受けているとしても
 世界が存続したとして、もしも
 この洋館に居られなくなったとしても。

 アリアちゃんだけは、きっと傍に居てくれる。
 最後までわたしの傍に居てほしい。

 ──……なんて。]
 
(65) 2022/12/20(Tue) 15:14:31

【人】 XIV『節制』 シトラ


[ 彼女には彼女の人生があって
 彼女はわたしより聡明でずっと慕われていて
 彼女を失いたくないひとは他にも大勢居るはずで
 誰よりわたしが彼女を失いたくない。

 世界に滅んで欲しくないと語りながら
 あなたと終えられる世界ならきっと幸せだろうなんて、
 おぞましい思考に及ぼうとするわたしが怖かった。

 厳重に鍵を掛けて心の奥底にしまい込むべきだ。
 声に出せば今隣にいる資格さえ失ってしまう。

 そう怯えていたわたしに彼女は
 まるでいつものお茶会の延長線かのように
 さも当然とでも言うように、あっさりと口にする。]


  アリアちゃんはいつもわたしを
  守ろうとして、くれるけど……

  わたしも、……わたしだって
  アリアちゃんを護りたいんだよ。

 
(66) 2022/12/20(Tue) 15:15:00

【人】 XIV『節制』 シトラ


[ そうしたいと思ってくれているのは
 本当にアリアちゃんだろうか。>>3:395

 彼女を苦しませたくないと、
 わたしとともに居て欲しいと
 願うのは『節制』じゃなくシトラだろうか。

    わたしは、アリアちゃんを──


           そう思うわたしを、信じたい。
]


  それは……気にするよ
  だって、……だって

  アリアちゃんまで
  死んじゃうかもしれないんだよ…………!


[ あなたが、わたしの希望なのに。

 じわりと滲みはじめた涙を袖で拭った。
 しゃきっとするって、クロさんと約束したばかりだ。]
 
(67) 2022/12/20(Tue) 15:15:19

【人】 XIV『節制』 シトラ


[ 彼女の答えを聴いても、わたしの選択は変わらない。
 この世界を叩き壊してまで行く箱庭に、
 わたしも幸せはないと思う。

 聴くだけじゃいまいち実感が湧いてこない、
 そう語る彼女の気持ちもわかる。>>396
 わたしの知る世界もひどく狭くて
 生まれ故郷と、この洋館と
 近くの街くらいしかまだ知らない。

 こくん、と小さく頷いて ]


  あとで、……わたしも、中継機、一緒に見る。
  見て気持ちの良いものでは、ぜったいに、ないけれど


[ 廊下を走っている間に広間から聴こえてきた悲鳴。
 それがもっと惨い形で映し出されるのかと思うと、]


  それでも、目を背けたくても
  ……背けちゃいけない、って……思う、から


[ わたしたちの選択が世界の存続に関わっていて
 たった一票でもわたしの意志が反映されてしまうなら、
 わたしは否応なしに、もう第三者では居られない。 ]
 
(68) 2022/12/20(Tue) 15:15:31

【人】 XIV『節制』 シトラ




  …… 世界を、変えられる…………?


  
[『ただ、』と前置く彼女の周りを
 取り巻く空気の流れが変わった気がした。>>397

 どういうことだろう。
 続きを促せば、]


  区別されない、世界…………


[ 証持ちかそうでないかで区別されることのない世界。>>399

 それは、わたしも常々考えてはいて
 かといって何か実現の為の妙案が浮かぶ訳でもなくて
 誰にも話さず胸の底深くにしまっていた想いだった。]
 
(69) 2022/12/20(Tue) 15:15:42

【人】 XIV『節制』 シトラ



  借り物……

  誰か、そう話していたひとがいる
  ……って、こと…………?


[ 固唾を呑んで聴き入って ]



     ………………!!



[ 弾かれたように、顔を上げた。]
 
(70) 2022/12/20(Tue) 15:15:50

【人】 XIV『節制』 シトラ


[ アリアちゃんが言った『新しい宗教』と
 フォルスさんに最初に興味を示した意味、
 わたしの中、一本の糸でぴんと繋がる。]


  もしかして、もしかして

  二十二人が揃っても、世界が滅びなくて
  教典の内容が覆せれば

  証持ちは怖い存在じゃない……って
  わかってもらえるかも、しれない…………!?


[ すぐには難しいかもしれない。
 それでも、時間が掛かっても少しづつ説いてゆければ。]


  すごい……


[ 世界が変えられるかもしれない。

 わたしたちの生きているうちには無理だったとしても
 遠い未来に、もしもまた
 次の代の証持ちたちが生まれてくるのなら
 その子たちが生きる世界は、
 今よりは優しいものになるかもしれない。 ]
 
(71) 2022/12/20(Tue) 15:16:01

【人】 XIV『節制』 シトラ


[それは、これ以上ない希望のように思えた。 ]


  わたしも……この洋館での暮らしは、
  すきだし すごく、感謝も……、してる、よ。


[ 清潔なベッドと着心地のいい服、広い部屋
 あたたかい食事に熱いお湯、お風呂
 蔑まれる恐怖に怯えずにいられる平穏な暮らし。

 洋館での暮らしはそれまでに比べればずっと快適で
 故郷にいた頃よりずっと自由だった。

 あまりにも幸せで、
 辛かった過去をも忘れてしまいそうで
 決して忘れてはいけないと叫ぶように
 何度も繰り返し悪夢に魘された。

 守ってくれるひとたちがいて、
 やりたいことを見守ってくれるひとたちがいて
 学問を与えてくれるひとたちがいて
 一緒に食事をしてくれるひとたちがいて、
 淋しい時には、傍に居てくれるひとがいた。]
 
(72) 2022/12/20(Tue) 15:16:40

【人】 XIV『節制』 シトラ



  ……うん
  今のままの世界じゃ
  叶えることは、できないと……思う。

  近くの街にただ、遊びに行くだけでも
  細心の注意を払って、身分を、隠して
  職員さんやお世話係さんにも
  心配をかけないと、行けなくて……

  帰省……したく、ても
  わたしを、望まないひとも……いる、から
  そう思ったら、簡単には……帰れなくて。

  お墓参りしたいだけなのに、
  お手伝いに行きたいだけでも
  何をするにも、証持ちだってことを
  隠さなきゃいけなくて

  ……石や物を、投げるひとも
  平気で暴言を吐くひともいて
  守ろうとしてくれたひとたちにまで
  悲しい想いをさせて、しまう


[ 今のまま変わらないなら、わたしの夢は永遠に叶わない。
 それだけははっきりしていた。>>400 ]
 
(73) 2022/12/20(Tue) 15:16:53

【人】 XIV『節制』 シトラ



  ……そうだね、
  何かとお世話に、なってる。

  わたしに文字や、地理や、いろんな知識を
  教えてくれたのはフォルスさんだし
  世界に興味を持たせてくれたのも、
  主には、その二人だったから

  あの空の向こうには
  どんな世界が広がっているのかな……って。


[ 他のみんながどんな環境に置かれてきたか
 わたしはあまり、詳しくは知らない。
 みんなの方から語られたなら聴いたけれど、
 わたしの方から敢えて尋ねたことはなかった。

 自分の置かれてきた環境は
 どちらかといえば恵まれていた方なのだと思ってきたし、
 ともすれば、相手もわたしも辛い記憶を
 呼び覚ましてしまうかもしれないと思ったから。

 けれど全く迫害されずに生きてこられたひとは
 おそらく少数派、なのでしょう。
 何冊かの教典を読んで、そう感じた。]
 
(74) 2022/12/20(Tue) 15:17:33

【人】 XIV『節制』 シトラ


[ ヒナギクさんだって世界を見てはいるはずで、
 だからこそいま崩壊を悲しんでいるのだと思うけれど
 アリアちゃんは名前を挙げなかった。
 きっと何か考えがあってのことだろうと思った。

 笑顔で居られるときばかりではないだろう、と思う。
 太陽だって時には雲に隠れるし、
 日が暮れれば沈んでしまう。

 笑顔で居続けられるくらい護られているか
 笑顔を保ち続けられる強さがあるか
 辛苦を包み隠して笑ってくれているのか
 わたしには判別が付かなかったけれど、

 やっぱりヒナギクさんは眩しくて
 すごいなって、わたしは思ってしまうんだ。]

  
(75) 2022/12/20(Tue) 15:18:25

【人】 XIV『節制』 シトラ



  うん、……ふふ
  メルロン、美味しいよね

  フォルスさんの売店、すきだよ
  美味しいものや、楽しいもの
  どきどきしたり、わくわくしたりするものが
  たくさん……置いて、あるもの。


[ 最初は苦みと塩味ばかり感じていたレインボードロップ。
 甘みや旨味をよく感じるようになったのは
 いつからだったかな。

 虹色に光るしゃぼん玉が綺麗で、よく遊んだ。
 値札の数字を読めるようになって
 お金の価値がそれなり理解できるようになって
 それまで何気なく出されていたお茶菓子の高価さに驚いて、
 わたしとしては珍しい大声を上げてしまった日もあった。

 アリアちゃんが薬を売っている話を聴いていたから
 お手伝いの対価はアリアちゃんにと、お願いしたのだ。
 本人には内緒でしたお願いを、
 おそらくフォルスさんはちゃんと叶えてくれている。
 けれどそれは巡り巡って、わたしの元にやってくる。]
 
(76) 2022/12/20(Tue) 15:18:33

【人】 XIV『節制』 シトラ


[ わたしの毛織物作品は、売り物になりますか?
 フォルスさんに思いきってそう尋ねられたのは、
 本当につい最近のことだ。

 カルクさんに振る舞う紅茶の底に
 ホリックゼリーを沈める案があったのを思い出した。
 アリアちゃんは激辛にも平気な顔をしているけれど、
 わたしは初めて引き当てた激辛が忘れられない。
 万が一のことを考えて没にしたんだった。]


  …………、


[ お茶会で、チェレスタさんがわたしに
 テオブロマの作り方を教えて欲しいって>>2:239
 言ってくれたのは、すごく嬉しかったな。

 教わるばかりだったわたしに、
 教えられる何かが出来るなんて。

 うまく教えられるかはわからないけれど、頑張ります。
 一緒に美味しいチョコレート、作りましょうね。って、
 約束したのもついこの間のことだ。

 取り留めもなく広がってゆく回想を一度、止める。
 走馬灯にはまだ早い。 ]
 
(77) 2022/12/20(Tue) 15:19:25

【人】 XIV『節制』 シトラ



  ……そっか
  …………、

  話してくれて、ありがとう アリアちゃん。


[ わたしの見える世界は、まだひどく狭い。
 同じ景色を眺めていても、
 フォルスさんやチェレスタさんの瞳には
 違う景色が映って見えるのかもしれない。

 もし世界をよく知る彼が
 勝算はないと言ったらどうするんだろう。
 希望はないと、言い切ったら。

 それでもわたしは答えを変えることはできないし
 アリアちゃんも、答えを変えようとはしないのだろう。 ]
 

  …………わたし、
  アリアちゃんには、幸せでいて欲しいんだ

  すこしでも永く、生きて欲しい
  わたしの我儘に巻き込みたく……、ない

  
(78) 2022/12/20(Tue) 15:19:36

【人】 XIV『節制』 シトラ



  アリアちゃんは、
  わたしに付き合うんじゃ……なく、て
  アリアちゃん自身が、
  一番良いと思う道を……選ぶべきだ、って


  ──そう思う、のに

  これから先も、ずっと
  わたしの傍に……居ても、 欲しくて…………


[ ぱたぱたと、足元の薬草に雨が降った。

 彼女にしては珍しい類の話をしたからか
 アリアちゃんの視線は面映ゆげに逸らされている。
 それを良いことに、雨は地面を濡らしてゆく。]
 

  もし、世界が壊れることになってしまっても
  わたしは、この世界に残る ……よ


[ 箱庭には、行けない。そうはっきりと口にする。]
 
(79) 2022/12/20(Tue) 15:19:50

【人】 XIV『節制』 シトラ


[ 本当にいいの? 後悔はないの?
 どうしてそこまでしようとしてくれるの。

 それを改めて問う勇気はわたしにはなくて
 わたしは臆病で、狡くて、淋しがりで ]



    ──最後まで
       傍に居て、欲しい、の。



[ あなたを開放すべきなのに解放してあげられない。
 あなたが拒まないのならば、

 その手は、神様にだって譲れない。]**
 
(80) 2022/12/20(Tue) 15:20:29
XIV『節制』 シトラは、メモを貼った。
(a21) 2022/12/20(Tue) 15:34:58

【人】 III『女帝』 シャルレーヌ

―――売店:フォルと

[ 小さく謝る声>>30にゆるく首を横に振った。
 急に結論から話したのだから、
 真意が伝わってないのは仕方がない。
 そしてきっと私もフォルの真意を汲み取れていない。

 だから今こうして、話し合おうとしているのだ。

 『行かないよ』

 その5文字をきいたら、肩の力が抜けた。
 続く言葉>>31に一瞬目を見開いたけれど、
 彼が考え込む様子を黙って見守った。]
(81) 2022/12/20(Tue) 16:41:29

【人】 III『女帝』 シャルレーヌ

[ それから、小さく笑って話してくれる彼を、
 じっと見つめて。

 生きててほしいのはお互い様で、
 私もフォルが箱庭に行くなら止めないし、
 彼が望むことは叶ってほしいって思ってる。

 でも…]

 …そうよ、ひどいわ。

[ そう責める言葉を吐いたら、
 約束のことだと思うかしら?
 もちろん約束を破ろうとしたこと、
 考えると胸が痛むけど。]

 私は、フォルにシャルって呼ばれるのが一番好きなのに、あなたは他の誰かに任せようとしたの?ひどいわ。

[ 誰でもなくあなたに。
 
 いつもの軽口に応える時の、拗ねた振り。今のあなたが、どう受け止めるかはわからないけれど。]
(82) 2022/12/20(Tue) 16:42:53

【人】 III『女帝』 シャルレーヌ

[ そしてまた俯くあなたを見つめながら、
 私は立ち上がった。
 思い詰めた表情をしてしまったかもしれない。
 それからあなたの隣に座って、そのまま抱きついた。]

 …ずっとこうしてみたかったの。

[ 少しずつ増えていった売店の書籍の中に、
 恋愛小説が何冊かあって、それが私の密かなお気に入りで。

 でも、恋とか遠い世界の物語で、
 自分には無縁だってずっと思っていたけれど、
 もしできるのなら、その相手は──]

 
…でも、ちょっと違う…?


[ 違和感があるのは、体勢的に無理があるせい。
でも、一度くっついてしまったら、
もう離れたくなくなったから、
彼が動かない限り、不自然に抱きついたまま。
彼の体の冷えや震えに気づいてしまったら余計に]
(83) 2022/12/20(Tue) 16:46:13