>>133　ヌンキ
「…… ……。」





「……分かっ、た。
　気を付ける様に、努力する。」

>G70　サルガス
「……どうだろう？サルガスを説得するの、難しい気がするな〜……う〜ん、がんばるけど……」
俯きかけ、やっぱり顔を上げて。

「……ううん、頑張るよ。だから、また明日ね！」

これはクソデカボイスを念で送っている使用人。

これは念にクソデカボイスの念を返す男。

クソデカ勿体念ぶっている。実は普通に声に出している。

普通に声出しているらしいのでこっちも声出した。最悪！買収しようとしてる！

落ちるのが早い！

お前ら！別にいいけど！

というわけで食堂に行けば使用人お手製ローストビーフ丼があります。ラサルハグ殿ご希望のヨーグルトソースもあります。みんな好きなソースをかけて確定ロールで食べちゃおう！
使用人はいつも通り給仕します。何があってもいつも通りに見えるでしょう。

いちばんのりでローストビーフ丼へ飛びついた。一番！！！

「それでね〜、みんなには秘密だけどね〜」
ちょいちょい、とヌンキに手招きし、ちゃんと声を小さくして話す。

「うんうん、何々〜？」

ローストビーフ丼をお出ししつつ貴方の近くに寄った。しっかり聞く姿勢だ。

（レグルスとヌンキの議論を聞いてローストビーフ丼を吹き出しそうになった）
（堪えたのでセーフ）

「すまん、頬に蝿が」

「……………………………………」

これはテンガンに感謝の念を送る男。

「テンガン殿……ありがとう……いやうん、大丈夫、びっくりしただけなので」

びっくりしたのだった。

「自分をもっと大事にしてくれ……」

先日とはまた別の意味でそう思った。
今度被害届の出し方教えとこう。

「ほ、本当にすまない……
　故郷は虫でもなんでも食べるところだったから、
　癖になってるんだ……」

めっちゃ謝っている。何回かやったことがありそうだ。

「随分変わった……文化なのだな……？？？」

スペースサルガスになったまま思考停止した。

「あ、あ〜。成る程、そういう？
な、ならいいのかな……いやよくない気がする。公の場でやったらアウト寄りのアウトでしょっぴかれると思うから、気をつけるんだよレグルス殿……」

めっちゃ謝られたのでだんだん可哀想になってきた。釘をさしてから許した。

「まあ宇宙広いし……常識とか信条とか結構違うじゃん……？
」

最低の豆知識だ。

どうして！！？ハリセンで殴られてすげえ声が出た。

「あ、あー？AIしぐさなのそれ？それならしょうがないか……？？？」