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人狼物語 三日月国


124 【身内P村】二十四節気の灯守り【R15RP村】

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【人】 灯守り 芒種

[ あとのふたりは従伯父と族伯祖父だったか。
  覚える気もなければまるで覚えきれず、年齢順に、
  『おおおじさま』『おじさま』『ちいおじさま』と
  勝手に呼んでいるが今のところ特別支障もない。
  どうせなんと呼んでも気に入らないのだし。

 『おじさま』と『ちいおじさま』は
  今までは、次を継ぐ大伯父のその次をと意気込み
  大伯父の腰巾着をつとめてきたが
  大伯父よりはまだ若く、まだ年齢的に時間もある。

  大伯父の脱落を待った上次を狙える可能性もまだある。

  ゆえにそのまま大伯父につくか、わたしにつくか
  不惑もとおに過ぎただろうに、惑いに惑い続けている。
  難儀なことだ。 ]
(209) 2022/01/17(Mon) 4:24:07

【人】 灯守り 芒種

[ 先代はわたしに最初に教えた。
  芒種の蛍は、次の芒種候補ではないのだと。
  横に並べて競わせれば、どれかが秀でた瞬間に
  残りが足を引っ張るのは目に見えていた。
  競い合い潰されぬのならそれでもいいが
  わたしが次の芒種の候補に挙がったのは
  まだ数えで齢7つを迎えた年だった。

  故に次の芒種と育てる弟子のわたしを、
  ほかの蛍と競い潰し合う、蛍にする気はないのだと。

  傍系から偏ることなく、対等に機会があるかのように
  次の候補ではないと告げず蛍を取ることで黙らせてきた。

  彼らはそれを知らずに仕え使われ続け
  それを知らぬまま居座り続けている。

  長く役目を勤めてきた彼らは
  わたしより余程仕事ができたので
  代わりはいても引継ぎが億劫で、
  黙ったまま、居座る限りはと使い続けている。 ]
(210) 2022/01/17(Mon) 4:28:19

【人】 灯守り 芒種



  ……ところで。おじさまがた。
  わたし、いい加減出掛ける支度をしなくてはいけないの。
  だから、 そろそろお引き取り頂ける?

  ああ、『小娘』の着替えを傍で見たいというのなら
  べつにいいのよ、そのまま居てくださっても。


[ 老人が居座るせいで蛍にもなれぬ増えすぎた枝のあいだでは
  先代から変わらず蛍を務め続けることになった三人は
  色狂いの小娘にからだで飼い慣らされているとか
  よくない噂されているそうな。
  故にお互い見ても見られても心底どうでもよかろうとも
  こう言えば追い払えることはわかりきっているのに。

  かわいいわたしの猫が 決して赦さないと
  鋭い目つきで威嚇をして、哀れな年寄りたちを追い払う。
  先ほど掴み掛ろうとしたのが腹に据え兼ねているのだろうと
  止めもせずに好きにさせておいた。

  拾った時は仔猫だったのに、
  いまではすっかり番犬のようになってしまった。
  猫のままのほうが、ずっと愛らしかったのに。 ]
(211) 2022/01/17(Mon) 4:30:16

【人】 灯守り 芒種

[ 少年を引き取ったのは数年前の話だ。
  両親を同時にわたしが送った。
  身寄りがないわけではなかったが、領地も違い、
  疎遠で、何処からも歓迎されてはいなかった。

  居場所を選べず歓迎もされない
  自分に重ね感傷に浸ったわけではない。
  冗談のつもりで尋ねたら、頷かれてしまって、
  結果としてこうなっただけだ。

 「犬猫の仔でもあるまいに気安く拾ってくるな」と
  一緒に住むわけでもない老人どもに怒鳴られて
 「犬か猫の仔ならいいんですって」と声をかけたら
 「じゃあそれでいい」と心底どうでもよさそうに答えたのが
  なんだか気に入って、他の引き取り先を探すことなく
  そのままずっと、傍に置いている。

  存外美しく育ったせいか、
  或いは猫だなんて呼んで愛でるせいか
  若い燕だなんだと言われているらしい。
  下世話な噂は割と好みなので好きに言わせている。
  低俗であるほど愚かしくて面白いのだと笑う飼い主に
  大きく育った飼い猫は、心底呆れた顔をする。

  ここに居座るわたしに伸ばされるものはどれも
  じめじめと暑苦しく、うんざりするほど陰険で。
  振り払っても鬱陶しく絡み付いてくる息苦しさの中
  いつまでも適度な距離を保ったままの
  ひどく冷めたその視線だけが心地がよかった。 ]
(212) 2022/01/17(Mon) 4:35:07

【人】 灯守り 芒種

[ 追い払っておきながら急ぎもせずに
  温くなったお茶でのんびりと、一息つく。
  時間の管理がまるでできない飼い主を手伝うのは
  いつだってよくできた賢い猫の役目で
  今もてきぱきと着替えと手荷物の支度をしている。

  どちらが飼い主かわかりやしないし
  いっそ世話を通り越して介護のようだ。

  そこまでさせる程の恩を売ったつもりはない。
  気が向いた時だけ気まぐれに、少し可愛がっただけだ。
  気が済んだら、好きな時に出て行って構わないのに
  大層な高利子で返してくれるつもりのようだと
  気付きながらも拒みもしなかった。

  ひどい詐欺だと思う。この子に対しても、彼らに対しても。
  でももうどこから正せばいいかわからなくて、
  楽をしている今を抜け出し身を削ってまでてまで
  なにもかもに誠実であろうと変わることなど
  到底出来はしなかった。 ]
(213) 2022/01/17(Mon) 4:37:51

【人】 灯守り 芒種


  会場で、逢ったらお礼を言わなきゃね。
  困ったわ、覚えていられるかしら……


[ 思い出させるために出した茶を前に既に忘れる心配を
  心にもない声色で呑気に奏でる主を、
  頭を抱えた胡乱な目の猫が睨む。

  かわいそう、本当に。
  わたしなんかに拾われて。

  哀れで、憐れで、かわいらしいわたしの仔猫。

  手を放して幸せにしてあげるには
  今がわたしにとって心地良すぎたし
  自分よりこの子を優先してあげられるほどの
  愛や正しさは持ち合わせていなかった。  ]
(214) 2022/01/17(Mon) 4:38:20

【人】 灯守り 芒種

[ いい加減着替えて支度をしろと急かす猫を
  手を伸ばして、そっと撫でる。
  毛並みをもたない肌に、冷え切った指で
  無遠慮に触れても、喜びもしないが拒みもしない。 ]


  ね、脱がせて。


[ 結んで貰った帯が自力では解けないだけだ。
  着替えを手伝って欲しいと伝えるだけの言葉に
  わざとらしい艶を溶かして、ほしいものを強請る。

  うんざりと潜める眉、眉間に深く刻まれる皺が愛らしくて
  与えられる心地よい無関心を安心して貪った。

  これから目眩がするほど真っ直ぐすぎる不可解な好意と
  胸焼けするくらいの愛情を呑み干さなければいけないから
  いまだけは、もうすこし、このままで。 *]
(215) 2022/01/17(Mon) 4:41:45

【人】 小満末候 麦秋至

[……それからしばらくはいつも通り、
注文を訊いたり出来上がったお料理を運んだりと、あっちこっち動いていた。

ちょっとした客足の切れ目に奥でお茶を飲んでから、
ひょこっと店に顔を出せば、雰囲気がいくらか華やかになっていた。
それもそのはず、小満さまそのひとが来ていたのだから>>122]

……!
ぼちぼちあれ、ええと、灯守りの集まりに行く頃合いですか?

[いらっしゃいませ、と言わないでぴょこりと手を振りつつ。
わくわくした様子で訊ねてみた]
(216) 2022/01/17(Mon) 4:49:54

【人】 小満末候 麦秋至

[隣の領域くらいだったら自らの足で行けないこともない。
実際そのような用事を仰せつかったことも、
あったようななかったような。
自分で言うのもなんだけど、わたしの能力は、
手紙とかをお届けするのにも役立つように使えるので。
自らに風をまとわせて、ばーっと走っていけばいい。


だけど世界は隣の領域の先にもまだ広がっているわけで。

つまり、広がってる先にいる灯守りや蛍達にはめったに会えない。
だから、わたしにとってもこの集まりはとっても楽しみなのです!**]
(217) 2022/01/17(Mon) 4:52:12
小満末候 麦秋至は、メモを貼った。
(a47) 2022/01/17(Mon) 5:04:53

蛍"菜虫化蝶" シャーレンは、メモを貼った。
(a48) 2022/01/17(Mon) 5:15:41

小満末候 麦秋至は、メモを貼った。
(a49) 2022/01/17(Mon) 5:17:18

【人】 “小雪” 篠花

ーー回想:蛍ーー


 ーーあの子が出ていった?


[虹は隠れて見えず
  北風が木の葉を払い
    橘が始めて黄ばむ

そんな統治域の名家“風見家”。
その次期当主になる予定だった子は、ある日出奔した>>201
それを私が知ったのは出る前だったのか、出た後だったのか。
本人からだったか、人伝だったか。
どちらにせよ、彼女が出奔した後で報告が上がってきたでしょう。]
 
(218) 2022/01/17(Mon) 6:59:54

【人】 “小雪” 篠花



 ーーそう。放っておきなさい。
   やる気のない子はいらないわ。


[彼女がそうしたいなら、そうすればいい。
家に縛られる必要はない。
結局押し付けられてる私みたいに。

血筋だなんだと、こだわる必要はないのよ。
年寄りたちは、こだわるかもしれないけれど。
黙らせようと努力してきたつもりだけど。そう簡単には消え去れないでしょうから。


でもそれも、気にする必要はないの。
その後、蛍を一人も迎えてないのは、あなたに対する当てつけでも何でもないのよ。
単に迎える必要がないから、迎えていないだけ。
]
 
(219) 2022/01/17(Mon) 7:00:21

【人】 “小雪” 篠花

 

 
ーー元気でね。



[だから私は、止めず、追わず、見送った。*]
 
(220) 2022/01/17(Mon) 7:01:09

【人】 灯守り 雨水

 
[ぼくが本名を名乗らないのは先代に倣ったから
 それが理由の大半。

 それに、もう一つ。もう引きこもってひとりぼっちだたぼく
 『花雨かさめ』でないぼくとして、生きてみたいと思ったから。]

 
(221) 2022/01/17(Mon) 8:43:18

【人】 灯守り 雨水

 
[ぼくの本名は公開してない。だから知る人は多分先代とぼくのお母さんくらい。
 お互いを認識する為の音であろうとも、ぼくにとっては己だと思えて、自分の耳に馴染めばそれが名前だと思うからそれでいい。]


 はい、約束です。


[社交辞令と本気の境目とか空気をよむとか、ぼくに出来るわけがなく。>>180
 その言葉通りに素直に受け取った。

 多分これから長い時間、ぼくは灯守りでいるだろう。だから機会はこれからいくらでもあると思った。
 元・引きこもりが外にだいぶ出かけられるようなったとはいえ、出かけるよりは話を聞く、に発想が先に辿り着くのもまた弊害の一つ。


 それに、人の話を聞くのだってぼくの好きな事の一つだ。相手がどう思っていたとしても、ぼくは今度がいつになろうともあった時に約束、と詰め寄る事となるんだろう。]


 うん、無関心よりずっとずっといいです。


[ぼく自身が観察されることに頓着しないから言える言葉だろうけれど。
 いないように思われるより、人に対して関心を持てる方がずっといいと思う。>>181

 
(222) 2022/01/17(Mon) 8:45:44

【人】 灯守り 雨水

 

 ぼくが?
 ……成程、いいかもしれませんね。


[ぼくに足りないのは経験値。なら人を真似したり観察するのはいい事に思えた。
 それで相手がどう受け取るか含め、それもこれから知る事なんだろう。


 ただぼくは気まぐれな方だから。観察もきっと気が向いた時になる。それでも面白いのを見つけたら報告にいこうかな。なんて考えた。

 互いの空気からいって見つめあうとは程遠い。そもそもそういう発想もなかった。>>182
 はたから見ればいつお互いが動くか、のにらめっこが近いと思った。
 確かに、笑ったら負けなら決着がつくのはいつになるか全くわからない。>>182
 
(223) 2022/01/17(Mon) 8:47:49

【人】 灯守り 雨水

 
[先に目がそれたのは人の声で周りを見渡したぼくだった。>>183
 お預けになっていた嬉しそうなぼくはここで見れたことだろう。]


 はい。
 楽しみにしてますね。

 
[やはりいつか、とか機会があれば、言葉をその通りに受け取りつつ。遠慮する様子には首を振った。]


 ぼくはもうちょっと外を知らないといけないみたいですから。機会がないとなかなか外に行かないので機会が出来る方がいいのです。


[いたって真面目に真顔で答えた。
 引きこもり気質までどうこうしなくても、全く出かけないのも……勿体ない気がする。
 そのいつかの機会の時、それが“ぼくにとっての”面白いものじゃなくてよかった。“処暑さんの”面白いものであればよかったんだ。


 能力に関して少し驚かれたのには少しビクッとなった。
 でも怖がる様子は見えなかったから。ほっとして。
 前向きになってもやっぱり奇異な目で見られたらと思えば怖いとは思う。それでもこれもぼくの一部だから。
 否定しないで生きる事に決めたから。


 もし本当に雪で困ったら言われればぼくはどこにでも行くつもりではあった。勿論ぼくの仕事が優先だから区切りがついていれば、だけれど。

 見送られるままぼくは振り向いて ]
 
(224) 2022/01/17(Mon) 8:51:00

【人】 灯守り 雨水

 

 では、また


[またがいつか。今日の内に顔を合わせる可能性も高いし、後日かもしれないし。いつであろうともまたがあると疑わずそう挨拶して立ち去ったのだった。

 どこか似ているところがあると、互いにきづかないまま。]

 
(225) 2022/01/17(Mon) 8:51:58

【人】 灯守り 雨水

 
[ぼくが初めて小暑と顔を合わせたのは、まだ先代が雨水だった時。色々あって引きこもりが灯守りに
なかば拉致のように
後継者にする、と引き取られた後
 ぼくはすぐに外に出られたわけじゃなかった。

 一人孤独に引きこもっていた時間はそう簡単にぼくを外に出す一歩を歩ませない。
 今でも引きこもり気味なとこもあるし。

 でも、その人はあちこち行くのが好きみたいで。
 先代とお話しているのを陰から
じーーーっ
と見ていたのを見つかって。
 それから機会がある度お話を聞くようなっていた。

 お外も楽しそうだな。お話を聞くうちにそう思えるようなれた。思わせてくれた。そんな人。]

 
(226) 2022/01/17(Mon) 8:54:06

【人】 灯守り 雨水

 
[小暑がかけよったのは処暑さんとのお話が終わった後。>>141
 颯爽と話を始めてくれるのをうんうん、と聞く。]


 それ、ぼくのところ。

 流石に自分の領域の事くらい知ってるよー。


[ぶー、と頬を膨らませた。]


 あ、でもぼくのとこ褒められたのは嬉しいかな。
 ありがとうっ


[膨れたが一転、コロッと笑顔を向ける。
 小暑はぼくに色々お話してくれるから好き。
 そんな懐く感情を隠さない。]


 ぼく? あのねあのね、今度美術館の庭で雪だるまとか雪像をいーっぱい作る企画やるって聞いた。
 展示期間終わる時はぼくが溶かすってお話なんだ。
 よかったら見に来てよ。

 あとはねあとはね、表から外れた通りに童話をテーマにした飲食店が出来るってお話でね。
 立春との交易で>>127手にはいったものとかふんだんに使うって張り切っていた!

 
(227) 2022/01/17(Mon) 8:58:29

【人】 灯守り 雨水

 
[先代はついぞ過去に一度しか、一人しか。(それも数年だけって聞いた)蛍をもたなかったってお話。
 その分地域の人と連携して統治をしていた。おかげでぼくみたいな元引きこもりが引き継いでまだ一年とたってなくても地域は混乱せず回っている。そういったノウハウまで、先代はしっかり残してくれた。結構凄い人。


 ついつい話し込みかけたぼくのお話も一区切り。>>142
 ごめんなさいってぼくもぺこり、とした。]


 うん、また後で。


[バイバイって手を振って見送る。会合後時間が合うならぼくもまた話したいなと思いながら。]
 
(228) 2022/01/17(Mon) 9:01:20

【人】 灯守り 雨水

 ― テーブル付近 ―

 ……美味しそう。でもあまり食べると後でのお楽しみが減る。だから加減、大事。


[そんな独り言を言いながらお腹が鳴らない程度にと軽食を手にする。]


 頂きます。


[きちんと挨拶するのは基本。お行儀よくもそもそ、とサンドイッチをつまんだ。
 でもぼくは飲み物を取り忘れるという基本的なミスをおかした。]


 ……っ
ぐ!!!



[そういう時に限って近くに給仕の人とか近くにいなかったり、ノンアルの飲み物が見当たらなかった。ぼくはまだお酒はだめだ。]


 〜〜〜ぐぅ、ぬぅ、ぅ〜〜〜



[暫しの間、一人で苦しそうにちょろちょろする少女がテーブル付近を歩き回るが見えた事だろう。]**
 
(229) 2022/01/17(Mon) 9:03:12

【人】 灯守り 夏至

 ………。
 
………。


[信頼故の行動ではないか、と問われれば>>178、両者揃って閉口する。すなわちそれが図星であることを認めたようなものであるが。]

 べべべ別に仲良くないし!灯守りと蛍の関係なだけだし !

[何故か取り乱して否定する様は、菖も思わず笑ってしまうだろうか。シャーレンの緊張が解れるならそれも良いが*]
(230) 2022/01/17(Mon) 9:19:46

【人】 灯守り 夏至

 ……んん?

[そんなこんなで談笑していたが、テーブル付近をウロウロする少女>>229が目に留まり、菖とシャーレンを置いて其方へと向かう。]

君、大丈夫か…って雨水か。
何があった?まさか毒でも盛られたりはしていないよな…

[何をどうしたらその発想に至るのかはともかく。どうしたものかとこちらもあわあわ*]
(231) 2022/01/17(Mon) 9:23:39

【人】 灯守り 立秋

おやおや夏至くん?
そんな、魔力でパパっと移動するだけなんて味気ないでしょ?
人生ゆとりと回り道も必要だよ?

[効率重視なら夏至の言う通りではあるが、重視していないが故の返答。持論であるらしかった。>>139

いつも注意されているわけではない、という夏至と頷く菖の姿に、ふふ……と分かったような含み笑いを見せた。]


あはは、ボクはいいのさ、これでー!


[連れ行かれながらも、格好がつかないに対してはそんなコメントを残していく。実際、外見相応の振る舞いをしていても仕事は意外にもきっちりとこなしているし、溜め込まずにさっさと片付けて後で遊ぶタイプなのだ。

長い年月同じ職をやっているから、手早く片付けるコツを得ているのだった。*]
(232) 2022/01/17(Mon) 10:08:57
灯守り 立秋は、メモを貼った。
(a50) 2022/01/17(Mon) 10:13:33

【人】 灯守り 小満

――In past――

[その子が訪れてきたのは、いつのことだったか。
 小満の人生のうちに照らせば、ほんの少し前のことだ。
 ふわりと冬の気配を纏う女性が、小満域にやってきた。
 住民が『もう会ったかい』などと噂する彼女は、聞けば流れ者をやっているのだと言う。
 それはそれはと興味は募り、いそいそ様子を見に行った。

 彼女がこちらを知らずとも、周囲の住人が小満さまと呼ばうので、蛍も連れずに単身だったが自己紹介はいらなかったろう。
 しげしげと頭のてっぺんからつま先まで彼女に視線を巡らせて――]
(233) 2022/01/17(Mon) 11:07:47

【人】 灯守り 小満

小雪のところには行かないのかい。


[開口一番、そう問うたはずだ。
 ゆっくりと、穏やかに。責める意図など毛頭ないのだと伝わるよう、優しく。けれど彼女にとって、核心をついた問いだったかもしれない。
 何故それを、と聞かれたとて、ふふふと笑うばかり。

 小満の力は、記憶を操る。
 人の生い立ちを知るくらいなら造作もない。]

それなら、うちの蛍の席がひとつ空いてるけど。
ちょうどねぇ、手が欲しかったんだよね。

[あなたが働かないからでしょうと釘を刺す蛍はここにはいない。
 周囲から小さくざわめきが起こる。]
(234) 2022/01/17(Mon) 11:08:48

【人】 灯守り 小満

うちの子にならない?

[詳しい思惑までは知らねど、定められた自分の地位がありながらも出奔し、こんな世界の真反対までやってきたような女性。
 いやあ面白い、と思っていたし、元が蛍の家系なら素質も申し分ない。
 捨て犬を拾うような調子で、蛍を拾った。]
(235) 2022/01/17(Mon) 11:09:35

【人】 灯守り 小満

[案の定蚕は
『元の(小雪さまの)ところに返してきなさい!』
なんてそれこそ捨て犬相手みたいな調子で怒っていたけれど、何とか紅に宥められて、げっそりした様子で自室に篭ってしまったっけ。
 とはいえ今は認めてくれているようだし、問題ない問題ない。

 かくいう紅もこれには呆れ返っていた。が、こうなった主人がもうどうしようもないことをよくよく知っているのも彼だ。
 まだまだ困惑のさなかにいそうな麦に温かいお茶を出して、ひと通り小満宮と仕事の話をしてくれたのは紅だった。

 私はといえば小雪に文を出していた。
 といっても、それだけで内容がわかるようなものでもない。
 『次の会合で紹介したい子がいる』とだけ伝える、簡素なもの。
 察されたかもしれないし、また戯れかと思われたかもしれない。
 とにかく次の会合には麦を連れて行って、『もう返してあげないもんね』なんて自慢げに見せびらかしたりしたもんだ。]
(236) 2022/01/17(Mon) 11:13:54

【人】 灯守り 小満

[ん? 蚕と紅で仕事は回ってる?
 手が足りないって話はどうなったかって?

 いやいや最近ねぇ、灯守りが直接顔を出すってことで、店のほうに客が多くて――]
(237) 2022/01/17(Mon) 11:14:23

【人】 灯守り 小満

――慈雨>>216――

そろそろっていうか、そうだねぇ。
迎えに来たよ。

[遅刻かも、とは言わずにおいた。
 実際遅れてはいないだろう。まだやや早いくらい。
 けれど『小満』の向かう時刻にしては、遅いほうだ。
 いつも処暑と同じか、次くらいにつく。
 中央側の出迎えを受けた灯守りを、会場で歓迎するのが趣味のひとつのようなものだった。
 まあ、そのくせ気まぐれに会合自体行かなかったようなこともあるし(蚕が
『お加減でも悪いのですか』
なんて過剰に心配していた)、今回もそんなふうに思われているかもしれない。]
(238) 2022/01/17(Mon) 11:16:59