【人】 大木慎之介[大木は“一番になる”ということがない。 成績は上位だが、1位になったことはない。 運動は下から数えたほうが早いが、これもまた 最下位ではない。 小学校の頃から、部活や委員会に所属しても 最終的に副部長、副委員長に収まる。 高校の生徒会でも副会長であった。 過去にはそれを気に病んだこともあったのだが── 弟との得意分野の差がはっきりするにつれ、>>0:217 自分が一番にはならないのも、 役割分担の一種なのだろうと思うようになった。 身近な誰かとの気付かぬうちの役割分担の結果、 大木は一番にはならないし、副ナントカに収まる。 そういうものだと、今は思っているのだった]** (84) 2022/10/15(Sat) 8:46:25 |
【人】 大木慎之介─ 昨夜のグラウンド・天ヶ瀬と ─ [安心感のカタマリという表現にきょとんとして、>>128 それから周りの様子を見れば、 未だ平常心を取り戻せていない風な人もいた。 天ヶ瀬もそうだったのだろうか、 どこか強張った様子があったのが解けたのを 目の当たりにしたばかりで。 それで天ヶ瀬が言わんとすることをなんとなく察して] あー……なんかオレ、大槻見てたら ほっとしちゃったんだよな。 自分より取り乱してる奴がいると安心しない? んで大槻がミルフィーユのこと言ってたから 食べたかったの思い出して、 それでなんか、すっかり。 [大木が早々に落ち着きを取り戻したのは、 天ヶ瀬のお菓子のおかげでもあったのだ。 プレッシャーに強いタイプだというのも 無関係ではないだろうが] (134) 2022/10/15(Sat) 13:58:25 |
【人】 大木慎之介お菓子わざわざありがとな。 食べるの後にしといてよかった。 [改めて礼を言って、食べ終えて。 ちょっと飲み物がほしい気分になったが、 すぐには動かなかった。 帰り道で何か買うことになるかもしれない]* (135) 2022/10/15(Sat) 13:58:39 |
大木慎之介は、メモを貼った。 (a16) 2022/10/15(Sat) 14:00:14 |
大木慎之介は、メモを貼った。 (a18) 2022/10/15(Sat) 14:49:25 |
【人】 大木慎之介[そんな日常的な会話をして、 ふと見上げると満月が夜空にあった。 周囲の人はだんだんに減っていた頃だろうか。 いい加減、お開きの時間だろう。 そう思うと天ヶ瀬に視線を戻して微笑んで] じゃあそろそろ解散かな……。 気をつけて帰れよ、なんなら送ろうか? [冗談めかして問いかけたが、 もし頼まれたなら本当に送るだろう。 料理部はそのうち覗きに行くかもしれない]* (223) 2022/10/15(Sat) 19:42:35 |
【人】 大木慎之介─ 昨夜・グラウンド ─ [秋月には頷きを返して、>>206 みんなが帰路につくのを横目に確かめつつ、 ミルフィーユを食べて、天ヶ瀬と談笑していた頃。 ふと、呟きが聞こえた。 『あいつが居なくなれば、って願えばいーのか』 >>229……内容に驚いて声の主を探すと、それは白瀬で。 『あいつ』とは姉だろうと、すぐに察しがついた。 言葉は出てこなかった。 絶句した、というのが一番近かった。 そのぐらいに人を……それも姉を疎む白瀬の思いが、 あまりにも衝撃的すぎたのだ。 もし誰かが白瀬に声をかけたなら、 大木は聞き耳を立ててしまったかもしれない。 けれど、自分は何も言える気がしなかった]* (231) 2022/10/15(Sat) 20:32:51 |
【人】 大木慎之介[その後、グラウンドでは何かがあっただろうか。 大木は旧校舎探検が平和に終わってほしいと思っていた。 事故や怪我もなく、揉め事もなく、だ。 せっかくだから良い思い出になってほしかったのだ。 “面白くない結果”はごめんだった。 それは性分もあるかもしれないが、 卒業が近い立場だからというのもあるのだろう。 みんなが帰っていくのを見送り、 グラウンドに残るのがミス研会員ぐらいになった頃。 大木も軽く挨拶をして、グラウンドを去った。 誰かに同行を頼まれていたならその人と一緒に、 誰にも頼まれなかったなら独りで]* (232) 2022/10/15(Sat) 20:33:12 |
【人】 大木慎之介[平和で、平凡で、満たされている── そういうことだとは思うのに。 それを実感できる機会なんてそうそう無い。 だから感謝すべき機会なのではとも思うのに。 願い事目当てで参加した人ばかりではないのも 知っているけれど、それでも、 自分だけ爪弾きにされたような感覚があった。 自分はきっと、このまま平和な人生を送るのだろう。 1位になることも、誰かの一番になることもなくて、 際立った不幸もない平坦な人生を。 それが虚しいことのような気がするのは、 夜道を独りで歩いたせいなのだろう。 本来なら喜ばしいことのはずなのだから]* (234) 2022/10/15(Sat) 20:36:37 |
【人】 大木慎之介─ 朝 ─ [大木の朝はいつもは早い。 運動部なら朝練するような時間に登校するのが常だった。 だがこの日は帰ったのが遅かったせいか、 起きるのが大木にしては随分遅くなってしまった。 登校準備をしたのが、多くの人が登校し始める時間帯。 その頃にグループにメッセージをひとつ送って、 家を出たのはもう少し後。 遅刻ギリギリとまではいかないが、 だいぶ遅い時間であった。 だから普段は会わない人に会うことがあったかもしれない。 千葉や未國、小鳥遊よりは遅くなってしまっていた。 時間が時間だけに、知り合いに会っても 挨拶だけだったろうけれど、 もし話しかけられることがあれば相手にはなっただろう。 学校へは遅刻せずに済んで、 着いた後は普段とそう変わりなく過ごした]* (235) 2022/10/15(Sat) 20:37:09 |
大木慎之介は、メモを貼った。 (a28) 2022/10/15(Sat) 20:39:45 |
大木慎之介は、メモを貼った。 (a30) 2022/10/15(Sat) 21:18:10 |
【人】 大木慎之介[けれどそのことは今は考えたくなくて、緩く首を振る] あのさぁ未國…… よかったら、後で少し話さないか。 今は移動しなきゃだろ。 [授業をサボって今話そうなんて気は、 少なくとも大木には無かった。 集中できるのかはともかくとして] オレもいろいろ考えたら、 答えが出るような、出ないようなでさ。 [急な申し出だったかもしれないと思い、 もう少し理由らしきものを言い足した。 人並みの内緒話程度の声量になったのは、 相当に周りに聞かれたくない話だったから、だろう]** (264) 2022/10/15(Sat) 22:02:59 |
大木慎之介は、メモを貼った。 (a32) 2022/10/15(Sat) 22:04:25 |
【人】 大木慎之介んー…… [なんか答えと問われて、 頭に浮かぶものはいくつかあるものの。 頭の中に言葉として浮かんでいるものを、 口から出すのはどういうわけか難しくて、小さく唸る] ……幸せってことなんだろうと、 思うのは変わらないよ。……変わらないけどさ。 なんて言ったらいいんだろうな……。 [孤独感と言えばいいのだろうか。 それに近い思いな気がしても、どうにも言葉が出て来ない。 いいことかどうかわからない──いや、 悪いことのような気がしてしまい、 そんなことはないはずだという思いも同時にあった]* (385) 2022/10/16(Sun) 8:13:20 |
大木慎之介は、メモを貼った。 (a45) 2022/10/16(Sun) 8:14:25 |
【人】 大木慎之介─ 放課後・未國と ─ おう。あるぞ、結構。 [未國とはそういうのを割と気軽に言い合える仲である。>>394 だから失礼な内容ではあるが、特に気にはならなかった。 まあちょっと拗ねたような声にはなったかもしれないが。 それから続く言葉を聞いて>>395] 幽霊に会う前は似たようなこと考えたな、オレも。 願い事があるみんなは、誰にも邪魔されずに 願いを叶えてほしいって。 ……けどさ、その願いのおかげで…… 誰か死んだり、消えたりするかもしれないって思ったら、 それは……イヤだな……。 [昨夜のことを考えると、どうしても脳裏に浮かぶのだ。 白瀬の呟きが。>>229 そのぐらい思い詰めている同年代がいる、という現実が] (397) 2022/10/16(Sun) 9:33:04 |
【人】 大木慎之介[それでなんとなく、感じていた思いが 口から出せそうになって、言葉を探り] ……オレや未國はたまたま、 そんな追い詰められたような願い事はないけどさ……。 そういうこと考えてる人があの中にいるんだろうって。 どうしようもない悩みがあって苦しんでる人がいて、 それはオレには関わりのないことなんだろうって…… ……オレは幸せだな、って思うんだけどさ。 ちょっと寂しい……いや、『寂しい』も違うか…… オレだけ仲間外れになってるみたいな。そんな感覚。 [それを一言で表そうとしたら『孤独感』になりそうだが、 それも少し違うような気はするのだ。それでなかなか 言葉にできずにいたのをなんとか言い終えてから] ……別にそんなことないってのは、わかってる。 [考えすぎ。気のせい。 そういうものだとも思っているのを付け足した]* (398) 2022/10/16(Sun) 9:34:16 |
大木慎之介は、メモを貼った。 (a49) 2022/10/16(Sun) 9:35:35 |
【人】 大木慎之介[旧校舎を歩く間も、その後も、 なんだかんだで気を張っていたのだろう。 家に帰って眠るまで、腕に痛みは感じなかった。 今朝になって腕が痛い気はしたが、 遅くなったことで慌ただしくて、 着替えのときにも気付かなかった。 やっと昼になって腕を見てみたら、 痣ができるほどの掴み方だったことに気付いて。 気付いたら余計に腕が痛い気がし始めた。 その後の秋月は平常心だったように見えた。 驚かされたのはあの一瞬だけだ。 それが、友人だと思っていた相手の 知らない一面を見せつけられたかのようで、 昨夜感じた衝撃のひとつだった] (401) 2022/10/16(Sun) 9:55:48 |
【人】 大木慎之介[秋月といえば。 風紀委員会に生徒会の者が行くと、 秋月に追い返されるという出来事があった。>>301 大木が副会長となってからは、 生徒会室に各委員会の人が尋ねてくるなら 相手をするのは主に大木だった。 だが、各委員会に生徒会の者が出向くときには、 役職の無い会員が使い走りのように行くことが多かった。 しかしながら、それでは風紀委員会は受け付けてくれない。 それで困って会長が出向いて、会長も追い返されて。 なんで秋月がそんなことをするのか、と疑問に思いながら 大木が向かったら、すんなりと用事が済んだのだ。 それ以来、風紀委員会にだけは必ず大木が出向いた。 どんなに用事が詰まっていようとも、である。 でなければ話が進まないのだから仕方ない] (402) 2022/10/16(Sun) 9:56:27 |
【人】 大木慎之介[なぜそんなことになってしまうのか、 理由を邪推する人もいそうな話である。 が、大木はなんとなく察してはいた。 『俺の会長は慎之介だけだから』>>303── それを言われたのはきっと一度きりではなかったろうし、 会長選挙を応援してくれていたのも、知っていたから。 けれど、 「オレは会長の器じゃないよ。 会長の器ってのは、白瀬みたいのだろ」 そう言い返したのは記憶に新しかった。 白瀬夏実こそが会長に相応しい──そう思っていたのだ。 生徒会の活動で、彼女をそばで見ていた者として、 とても敵う気はしなかった。 彼女が実際に会長だったかはさておき。 それでも任期満了は互いに労い合うことになっただろう。 チロルチョコのお返しは眠気覚ましのガムで、>>304 なんとも釣り合いがよろしくなかったが] (403) 2022/10/16(Sun) 9:57:19 |
【人】 大木慎之介[秋月は大木にとって、得難い友人のひとりだった。 “生徒会副会長を”ではなく “大木を”応援してくれる人だから。 副会長になって以来、身に沁みたのだ。 肩書ばかり見て本人を見ない人が、 この世界には多数いるということが。 幸せを祈ってくれることが嬉しかったし>>305 短所と認識しつつ長所とも言い換えてくれるあたりも 好ましいと思っていた。>>308 なのになぜだろう、 秋月のことを何も知らないような気がしてしまうのは。 友人だとは思っている。 もし秋月が拒まなかったなら、旧校舎探検以前に 個人的に連絡先を交換していただろうぐらいには。 けれどなぜだか、随分と距離が遠い人のように感じるのだ。 彼が何を願いそうかなんてことにも見当がつきやしない] (404) 2022/10/16(Sun) 9:57:45 |
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