【墓】 永遠の夢見人 ロッシ【バー:アマラント】 表通りからは離れた路地の一角、 隠れ家のような入り口。 石の階段を下った先の木の扉。 下げられたプレートには『CLOSED』の文字だけ。 明かりのない店内、カウンターの片隅には、 少し萎びかけた数本の花。 (+1) 2022/08/14(Sun) 22:30:36 |
【人】 ガット・リベロ ルチア>>2:88 ヴィオレッタ オレンジジュースに口を付けるのを見て、 少女もまた同様にそれを口にする。 爽やかな酸味がすっと喉を通り、 いつの間にか随分乾いていた事を自覚させてくれる。 「……おいしいです」 ほう、と息を漏らしながら。 隣に佇む女性の言葉に、頷きを返す。 「元気なのが、憎らしいくらいですね。 でも、雨の日に買い物に出るよりは……。 ヴィオラさんはどうですか? 足元が濡れても、涼しい方が?」 (2) 2022/08/14(Sun) 22:35:34 |
【墓】 永遠の夢見人 ロッシ本名:ジェロラモ・ロトロ(Gerolamo Rotolo) 死因:頭部を銃弾で撃ち抜かれたことによる失血死 発見場所:灯台の最上階 遺体の様子:未発見。 銃による出血の痕跡、 及びロッシと書かれたネームプレートのみ。 (+2) 2022/08/14(Sun) 22:43:44 |
【墓】 イル・マット フィオレロ本名:シルヴィオ・モレッティ(Silvio Moretti) 死因:頭部の銃創による脳挫傷、出血死 発見場所・遺体の様子: 人気の少ない路地裏で額から出血している状態で発見される。 アウグスト・グエッラの殺害に使われた手法と酷似しているが、現在は同一犯よりは手口の模倣の可能性が高いと見られている。 (+3) 2022/08/14(Sun) 22:45:35 |
イル・マット フィオレロは、メモを貼った。 (c2) 2022/08/14(Sun) 22:46:00 |
【人】 プレイスユアベット ヴィオレッタ>>2 ルチア 素直な感想を零す少女に嬉しそうに目を細める。 わざわざ買いに戻った甲斐があった。 「わたしも雨の日はあまり好きじゃないかな。 夏らしい暑さは嫌いじゃないし、 雨の日の買い物は…まぁ、仕方ないにしても。 髪が、ね。言うこと聞かなくて困るの」 今日は下ろしている髪の、毛先を指で梳く。 (3) 2022/08/14(Sun) 22:51:49 |
【人】 ガット・リベロ ルチア (4) 2022/08/14(Sun) 23:12:01 |
【人】 銀の弾丸 リカルド>>2:78 マキアート (前日からの続きです) その人付き合いの中で、うちで買ったクスリを使って一体何をしているというのか。 そう突っ込みたくなったが、それを口にすることはない。 「愛嬌……いや、流石にそれは俺にはないと思いますが。。 笑顔はともかく、普段から俺が仏頂面しかし無いのは知ってるでしょうに」 眉間のシワは標準装備で、最早取れないのではと言われるほど。 同僚に毎日小言を言うような男の何処に愛嬌があるというのだろうか。 貴方の言葉が理解できないといった顔で、冷たいスプモーニを煽るように飲んだ。 「えぇ。 うちの会社も接待くらいは行ってますからね」 話しているといつの間にかピッツァはもう腹の中。 少なくなった酒も飲み干して席を立つ。 「取引相手は大事にするのが信条です。 ……が、まぁ、接待の場での商談には、どうぞお気をつけを」 そう言うと貴方に一言だけ耳打ちをして。 では、失礼しますねと。 何もなければよそ行きのいい笑顔を残し、会計を済ませ店をあとにするだろう。 (5) 2022/08/14(Sun) 23:23:23 |
【人】 ヒットオアスタンド ヴィオレッタ>>4 ルチア 「そうね、大変よ。 いろいろと試してはみたのだけれど、 中々良いのがなくって」 肩を竦め、零れる溜息。 けれど、隣の表情豊かな少女を見ているからか、 何処か楽しそうにも見える。 「ルチアは伸ばしてみたりしないの? 今くらいの長さも可愛いと思うけれど」 (6) 2022/08/14(Sun) 23:26:48 |
レヴィアは、今日も店で、鎮魂歌を奏でている。 (a0) 2022/08/14(Sun) 23:32:38 |
【人】 鳥葬 コルヴォ【灯台】 人気の無い時間、灯台の最上階。 彼者誰時、そこに誰かが居た痕跡なんてもう残っていやしない。 喪服姿は手摺に背を預けてただ遠くを見遣るばかり。 「あんたも、死ぬもんですね」 何処か捕らえ所が無くて、どうにも生者らしさが薄く感じて。 ともすれば、バーの構成要素の一部のようにも思える。 「俺はてっきり、殺しても死なないもんだと思ってました」 そんな実に曖昧模糊たる存在のマスターも、 どうやら一応は人であり、人として死んだらしい。 遺体も見付かっていないのにそんなふうに思うのは、 単になんとなく、という事にしておこう。 「Sogni belli」 無宗教者は死後を信じない。 けれど、同じ呼び名の誰かが夢見の最中に現れる人であるのなら。 良い夢を。くれてやる言葉は、少し他人行儀なそれでいい。 (7) 2022/08/14(Sun) 23:39:02 |
【人】 ガット・リベロ ルチア>>6 ヴィオレッタ 「長すぎると、掴まれたりしますから」 そっと目を伏せて、ぽつりと呟く。 ワンピースの太腿に、そっと手を這わせて。 そこにある硬い物の存在を確かめた。 「……いいから伸ばせばいいって、言われてるんですけどね。 そんな事に意味はないって。そうあるべきではないって。 でも、わたしは必要だと思うから」 (8) 2022/08/14(Sun) 23:39:43 |
【人】 ヒットオアスタンド ヴィオレッタ>>4 ルチア 「そう……」 一瞬の痛ましげな表情と沈黙。 それを振り払うように明るい声色と表情を作って。 「そうね、長いと長いで私みたいに困るもの。 それにルチアには今の髪型が似合っているし」 ストローに口をつける。 何故かさっきより酸味の増した気がするジュース。 眉を下げて、トーンも少しだけ下がって、言葉を続ける。 「…でも、いつかあなたがそうしたくなったときは、 我慢はしなくて良いのよ」 ちゃんと理解してくれる人が居るのなら、 自分の言葉は無くても良いと思いつつも。 (9) 2022/08/14(Sun) 23:54:10 |
【人】 ガット・リベロ ルチア>>9 ヴィオレッタ 「……はい」 そんな日は来ないと思っていても。 それを口に出せば、この優しい人は、きっと。 あの人と同じように、悲しそうな顔をするのだろう。 オレンジジュースは酸味があるけど、甘い。 チョコラータには遠く及ばないけれど。 「ヴィオラさんはあれから── お店の方は、変わりないでしょうか」 (10) 2022/08/15(Mon) 0:13:26 |
マキアートは、空になったバーの前でふと立ち止まり。溜息を吐いた。 (a1) 2022/08/15(Mon) 0:17:50 |
ラウラは、視線を落としたまま動かない。 (a2) 2022/08/15(Mon) 0:18:54 |
ラウラは、────。 (a3) 2022/08/15(Mon) 0:44:36 |
ラウラは、ヴェネリオ様へと深く頭を下げた。 (a4) 2022/08/15(Mon) 0:46:23 |
無風 マウロは、メモを貼った。 (c3) 2022/08/15(Mon) 0:53:11 |
ヴェネリオは、ラウラの肩を叩いて自分の席へと戻った。 (a5) 2022/08/15(Mon) 1:52:34 |
ラウラは、キャンディの甘さに小さく息を吐き出した。 (a6) 2022/08/15(Mon) 2:50:30 |
【人】 piacere ラウラ【ノッテアジト】 同じアソシエーテでスナイパーライフルを使用出来そうな者にどれが使いやすいのかなど問いかけている姿がある。 勿論答えはひとつではないから、頭を悩ませて。 「……………やはり、聞いておくべき でした」 そんな言葉を零し、何かを思うように遠くを見つめる。 どれが合うかの確認も含めて以前に触れたことはある、が。 ピストルを主に使用することにしてからは手を出さずにいたものだから。 メイドマンやソルジャーに問いかけるのもひとつの手ではある。 …ただなんとなく、それは行わずに今に至る。 (11) 2022/08/15(Mon) 3:33:11 |
【人】 害のない毒 マキアート>>5 リカルド 「L'abito non fa il monaco」 グラスを片手に薄く微笑む。 「心を砕いて、何とか場に溶け込もうとする。 理由は何であれ、その苦心はとても尊いものですし、 接していてつい好感を覚えるものでもあります」 「何も顔に出るものばかりじゃないんですよ。 オレのような厄介な客と付き合うにしろ、 あるいは不慣れな行事に参加するにしろ。 切り捨てたり割り切ったりできない、悪く言えば甘さ、 けれどオレからしてみれば─── 人として大事なものが貴方にはある」 マフィアに身をやつす上でも、 決して捨ててはいけない人情のようなもの。 それを説く男の表情は、無邪気なそれではある。 けれど眩しいものを見るような、慈しむような。 「こっちとしては接待じゃなくて、 個人的な用事でも全く気にしないですよ!」 そちらが席を立つ前に口早に言って、 それからすれ違いざまの囁きを耳にする。 (12) 2022/08/15(Mon) 8:29:14 |
【人】 害のない毒 マキアート>>5 リカルド 「───えっ!?リカルドさん、だめですよそんなッ オレたち取引先の関係じゃないですか……」 どんな解釈をしたのか、それともわざとなのか、 オーバーリアクションで赤面して頬を覆った。 そのせいで奇異の視線が飛び交う。はた迷惑。 「……ははは、ええ、“また”。 何にせよ結局は……貴方次第だと思いますから。 オレは変わりませんよ。これからも、ずっと」 (13) 2022/08/15(Mon) 8:30:23 |
【人】 ヒットオアスタンド ヴィオレッタ>>10 ルチア 控えめな肯定の言葉。 少し、胸が痛む。 少女から視線を外し、空を仰ぎ見る。 燦燦と輝く太陽を。目を細めて。 どうせだったら、この子の心もタオルみたいに ふかふかに乾かしてくれれば良いのですが そんな八つ当たりをしながら。 「えぇ。変わりはないわ。 少しだけ落ち着いたかな?」 良くも悪くも 小さな呟きを付け加えた。 疲れたような声色になってしまったことに、 僅かな苦笑を浮かべた。 今日も観光客や祭りに浮かれた地元の人々で盛況のカジノ。 危惧していたような騒ぎは幸いにも起きていない。 ――でも、幾人かの常連が来なくなった。 慣れたことではあるけれど、やはり寂しさは感じる。 (15) 2022/08/15(Mon) 9:20:05 |
【人】 ガット・リベロ ルチア>>15 ヴィオレッタ 「そうですか。それならいいんです」 変わりなく、落ち着きを取り戻している。 報告の中身がそれなら、少女は少しの安堵を見せる。 付け加えられた色は複雑すぎて、 それにどう反応したものか、困惑してしまったけれど。 「……ビアンカさんが、うちのお店に来た時。 なんだか……ちょっとだけ疲れていたみたいです。 ヴィオラさんも、お疲れみたいですから。 ちゃんとお休みを取ってくださいね?」 (16) 2022/08/15(Mon) 9:41:02 |
【人】 暗殺屋 レヴィア【街中】 祭りの喧騒の中を、黒い傘を差して歩く。 傘は便利だ。雨も陽も防いでくれるし、 上から見れば、どこに体があるのかもわかりづらい。 街の賑わいは変わらない。 誰が死んでも、この街は気にすることもなく。 あるいは気付くこともなく、未来へ進んでいく。 自分と一緒だ。 「今日も暑いわね。」 飲みかけのアールグレイティーのボトルを取り出して 少しだけ喉を潤して。 そしてまた、宛もなく歩く。 (17) 2022/08/15(Mon) 10:21:27 |
【人】 ヒットオアスタンド ヴィオレッタ>>16 ルチア 「ありがとう、ルチア。 あなたも、ね?」 ビアンカは男といる時以外、 いつもそんな感じの気がしますけれど との勝手な印象は思うに留めて。 素直に受け取って、素直に少女を案じる。 氷が溶けて少し薄くなったオレンジジュースを吸い上げ 空になった容器は、買い物袋へ放り込む。 腰で石壁を押して、その反動で寄りかかっていた壁から離れる。 「その話を聞いたら ルチアのカプチーノが恋しくなってきたかも。 今度、お店に寄るわね」 休憩はおしまいのようだ。 引き留めなければ、次の言葉は”またね”だろう。 (18) 2022/08/15(Mon) 10:37:40 |
【人】 ガット・リベロ ルチア>>18 ヴィオレッタ 「はい、ぜひ。美味しいカプチーノをご用意します! ……バリスタが!」 力強く約束をするには、権限の部分が弱いのだが。 それは致し方ない事だから。 少女もまた、同じように石壁から離れて。 氷のかさよりはまだ多く残っている、 オレンジジュースを手に持ったまま。 「アリヴェデルチ。ヴィオラさん」 最後は、にこりと微笑んで。 自らの帰路へとついていった。 (19) 2022/08/15(Mon) 11:03:29 |
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