情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 エピローグ 終了 / 最新
【人】 狩人 エドゥアルト・レイフェルス[近距離は得意じゃねぇから 旅の中、彼女に守って貰ったことは 何度となくあっただろう。 だけど腕の中で泣く彼女は 小さくて細くて とてもか弱い存在に思えた。 こんなに深く想われて 彼女の心を揺さぶってしまう弟が 羨ましいぜ……。] (0) 2022/09/24(Sat) 19:46:26 |
【人】 狩人 エドゥアルト・レイフェルス[暫くして、彼女が顔を上げた。 兎みてぇに赤くなった目が痛々しい。 濡れた頬や落ちた化粧を指で優しく拭った。] ……謝らなくていいんだっつぅの [再び謝罪を口にした彼女に応じるのは>>3:30 呆れた風でもなく優しいだけの声色だ。 彼女の側に居たいのは自らの意思に他ならなかった。 迷惑だとはかけらも思っていないし もしも彼女からかけられるなら どんな迷惑だって歓迎するだろう。 そうやって甘えても良い相手だと 認識して貰えていないことが……、歯痒い。] (1) 2022/09/24(Sat) 19:47:04 |
【人】 狩人 エドゥアルト・レイフェルス……。 [幻想的な空を見上げる彼女を 静かに見つめていた。 風景よりなによりも美しい横顔。 許されるなら、俺が彼女を守りたい。 ] (2) 2022/09/24(Sat) 19:50:12 |
【人】 狩人 エドゥアルト・レイフェルス[離れるのは惜しい。 ……けど、それは俺の我儘。 ディナーに二人とも行かなければ 心配して探しに来ちまうだろう。 ヘンリーはいまの姿を見られることを 望んではいないはずだ。……多分。] ……わかった、伝えておく [上着は着てろって手で制するが 返されてしまえば無理に掛け直すことはせず 速やかに屋内に戻ることにした。 行くか、と声をかけて移動する。] (3) 2022/09/24(Sat) 19:50:51 |
【人】 狩人 エドゥアルト・レイフェルス俺は行ってくるけど…… 何かあればすぐ人を呼べよ [もしかしたら、要らないって 言われたかもしんねぇけど ヘンリーのことは部屋の前まで送ろうとした。 人とすれ違うとき 泣き腫らした目元を隠す壁くらいにはなれるから。] (4) 2022/09/24(Sat) 19:52:58 |
【人】 狩人 エドゥアルト・レイフェルス[夕食の席に着けば 失礼のないようにと食事に手をつけ 会話に参加するのを心掛けたものの、上の空。 何を食べてどんな味だったかよく覚えてない。 ────俺は彼女に何をしてやれるんだろう。] (5) 2022/09/24(Sat) 19:53:29 |
【人】 狩人 エドゥアルト・レイフェルス[────コンコン。 食事を終えて、再び彼女の部屋の前。 何度も躊躇ってから、ドアをノックした。] 起きてるか? エドゥだ そのままで良いから、聞いてくれ 俺な、あと何日かしたら 王都を出てまた旅に出ようと思ってんだ 色々と余裕のない旅だったし まだ行ったことのない場所もある 世界の色んな物を見てまわりてぇなって [緊張する、深く息を吸って] (6) 2022/09/24(Sat) 19:53:51 |
【人】 狩人 エドゥアルト・レイフェルス……それでその、 良かったらヘンリーも一緒に行かねぇかっ? 魔王を倒して魔物たちの力が弱まったとは言え 困ってるやつが世界中にいる ほら、お前がいてくれたら頼もしいからよ (7) 2022/09/24(Sat) 19:54:11 |
【人】 狩人 エドゥアルト・レイフェルス[本当なら弟にヘンリーを任せて 邪魔者はとっとと退散すべく 明日の朝にでも発つつもりだったが、 いまのヘンリーを独りにしたくねぇ。] 良かったら考えといてくれ あ、あと、食べ物……ドアノブにかけとく 食えそうだったら食えよ、ちょっとでも…… [パンや手で摘める果物の詰まったバスケット。 とても食える状況じゃないかも知れねぇけど 彼女のためになにかしてあげたかった。 おやすみ、と夜の挨拶を告げれば去ろうとする。*] (8) 2022/09/24(Sat) 19:56:14 |
【人】 騎士 ヘンリエッタ・ストゥディウム[ ぐしゃぐしゃになった顔を上げると 目元や頬にぬくもりが感じられたと思えば 涙、頬に残る跡が拭われる。 こそばゆくて、優しくて ]……嫌な気分はしなかった。 ……うん、ごめん……。 [ 言われた傍から謝罪の言葉が出てくる。 少なくとも、今の心境では明るく元気に、と 簡単に切り替えることも出来ない。 こんな時でも優しくしてく、傍にいてくれる エドゥに甘えていた。 昔からそうだった。 口数は多い方でも無いけど 優しくて、細かい変化にもよく気が付いて 多少のわがままを言っても聞いてくれて。 甘えても良い相手なのは分かっている。 ──私達の、皆のお兄ちゃんだから。] (9) 2022/09/26(Mon) 19:47:07 |
【人】 騎士 ヘンリエッタ・ストゥディウム[ 人通りが戻る前に中庭を立ち去り、 エドゥと別れ、客室に戻り着替えを済ませ ふかふかのソファに腰掛けぼうっとする。 皆褒めてくれたけど、 綺麗なドレスはやっぱり私には合わない。 そう、世界を救った勇者と一緒になんて無理だった。 縁が無かったというのはこのこと。 早く気づけて良かった。 未だ残る心の痛みを抱えたまま ]何度も自分に言い聞かせる。 (10) 2022/09/26(Mon) 19:47:15 |
【人】 騎士 ヘンリエッタ・ストゥディウム[ 客室にノック音が響き、居留守を決めかねようとした時 エドゥの声が聞こえてきたので、扉の近くまで向かい 話を聞いていた。>>6>>7] うん、いいと思う。 まだ見たことのない場所いっぱいあるものね。 [ ── 二人は、きっと忙しそうだから。 出そうと思った言葉を飲み込んで。] (11) 2022/09/26(Mon) 19:47:27 |
【人】 騎士 ヘンリエッタ・ストゥディウムそうね。私も行くわ。 塞ぎこんでいるより、外に出て体を動かす方がいいし ……その間は、色々忘れられると思うから。 頼りにしてくれてありがとう。 ……いつか、今回の分のお礼もしなきゃね。 [ 誘いには二つ返事で乗ることにした。 話も終わり、扉にバスケットが当たる音がした時 内側から扉をそっと開けた。 その場にエドゥはまだ居ただろうか。 居たならば、先程よりは多少落ち着いた表情を向けて] ……ありがとう。 [ ただ一言、感謝のみを告げた。] (12) 2022/09/26(Mon) 19:47:37 |
【人】 騎士 ヘンリエッタ・ストゥディウム[ 彼が帰った後、差し入れのパンや果物を貪る。 食べ慣れた普通の店先のパンとは違う 王家の宴で格式あるディナーに出された高級品。 特に食にこだわりがある訳では無いけど、 味が全然違うのは直ぐに理解できた。] (13) 2022/09/26(Mon) 19:47:50 |
【人】 騎士 ヘンリエッタ・ストゥディウム[ 高級素材の美味しいパンが塩辛く感じたのは 塩入りだからか、私の涙の味か。 ──どっちなんだろう。] (14) 2022/09/26(Mon) 19:48:03 |
【人】 騎士 ヘンリエッタ・ストゥディウム─ 翌日 ─ [ 一晩泣き腫らした顔は、多少跡が残っているものの 良く持ち直した方だと思う。 普段通り鎧を着こなし、得物を持ち宿を出る。 玄関で待ち合わせしていたエドゥの顔を見ると 申し訳なさげに笑顔を作った。] おはよう、エドゥ。 昨日はごめんなさい……そしてありがとう。 まずはどこに行く? 行きたい場所とかある? [ 散々心配かけさせてしまったから 顔を合わせにくかったのは事実。 本当はもっと具に謝りたいけれど 今の時点では浅い傷口が開く結果になりそうなのと 新たな旅立ちの始まり、 心が落ち着いてから話す方が良いだろう、と。 それに、また迷惑をかけてしまうから。] (15) 2022/09/26(Mon) 19:50:34 |
【人】 騎士 ヘンリエッタ・ストゥディウム[ 話す時が来たその時 また泣いてしまうかもしれないけれど。 エドゥなら、突き放すことはしないだろうから。 寄り添ってくれるだろうから。 ──そんな甘えが、安心が 私の中に存在している。*] (16) 2022/09/26(Mon) 19:51:53 |
【人】 妖もどき 辰沙―――――…。 ……それ、本気で言ってます? 『いちおう七割くらいはな。 ……んだよ、信用ないなぁ。 まぁさっき言ったことはうちの上層部の見解だが。 全部が全部、あちらの見当違いってわけでもないんだろ?』 それはまぁ、そうですが…。 [ 言いながら首を微かに動かして周囲を伺う。 微かな星明かりの中、先生の影が小さく肩を竦めて。 ] 『悪いな。此方もサシで話したいと頼んだんだが お偉方はそういうわけにはいかないってさ』 ……ですよね。 [ 此方も先生に合わせるように小さく肩を竦める。 ] (17) 2022/09/26(Mon) 21:59:55 |
【人】 妖もどき 辰沙『…で? 答え合わせと行こうか。 まー個人的な見解をいうと、 お前があの隕石の化身だとか、そういうのはともかく、 禍の種っていうのは個人的には非同意なんだよな。 そんなんだったらとっくの昔に滅ぼしにかかってるだろ』 …………。 『待て待て待て、何その顔。 今のどういう心情?』 …いや。 そこまであなたに信用してもらえてたとは思わなくて。 『は?』 あ、いえ……。 [ こほん、とその場を誤魔化すように咳払いをすると 頭上に輝く赤い星を見上げてから。 ] (18) 2022/09/26(Mon) 22:01:03 |
【人】 妖もどき 辰沙……僕があの星の化身というのは、少し違います。 正確には、僕はあの星の欠片。 僕とあの星の関係を例えるなら…親子とか、銃と弾丸というか、 とりあえず、そういうふうに言い表せるかと。 あの星…ソラナキは、この世界、いえ、 この星の命と魂の系統樹の観測を目的として 星の海…この星系の外から派遣されてきた存在です。 (19) 2022/09/26(Mon) 22:03:41 |
【人】 妖もどき 辰沙[これから語るのは、少し永い昔話。] この星は、星の海の外からやってきた者たちによって それこそ気の遠くなるような昔から、 数多くの干渉を受けてきました。 彼らがこの星に入植し、生態系に干渉した結果、 この地は人間等の肉の命を持った生命体と 妖など闇に属する者たちで溢れることになりました。>>0:43 この星は、ソラナキの主たちにとって 有益な存在を生み出すための研究所であり、実験場でした。 だから、なんといえばいいのか……。 『…要はあれだろ? ソラナキはこの星に生きるモノ全てにとっての造物主か、 その化身みたいなものだ』 …そう、ですね…。 『だからまぁ、仮に祟り神なんて名乗らなくても あの子に神様って名乗ってたのは強ち間違いでもなかったな』 …。 (20) 2022/09/26(Mon) 22:05:08 |
【人】 妖もどき 辰沙ソラナキは星の海の外にいる彼の創造主に情報を送るため、 この星や他にも実験場にしていた星々を見回り観測していました。 時に個々人やそのときの文明に干渉し、混乱を呼び寄せ 或いは闇の者たちに干渉し、その数を増やしたり減らしたり。 …そうしてあるとき、ソラナキと観測者たちは考えたのです。 「人間という生き物を少し試してみよう」と。 既に何度か試したことのある実験でしたが、 今回はこの小さな島国で試してみよう。 彼らは、そんなことを思いついたみたいです。 ……そうして、ソラナキは自身の外装の一部を削り、 この島国へと投下しました。 [ 空から落ちてきた異能の力を持った石を この地の人々はどのように扱うか。 それを、ソラナキと観測者は見たかったらしい。 ] ……ですが、星から分離した星の欠片は 自我を持ち始めました。 そして、自身の組成を変えて動き始めたんです。 [ ―――それが、僕。 ] (21) 2022/09/26(Mon) 22:07:38 |
【人】 妖もどき 辰沙僕は、この星の人間たちにとって異物でした。 ……それはそうですよね。 人間にしてみれば、空から落ちてきた隕石が 勝手に動いているようなものでしたから。 僕を見つけた人間たちは、きっと怖かったろうなと思います。 [ 思い出すのは、赤い夕焼け。 人の温かさに憧れて、叶わなかったときの記憶。 ] そうして、長い時間彷徨った後に 僕は渡守の道具として利用され、封じられました。 其処から先は貴方たちが知っている通りです。 (22) 2022/09/26(Mon) 22:10:50 |
【人】 妖もどき 辰沙[ そこまで話したところで、 ふと気になっていたことを口にする。 ] ……『幽明門』は、僕の身体は見つかりましたか? [ 身体は『幽明門』を封じるための依代として利用し、 精神は身体から分離したうえで、神として奉じることで その力を自身の身体と結界の強化のために利用する。 …僕が言うのもなんだけど、よくできたシステムだと思う。 ] 『…ああ』 『厳密には、見つかったはいいが発見から間を置かず、 捜索隊の目の前で再度ロストしたそうだ。 そのときに採取できた微量の破片の分子構造と ソラナキの分子構造の一致、 そして幽明門のロストと同時刻に観測していた天文所から ソラナキの移動速度の上昇と進路変更が確認された。 これらの情報から合わせて、 お前とソラナキの関連性が疑われたわけだが』 [ そこまで話したところで携帯灰皿にタバコの火を押しつける。 そうして、辺りにはただ、闇だけが残った。 ] (23) 2022/09/26(Mon) 22:15:17 |
【人】 妖もどき 辰沙『……お前さんの話に嘘はなさそうだな。 ま、それはそれで面倒な話ではある、が』 ……。 『表向きには発表されてないが、 おそらくソラナキはこのまま地球へ落下する。 いや、お前の話が本当なら落とされるのかもな。 創造主様からの文字通りの「天罰」として』 [ そこまで語られたところで、 不意にぽん、と彼に肩を叩かれた。 ] 『なんにせよ、あとは大人の仕事だ。 お前は、あの子の傍にいてあげな』 (24) 2022/09/26(Mon) 22:19:20 |
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 エピローグ 終了 / 最新