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【人】 月影 帳*** [ 先約が優先なのは、 たとえ君じゃなくとも変わらない。 にもかかわらず、先約、じゃなくて 特別って言ったのは 文字通り、君がただの先約のお客さんじゃなくて 僕にとって特別な人だから。 ] (0) 2023/08/01(Tue) 4:57:15 |
【人】 月影 帳[ 特別で今でも好きな人。 ただ、好きだからこそ、 もし、君が同じ気持ちを向けてくれたとしても 付き合うつもりがないんだ。 ……まあ、そんな仮定、 有り得ないとも思ってしまうんだけど。 ] (1) 2023/08/01(Tue) 4:57:54 |
【人】 月影 帳[ 差し出した手が重なった。 初めて出会ったあの時みたいに。 ] じゃあ、いこっか。 [ あの頃に戻ったみたいな言い方で微笑んで その場を後にするんだ。 どう見えるかなんて、分かり切ってる。 ちらりと振り返ったら それはそれは怖い顔をしてこっちを見てる 女の子と目が合って。 彼女はすごい勢いで僕たちを追い越して 店から出て行った。 これで来なくなってくれるといいんだけど。 なんて酷いこと考えてるのは黙っておこう。 正直面倒な気持ちが強いし 仕事の邪魔されるくらいなら お客さんが一人減るくらい何でもない。 ] (2) 2023/08/01(Tue) 4:58:44 |
【人】 月影 帳*** [ 良かったんですかって聞かれても いいんですよ、って言うつもりだったけど それはそれとして。 君に嫌な思いをさせてしまったかもしれない。 そう思ったから ] すみません、あなたに迷惑をかけてしまって。 あなたが来るまでにどうにか 帰ってもらうとかするべきだったのに。 何もされたりはしてない、ですよね? ……って、すみません。 手、嫌じゃなかったですか? (3) 2023/08/01(Tue) 4:59:21 |
【人】 月影 帳[ 何か嫌がらせとかされてないだろうか、と 君の方を見る。 見てる限りなかったとは思うし そこまでする子なのかと言われると 流石に違うだろうとは思うけど。 そして手をつないだままなのに ワンテンポ遅く気づいて。 僕は気にならなくても 普通に考えたら、ただの店員に 手を引かれるのも嫌かもしれないし。 これじゃ何かしたのは僕の方かもしれないな、 なんて困ったように言って手を離そうとする。 さっき拒まれなかったからって 嫌われてるわけじゃないんだって 思い上がるようなことはできない。 ] (4) 2023/08/01(Tue) 5:00:41 |
【人】 月影 帳[ 君が嫌じゃないって言ってくれたなら 手はつないだままにしたかな。 その方が、安全だろうって思ったから。 手を離してしまうのが怖いって気持ちもあったし。 外に出るのかって疑問には ] あなたの記憶の場所へ行こうかと。 [ そう、短く返す。 僕の力は、形のないものを探せるし戻せる。 戻すには記憶のある場所に触れる必要があるから 僕の力は不便だな、って思う。 ] (5) 2023/08/01(Tue) 5:01:18 |
【人】 月影 帳[ 君が持ってきてくれたクッキーには 普通に戸惑ったんだ。 お客さんから貰うのは… ってまあありきたりな遠慮をしようと思ったんだけど 君の押しの強さに負けた。] ……なら、お言葉に甘えて。 あとでいただきますね。 バイト先って、ケーキ屋さんとか? [ なんて何でもない会話をしつつ 少し歩き出してから。 手がかりに持ってきて欲しいって 言ってたものを、差し出されてから あ、受け取っていなかったなって気づく。 自分で言っておきながら忘れるなんて 抜けてるなとは思うけど、 使わなくても目的を果たせると思っていたから 意識から抜けてしまっていた。 ] (6) 2023/08/01(Tue) 5:02:13 |
【人】 月影 帳持ってきてもらえたんですね、助かります。 [ 髪飾りを受け取った時には、 既に少し進んでしまっていたから 魔法を使わずに目的地に向かっていたと 思われてしまってもおかしくない。 実際、君は気になったみたいだったし。 ] (7) 2023/08/01(Tue) 5:03:29 |
【人】 月影 帳……お名前、聞いてませんでしたね。 僕は―――…… 月影 といいます。[ 君へ返すように 名前を名乗ろうとして一瞬、迷った。 フルネームで名乗ったところで 記憶のない君が相手なら、多分問題ない。 そもそもこれから記憶を戻すなら 隠すだけ無駄でもある。 そのはずなのに。 なんとなく名乗るのをためらわれて 名字だけを口にしたんだ。 ] (8) 2023/08/01(Tue) 5:05:29 |
【人】 月影 帳魔法、 見たいんですか?[ 中途半端な名乗りを誤魔化すように さっき受け取った手がかりの髪飾りを 左手に乗せて、右手の指でなぞる。 目を閉じて、気配を、記憶を 辿っていくとやっぱり辿り着くのは事故現場。 ……だけじゃないって力を使って気づく。 そうだ、あのときは 宝探しをしよう、と誘われて。 本当はそれを探しに行くはずだったんだ。 ] (9) 2023/08/01(Tue) 5:06:59 |
【人】 月影 帳[ あの時のお宝の事まで 君が忘れているのなら。 隠されたものはそのまま、なんだろうか。 ふっと過る疑問を聞こうか迷いながらも 歩いていると、すこしずつ事故現場へ近づいて 君の様子が、変わったと気づく。心配になって、 ] (10) 2023/08/01(Tue) 5:07:26 |
【人】 月影 帳……本当に、大丈夫、ですか? 怖いなら、無理なんてする必要は……。 別に、此処で帰ったところで 誰もあなたのことを責めたりしないんですよ。 [ 一度立ち止まって尋ねたんだ。 記憶が戻らなくてもいいと思っている自分は 確かにいるけれど。 それだけで止めてるわけじゃない。 単純に、心配だったんだ。 君の心に負担をかけることが。 大丈夫、って言葉を聞けたら 無理だと思ったらいつでも言ってくださいって 念を押してから、また歩き始める。 ] (11) 2023/08/01(Tue) 5:08:28 |
【人】 月影 帳[ 近づくにつれて 嫌な汗が流れていく気がする。 怖いのは僕も同じ。 ただ、君が望むなら 僕だって逃げるわけにはいかない。 ] ―――……記憶じゃなくて 形のある何かをなくした覚えはありますか? 例えば、自分がとても大事にしていたもの 捨てたりするはずのない宝。 [ さっきよぎった問いを結局口にしたのは 君の緊張を少しでもとくため。 そして、君の答えがYes、なら。 事故現場だけじゃだめかもしれない、 そんな気がしてきたから。 ] (12) 2023/08/01(Tue) 5:10:36 |
【人】 月影 帳 ……きっとこの質問の意味も。 あなたが思い出せば分かります。 さて……。 この場所がどこかは……わかります、よね。 [ 話していると 僕たちが事故に遭った場所へと着く。 何が起こったのかは記憶になくても 場所は知ってるみたいだったから 確認のような言葉を口にした後。 地面のある一点を指さして ] (13) 2023/08/01(Tue) 5:13:17 |
【人】 月影 帳ここにはあなたの記憶が ……記憶の一部が。 まだ、とどまっているみたいです。 本当に思い出したいと願うなら そこへ、触れてみてください。 [ その場所は、僕が倒れて 血を流していた場所。 君にとってはトラウマになりかねない 痛みを伴う記憶の場所。 そこへ君が手をのばすなら。 その手に僕の手を重ねるんだ。 ] (14) 2023/08/01(Tue) 5:13:55 |
【人】 月影 帳[ 僕の手が重なった時に 君は事故の記憶を取り戻すはず。 どこまで記憶を取り戻せたのか聞く前に 僕は手を離して小さく呟くんだ。 ]** ―――知ってたよ、力なんて使わなくとも。 (15) 2023/08/01(Tue) 5:14:24 |
【人】 星川 緋彩え、自分が好きな色位自由でいいじゃないですか [じぃ、と店員さんの風貌を見るの。 薄い色素の髪に茶の瞳。 色の相性が悪いとかそういうのもなさそう。] 似合わないとかないですって、うん。 赤の服とか普通に合いそうですよ? 私の目、 赤 じゃないですか。赤って私の色! って気がするのですよ。 その色を好きって言って貰えると嬉しいです。 (19) 2023/08/01(Tue) 20:14:25 |
【人】 星川 緋彩[まぁ私が嬉しいからって意味はないでしょうが、と 苦笑いで続けたの。 それはそれとして、栞は星と月が気にはなったけど なんとなく押し花の青系統を手に取るの。 お揃いがいい 、って感情があったのに気付かないまま。]私は 青 が好きですね。夜 みたいな色が好きなんです[君の名前だから、特別に今でも感じてしまう。 これにしようかしらってレジに出したの。] (20) 2023/08/01(Tue) 20:15:14 |
【人】 星川 緋彩 *** あ、いえ……買い物に来たお客さんでしたらね 追い払うのも違いますし、はい。 大丈夫です。ちょっと見られたくらいなので なんてことないですよ、それ位。 [不快感はあったけどさっきの姿を思えば それ以上どうこう思うのもなんか違うのよね。] (22) 2023/08/01(Tue) 20:18:08 |
【人】 星川 緋彩あ、いえ……その、 大丈夫です。 [言葉で改めて手を意識すればやっぱり顔が熱くなるの。 男の人と繋いでいればこの反応は普通かしら? 自分から手を取ったとはいえ、不快感がないどころか 懐かしいような、ずっと探していたのを見つけたような 安堵感と心地よさがあるのよ。 だから離れようとした時、反射的に握ってしまったのよ。] (23) 2023/08/01(Tue) 20:19:01 |
【人】 星川 緋彩あ……此方こそすみません。 [嫌なんかじゃないから そのままになった手は継続。 男の人の手の感触が新鮮で不思議な感じ。 周りの音を聞こうとする耳に鼓動の音が入り込むの。 私も不安がないわけじゃなかったし その手に甘えて引かれるのよ。] (24) 2023/08/01(Tue) 20:19:13 |
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