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【墓】 木峰 夏生[ ある程度確信はあったけれど、 やはり図星、だったのだろう。 焦ったように身体を起こして背中を向ける 海斗の顔は、こちらから見ても耳まで赤い。 ] ─── かわいーなぁ、もう。 [ その背中にそっと近づいて、ベッドに上がる。 さっきの海斗のように膝立ちになって、 後ろから頭をくしゃくしゃと撫でた。 ] はじめてなのに、俺で良かったの? (+27) 2021/07/11(Sun) 7:09:18 |
【墓】 木峰 夏生ねぇ、男とやるのは初めて、って 女とはしたことあんの? [ そのまま背後から抱きしめて、 髪に口付けを落としてそんなことを口にして。 ] お兄ちゃん妬いちゃうじゃん。 海斗のはじめてはぜんぶ俺が欲しいのに。 [ ふざけた口調でくすくす笑いながら、 耳朶を唇で食んだ。 軽い物言いとは裏腹に、低く、甘い声が また、自分の知らない腹底から響く。 ] (+28) 2021/07/11(Sun) 7:11:04 |
【墓】 木峰 夏生海斗のバージンもらえてめちゃくちゃ 幸せなんだけど、それならもういっそ 童貞も奪っときゃよかったな。 [ 耳の中に舌を突っ込んで、耳殻の形を なぞるように這わせる。 そこから首筋に伝わせて、頸の下にまた、 ぢゅ、と音を立てて所有の証をひとつ。 焦らして、誘って、ふと空気を変える。 なんでもなかったように。 ] (+29) 2021/07/11(Sun) 7:12:20 |
【墓】 木峰 海斗[ 二回目でも、濃いなどと言われれば ぐ、と一度唸ってから、そうだよ。若いんだよ。と ふい、と顔を背けた ここ数日、一人で慰めることはしなかったから 今日という日、全部ぶちまけて、すっきりしよう そんなことを考えてたなんて、言えるわけがない また、コイツは余計なことを聞いてくる 恥ずかしさに頬が熱くなって、背を向ければ 楽し気な声が聞こえてきて、気配が近づき、 くしゃり、と頭を撫でられると、 余計恥ずかしさが込み上げて] いーんだよ、男となんてすんの 兄貴とだけで充分だっつ、の――ッ、 [ 後ろから抱きしめられて、 髪に落ちたのは、口付けと、またくだらない問い ―――― それから、心地良い 嫉妬 、] (+32) 2021/07/11(Sun) 10:58:55 |
【墓】 木峰 海斗俺が、女にモテねーとでも? …… ふっ、欲張りな奴 [ くすくすと、楽しそうな笑い声は、重なって 耳朶を食まれる感覚に、ん、と甘い吐息を漏らす 低く脳に響く、音が、ぞくりと 腹の奥底の、熱をゆらりと煽るのだから、 経験値の差を感じて、すこしムカつく だが、耳や首の下に、また増える赤い痕は、 独占欲の象徴のようにも思えて、ふっ、と小さく 艶を僅かに含んだ、笑みを零した] (+33) 2021/07/11(Sun) 10:58:58 |
【墓】 木峰 海斗俺も、兄貴の初めて、 欲しかったってーのにな [ それは、今だから抱く願いだけど 同じ想いであったなら、と今さら仕方がない わかっているのに…… 少しだけ、未練がましいこと口にする ふいに、甘い余韻を残した空気が変わる] あ、あぁ……ん? [ 風呂に入るか、何か食うか どちらかを選ぼうか、とそう思っていたら 付け加えられる、もう一つの選択肢 思わせぶりに、下腹と太腿の付け根を そっと撫でられて、下火になりかけていた火を また煽るのだから―― にやり、と笑って、] (+34) 2021/07/11(Sun) 10:59:01 |
【墓】 木峰 海斗俺が、したいって言ったら ―― ヤ らせてくれるわけ? [ 斜め上にある兄貴の顔を見上げてから 猫が身体を擦りつけて、独占欲を露わに マーキングするように、顎に頬を擦らせて、 身体を胸に擦らせながら捻り、 そのまま耳の裏まで唇を這わせて、 あの時の、戸惑いと不安が混ざった声とは違い はっきりと、欲望と確信が込めて問いかける] (+35) 2021/07/11(Sun) 10:59:03 |
【墓】 木峰 海斗[ 先ほど啼かされすぎて、掠れる声で 普段よりワントーン低い声を落とせば、 ぐっと、両腕で胸を押して、 全体重をかければ、兄貴を押し倒すことはできたか できたのなら、欲を隠さない瞳で見下ろした 童貞が欲しかった、なんて、 冗談で言ったなら、もう後の祭りだ 俺がただの、"可愛い"弟、 ではないことを、教えてやろうかって、な**] (+37) 2021/07/11(Sun) 10:59:10 |
【墓】 木峰 夏生なに、素直じゃん。 [ 男とするのは兄貴とだけで充分、なんて。 忘れていましたこの弟が無自覚天使なことを。 胸の奥にふわりと灯が灯るように、じんわり火照る。] モテてるのはなんとなく知ってたからな。 連れから 『お前の弟が綺麗な女とパンケーキ食ってたぞ』 って言われた時の俺の気持ち知らねぇだろ。 [ くすくす笑いながら、すっかり簡単に 腕の中に収まってくれる身体を抱く力を込めた。 ] (+38) 2021/07/11(Sun) 12:42:28 |
【墓】 木峰 夏生[ 耳朶に唇を寄せればさっきよりずっと容易く 漏れ出る甘い吐息混じりの声に、 また下腹部に熱が走る。 はじめてが欲しかった。 そんな俺と同じこと、返されると 思っていなかったから、ちょっと眉を上げて 思わず執着心のあらわれを咲かせてしまう。 いい歳して猿だな、と我ながら呆れて笑う。 ] だから言ったろ、 俺は、 惚れたやつとこーゆーことすんの 初めてなんだよ。 (+39) 2021/07/11(Sun) 12:44:27 |
【墓】 木峰 夏生[ 腕の中で身を捩り振り返る海斗が 俺の瞳を掴んで離さない。 ─── お、と思った。 ぎらりと潜む光は、確かな欲望。 猫のようにしなやかに身体をくねらせて、 顎に、胸に肌を擦り寄せる。 猫というよりはより高貴で、気高く美しい。 そう、やっぱり彪を思わせるその動きで 唇が耳の裏を捉える。 覚束ないキスをしていたその舌が紡ぐ言葉は 一丁前に、捕食者の色を携えて。 ぞくりと期待と欲望が背を駆ける。 ] (+40) 2021/07/11(Sun) 12:45:52 |
【墓】 木峰 夏生へぇ、いいなその顔。 ─── ぞくぞくする [ こちらも挑むような欲情を瞳の中に煌めかせて 見下ろして、低く、甘く、囁き返した。 胸元にぐ、と力が込められて抵抗もせず受け止める。 さっき散々海斗を受け止めて乱れたシーツが 今度は俺の背中の下でさり、と音を立てた。 ] それも、さっき言った お前が抱きたいなら好きにしていいって、な (+41) 2021/07/11(Sun) 12:47:19 |
【墓】 木峰 夏生[ 明らかに雄の表情を浮かべて 見下ろしてくる海斗の頬に手を伸ばす。 触れられれは、色を込めてじっとりと撫でて。 ] それともあれか、さっき好すぎて忘れたか。 [ にやりと挑戦的な笑みを浮かべて、煽る。 心の中が沸き立つ。 はやく、はやく食えよ、と嗤う。 ] (+42) 2021/07/11(Sun) 12:49:05 |
【墓】 木峰 海斗[ 素直、と称されて、 赤さの残る瞳を、瞬かせて 照れ隠しに、後ろ頭で兄貴の顎下を ぐり、と攻撃しながら、まさかあの日のことを 兄貴の"連れ"という奴に目撃されてたなんてな 訂正しようと思ったが、なんか面白くなくて] ハッ、どの口が言うんだか まぁ、あの人は確かに美人だったけど、な [ 鼻で笑うように吐き出せば、 大人の女性特有の落ち着いた声を思い出して 不満そうな声の後に、ぽつと告げる ―― でも、この頭の上から落ちてくる 低い声の方が好き、だと思う まぁ、口には出してやんねーけど 背中や首筋に感じる、熱い温度に じわじわと、焦れるような感覚が湧き上がってくて 普段口にしないようなことをぽつりと言ってしまう] (+43) 2021/07/11(Sun) 14:37:46 |
【墓】 木峰 海斗はいはい、そーゆー初めてで、 俺は心が広いから、我慢してやるよ [ 惚れた奴、 何度もこの口が言う言葉に、 相変わらず、まだ慣れなくて照れてしまう わざと、興味がなさそうに適当に返せば 此奴は、また煽ってきやがるから 煽られた熱を宿した瞳で、見つめて、見下ろして] ぬかせ、…… じゃ、好きにさせてもらうわ [ 先ほどのことを揶揄されれば、 む、っとしたようにぼそ、と返す だが、にひ、と すぐに嬉しさを滲ませた笑みを浮かべて] (+44) 2021/07/11(Sun) 14:37:48 |
【墓】 木峰 海斗[ お手並み拝見、か 本能と勢いに任せて、押し倒しては良いが、 こちとら、本当に童貞だ 人並みに、エロの知識は持っているが、 さて、どうしたものかと、 ドキドキと今さら緊張をしてくるが、 なんとか、それは笑みで隠した 左頬に右手を添えて、唇を重ねる まずは、ちゅっ、と焦らすように啄んで 鼻を擦り合わせれば、唇を食んだ 頬に添えていた指は、耳を擽って 骨ばった男らしい顎のラインを撫でれば そのまま、首筋をなぞり、 滑り落ち、鎖骨の形を確かめるように、親指で擦った] (+45) 2021/07/11(Sun) 14:37:53 |
【墓】 木峰 海斗んッ、……は、 あぁ、激しい方が好みだよな [ 探り探りの動きは、優しくしてたんだ そんな言い訳を滲ませて、 兄貴相手に、遠慮はいらなかったなと、 心の奥で呟いて、重ねる唇を深くする 歯の裏側を舌で擽って、絡んだくる舌を捉えれば 吸って、時を歯を立てて、息継ぎをするように はっ、はっ、と 時折、昂奮に濡れた吐息を漏らして あぁ、と思い出したように、上顎の裏を擽った 舌の付け根の裏まで、丹念に舐めては、 ときどき、わざと唇を放して、 兄貴の様子をじっと見つめる 求める色が見えれば、にや、と満足げに笑って 鼻先にキスをすれば、また口付けを交わした 昂奮して溢れる唾液は、体勢のせいで、 一方的に兄貴ばかりに送り込まれて、 無理やり飲み込ませるみたいになっているのは そういうつもりは、なかったから本当に気づいてない] (+46) 2021/07/11(Sun) 14:37:55 |
【墓】 木峰 海斗余裕じゃない、顔…… 見 せろよ、[ 兄貴面して、年上面して、 余裕ぶって笑ってなんかいられないようにしてやる 分からないなりにも、一人前に 惚れた奴を、好きな奴を、―― 溢れそうになる想いを、口付けに込めた 額に、瞼に、鼻に、頬に、そして唇に 頭から丸かじりしてやりたい程の、熱量を キスをしながら、自分も感じて やっぱり甘えたような、声が漏れてしまったけど そこを気にしているより、もっとと求める方が強く 欲情を隠さない、荒く艶のあるを吐息を 隠すことはしなかった] (+47) 2021/07/11(Sun) 14:37:57 |
【墓】 木峰 海斗[ 片手で自分の体重を支えれば、 兄貴の顔のシーツが少しだけ沈む 余計な台詞を言わせないように、 キスをするのは止めずに、 右手は、鎖骨を撫でるの止めて まだ、兆してないだろう胸の飾りを 親指で撫でるように、擦って、摘んだ 力加減が分からず、少し強く摘みすぎたかもしれない 兄貴が痛そうにしていれば、気付いて 少し力を抜いて、 傷を撫でるように優しく撫でてやっただろうさ ここで、感じるのは知ってる さっき、経験したばかりなんでね**] (+48) 2021/07/11(Sun) 14:38:00 |
【墓】 木峰 夏生[ 好きだよと言って 俺も好きだよと返ってくるなんて これっぽっちも思っていない。 そんな簡単に手懐けられるなら苦労しないし、 楽しくもないだろ? ……いや、それはそれでかわいくて良いな、うん。 知ってるよ、と小生意気な口調とは違って、 顔には嬉しさが滲み出たような笑みが浮かんでいる。 そうだな、返してくれなくて、いい いまは、まだ─── ] (+49) 2021/07/11(Sun) 22:15:46 |
【墓】 木峰 夏生[ 視線を受け止めていた表情を緩めて瞼を伏せる。 啄むような口付けが落ちてきて。 俺のより少し細くて綺麗な指が、耳を擽り 顎から首筋を伝い、鎖骨を撫で擦っていく。] ……ッふ、 そうでもねぇよ、稚拙なやつも好き、 お前がしてくれるんならさ─── [ ふと緩く笑えば、優しくしてたんだ、と 言い訳じみたセリフが落ちてきて、 口付けが深く、激しくなる。 ] (+50) 2021/07/11(Sun) 22:16:52 |
【墓】 木峰 夏生[ 歯列をなぞり、舌を絡めて吸って、 呑み込みがいいですね、ちゃんと歯まで立ててくれて。 さっきより幾分遠慮の無くなった動きに目を閉じて 腔内の感覚を研ぎ澄ませてキスに酔った。 口蓋をざらりと舐められるとぞくりと背が粟立つ。 そっちから吹っかけてきておいて、 先に荒む呼吸と吐息を聞かせられるのは 計算だったら末恐ろしい。 けれど多分、素なんだろうなと思う。 キスするの、好きだって言ってたもんな。 ] (+51) 2021/07/11(Sun) 22:17:48 |
【墓】 木峰 夏生[ 唇が離れる瞬間には引き留めるように唇を食んだ。 目を細めて、口端を緩く持ち上げる。 後頭部に手を差し入れて、強請るように 引き寄せる俺の顔は、年上の兄貴というには 少し、甘ったるいかもしれない。 被さるように上から降るキスは深く、激しく。 口付けを交わすごとに、海斗の唾液が流れ込んでくる。 自分のものと合わさって、だんだんと口腔内を 粘性の水分が満たしていく。 仰向けのままだとうまく飲み込めなくなって、 唇の端から溢れて、頬を伝う。 喉を動かしたらごふ、と小さくむせて息が詰まった。 多少苦しくて、くらりとしながらも 無理矢理飲まされてるようで ついつい被虐心に火がついてしまう。 無意識にやってんだろな、とは思うのだけれど なかなかやっぱり舐めてかかると火傷しそうだ。 ] (+52) 2021/07/11(Sun) 22:19:30 |
【墓】 木峰 夏生っ……はッ、 んう、…… [ げほ、と咳き込みながら、腔内の唾液を胃へ送る。 ごく、と動く自分の喉の音にさえ、欲情した。 荒々しい吐息と共に、其処彼処に降るキスの雨。 ] …… 余裕、なんて、ねぇよ、 [ 掠れた声でそう言えばまた口を塞がれる。 飲み込めないほど注がれるのは、唾液だけじゃない。 海斗の想いが、際限なく注がれるようで。 ] (+53) 2021/07/11(Sun) 22:21:11 |
【墓】 木峰 夏生─── っ、 ! [ 胸の頂を摘まれて背が撓る。 きつい刺激だったけれど痛い、なんて言わない。 びりびりと神経が騒ついて、 さっき達したばかりの下半身がもう、 熱くなるのがわかる。 ] ……ッは、ァッ……きもちい、それ [ 眉を顰めながら、そう口にした。 海斗の下腹部に触れようと手を伸ばす。 もうすでに二回出したそこが、 俺を攻めていてそれでもちゃんと兆しているのか どうしても知りたくて。 ]* (+54) 2021/07/11(Sun) 22:22:47 |
【墓】 木峰 海斗[ しゃぶり尽くすように、口付けに夢中になっていれば 溢れ零れる唾液に、兄貴が小さく咽る あっ、小さく声をあげて、 でも、それでも伝う雫を舌で拭うだけで 様子を伺えば、また唇を奪っていた 何度目かの口付けの後、漸く解放すれば ごくりと、上下する喉にも、キスをして 加減が分からず、きつく胸の突起を摘めば 兄貴の声が跳ねたことに、高揚感を味わう なるほど…… さっきされていた時の 兄貴の愉しそうな顔の理由を理解した 何も知らないということは、 いくらでも吸収できるということで、 自分が与える刺激で、返ってくる反応で、 兄貴がイイ、と感じることを憶えていく] (+55) 2021/07/11(Sun) 23:40:33 |
【墓】 木峰 海斗ッ、イイんだ……じゃ、こっちは? [ 摘んで、擦って、 親指で円を描くように押し潰す 痛みになのか、快感になのか、 耐えるように寄せられる眉に、表情に 情欲を煽られる、興奮する じりじりと、焦れるような熱情に耐えていたが、 2度も達したばかりのものは、 既に熱く首をもたげて、また硬さを取り戻していた 若いだとか、また揶揄われそうだが、 ]兄貴がえろいのがいけねーんだよ、 心の中で零して、 (+56) 2021/07/11(Sun) 23:40:35 |
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