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【人】 騎士 ヘンリエッタ・ストゥディウム…………エ、ドゥ……? [ 私を抱き締めている人の名を、呼ぶ。 背に掛かる上着の、抱き締める腕の 頭が埋まった胸元の温もりが ────あまりにも優しくて。] (28) 2022/09/23(Fri) 21:09:21 |
【人】 騎士 ヘンリエッタ・ストゥディウム[ 腕を彼の背に回す。 憐れまれてもいい。 鬱陶しがられてもいい。 でも、このぬくもりが離れていくことが、怖かった。 今はただ、一人になりたくなかった。] (29) 2022/09/23(Fri) 21:11:50 |
【人】 騎士 ヘンリエッタ・ストゥディウム[ 嗚咽を漏らし、泣き続けること数分。 ずっとこのままで居られることは出来ない。 ぐしゃぐしゃになった顔を上げ、エドゥの方を見る。 酷い見せるのは、勿論恥ずかしいけど ずっと私に付き合ってくれたのだから 向き合わないと失礼になる。] ────……ごめん、ね……。 [ 碌に言葉も出て来ない。 もっと他に言うべきことはあるのに。 見上げた空は、丁度マジックアワーの時間帯。 息を呑む程に美しい光景に、言葉を忘れ しばらく見入っていた。 夕陽と同様、もっと気分の良い時に見たかったけど ]同時に、私のちっぽけさを、改めて感じてしまう。 気分を損じたのは自分自身のせいなのだから、と (30) 2022/09/23(Fri) 21:17:15 |
【人】 騎士 ヘンリエッタ・ストゥディウムもうすぐ、ディナーよ……行っておいで。 私は、体調が悪くて、寝てる、って ……ごめんなさい、って 伝えておいて……。 [ 私はこの顔で、この状態で とても参加できる気はしなかったけど いつまでも付き合わせる訳にはいかない。 一人になりたい訳では無い。 でも、優しいエドゥの時間を ずっと拘束する訳にもいかない。 それにアスとセシリーも、心配しているだろう。] ありがとう……。 暖かかった、居てくれて、嬉しかった……。 [ 掛かったままの上着を返し、彼の背に掛ける。 闇を帯び、消え入る寸前のマジックアワーの光が 潤んだままの瞳をきらりと照らした。**] (31) 2022/09/23(Fri) 21:17:19 |
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