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人狼物語 三日月国


180 【R15RP村】月影のさやけさ、 秘めたる願い

情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地

―― 1d朝・屋上 with 壮真 ――

 わ、

[近づきすぎた体を起こそうとして、
 くん、と引っ張られ、体勢を崩す。>>2:294

 君の手が掴んだのは、大空
そら
じゃなくて、
 大地
だった。]
(36) 2022/10/19(Wed) 2:05:55

【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地


[とく、とく、
 穏やかな心音が、鼓膜を微かに震わせる。

 じわ、と何故だか目元が熱くなって、

 なんでわかんの?

 って、音は喉に掠れて不完全に消える。

 促されるまま、目を閉じて、>>2:295
 
目尻に溜まったものを、ごまかして

 深呼吸を、ひとつ、ふたつ]
(37) 2022/10/19(Wed) 2:06:06

【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地

[人間が、最初に聞く音は、母親の心音。
 だから人間は、
 穏やかな心音を聞くと、安らかな気持ちになるらしい。

 これはもう、根源的な本能だ、仕方ない。

 良い子だって、君の掌が僕の頭を撫でる。>>2:296
 強く、強く、瞼を閉じた。]
(38) 2022/10/19(Wed) 2:06:17

【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地

『大地は本当、泣き虫だなぁ』

『いいからほら、こっち来い』

[半ば強引にって体で、大きな手に引き寄せられて、
 僕はしぶしぶって体で、その体に身を委ねた

 こどもだった僕にしてみれば、
 兄ちゃんの身体は大きくて、
 すっぽり包まれるみたいな気持ちになって
 安心して

 頬を濡らしたまま眠りについてしまう

 兄ちゃんは僕が眠るまで、僕の頭を撫でていた]
(39) 2022/10/19(Wed) 2:06:36

【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地

[兄ちゃん。兄ちゃん。

 その名の通り、大空そらみたいにでっかい人だった。

 けれど、あまりにも大空そらに近すぎて、

 だから兄ちゃんは俺に、地に足つけて生きてくれって、

 大地、なんて名前を付けた。]
(40) 2022/10/19(Wed) 2:06:52

【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地

君の傷が、微かに見える。
>>2:297
 喪ったものへの悔恨

 君のそれはきっと、僕のそれよりも深い
 だから、迂闊に触れられない
 君の傷は、僕にはきっと想像もつかない
 君は『兄』で、僕は『弟』だから

 そう思ったらなんだか、何にもできない代わり
 甘えていることしかできなくなって
 図体ばっかりでかくなって、重いだろうに

 僕は容赦なく頭の重さを君に預けたままにした]
(41) 2022/10/19(Wed) 2:07:03

【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地

[ブラコン?
 そんなの言われなくっても知ってる。

 でもね、ちょっと違う
 僕は兄ちゃんをお手本にしてるわけじゃない
 
 ただ、兄ちゃんに与えられた、
 『救世主
メシア
』って肩書を
 手放したくないだけ

 ううん、手放せずにいるだけ
 せめて誰かの助けになれば、
 まだ、返上しなくても赦されるかなって

 君の掌がまだ僕の頭を撫でるから、
 僕は少しまどろみながら、
 もしかしたら思ったことが口から零れ落ちたかも]
(42) 2022/10/19(Wed) 2:07:21

【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地

[兄ちゃんも、おんなじことを言ってたなぁ

 弟は、無条件で可愛いんだって
 いくらでも甘やかしちゃうのが、
 兄って生き物なんだって

 兄ちゃんは、言った
 『俺を、兄ちゃんにしてくれてありがとう』
 ……って

 ひとっつも、
 僕を責めたことなんか、無かったよ]
(43) 2022/10/19(Wed) 2:07:33

【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地

 

   [そんなこと、分かってた。
 

        わかってたよ。]
 

  
(44) 2022/10/19(Wed) 2:07:55

【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地

[君の手が、君の声が、
 ひと時の眠りへと誘う。>>2:303

 君の言葉が、僕の心をさざめかせた。

 僕は言わない。

 『君の兄を悲しませないように』なんて
 そんなの、当たり前じゃないか。……って。

 忘れないよ、兄ちゃんのこと。
 当たり前じゃないか。……って。]
(45) 2022/10/19(Wed) 2:08:08

【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地

[君は知らないだろ。

 12歳のこどもが、18歳になるまでの、
 6年間って、案外長い。
 そう、長いんだ。


 中学生の3年間、
 僕は必死に寂しさに耐えた。
 亡き人を責め、己を責めて、
 何もかもがどうしようもなかったこと、
 ようやくの事で受け入れた。
 
自分だけは自分のこと、
 どうしても赦せなかったけど、
 そこまでひっくるめて、受け入れた。


 高校に上がった僕は、もう
こども
じゃなかった。]
(46) 2022/10/19(Wed) 2:08:27

【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地

[兄ちゃんの声が聞こえないのは、当たり前だ。
 死んでしまった人は、喋らない。
 どんなに嘆いても、生き返ることはない。
 それが、『死』というものだ。

 そういった事実を受け入れて、は。
 兄ちゃんの想い出を抱きしめながら、
 兄ちゃんと共に生きる術を、
 編み出して、は。

  ――――ねぇ、手伝ってあげようか?

 
助っ人担当
、になる。]
(47) 2022/10/19(Wed) 2:08:49

【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地

[ねぇ、知ってる?

 人が人生をあきらめるときって、
 とっても悲しい音がするんだ。
 兄ちゃんは、に、
 ほとんど何も言わなかった。

 でもね、思い返せばずっと、
 兄ちゃんからは哀しい音がしていたんだ。

 だからだよ。
 だからは、兄ちゃんがあきらめた人生の先を描くため、
 兄ちゃんの人生をなぞるんだ。]
(48) 2022/10/19(Wed) 2:09:43

【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地

[まどろみの中、ふんわり思う

 やっぱり君は、どこまで行っても『兄』で

 はどこまで行っても『弟』で

 だからこそ、分からないことがあって

 ……わかっちゃう、ことがある


 だけど、は『弟』なので

 きっと君もご存じの通り、『弟』ってのは……


 案外ずぶとくて、図々しい

 甘えるってことに躊躇しない]
(49) 2022/10/19(Wed) 2:09:58

【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地

[だから、は未だに君の胸に頭を預けているし、

 僕は……



 君のこの温もり、手放したくない
俺のものにしたい
なぁ、って


 思っちゃうんだよ。


 
思い出させた・・・・・・君は、本当に罪深い。
(50) 2022/10/19(Wed) 2:10:13

【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地

 
大空
そら
の下のお昼寝もとい、朝寝

   目が覚めたのは、

      いつ、どちらが先だったろうね?*]
  
(51) 2022/10/19(Wed) 2:10:59

【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地

―― 2d 昼 with 白瀬さん――

[すみません、名前わかんなくて。>>2:429

 あっ
 そりゃそうだよね!ごめん!
 3年の小鳥遊!

[気にしてなければ一回会ったくらいの
 相手を覚えてることなんか、ナイ。
 そらそうだ。

 でも、多分見覚えくらいはあってくれたと思ったから、
 あの夜いたよね、的なことは多分言わなかった。

 気になる事はあれ、
 いきなり話振ったらビビらせるよな、って
 思って躊躇していたら。

 いきなり話を振られたのは、俺でした。>>2:430
(52) 2022/10/19(Wed) 2:11:21

【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地

 えっ?
 あぁ、願い……願いね。
 危ういよね。

[いきなり振られた問いに、
 こちらも割と急な答えを返した。
 間。]

 あ、えーとね。
 本来なら、自分で努力するなり、苦労するなりして
 やっと手に入るようなものを、
 ぽんって手に入れられちゃうとしたらさ。
 まぁ、欲しいものが手に入るのは良いんだろうけど、
 なんかこう……

 不穏だよね。

[……。


 ダメだ。説明になってない!]
(53) 2022/10/19(Wed) 2:11:36

【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地

 あーーーーー。
 白瀬さんは?
 願い、決まってるんだっけ?

[若干パニクった俺は、
 聞きようによっては、
 あの日立ち聞きしてましたって
 白状するような問いを返した。*]
(54) 2022/10/19(Wed) 2:11:49

【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地

―― 2d 放課後 with 槙ちゃん ――

[奇遇だね。>>2:412
 俺も、実は昨日の朝までサボったことなかったんだ。
 3年の秋にもなって俺ら、おかしいね。

 こちらの無遠慮な問いに悩むそぶりを見せる君、
 俺はそれをニコニコと眺めていた。>>2:413

 ん、ん−。
 誰かの願いを後押しする感じかな。

[願いとは限らないけれど。
 的外れかもしれないけれど、
 俺は予想を口にしてみる。
 返事は別に、無くても良いが、
 ちょっと期待する目を向けてみたりなんかして。

 見つめ返されてしまった。]
(55) 2022/10/19(Wed) 2:12:01

【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地

 どうかな。
 ソレを幽霊に『願う』つもりは、
 あんまりないかな。

[俺はそこまで秘密主義なつもりはないけど、
 確かに話せないラインは存在する。

 そして多分君は、間違ってなかった。

 代わりに質問を一つ追加する。]

 ねぇ、槙ちゃんはさ。
 例えばビルの屋上から飛び降りようとしてる
 人を見かけたら、
 なんて声かける?**
(56) 2022/10/19(Wed) 2:12:11

【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地

―― 朝 ――

[目が覚めて、いつも通り。
 大空
そら
へむけて、挨拶をした。

 ふと、スマホの通知に気づく。

 多分誤爆の、全体メッセージ。]

 ふは。
 ガチギレじゃん。

[消えたいとか、死にたいとか。
 そんな不穏な願いを持つ人間が、
 どうやら一人や二人じゃないらしいこと。

 気づいてしまって何とも言えない気分になる。]
(57) 2022/10/19(Wed) 2:12:29

【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地

 カウンセラー必要なんじゃないの……
 養護の先生、じゃ手に負えなくね……

[思わずひとりごちた。

 今日は3日目。
 幽霊へ願い事をするなら、期限になる日。

 俺はまだ、何だか考えが纏まらずにいた。

 朝家を出る前に、仏壇の前に座る。]
(58) 2022/10/19(Wed) 2:12:40

【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地

 

   行ってきます、兄ちゃん。

 
(59) 2022/10/19(Wed) 2:12:57

【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地

[行ってきます、は帰還の約束。
 無事に帰ることを約束する、言霊だ。

 死者は何も言わない。
 死者は何も感じない。

 それについては、
 まだあんまり意見を変えるつもりないけれど。

 『悲しませる』ようなことをするつもりなんて、
 微塵もない。

 俺はいつもより少しだけ早く家を出て、
 学校に向かった。**]
(60) 2022/10/19(Wed) 2:13:08
助っ人担当 小鳥遊 大地は、メモを貼った。
(a2) 2022/10/19(Wed) 2:17:53

【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地

── 2d放課後 with 槙たゃん ──

[唐突に投げた問いにまで、
 君は真面目に答えてくれる。>>97

 それにしても君は、
 やっぱり直球で、優しいね。
 そして、面倒見がとても良い。

 俺は少し笑って、目を閉じた。]
(126) 2022/10/19(Wed) 8:49:37

【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地

 ……そうだよね。
 まずは……止めるよね。

 
俺も、そう思う。


[話を聞くとか、理解を示すとか。
 そんなのは、
後回しだ。
>>98

 君の意思を尊重する、なんてのも、
 きっとその場では考えられない。

 たとえそれが、全くの他人だとしても、
 反射的に引き止めてしまうのが、多分
俺たち
だ。

 
好きとか嫌いとか、関係ないじゃんね。


 多分、人助けの根源は、
 そう言う居ても立っても居られない気持ちだ。]
(127) 2022/10/19(Wed) 8:49:54

【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地

 槙ちゃん。
 俺もね、多分、そうすると思う。
 とにもかくにも、止めると思うんだよ。

[問題は、止め方だった。
 物理的な衝動なら、物理的な静止が効くけど。

 『願い事』なんて超常的なもの、
 どうやって止めればいいんだろう?

 俺は、槙ちゃんを見返して、
 少しだけ困ったような顔で、首を傾げた。]
(128) 2022/10/19(Wed) 8:50:08

【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地

 ところで、明日は
『期限』
だね。

[話を変えたように見せかけて、
 実は全く変わっていない一言を。**]
(129) 2022/10/19(Wed) 8:50:24
助っ人担当 小鳥遊 大地は、メモを貼った。
(a16) 2022/10/19(Wed) 9:13:19

【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地

── 2d放課後、槙ちゃん ──

[返された君の言葉は、
 嫌になるくらい正論だった。>>137
 痛いところを貫かれ、俯いてしまう。]

 ……わっかんないよ、そんなの。

[つい、吐き捨てるように零した。

 そもそも、『消えたい』が願いなのか、
 願いの代償に『消える』つもりなのか、
 それすらわからないのに。

 説得だけに、3日間を使えたわけではない。]
(147) 2022/10/19(Wed) 12:00:18

【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地

 わかんないよ。
 何ができるか、何もできないか。
 そんなのわかんないよ。
 ちゃんと考えるには、3日間なんて
 短すぎるよ。
 四六時中一緒にいる家族じゃないんだぞ。

[人の気持ちはそう簡単に変わらない。
 傷が深ければ深いほど。

 俺だって、色んな事受け入れるのに、
 3年かかった。
 いや実際は、
 まだ受け入れられてないところがある。

 それでも……
 時間が解決することだって、
 きっとあるのに。
 
それは、
 同じ傷を持たないからこそ言える綺麗事だけど
(148) 2022/10/19(Wed) 12:00:34

【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地

 わかんないよ……
 病気でもない、健康な体持っててさ……
 けど人間なんて、
 いつ何で死ぬかわかんないのにさ。

[人は、生きているだけで、
 存在しているだけで奇跡なのに。

 そして、誰かの存在が消えた後には、
 きっと別の誰かのどこかに傷を生む。
 どんな奇跡でも、消せない傷を。]
(149) 2022/10/19(Wed) 12:00:49

【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地

[嗚呼でも本当は、分かってる。

 俺はきっと、
 彼の願いを正面からつぶすことはできない。

 ズルい俺は、臆病な俺は、
 『待ってるから帰っておいで』
 って、そっと囁くことくらいしか。

 だからこれは、ただの強がりだ。

 もっと、わがままになれたらよかったのに。]
(150) 2022/10/19(Wed) 12:01:04

【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地

[きっと、『期限』に触れなければ、
 気づかれなかった。

 本当に口にしたい『願い事』
 けれどきっと口にできないから、
 叶いそうにもない『願い事』

 何故、槙ちゃんに話したか、そんなの
 きっと

 
諌められたかったからだ


 どこか叱られた子供みたいな気持ちで、
 俺はようやく自覚する。]

 ごめん、槙ちゃん。
 これは甘えだ。

[ようやく顔を上げた俺は、
 多分へったくそな笑みを浮かべてた
泣きそうな顔してた
。**]
(151) 2022/10/19(Wed) 12:01:24
助っ人担当 小鳥遊 大地は、メモを貼った。
(a20) 2022/10/19(Wed) 12:02:52

【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地

―― 2d昼 with 白瀬さん ――

[えっわかるの!?アレで!?
 って、内心驚いたのは秘密だ。>>179

 でも、言った言葉は本心。

 タダより高いものはない、って言葉がある。
 それは、この世に本当にタダのモノは
 存在しないからだ。

 タダに見えるモノにも、
 誰かが何かしらの対価を払っている。
 心当たりがない時の方がアブナイ。

 知らないうちに、
 対価として君が徴収されているかも。

 そんな、教育的な話じゃなくても、
 『トクをした』って記憶は、
 意識していないと危険なモノで…とか。

 本当に本当のタダだったとしたら、
 それは与えてくれた人が全ての対価を
 請け負っている、ってことだから。

 ……とか、そんなん。]
(212) 2022/10/19(Wed) 18:48:21

【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地

[ぜぇんぶ、
 兄ちゃんの受け売りだけどね!

 
ほら、こうやって兄ちゃんは、
 今でも俺の中で確かに生きてるよ。
(213) 2022/10/19(Wed) 18:48:37

【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地

[……なんて余裕は、当然無く。
 俺は見事に墓穴を掘りました。>>180

 さすがにちょっと、気まずい気持ち。
 苦笑してしまう。]

 ごめん、

[立ち聞きしてしまったこと、
 本当は俺は悪くないと思うけど。

 聞かれて気持ちいいもんじゃないよねって、
 俺は謝ってしまう。]
(214) 2022/10/19(Wed) 18:48:50

【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地

[決まってました。
 悩んでます。

 落ちてきたのは存外素直な言の葉で、
 だから俺も、少しだけ、肩の力を抜く。]

 ……そっか。

[肯定も、否定もしない相槌。]

 悩んじゃうよねぇ……
 まぁ、無理に使うもんでもないと思うけど。
 使わない勇気……!

 ってそれじゃ麻薬みたいだな。
(215) 2022/10/19(Wed) 18:49:05

【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地

[本気とも冗談ともつかない口調で、
 手の中のおしるこ缶を転がして弄ぶ。]

 使うにしても、大それたこと願わなくってもね。
 俺も悩んではいるけどね。

[おしるこ缶のプルタブを開け、口をつける。]

 
あっっっま!!

 
何コレ!!!


[反射的に叫んで笑う。
 もし君からの視線を感じたら、
 飲むの初めてなんだよね、
 気になってはいたんだけど。
 なんて言って笑う。]
(216) 2022/10/19(Wed) 18:49:19

【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地

 君は好きなの?
 おしるこ缶。

[迷わずボタンを押していたから、
 好きなのかも。

 君の返答はなんだったろう。
 どんな返事でも俺は、ふぅん、って言って、
 それから。]

 姉ちゃんのこと、嫌いなの?

[同じテンションで、尋ねた。*]
(217) 2022/10/19(Wed) 18:49:48
助っ人担当 小鳥遊 大地は、メモを貼った。
(a32) 2022/10/19(Wed) 18:50:43

【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地

── 2d放課後 槙ちゃん ──

[苛立ちというより、やるせなさに近かった。
 だから、苛立ちに聞こえてしまったならそれは
 ただの八つ当たり。>>159

 いけないね、
 いけないよ。

 なのに君は、甘やかす。
 俺は君の大きな掌を、頭で受け止めた。>>160
 なんだかちょっと悔しくなって、

 槙ちゃんってさ、
 結構損するタイプでしょ、

 って、ささやかな憎まれ口を叩いたんだ。*]
(319) 2022/10/20(Thu) 0:39:09

【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地

―― 2d昼 with 白瀬さん ――

[ちょっと大分情緒不安定だったのは、
 認めよう。>>315
 悩みなんてなさそうに見えた?
 そんなわけないじゃん。

 俺これでも結構深刻よ?
 ……なんてね。]

 ごめんごめん。
 タイミング悪かったね。

[噎せる君に、謝罪を一つ。>>316
(320) 2022/10/20(Thu) 0:39:23

【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地

 俺は、兄ちゃんのこと、好きだったよ。

[君の『嫌い』を否定しないように、
 俺は俺語りをしてしまう。

 好きだった・・・よ。
 
勿論今も好きだけどね。


 わざわざ過去形にされたそのワードに、
 君は何を思うだろうか。

 尋ねられれは多少は語ろうか。

 死んじゃったんだ、6年前に。
 大好きだったよ。
 本当に、大好きだったんだ。……って。]
(321) 2022/10/20(Thu) 0:39:40

【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地

[俺の意図なんて、
 君にはきっとわからなかったろう。
 だって俺自身、よくわからない。

 ただ、多分……
 姉ちゃんともっと話してみたら?
 
言葉が届くうちにさ


 ……言いたかったとしたら、
 そんなことだったんだと思う。

 君に対するコメントとして、
 正しいかどうかは別として。*]
(322) 2022/10/20(Thu) 0:40:22

【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地

── 3d ──

[人もまばらな朝の学校。
 俺は教室へは向かわずに、旧校舎へと向かった。

 手には、コンビニのビニール袋。
 あの夜、皆で辿った道を、
 今度は一人でなぞる。]

 ……や。
 逢いに来たよ。
 ──────幽霊さん。

[彼女は笑った。]
(475) 2022/10/20(Thu) 19:35:32

【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地

 よ……っと、

[近くから、古びた机と椅子を拝借してきて、
 それを幽霊さんのそばに据え付ける。
 コンビニのビニール袋から、
 紙のお皿と紙コップを取り出した。
 それから表面に『昆布』って書かれたおにぎりを
 取り出してフィルムを剥いて、海苔を巻いて。
 紙のお皿に乗せる。
 紙のコップには、『天然水』ってかかれた
 ペットボトルから水を注ぐ。

 それらを、幽霊さんの前に置く。]

 ごめんね、さすがにお花はなくって。

[代わりにビニール袋から取り出したのは、
 花柄のハンカチ。

 即席の、お供えだ。]
(476) 2022/10/20(Thu) 19:35:48

【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地

 

 ────ねぇ。話をしようよ。

[お供えを並べた机の、逆側に据えた椅子に
 腰かけて、俺は笑う。]

 
(477) 2022/10/20(Thu) 19:36:15

【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地

 君はどうして、ここにいるの?
 この学校の、生徒だったのかな。
 それとも、学校には全然関係ない?

 俺はね、この学校の3年生。
 あと半年もしないうちに、卒業しちゃうの。
 
 君の名前はなんていうの?
 俺の名前は、小鳥遊大地。
 小鳥遊大空
そら
の方が、
 バランス良いと思わない?

 でも、それは俺の名前じゃないの。
(478) 2022/10/20(Thu) 19:36:30

【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地

[静かな旧校舎内に、俺の声だけが響く。
 幽霊さんの声は、俺には聞こえるけど、
 多分他に誰かいたとして、その人には聞こえなかった。]

 ふぅん、そう。
 ねぇ、なんで、願いを叶えてあげるなんて、
 君は言ったの?

[沈黙が、木霊する。
 しばらくして、俺はゆっくりと、笑った。]
(479) 2022/10/20(Thu) 19:36:44

【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地

 言ったでしょ。
 俺は、君に『逢い』に来たんだ……って。

[『願い事』とはなんだろうか。
 さんざん考えた末、俺にはわからなかった。

 こんなやり方で叶えていい『願い事』なんて、
 どうしたって見つからなかったんだ。]
(480) 2022/10/20(Thu) 19:36:57

【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地

 俺の話が聞きたいの?
 やっぱり、寂しかったんでしょ。
 でも、聞いて面白い話なんて、きっと無いよ。

[ふふ、と笑って問う。
 それでも良いの?って。]

 じゃあ、俺のとっておきの秘密、教えてあげる。
 つまんないから、って、寝ないでよ?

[語るのは、誰も知らないお話。
 誰にも、話したことはない。]
(481) 2022/10/20(Thu) 19:37:10

【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地

 11歳のある夜、ふっと目が覚めたんだ。
 虫の報せ、ってやつかな。
 兄ちゃんがいなかったから、
 なんだか心もとなくなっちゃって。
 部屋から出たの。

 そしたらね、リビングが、なんだか
 おもったるい気配なんだよね。

 俺、そーっと近づいて、
 部屋の外の壁に、ピタってくっついた。
(482) 2022/10/20(Thu) 19:37:32

【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地

 『約束だったろ、父さん、母さん。』
 『1/4の確率に賭けて、弟か妹かを産んでも良い』
 『でも、必ず、生まれてきた弟か妹かを
  俺より優先しなきゃいけないって』
 『賭けに勝っても負けても必ず』
 『だから、ダメだ、絶対』

 『仮にそれで俺が治ったとして、
  大地になにかあったらどうする?』
 『それも、一回とは限らないんだぞ』
(483) 2022/10/20(Thu) 19:37:52

【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地

 あんまり深刻な気配だったから、
 俺、怖くなってそーっとその場を離れたの。

 その会話の意味が分かったのは、
 しばらく後になってからだった。

 つまりね、兄ちゃん。
 自分が助かるために俺に代償を払わせることを、
 嫌ったの。
(484) 2022/10/20(Thu) 19:38:09

【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地

[それはどこまでもつまらない話。
 兄ちゃんが、どこまでも俺を甘やかした理由。

 両親の中では、いつだって、
 兄ちゃんが一番で、俺はサブだった。
 善良な人たちだから、
 それを表に出すことはしない
 けれど、結局人間は心に逆らえない。

 それをわかっていたから、
 兄ちゃんは、兄ちゃんだけは、
 誰よりも俺を愛してくれた。

 11歳の俺から、
 骨髄を取る方法がなかったわけじゃない。
 でも、兄ちゃんは俺を愛しすぎてた。]
(485) 2022/10/20(Thu) 19:38:34

【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地

 ねぇ。
 君に、『これ』あげる。

[ことん、と机の表面が音を立てた。]

 うん。
 良いんだよ。
 どんなに大切でも、
 『もう要らなくなった大切だったもの』って
 あるでしょ?
 そして、それが必要かなって人にあげるの、
 普通のことでしょう?

[俺は笑う。
綺麗に、笑えてるかな。


 指先で、机に置いた銀色のロケットに触れる。

 21gなんかには全然満たない
本当は、何にも入っていない
軽い遺骨ロケット。
 それは、俺が独りで
兄を亡くして
生きていくために、
 その準備をする間に必要な、補助輪のようなものだった。

 いい加減、卒業しなきゃいけなかった。]
(486) 2022/10/20(Thu) 19:40:27

【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地

 良いんだよ。
 コレに、魂がこもっているわけじゃない。
 死んだ人は、どこにも残らない。

 でも……
 ココにいる。

[俺は、自分の胸の真ん中を指さした。]

 でもね、コレには確かに、
 兄ちゃんの魂は入っていないけれど。
 俺の、大切な気持ちは、存分に入ってるから。

[それは例えば思いやり。
 例えば執着。
 良い感情も、悪い感情もきっと、
 ただただ『大切』の気持ちを核にした、
 雑多な感情が詰め込まれている。

 しみ込んでいる。]
(487) 2022/10/20(Thu) 19:40:43

【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地

 誰かを想う気持ちって、消耗品じゃないんだ。
 使っても、減る類のものじゃない。

 だから、良いんだよ。

[ねぇ、君には大切な人がいた?
 誰かの幸せを願った?

 俺はね、どうしても、
 君が悪い
存在
には見えないんだ。

 どっちかといえば、
 優しくて悲しい存在に見えるんだ。

 君は、ここで独り、誰を、何を待ってたの?]
(488) 2022/10/20(Thu) 19:41:00

【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地

 

   俺の気持ち、君にあげるよ

  [大丈夫、俺はもう、独りで立てる]

 
(489) 2022/10/20(Thu) 19:41:51

【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地

『俺の弟に生まれてくれてありがとう』

『俺に、人生で一番楽しい時間をくれてありがとう』

『俺を、兄ちゃんにしてくれてありがとう』

『大地と出会えて俺は、幸せでした』

『俺がいなくなっても、泣くんじゃないぞ』

『俺はもう、抱っこしてやれないからな』

『父さんと母さんをよろしく』

『でも、自分自身の人生を生きなさい』
(490) 2022/10/20(Thu) 19:42:04

【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地

[兄ちゃんに愛されてたこと、
 もらった温もり、その言葉、

 もう一度思い出した>>411から、もう、大丈夫]
(491) 2022/10/20(Thu) 19:42:17

【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地

 『願い事』?
 良いんだよ、俺は。
 あぁ、でも……
 お願いひとつ、してもいいかな。

[君が尋ねるから、俺は結局甘えてしまう]

 今日ここに、
 俺が大切に思う人が来るかもしれない。
 多分来ると思う。
 そしたら彼の願いを少し……
 助けてあげてくれないかな。
(492) 2022/10/20(Thu) 19:42:34

【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地

[彼の願いは結局分からずじまい
 でも、きっと切実な願いだ。]

 願いは叶えてあげて欲しい。
 でも、もし彼が帰ってくることを願うなら。
 明日や未来を願うなら。
 その手助けを、してあげて欲しい。
 ……帰ってきて、欲しいんだ。

[温もりが去った後の寂しさを、
 既に知っている俺は、
 喉が締め付けられるような気持ちになる。]
(493) 2022/10/20(Thu) 19:42:48

【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地

 そうだな。
 帽子を被った男子が来たら、
 ちょっとだけ、思い出して欲しい。
 そんで……
 『明日の朝、屋上で待ってる』って言っといて。

[さぁ、25%の賭けをしよう。

 君は帽子を被ってくるか?
            
────50%

 君は、僕の伝言に応えてくれるか?
              
────50%


 オッズが適当?
 言わないでくれよ、知ってる。
(494) 2022/10/20(Thu) 19:43:14

【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地

[本当は、もっと手を伸ばしたい人はいる
 
 けど、手を伸ばして良いか分からなくて

 伸ばしあぐねた

 伸ばして良いなら、伸ばすよ君にも>>2:270
(495) 2022/10/20(Thu) 19:43:44

【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地

[俺がその場を去るまで、
 誰にも出会いはしなかった。

 それは、その朝誰も旧校舎に来なかったのか

 或いは気配を察して避けたのか

 もしかしたら、彼女の力だったのか


 それは、俺には分からない。**]
(496) 2022/10/20(Thu) 19:43:58
助っ人担当 小鳥遊 大地は、メモを貼った。
(a58) 2022/10/20(Thu) 19:48:08

【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地

── 2d昼 with 白瀬さん ──

 こちらこそ。
 聞いてくれて、ありがとう。

[真面目な子だと、思う。>>353
 俺と話したことが、君に何かの影響を与えるか。
 与えたとして、それが良い影響か、悪い影響か。
 分からなかったけど、わからなかったから。

 何か、良い影響になれば良いと思った。

 それは、願いというよりも祈りに近いもの。**]
(574) 2022/10/20(Thu) 23:53:30