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人狼物語 三日月国


86 【R15RP】君と僕の、夏祭り

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【人】 三年生 堂本 明菜

[座るのを促されれば>>29腰を下ろして、
 花火を待つ間に今まで誰にも話したことのない、
 そんな情けない昔ばなしでもしてしまおうか。

 夜空に始まりを告げる花が開けばそちらに視線を移す。
 お面をズラすと顔に夜風当たって気持ちがいい。

 破裂音が心臓にまで届いて脈を打ちながら、
 色とりどりの花が真っ黒な空を染めては散っていく。
 特等席から見る花火は、
 今まで見てきたどんな花火よりも綺麗だった。]


 
……連れてきてくれて ありがとう



[横にいる君に、そうぽそりと呟いた。]**
(56) 2021/07/28(Wed) 1:16:47

【人】 三年生 堂本 明菜

[笛の音が空に昇っていく。
 しばしの静寂の後、大きな華が開くたび
 遠くからは歓声があがっているが、
 人が少ないここは静かなもの。

 なんの気兼ねもなく空を見上げていれば、
 キュウリとトウモロコシがまるで秘密道具のように
 取り出された。>>114
 花火とキュウリが最高の組み合わせ、といえば
 そこかしこから異論が飛んできそうな気がするが、
 そういうことにしといてあげると笑って]


 風呂敷といいお皿といい
 準備良すぎない? 


[あのカバンは四次元ポケットか何かなのだろうかと
 訝しみながら、差し出されたお皿ごと受け取った。]
(204) 2021/07/29(Thu) 19:14:14

【人】 三年生 堂本 明菜

[まだ残ってるキュウリが見えたなら、
 そっちは家族へのお土産かななんて思って。
 そういうお客さんも何人かいたから
 特に気にすることはなかったけど、
 受け取ったキュウリは京平が先に食べるまで、
 手を付けずに待った。

 鮮やかな緑は残すように、
 子どもも食べるなら唐辛子はなしで、
 出汁だっていくつか試したし、
 ちょうどいい漬かり時間だって探して。
 そんな苦労の末に出したものだから自信はあったけど、
 京平から美味しいなんて言葉が聞けたなら
 嬉しそうに笑って、それから一緒に食べ始める。

 最高かどうかはわからないけれど、案外悪くない
 なんて言いながら。]
(205) 2021/07/29(Thu) 19:14:47

【人】 三年生 堂本 明菜

[昔は、お祭りや花火が大好きだった。
 けれど、母親が亡くなってからは
 しっかりするって言ったから、
 母親の分まで頑張るって言ったから、

 どこかで楽しんではいけない気がしていて。
 楽しめる自信もなくて、空高くあがる花火も
 一人どこか遠く眺めていた。

 だから、そう思えた>>56ことは京平のおかげなんだと。

 すべてを伝えてしまうには気恥ずかしすぎて
 シンプルになってしまったけど。
 呟いた言葉には、思いをすべて乗せたつもり。]
(206) 2021/07/29(Thu) 19:15:57

【人】 三年生 堂本 明菜

[そして花火と共に聞こえた言葉>>-261
 思わず京平の顔を見る。

 その奥に揺れる瞳を捉えたなら、
 名も知らない誰かに言われた言葉>>121が思い出された。
 その時沢山向けられていた憐みや慰めの言葉では
 なかったそれは、心の片隅に残っていて。


 二人分、頑張ってきた

 二人分、背負ってきた

 二人分、愛してきた

 意地っ張りにはなってしまったかもしれないけれど
 それはまぁ、今更だったから



 だから、なんとなく、これまでのことを
 認めてもらったような気がして、
 うっかり泣きそうな顔になってしまった。]
(207) 2021/07/29(Thu) 19:17:45

【人】 三年生 堂本 明菜

[そう、例えば、聞き取れなかった言葉。>>94
 ろくでもないことを言ってそうな気がしたから
 聞き返しはしなかったけど、心持ち抓る力を強めた。

 抓る手を緩めれば出てくる言葉も、
 誰のせいよ、なんて突っ込んで。

 都合のいい耳も、反省の言葉も>>95
 呆れながらもね、楽しい時間だったよ。

 それだけじゃない、お店に来てくれた時は
 いつだって――…]
(208) 2021/07/29(Thu) 19:21:31

【人】 三年生 堂本 明菜



 自分が与えるのはどうにでもなるけど、
 何もないと笑えないよ、アタシ。

 ましてや二人分なんて。


[クールビューティーだと後輩が称しているのは
 知らないけど、それくらい普段から愛嬌もないから、
 きっと自分の分でも余りあるくらい。

 そのお面が色とりどりに染まるのを見つめたのは
 ほんのわずか。
 花火を見るフリをして顔を戻したら、
 ズラしていたお面を顔が見えないように
 元の位置に戻したんだ。]*
(209) 2021/07/29(Thu) 19:25:50

【人】 三年生 堂本 明菜

― セーラー服の女の子 ―

[祭りの喧騒の中見かけたセーラー服の女の子。
 そう、2年〇組の神崎紅葉ちゃん。

 おかしいよね、2年の生徒の名前なんて
 朱鷺也君と夕鶴ちゃんと柊一君と、
 商店街でもちょっとした有名人である凛ちゃん、
 それから部活の後輩数名くらいしか知らないはずなのに。
 何故だかクラスまでふっと浮かんできたんだ。
 そういえば、去年のうちのクラスの準備係も
 紅葉ちゃんって子だったっけ?
 部活優先したから覚えてないや。


 あの人と同じ名前で、
 あの人と同じ面影を持つ彼女には
 それから会うことはなかったけど、
 あの子がアタシが知ってるお姉さんだったとしても、
 そうでなかったとしても、
 お祭り楽しめていたらいいなって思うんだ。


 その頬に、
紅葉
のような
をのせて
 お祭りが大好きだと言って笑っていたあの人と、
           同じように笑っていたから]**
(254) 2021/07/29(Thu) 23:26:19

【人】 三年生 堂本 明菜

[そうそう、アタシの名前。

 特売していた野菜の頭文字を取ったっていうふざけた由来
 だったけど、漢字はお母さんがつけてくれたんだって。

 
明るくすくすく育つように。


 今では少し名前負けしてるかもしれないけど、
 そんな意味を込めたって後から聞いた。

 だから、今ではちゃんと、素敵な名前だって思ってるよ]**
(255) 2021/07/29(Thu) 23:30:37

【人】 三年生 堂本 明菜



 ほんと、綺麗な眼をしてる。
 お面の眼が。



[そんな返事をしてはいるが、
 大げさともいえる感想>>259には満足した様子で、
 自身もキュウリをひと齧り。
 体が水分と塩分を欲していたのか、
 なくなるのもあっという間だった。

 トウモロコシの感想も聞ければ
 「いや、ならなくていいかな」なんて
 もう慣れた様子で反応を返す。

 それでもキュウリと同様に美味しそうに食べてくれたなら、
 どこか嬉しそうな顔を浮かべていた。]
(287) 2021/07/30(Fri) 2:43:20

【人】 三年生 堂本 明菜

[明菜は覚えていないが焼きトウモロコシを
 始める切欠になったのは、
 まだ小さく素直だった頃の明菜の言葉であった。]



 おとーさんのとうもころし
 みんなにもたべてほしいなぁ

 あきな おとーさんのとうもころし だいすき!
 


[だから、そんな思い入れのあるトウモロコシを
 簡単にやめることは出来なかった。
 というのが父親談である。]
(288) 2021/07/30(Fri) 2:47:32

【人】 三年生 堂本 明菜

[そして唐突に始まるノリツッコミ。>>261
 呆気に取られて、京平が何かを考えている二秒間、
 明菜は堪えきれずに笑ってしまう。]


 
ふふ、 なにそれ



[ほら、君がいれば笑顔が咲いてしまうんだ。]
(289) 2021/07/30(Fri) 2:52:55

【人】 三年生 堂本 明菜


 ……京平君らしいね。

 安心して、別に一発芸は求めてないから。
 ピエロのお面はちょっと見たいけど。

 だから言い切れなくていい。
 そう思ってくれるだけで、嬉しい。


 アタシも、来年もこの場所でまた
 
(君と)
花火、見れたらいいなって思うよ。
 

[それは明確な約束ではなかったけれど、
 卒業しても京平がお店に来てくれるなら
 明菜は相変わらずそこにいる予定だから、
 そしたら来年はこちらから誘ってみようか、
 なんて思う。

 その時はきゅうりの一本漬けと飲み物と、
 うちわぐらいは用意してさ。]
(290) 2021/07/30(Fri) 2:57:37

【人】 三年生 堂本 明菜


[一際大きな花火が打ち上って、儚く散っていく。

 終わってしまった寂しさが押し寄せてくるけれど、
 立ち上がればまっすぐに君を見て、
 今度は自分から帰ろうなんて言って手を差し出した。

 

     それが君とアタシの、いつかの日の夏祭り ]
(291) 2021/07/30(Fri) 3:06:25

【人】 三年生 堂本 明菜

[願い事の話を振られれば>>265


 なんとなく決まってはいるんだけど……
 叶えてくれるかどうか微妙なところ。


[そういいながら苦笑して、そっと耳打ち。
 だって、父親だけじゃ叶えられないものだから。
 無理って言われたら変えなきゃいけないし
 (仮)ってことで。

 その願いが叶ったかどうかは、
 その内わかる日がくるかもね。]*
(292) 2021/07/30(Fri) 3:10:38

【人】 三年生 堂本 明菜

― それから ―

[花火が終われば青果店の屋台へ帰って、
 後片付けを手伝った。
 京平はどうしただろう。
 どこかしらで「今日はありがとう」って伝えて
 手を振って別れようとはしたはず。

 だから片付けの最中に
 
そのままどっか行っちまっても良かったのに
とか、
 
で、あの後どうしたんだよ?
とか、
 横からいろいろ飛んでくるんだけど]


 
手、動かしてくれる?



[の一言で片づけた。
 父と娘の会話なんてどこもこんなものではないだろうか。
 
え、そんなことない?そんな馬鹿な。
(293) 2021/07/30(Fri) 3:17:30

【人】 三年生 堂本 明菜

[そして明菜が花火を見に屋台を離れた後、
 楓が来てくれたことを教えてくれた。>>2:290
 勝負の行方を聞けば、良かったと喜んでくれていたことも。

 皆明菜の味方だなぁなんてその口からまた漏れれば]


 そりゃあアタシの幼馴染たちですし?



[なんて、誇らしげに言ってみせる。 

 一足遅かったのか、夕鶴ももうキュウリを受け取りに
 来たという。>>211
 勝負の結果はまた後日、お礼と共に伝えようと思う。

 なおお節介はその時点では伏せられたので、
 次に青果店で会えた時「明菜ちゃん」と夕鶴の口から
 聴こえたならば、眼を瞬いた後、
 嬉しそうに破顔することになっただろう。]
(294) 2021/07/30(Fri) 3:20:53

【人】 三年生 堂本 明菜



 あ、先生!
 勝負、勝ちましたよ。

 花火は楽しめました?


[長尾が受け取りに現れた>>258ならば
 まずはひっそり打ち明けた勝負>>2:100の戦勝報告を。
 次ぐ質問には、彼はどんな顔をしただろう。

 ともあれ、キュウリの入った袋を手渡したら、
 その背に手を振って見送った。

 軽トラックに荷物を全て乗せ終われば、
 閑散としたお祭り会場を見渡す。
 今年はいろいろあって疲れたなというのと、
 どこかふわふわするような、そんな気持ちを抱えて、

 今年の夏祭りは、これでおしまい ]**
(295) 2021/07/30(Fri) 3:29:30

【人】 三年生 堂本 明菜

[父親に、あの後どうしたんだよ?>>293って聞かれた時。
 平然を装ってはいたけれど、顔を見られないようにと
 隠すので必死だった。
 結局ずっと翻弄されっぱなしだったなと、
 息を吐いて軽く頭を振り熱を逃がす。

   ――あぁ、まだ、あの言葉が耳に残って離れない ]
(355) 2021/07/30(Fri) 21:25:40

【人】 三年生 堂本 明菜

[ ――いつもの関西弁はどこかに消え、
 静かに囁かれた耳から熱が広がっていくのがわかる。
 何も言えずにただ、京平を見つめて

 ……いたのも束の間、
 意地悪な顔を浮かべて言われた言葉に>>338
 明菜はカチンと来て、]


 ガッ 



[とそのお面を鷲掴んだ。]
(356) 2021/07/30(Fri) 21:26:29

【人】 三年生 堂本 明菜

[踏み込んではいけない気がしていた。

 そのお面が、大きな壁のようで。
 心の距離のようで。

 だからあの時も>>2:301我慢したのに。]
(358) 2021/07/30(Fri) 21:26:57

【人】 三年生 堂本 明菜

[今はただ、怒り任せのただの勢い。
 
 そのお面はあっさり取れただろうか。
 それとも抵抗されて取れなかっただろうか。

 どちらにせよ、誰でもない君のせいだから、
 文句は言わないで欲しい。        ]*
(359) 2021/07/30(Fri) 21:28:37

【人】 三年生 堂本 明菜

― それから ―

[宣戦布告後>>-551>>382、京平との間に何があったかは
 横に置いておいて、それ以外は相変わらずの日々。

 高校最後の文化祭が始まれば
 クラスと弓道部の出し物に行ったり来たりと
 忙しくはあったけど、見て回る時間もちゃんと取った。

 夕鶴ちゃんの書道部がパフォーマンスをすると聞けば
 もちろん見に行って、その雄姿を目に焼き付けたし、
 展示を見に行けば達筆に感嘆の声をもらした。
 
でも一番目が行ったのは可愛い鶴の絵だったことは内緒。


 小牧ちゃんの茶道部にも顔を出して、
 小牧ちゃんが点てたお茶をいただいた。
 自分が点てたお茶は初心者だしって出来だった。
   足が痺れてこけてしまったのは記憶から消去していただけると…


 楓ちゃんのバレー部喫茶にももちろん行って、
 花巻庵のおじさん直伝パンケーキに舌鼓を打った。
 楓ちゃんの顔が見れたら美味しいってちゃんと伝えたんだ。
 

 そうして季節は過ぎてゆき、
の花が咲くころ、
 三年生は花一高校を
卒業
した。       ]
(391) 2021/07/30(Fri) 23:29:01

【人】 三年生 堂本 明菜

― あのお祭りから一年後 ―


 
―――― 今、なんて?


(392) 2021/07/30(Fri) 23:30:17

【人】 三年生 堂本 明菜

[夏祭りの足音が近づく、ある日の夕食時。
 耳を疑う言葉にアタシは思わず聞き返した。]

「だから、今年もキュウリをだな――」


[好評だったから出すのだと。
 
トウモロコシと一緒に。


 なんで?
 馬鹿なの?死ぬの?
 一昨年倒れたこと忘れたの??

[といってもこうと決めた父親は簡単には折れてくれない。
 こんなことならあの日の願いを迷うことなく
 焼きトウモロコシ禁止令にしておけばよかったと
 心の中で悔やんだ。

 ちなみに当のお願いは何にしたかというと――]
(398) 2021/07/30(Fri) 23:35:05

【人】 三年生 堂本 明菜



 再婚する、 とかどう?


[一年前の祭りが終わった後、弟を交えた居間でそんな
 発言をすれば、父親は飲んでいたビールを噴き出した。
 あの時の顔、出来れば写真に収めたかったと思うほど
 面白いくらいの慌てぶり。
 あまりにもトウモロコシとかけ離れすぎて
 驚くのも無理はなかっただろうけれど。]
(401) 2021/07/30(Fri) 23:39:27

【人】 三年生 堂本 明菜



 父さんのこと傍で見て、支えてくれる人がいたら
 安心かな〜って。

 ほら、アタシ来年からお店に立てる時間減るし、
 旬も中学生になったしさ、
 考えてもいいんじゃないかと思って。

  あっ、でも父さんと一緒になりたい人なんていないか〜〜
  やっぱり無理かな〜〜〜



[最後は煽ったりもしたけれど、
 別に心当たりもなく言ったわけじゃない。
 アタシの見当違いで、
 どちらかにその気がないならそれまでだけど。

 でも父親からは煽り効果か約束は絶対なのか、
 それとも他に思うところがあったのか、
 否定的な言葉は出なかった。]
(403) 2021/07/30(Fri) 23:40:17

【人】 三年生 堂本 明菜

[そんなこんなで現在。]


 牡丹さんもなんとか言ってください!!



[今は四人で食卓を囲んでいたりする。
 こうなったのは最近のことで、
 牡丹さん呼びも、敬語もまだまだ取れてはいないけど。
 時折お店の方でも、四人がやいのやいのしている姿も
 見れたことだろう。]
(408) 2021/07/30(Fri) 23:41:44

【人】 三年生 堂本 明菜

[それから、卒業後も変わらずその姿が見えたなら、
 アタシは有言実行とばかりにお誘いをしたんだ。

 そうだね、今年は少し早めに屋台を抜けさせてもらって、
 あの場所に行く前に屋台を見て回るのはどうかな。

 射的とか輪投げとか型抜きがあれば
 勝った方がお願い何か一つ聞くのはどう?
 なんて勝負でも挑んでみようか。
 社会人になったアタシはなんなら奢るけど?なんて
 余裕を見せるように言ってみたりもするだろう。

 もし、京平が相変わらずお面をつけたままで、
 勝負を受けてくれて、勝てることが出来たなら、
 (負けても勝つまでやるつもりだけど)
 アタシの願いは決まってる。]
(413) 2021/07/30(Fri) 23:44:54

【人】 三年生 堂本 明菜

[あの日一瞬だけ見えた素顔。>>-549
 復唱!って言われたけど、
 素直に
ミエマシタ
って言ってしまった。>>381

 だけどそれだけじゃ足りない。
 もっと君の顔が見たいなんて思ってしまったのも
 やっぱり君のせい。なんてね。


 許されるのならそっと、そのお面に手を伸ばすんだ。]**
(415) 2021/07/30(Fri) 23:47:13