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人狼物語 三日月国


68 【身内】空想模倣機体は駒鳥達の夢を見るか?【R18G】

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視点:


【人】 車輪銀河 メレフ

 
「まさか、続くと思っていたら、終着点だったとは。」

 不思議な感覚だ。
 実際に人よりも長く生きていた、今もその感覚はある。
 お嬢への、妹への気持ちはシステムによるもの。

 悲しくも辛くもないが、
 この先、彼を大切にしつつ妹を取ることの覚悟は、
 決めるべきだと考えた矢先の解放だ。

「解放、とはいかないが。拍子抜けと言うか。
 ……肩の荷が降りた、かな。」
(3) 2021/04/29(Thu) 23:16:24

【人】 車輪銀河 メレフ

>>145 ヌンキ

「お前、今度は勝手に満足して消える気か?」

あなたの肩をポンと叩く。
透明になっていく進行が、一時的に止まった。

「ブラキは俺も見かけてねェけど。
 放っておくとお前そのまま消えてそうじゃねえか。
 先にそっちをなんとかしろよ。」
(148) 2021/05/01(Sat) 1:34:10

【人】 車輪銀河 メレフ

>>156 ヌンキ

「ブラキを?俺はまだ正直記憶が曖昧でねェ。
 最後まで残ってたせいかもだが……
 キファが言うならそうなんだろ。話はちゃんとできたか?」

メレフの得意魔術は隠蔽術であり、つまるところ
「蝕む何かから一時的に貴方を隠蔽している」のである。
これはメレフも貴方がウイルスに侵されている事を知らない為に、対症療法のように行っている。

「つっても俺は一時凌ぎしかできねェ。
 術が解けると戻るからあんまり離れられねえしな。
 ま、何とかできる方法が見つかるまでは付き合ってやる」
(158) 2021/05/01(Sat) 2:46:03

【人】 車輪銀河 メレフ

>>179 ヌンキ

「そうか。改めて話せただけいいんじゃねェの。
 大体唐突にさよならの方が人間多い。」

“お嬢”はサルガスの見せた幻想だった。
さすがにそれに気づけばそれについての蟠りも、
執着も消えたが、その頃に知った感情はある。

「……あー、それな。“等価交換”な。
 あれ実は嘘。俺の裁量で決めてる。

 無論ある程度の基準を決めて運営していたが、
 別に構わないと言えば構わない。
 俺も普通に人に無償で構う時は構うさ。」
(271) 2021/05/02(Sun) 2:32:34

【人】 車輪銀河 メレフ

>>282 ヌンキ

「“そうなのかな……”って、嬉しくねェの?
 ぶっ倒れるくらいキファを探してた癖に。」

部屋まで投げ込んだのをまだ覚えている。
ただし、貴方の毒については理解できていない。
できたとしても“死者蘇生”を願っていた人格だ。
それでも『会える方が良い』と捉えるだろう。

「正直な事を言うとお前のやった事はだな、
俺にとっては大したことに思えねェんだよな。
死んだ人間の為に犠牲を出したヤツがここにいるぞ?

……まあでも、前向きになったなら何よりだ。
まだ頑固に消えるとか死ぬとか資格がないとか言い出したら
今度こそキファと一緒に説教してやろうかと思ってた。」

「カウスにも似たようなコト言われたな。
俺は貰う時はしっかり貰う。素直に貰われてろ。

気にするならこれからの人生で、
『俺が喜びそうな事』を山ほど成し遂げてくれ。」
(306) 2021/05/02(Sun) 19:49:57

【人】 車輪銀河 メレフ

>>301 カウス

「カウス。」

見かけると駆け寄りはしないが、手はゆるりと挙げた。
他に見知った顔を見ていたので会えるとは思っていたが。

「お前、やってくれたな?
 次からはもう子供扱いしてやるって決意してた所だ。」

地味に怒っている。
怒っているが、これは自分に対しての怒りだ。
(307) 2021/05/02(Sun) 19:53:34

【人】 車輪銀河 メレフ

>>311 カウス

「人間“ちょっと”で首チョンパにならねェ。
 別に。それは無理やり止めなかった俺のせいだ。

 それでお前が後悔してないなら、もっとよかったが、
 無理せず引き返す判断も大人には必須だぞ。

 
まあ俺、別に現実では成人してないんだが。」


もう実年齢を思い出してる様です。

「つっても本当の死じゃなかったしな。
 この機会に学べてよかったと捉えとけ。
 説教は他のヤツらに任せる。俺も人の事言えないんでな」
(316) 2021/05/02(Sun) 22:19:13

【人】 車輪銀河 メレフ

>>312 ヌンキ

「俺はもう拾ってやれないからな。
 次は倒れないようにちゃんと養生しろよ。」

メレフがNPCでも、そうでなくとも。
1カ所に滞在していたのは会議の為だ。
これからはもう運んでやることができない。

「無様って今更だろ?
 どっちかというと、足掻いたままの方が余程……」

これはオブラートに包まない台詞。

「ちなみに、別に恋愛しろとは言わないぞ俺は。
 俺が気にくわなかったのは、資格がないだので
 うじうじしていたお前の態度が鬱陶しかっただけだ。

 割り切った上でその道を選ぶなら、何も言わない。
 後悔しない人生を生きりゃいいさ。」
(317) 2021/05/02(Sun) 22:25:22

【人】 車輪銀河 メレフ

>>!4 ラサルハグ

こんなに自我があるラス久しぶりだね。
嬉しいね。怖いね。

ごめんね小鳥さん囀りの場まで奪って。
修羅場が好きなことりは寄っといで。

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「ちょ、待っ」

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「聞いてく」

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「…………」

あ、喋るのを諦めたようです。
素直に食らった方が良い。いい人生経験になったね。
(359) 2021/05/03(Mon) 13:42:52

【人】 車輪銀河 メレフ

>>!4 ラサルハグ

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『こんなハキハキしてるラス久しぶりだな〜』

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ビンタされてそう思う時点で走馬灯かも知れません。

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単に現実逃避なだけでは?

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(360) 2021/05/03(Mon) 13:45:35

【人】 車輪銀河 メレフ

>>!4 >>!5 >>!6 ラサルハグ

いやちゃんと見据えてるんですよ。
恋を前提に交際を申し込みましたし。おかしくない。

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これグーじゃないだけ愛だと思うんですがどうですか?

C
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人生でこんなに頬に手形がついたの、
17年の
人生で初めてだった──
後にメレフPLはそう語ったとされている──

「大変申し訳ありませんでした。」

 「許して下さい深く反省しています……。」

顔が見れないよ。自業自得だよ。土下座しな。
怒らせると怖いタイプを怒らせてしまったね。

「俺はそうだけど……ラスは……」
(361) 2021/05/03(Mon) 13:52:06
メレフは、今は笑ってないがキファPLを見ると鼻で笑う(未来形)
(a124) 2021/05/03(Mon) 14:54:41

【人】 車輪銀河 メレフ

>>358 ニア

視線が合った。

見ている。
見ている。
見ている。

ひたすらに男も目を逸らさない──
あなたに罪はありませんか?俺はあります(虹)
(362) 2021/05/03(Mon) 14:58:32

【人】 車輪銀河 メレフ

>>327 キファ

「…………?」

「……ああ、俺宛か?」

会議室。初日の喧騒に慣れているので、たとえ背後で大声が聞こえようともいつものようにルヘナ達が遊んでるのか……。と納得するくらいにはこの環境に慣れきってしまった。

「よォ道士さん。あんな怯えてたくせに、
 その死から復活した気持ちはどんな感じだい?」
(363) 2021/05/03(Mon) 15:02:23

【人】 車輪銀河 メレフ

>>320 カウス

「ブラキそんなヤバかったのか?魔力量が?
 大人になる条件、年齢だけでは判断されない…
 そう踏んでたが、ふわふわした条件にしやがる。」

「?ああ、普通に男子高校生だ。
 そもそもゲームもそんなに詳しくもない。
 その辺り、ハンデとして反映されなくて幸いだった。

 お前はどうなんだ?実は70歳とか言うなよ?」

死については複雑そうだ。
なんせ意識が死んでもあるのなら──お嬢は?
復活させる必要がないとは言わないが、黙ってしまった。
(364) 2021/05/03(Mon) 15:08:17

【人】 車輪銀河 メレフ

>>318 ヌンキ

「……そんな残念そうな顔するな。
 本来出会うことがなかった奴らが出会い、
 知る事がなかったモノもお前は知った。

 なら、どんな可能性だってあり得そうだろ?」

現実のメレフは他の面子と違い、平凡なテスターだ。
だからこそ根拠の無いことも堂々と言える。
自分の未来も不明瞭、つまり可能性も無限ということ。

「困りはしねェかな。ただ応えてはやれない。
 そしてそれは悪いって言うのも違うと思う。
 好いてくれた相手をも否定することになるだろ。
 だから、……ありがとう。」

こんな自分を、というのは。
それこそ相手に失礼だろう。だから心からの礼を貴方に。
(365) 2021/05/03(Mon) 15:20:12

【人】 車輪銀河 メレフ

>>366 キファ

「そう思えるって事は、キファはテスター側かね」

だが考えて欲しい。
大きく驚いた挙句円卓に突っ込み全ての飲食を台無しにする
メレフであれば、それは最早メレフではないのではないか?

「どうなったも、大切なままだが。
 ラスのコトを大切に思っているように。
 キファだって真実を知って他がどうでもよくならないだろ。
 なってたらヌンキに構わないし話にも来ないだろうしな?」

「確かに“設定”だったのかもしれないが、
 俺の脳裏には確かに妹と過ごした……
 10に年にも満たない月日が、今も心に焼き付いてる。
 ……家族が増えちまった感じだよ。」
(386) 2021/05/03(Mon) 19:46:40

【人】 車輪銀河 メレフ

>>370 ヌンキ

「普通にいけるんじゃねェの?その手の作品さァ、
 いとこや友達に勧められて幾らでも見るし。」

現実でネット側の人格の干渉なんて、良くある話だ。
だから“絶対”なんてメレフは信じない。
この会議自体が本来の自分からすると絶対変なのだから。

「俺は、お前の変化を好ましいと思うよ。
 自分に優しくなれるのは良い変化だって信じてる。
 ……そうすれば、お前も人に優しくなれるってな。」

そう言って軽く抱き寄せてから背中を叩いた。
メレフも“自分”も、あまり泣くタイプではないけれど。
弱みを明かせる存在の大切さと、それを見せられる強さは、
どちらも生きる事にはとても大切だと知っているから。

見出せる相手がいたなら、それが自分なら嬉しい事だった。
(389) 2021/05/03(Mon) 19:55:24

【人】 車輪銀河 メレフ

>>378 ニア

「……驚いた。謝れたんだな、アンタ。」

あの時の敬語はもう取れていた。
お嬢を重ねてもう見ていないのもある。

「別に謝るコトはなくないか?
 俺だって別に味方だって名乗ってない。
 そもそも黙ってる方が賢いとは思うね。

 突然沢山喋ったと思ったら死んだのは驚いたが。」
(390) 2021/05/03(Mon) 19:58:08

【人】 車輪銀河 メレフ

>>395 >>396 ニア

「褒めてるんだよ。今が素かい?
 今だから言えるが“お嬢”と似ていてね。
 色々重ねて見た結果が同陣営での疑い合いだ。

 逆にお前サンには逆効果みたいで悪かった。
 もう少し普段通り接してた方が良かったな。」

「互いにな、」と付け加えつつ。
記憶から消し去ることはノーコメントを貫く。
忘れてやりたいが、ポカンで消せないので無言だ。

「一応、伝わる。が……。
 俺は設定された期間が長いし、現実はテスターってのも
 正直あんまり詳しくない。従弟が名前を挙げてたから、
 興味を持って参加したらこれだ。運がいいのか悪いのか。」
(424) 2021/05/03(Mon) 22:54:26

【人】 車輪銀河 メレフ

>>401 ヌンキ

「まあ最初から見えてる物が違ってたしな。

 ブラキに後は託す。……会議とは逆だな。
 実の所、“ここ”では俺は役に立てそうもない。
 まあ、散々働いたしな。後はのんびり観戦して去るわ。」

涙を拭って、安心したような笑みを浮かべた。
この感情は恋ではないが、たった一人を除いて、
ヌンキにも、カウスにも沢山の人に愛は抱いているから。

「それじゃあ、元気で。」

あなたが記憶をなくしたとして、いつか再開したとして。
それでもこの男は悲しくは思わないのだろう。

だって、共に事件を駆け抜けた事実は消えはしない。
メレフと言う男は、それで十分と思える“人間”だった。
(425) 2021/05/03(Mon) 23:00:11

【人】 車輪銀河 メレフ

>>402 サダル

「?」

何だか妙にか細い声に呼ばれて振り返る。

「サダル。何だ、声出る様になったのか。
 ついに恋を叶えられたのか?」

メレフは当然サダルを知らない。
というよりは、
サダルの中の人がいとこな事を知らない。


知っていたらとっくの昔に態度が変わって……
否、別段大して変わらなかったかもだが。

いずれにしても、「外見がそう変わらない」上に、
「なんだか見覚えのある若干チート染みた能力設定」は、
ステータスなどを確認できる今、疑念は確信に変わるだろう。

なおメレフの本名は「名月 廉(めいげつ・れん)」である。血縁者なら当然知っているだろう。
(426) 2021/05/03(Mon) 23:05:38

【人】 車輪銀河 メレフ

>>413 カウス

「原理はわかるが、今思うとわかるのが不思議だ。
 俺は別段、勉強が得意でもないからな。
 この脳の回路だけ何とか持って帰れないかね。」

アバターの好みは200年生きた魔術師として、
魔法知識は叩き込まれているが、それと現実は別だ。

馬鹿と言うほどでもないが、特別に勉強が得意でもない。
持って帰れば楽だろうに、と平然と考えている。

「4歳しか変わらないのか。
 というか現実でも死に掛けてるのか?
 お前、危ない橋ばっか渡ってんだな。」

笑う所ではないのかもしれないが、つい笑いが零れた。
勿論成功するに越した事はない。けれど、何となく成功する。
そんな予感は、この世界で彼の変化を見てきたからだろう。

「バイクが飛ばせる距離なら行ける。
 新幹線でも飛行機でも、見舞いなら許可もでるさ。
 会うだけで元気になるなら会いに行ってやるよ。」
(428) 2021/05/03(Mon) 23:12:10

【人】 車輪銀河 メレフ

>>429 >>430 キファ

「…………。」

“これから、どうしたい”
その問いも合わせて黙り込む。

「最低限叶える事として、ラスが現実にいるなら会いたい。
 あと、カウスの見舞いにも行こうとしている。」

キファにはまだ話していないが、17歳の男子高校生だ。
進路相談だって特別大した事を書いてもいない。
無気力でもないが、これと言ってやりたい事がまだないのだ。

「けど、そう言う話じゃないだろ?
 推測するに、“こちらの世界”にお嬢を復活させる。
 そう言う路線の話、ってコトでいいのかい?」
(432) 2021/05/03(Mon) 23:38:57

【人】 車輪銀河 メレフ

>>437 サダル

「??」

「叶ったのにお別れ?」

元々もだもだしてる男ではあったが、
こんなに困惑して歯切れが悪いのは初めてだ。
疑問符が明確に頭に浮かんでいる。が。

「そうだが。…………ん?」

本名を呼ばれて素直に頷いた。
ネットセキュリティに対して詳しくない。
正直こんな世界なので、本名も見れるのかと思った。

「沙羅。……
沙羅?兄ちゃん?


ココでの兄ちゃんと言うのは実兄ではなく、
『それはいとこの兄ちゃんと言う意味ですか?』
であって、普段から呼んでる訳ではない。
(446) 2021/05/04(Tue) 0:42:01

【人】 車輪銀河 メレフ

>>440 >>443 ニア

「気になるなら、どういう設定だったのか。
 何があったのか。いつか適当な店で話すか。

 俺も、実の所キュー以外何やってたか知らない。
 どういう立ち回りでどういう話があるのか聞きたい。」

労わりの言葉には肩を竦める。
全部見られていたというのは、どうにも気恥ずかしい。

「修正する人員がいる程度ならまあ大丈夫じゃないか?」

これが200年後だと、もっとアナウンスも細かいだろう。
巻き込んでおいて呑気なあれなら生身も平気だと気楽である。

「互いに災難だったねェ。社会人ならもっと大変だろ?
 俺はバイトが無断欠勤になってると困る程度で……
 出席自体は問題ないし、受験の時期でもないから平気だ」

さらりと大学生以下な事を明かした。
(447) 2021/05/04(Tue) 0:48:38

【人】 車輪銀河 メレフ

>>448 >>432 キファ

「……驚いた。いやなに、俺はお嬢がいる。
 でもお前は“不老不死”を目指していた。

 人に執着じゃなく生に執着だったから、
 そこに拘りはないと思っていた。お前の方が。
 だが言われてみると、“キファの死”、か。」

メレフは自分の死を恐れていなかった。
だから、“メレフの死”に対する執着が薄い。

「俺は、お嬢が生きてくれればそれでいい。
 ラスと共に居れればそれでいい。
 ここに“メレフ”の存在の有無は関係なかった。」

「200年、そう割り切って生きて来たからな。でも、」

「ラスがNPCなら。あるいは帰らないと決めたなら。
 俺は“メレフ”としてここに残る気だ。
 ……まだ答えは聞いていないけどな。」
(450) 2021/05/04(Tue) 1:05:17

【人】 車輪銀河 メレフ

>>453 キファ

「自我、か。……あるとすれば、
 200年生きた魔術師は“妹”に全てを費やした。
 それが全てだ。

 世界を全く見ていなかったワケじゃない。
 ただ“妹に綺麗な景色を見せてやりたかった”

 多分、寂しさを感じないって言うよりは──
 お前が思う以上に俺は『必死』だったんだよ。
 だから、正直今、ぼうっとしている。」

貴方の葛藤がわからない訳ではない。
けれど、自分はこの世界で綺麗な物も汚い物も見過ぎた。
何より、そう考えるには、余りに唐突だったのだ。別れが。

「……見に来るか?祭壇。
 多分そこが、ラスと出会う前の俺の全てだ」

呪術ギルドの最深部。
自我も生きた証も、全部そこに存在している。
(454) 2021/05/04(Tue) 2:11:33

【人】 車輪銀河 メレフ

>>459 サダル

「なにやってんだ??」


なにやってんだ???

「いやホントなにやってんのマジで。
 え、おじさんおばさんの番号知らないが。
 母さんから聞いて連絡するけどさァ……」

色々とおかしな事が沢山あった世界だが、
いとこが轢かれて幽体離脱の様に119を頼まれる。
そんな体験の方が普通は無いのでは無いだろうか?

「さっきの件で一気に現実に引き戻されたから、
 何か今謝罪貰っても正直ストンと入って来ない。

 何処で轢かれたって?何しに出てた時?
 よろめいて轢かれたとか止めてくれよ本当に。」
(463) 2021/05/04(Tue) 3:19:34

【人】 車輪銀河 メレフ

>>477 キファ

「即答。」

悩まれるよりはいいのだが。
そこまで興味を持たれていたのだろうか。
いや、持つものか?

“設定”であっても己の在り方が余りにも長すぎて、
現実の自分の「当然だろう」と言う気持ちと、
設定の自分の「当然なのか?」が交差する。

「じゃあついてきな。
 どうせ、あそこをどうするかまだ決めてなかった。」

言いながら歩きだす。
見慣れたレムノスの街の、細い通路を通り、潜り、
何処かの庭先を平然とした顔で素通りし、
小さなトンネルを抜け、何でもない一つの路地裏。

柄も悪い訳でなく、小さな道の一つ。
その壁にそっと触れると、解ける様に新たな道が出来た。

「俺だけなら適当に転移してたんだが、
 二人だとちょっと面倒だから歩きだ。」
(479) 2021/05/04(Tue) 14:37:05

【人】 車輪銀河 メレフ

>>465 >>466 ニア

「俺も話し手と言うよりは聞き手側の方が多い。
 他のヤツらも何人か集めたら丁度いいかもな。」

貴方のそんな三秒の葛藤を知る由もなければ、
自分一人では聞きだせないだろうが……
他の面子が居れば変わるのか、未来に期待だ。

「受験。まあ進路も曖昧だから就活かもだが。」

言い方からして明らかに『院試』でもない雰囲気だ。
つまりはそう言う事だ。

「……?上も下も答えられねェよ。丁度17だからな。
 なんか困ったコトでもあったか?」
(480) 2021/05/04(Tue) 14:41:18

【人】 車輪銀河 メレフ

>>481 キファ

勿論。とばかりに促す。

まず見えるのは、整備された軽石で舗装された道。
鬱蒼と生い茂る──何てこともなく、
周囲の建物の雰囲気に溶け込む、高い建物の中にある庭。

「無駄に名前だけは豪華だが、実際の所、最近まで
 『俺とラスの住まい』だぜ?所帯じみてるだろ。」

現代で言うなら、首都の緑化計画でよく見るであろう、
お洒落かつ自然風な光景が広がっている。最も、奥に
見えるギルドは西洋風の建物で近未来的ではないが。

「あとは取引相手を案内する場所だから、
 逃げられちゃ困るんで無難な作りさ。
 キファが気になってる所は地下にある。」

基本的な呪術ギルド『等価交換』は、
地下を覗かなければ祭壇の存在の有無すら不明だ。

「神秘主義者ねェ。
 長生きしたいだけの人間じゃなくて、
 他に何か特別なコトがあったりするのかい、それ」
(483) 2021/05/04(Tue) 14:58:34

【人】 車輪銀河 メレフ

>>484 キファ

「お前のギルド、釣られてるのかよ……
 何の為に吊ってんだそれ。食うのか?」

サルの脳みそを食っていた男の台詞ではない。

「厳密には妹を“長生き”させたかった訳じゃない。
 ただ、人並みにとまでは行かなくても……

 “普通”の人間が見れた景色くらい、
 見せてやりたいって思っちまった。
 
 同じ道の様で全然違うが“世間”からすると
 どっちも同じ禁忌で“おかしい”んだろうな。」

急かすな、と言いつつ鍵のかかっていない扉を開く。
多くの部屋、廊下の数。けれど“気配がない”。
このギルドに、生きてる人間は二人以外──誰もいない。
(487) 2021/05/04(Tue) 15:56:44

【人】 車輪銀河 メレフ

>>490 ニア

「お前サンも17か。同い年だな。」

別段、こちらは衝撃を受けた様子もない。
彼女の兄とされて居た人物が友人だったので、
まあそれくらいだろう、という気持ちだ。

「そうか?……まあそうか。他と違って、
 “設定”とは言え200年分の記憶があるからな、
 そのせいかもな。現実とかけ離れてるとも思わないが。

 それを言うならそっちも物静かな方じゃないか?」
(492) 2021/05/04(Tue) 16:39:41

【人】 車輪銀河 メレフ

>>489 キファ

「現実の俺にも、実は“妹”がいたんだ。」

最奥。何でもない扉に見えるそこは、
扉を開けると明らかに異質な空気が漂う。

見た目がおかしいのではなく、その“場”に
掛けられている魔力量が尋常じゃない。
キファでもすぐに感じ取れるくらいの差だ。

手を翳すと白光の線が魔法陣を描き、
そこに階下へ続く階段が姿を現す。

「ここに人を入れるのは初めてだな。
 ラスには、最後まで怖くて見せられなかった。」

そうして苔むした階段を下りていく。
ぴちゃんと小さな水音と、小さい滝の音が響く。
(493) 2021/05/04(Tue) 16:46:48

【人】 車輪銀河 メレフ

>>495 キファ

「ならこの“設定”の一部は、そう言った……
 意識してない層の記憶から引っ張られたのかもな」

「生きたいって願ったのはキファ自身なのか、
 ……案外俺と似た理由なのか、
 まあ、これを解き明かす必要もないか。」

死んだ妹がモデルだとして。
それになり切って“生き続けたい”と思うのは、
現実のキファを知らないメレフにとって“どっち”か。
わからないし、彼女が語らないならそれでいい。

唐突に、ふわりと蛍のような光が階下から舞う。
蛍の様に見えるが人工生物のそれは、通りがかると
元の場所に戻る兵士の様に奥へと戻っていった。
(501) 2021/05/04(Tue) 18:16:13

【人】 車輪銀河 メレフ

>>497 サダル

「トラックに轢かれて何でここに来たのか。
 俺ゲームに詳しくはないけど、
 沙羅がおかしいのだけは分かる。何してんだ?」

続く言葉にさすがのメレフもこれには呆れと溜息だ。

「お礼を言われてもどう反応すればいいのかわからないが」

「『前向きになってよかったな』って言う状況じゃないし、
 今呑気に喋ってる場合なのか?って気もするし……
『引きこもり止めてみる』ってこんな所で聞きたくなかった」

ジト目になりながら、握られた手を握り返した。
大体は前向きな言葉を返していたメレフとは言え、
いとこが轢かれていると聞いた上でこれはコメントに困った。
困ったので、強く握っておいた。死ぬなと言いたげに。
(503) 2021/05/04(Tue) 18:24:41

【人】 車輪銀河 メレフ

>>502 キファ

「もったいぶってる気はないが、
 厳重なのはそうだな。」

最深部の底は、眩い光が射したりはしない。
蛍のような光以外にも、淡い色取り取りの光。
自ら輝きを放つ植物に似た何かの花畑。

「もし、妹が外を生きるのを拒んだのなら。

 ここでずっと生きていける様に。
 永遠に美しい物だけ見て死ねる様に。」

薄暗くても陰気ではない。
清涼な空気は奥を流れる滝の水を更に澄ませる。
透き通る環境音として、鳥と虫の声が相互に囀る。

「誰にも侵されない場所。
 自ら閉じこもるなら、目を塞げる場所。
 何を選んでも全てを叶えられる準備はした。」

空は、見る度に色を変える。
星空を望むなら、世界は暗く瞳に座が囁き掛ける。
青空を望むなら、世界は明るく己の姿を蒼に染める。

中央の棺は、黒髪の眠り姫が目覚めを待ち続けている。

──彼が妹の為に作った、永久機関。
ここは小さな水槽であり、楽園であり、箱舟であった。
(505) 2021/05/04(Tue) 18:38:21

【人】 車輪銀河 メレフ

>>499 ニア

「変とは言われる時はあるが、そもそも親が変。
 片親が外国人だから、距離感がおかしいんだとさ。
 俺はそれに慣れ切ってたから、昔はよく怒られた」

要するにハーフと言う奴らしい。
一部の国の人は、自分達の国よりスキンシップが激しい。
きっとニアも知っているだろうから想像し易いだろう。

「俺の?構わないが『落ち着いたら』って、
 そんなに忙しくなる予定でもあるのか?
 ……シトゥラ?」

同い年ならそう追われることもないと思っていたが、
思い当たる要因が自分にはそれしかなかった。

『名月 廉』と書かれたメモと携帯の番号。
それからアカウント名(メレフと読める)を手渡した。
(507) 2021/05/04(Tue) 18:52:35

【人】 車輪銀河 メレフ

>>508 >>509 キファ

「なら、ここで死んでくれてもいいぜ?」

まるで“天国”と思うなら、と。
彼女の恐れる死の怖さを知らない男は、
皮肉めいた口調でそう笑う。

「現実は、もっと良いモノがあるのは知っている。
 同じ数だけ見たくないモノも蔓延っている。」

美しい物のそれぞれに、魔法が掛けられている。
“外を生きる為の知識”“兄からの妹への言葉”
存在するあらゆる物にそれは星の数だけ込められている。

「俺は鳥籠や監獄を作りたかった訳じゃないからな。
 ここは“不可侵”の領域だが……
 出たいと思うなら、いつでも出られる。

 アイツにそれを聞く時間も、それを選ばせる感性も、
 俺はあの時、与える事が出来なかった。
 だから全てを用意した。……さて。」

貴方に問われて、棺を覗き込む。
ずっと変わらない、7歳にすらなれなかった少女を。
“ここ”に置いていくべきなのか、まだ迷いがあった。
(510) 2021/05/04(Tue) 19:22:57

【人】 車輪銀河 メレフ

>>506 カウス

「ほう、言うじゃねェか。改心したカウスくん?
 お前の成績表とやらがどうなってるかが見ものだな?」

病気の度合いによっては、貰った事もないかも知れないが。
だとしてもこの時代、学校に通う手段は幾らでもある。
成績表が良くても悪くても弄ってやろう。そう決めた。

「よし、んじゃお前の意識が目覚めたら、
 お前から連絡しろ。見舞いに行ってやる。」

本名の『名月 廉』と住所、携帯番号を渡す。
相当珍しい部類の名前だ。都道府県さえ覚えていれば、
貴方が本気になればもし忘れても探すのは容易だろう。

「お前の成績が俺より良かったらな。
 生き延びた先が終わりじゃないぜ?頑張りな。」

そう言って、貴方に手を振って去ろうとするだろう。
最も成績の話だって、いつまでとは言及していない。
貴方が頑張ればいつでもバイクに乗せてやれる未来はある。
(513) 2021/05/04(Tue) 19:48:30

【人】 車輪銀河 メレフ

>>511 >>514 >>515 キファ

「嗚呼、そうだ。俺の罪はきっと、妹を──」

  
“置いていこうとした”こと。


妹が、俺を置いていった。
それと同じ事をしようとして“いた”。

成程。
そこに愛は在ったとして、同じ苦しみを味合わせる。
その可能性があるなら、それは許されない。

罪の有無じゃない。世界に許されるかは興味ない。
でも、ラスは許さないだろう。ラスと妹は違うけれど、

「……何で気づかなかったんだろうな。
 それとも、これが“俺”と“メレフ”の、」

     『違い』だったのかもしれない。
 或いは、『変化』なのだろうか。
(528) 2021/05/04(Tue) 21:37:34

【人】 車輪銀河 メレフ

>>511 >>514 >>515 キファ

貴方から手渡した鍵を受け取って見つめる。
けれど首を振って返した。

「最初は、骨だった。
 髪を集めて乗せただけの粗末な物だった。

 そこから皮を被せる真似を。
 服で飾り付けられる程度の稼ぎを。
 血色が見える程に血を流す方法を。
 瞳に俺と同じ赤を宿す術を。」

繰り返し繰り返し、何度も試行錯誤の繰り返し。

妹の遺体が今の様に綺麗なモノになるために、
見せられる物になる為だけに、どれだけ掛けたのか。
200年をデータと言われてしまった今、知るのは己のみ。

「でもそれが幾ら精密で精巧であろうと。
 ──“中身”が戻って来てはくれなかった。」

「ゲーム中、俺は今回が終われば、それに足りると
 そう思っていたけれど、きっとその日は来ない。」

“メレフ”という男はきっと、それを理解した上で、
ずっとこれを続けていたのだろう。

妹が目を覚ます事はない事に薄々気づきながらも、
それでも決して諦めるコトはない、そう言う人物だった。→
(529) 2021/05/04(Tue) 21:38:48

【人】 車輪銀河 メレフ

>>511 >>514 >>515 キファ

「でも、“俺”は違う」

「『名月 廉』は現実に帰るって決めた。
 だからメレフと妹の物語もこれで終わりだ。」

「ここから先の、妹の行方は、物語は。
 メレフじゃなくて“俺”が決める。」

そっと、入れ物でしかない彼女に口付けを落とす。
『名月 廉』が贈る、最初で最後の魔法。

「俺のすべての魔力をここに置いていく。
 蘇生には届かないかもしれない。

 けれど、“妹を助けられずに消える”
 その結末だけは、最期まで見せない。」

「どうなったかは、“俺”が引き継ぐよ。
 眠ったのか、俺の魔力と共に朽ちたのか、
 或いは──奇跡が起きて、目覚めるのか。」

「それが俺の答え。」

ここは消さない。終わらない。
メレフと妹が生きた痕跡は全て、
消す事もなく、忘れられる事もないように、

全てをここに置いていく決断をした。
(532) 2021/05/04(Tue) 21:49:08

【人】 車輪銀河 メレフ

>>521 >>522 >>523 サダル

「わからねェよ。
 お前の言うコト、いつもわからない。」

「でも、そう決めたならそれでいい。」

 一緒にログアウト、について。
 “押さねえよ”、と呆れが漏れた。

「お前の台本がどうであれ、何を言おうが。
 今出来る限りの事をやったならそれは受け入れる。

 ……“今度こそ”俺は受け入れる。
 後悔しないようにな。」

だから、貴方の呟きが聞こえようが聞こえなかろうが、
手を握り締めてこう告げるのだ。“あの時”と同じ様に。

「絶対に助ける。待っててくれ、沙羅。」

貴方が演じなくても、信じても信じなくても、
何をしようと理想のエンドロールは訪れるのだと。
『名月 廉』は『夢見路 沙羅』を信じ続けるだろう。
(539) 2021/05/04(Tue) 21:58:32