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人狼物語 三日月国


61 【身内】夢の少しあと【R18RP】

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【人】 春日 幸貴

[救急車までいかなくとも、車で迎えにきてもらうことにはなるかもしれない。>>110
 こればかりは馴染んだ生活習慣の差なんだと思う。
 外出するとき、「車でたどり着きやすい場所か」は俺は必ず気になってしまう。

 腕を取られて早速鼓動に襲われることになったが、歩く程度なら大丈夫のはずだ。それは初めて手を繋いだときに実証されている]


  乗り気じゃん。


[積極的な仕草に笑いながら嬉しくもなって、見当をつけた道から逸れていないのを確かめながら歩いて行った]
(113) 2021/03/19(Fri) 12:43:32

【人】 春日 幸貴


  よくそんなの持ってんな……。


>>111手持ち扇風機に感心しながら道を歩いた。
 天気がいいのもあって、歩いていれば暑い。
 汗をかくと後々冷えそうで、それが一番不安だった。冷えると暖まりにくい体質だからだ。>>12
 昔より遥かにマシになったけど、それでもつらい。いつものことだから対策は用意してあるんだけど]


  朱里は丘登っても苦しくなったりしないんだよな……。


[人並みの苦しさはあるんだろうけど、死にそうな苦しさではないはずで。
 適度な苦しさというのは俺には想像しづらい。

 昔と比べたら俺の死はかなり遠のいたはずなのだが、それでもHPに換算すると10ぐらいなのではという気がしてならなかった]**
(114) 2021/03/19(Fri) 12:43:57

【人】 春日 幸貴


  そうだなぁ。ラストダンジョンだし……。


[そこで盛り上がらないのは確かに勿体ない。あまりテンション上げて、後で力尽きるのも困ってしまうが。

 そして朱里は甘えたかったらしいと知って、なんだかめちゃくちゃ嬉しくなった]


  甘えてくれるんだ? 嬉しい。


[甘えてもらえるのが嬉しいって、長男の性分だろうか。弟に甘えられたときも嬉しくなるし、たびたび甘やかしたくもなる。

 朱里に甘えてもらう喜ばしさはそれとまた違うけど。
 いつも頼ってばかりいたから、甘えてもらえるのは筆舌に尽くし難い嬉しさだ。表情にも思いっきり表れていそうである]
(120) 2021/03/19(Fri) 16:19:56

【人】 春日 幸貴

[経口補水液。名前に口移し感はあるかもしれない。味が苦手で、できれば飲みたくない代物だったりする]


  朱里は丘のボス……
  ボスじゃないか。丘の城の姫……?


[幼少から丘を駆け回っていそうなおてんば姫みたいになってしまった。それはそれで可愛い。

 ステラがHP2で元気だったのは最大値だったからかなあ、と思ったが……そうすると俺の2や10は瀕死で赤くなってるとかそんな感じなんだろうか。
 俺が健康でないことを考えればステータス異常があるのかもしれない。呪いとか?]
(121) 2021/03/19(Fri) 16:20:26

【人】 春日 幸貴

[合ってるかと問われて地図アプリを確認した。
 ゲームで画面の隅に表示されてる地図見ながら歩くのと感覚が近いよな、これ]


  うん。この辺りから完全に徒歩だな……。
  ちょっとだけ休んでいくか。


[母さんに無事でいることと車道から離れることを一度連絡しておくことにした。
 長い遊歩道だからか、ところどころにベンチがあるのが助かる。ついでだから水分補給もしておいた]


  何かあったら、ここまでは
  戻ってこなきゃならないな。

  朱里は道覚えてるよな?


[迷うような道ではないと思うけれど。
 迎えを頼むような体調不良では、方向感覚なんか残ってないというのが体験談だった。
 朱里についていけば大丈夫と思えれば安心できる。

 ここまででは思ったほどの負担はなかったけれど、問題はこの先なわけで。
 小休止というセーブポイントらしいことをした後、山場に挑むことになった]**
(122) 2021/03/19(Fri) 16:20:51

【人】 春日 幸貴

[いつも甘えられる側だから、甘える側になりたい部分もあるし、実際それで朱里にだいぶ甘え気味だった気はする。
 でも甘える一方というのも物足りなくて、やっぱり甘えられたり頼られたりすると嬉しい。
 需要と供給が合致しているかもしれない]


  そりゃ大変だー。奪い返さなきゃー。


>>123棒読みは多少改善されたが、イマイチ緊迫感がなかった。
 それで同じく緊迫感の足りない返しをしてしまった]
(126) 2021/03/19(Fri) 21:02:56

【人】 春日 幸貴


  もし具合悪くなったら、俺は
  正しい道がわからなくなると思う。
  そのときは頼りにしてるぞ。


[行きで迷うことがなさそうなのは地図でもわかったし、俺は方向感覚は悪くない。体調が大丈夫なら帰りも迷わないと思う]


  ラスボス……。


[もう花になっていないとか? と一瞬思ったけれど、天文台にまつわる丘だと思うと……]


  月とか星とかの魔王……?
  夜にならないと会えないとか。


[それもピンと来ないのだが。
 なんとなくそう言ってみてから、太陽が燦々と輝く空を見上げた。
 だいぶ陽が高くなってきて、日差しの強さと風の気持ちよさを感じる]*
(127) 2021/03/19(Fri) 21:03:20

【人】 春日 幸貴

[>>128何が良かったのかよくわからないが、姫のお気に召したらしい。もうちょっと真剣に言えばよかったろうか。

 >>129頼もしい言葉を聞いていればダンボールソリの話が出て、思わず笑った。
 子どもの頃、密かにやってみたかった遊びだった。
 緊急時にやるのはありえないと思うが]


  楽しそうだけどそれは……なしかな……。

  でも、ありがとう、朱里。
  朱里がいるから安心して登れる。


[俺のお姫様は助けを黙って待つタイプじゃなく、一緒に戦ってくれるタイプなのが良い。
 ずっと深く考えたことがなかったけれど、俺は一緒に何かできる相手が好きらしい]
(133) 2021/03/19(Fri) 21:41:43

【人】 春日 幸貴

>>130ラスボスについて語る言葉を聞いて、なるほどと思う部分はあったけれど]


  めちゃくちゃ俺が主人公感あるラスボスだ……。
  ……それでいいのか。


[俺が勇者ならそうなるのか。気恥ずかしいことこの上ない。
 けど、そうか。
 もう過去は振り切ったつもりだったけれど、改めてここで向き合ってみてもいいのかもしれない。

 そして待ち続けるラスボスを思う言葉が出る朱里には微笑ましいものを感じた]


  そうだなぁ……ちゃんと決着つけて帰ろう。
  俺は自分から勇者捕まえに行く魔王だったけど、
  そういう奴ばかりじゃないんだもんな。


[ずっと待ち続けて花になっちゃうという可愛らしさは俺には無いものだった。
 相手が俺の過去なら、そんな風に静かに風化することが無いと言えるだろう]
(134) 2021/03/19(Fri) 21:42:31

【人】 春日 幸貴

>>131芝生と言われて視線を落とすと、風に揺れる緑が煌めいて見えた。

 そうだ、子どもの頃にもどこかでこんな綺麗な緑を見たんだ。そして思わず近づいて、死の恐怖を感じるくらいに気分が悪くなった。

 理由が何だったかははっきり覚えてない。思わず駆け寄ってしまったのかもしれない。それだけで倒れられるくらい、俺はひ弱だから。
 そのときに、この世界が俺を拒んでいるような錯覚を感じた。

 そのときの印象は、何年も引きずることになった。思い出すと沈んだ気持ちになる]
(135) 2021/03/19(Fri) 21:44:45

【人】 春日 幸貴


  ……ん、わっ、ほんとだ涼しい。
  いや、やばいってほどじゃないかな?


[沈みかけたときに、朱里が日傘を広げた。>>132
 風が湿気を飛ばしてくれるおかげか、日差しを遮るとかなり涼しくなる。
 日傘は見慣れなくて、それですっかり気持ちが切り替わった]


  よし……、展望台目指して出発するか。
  無理は禁物ってことで。


[階段は、あれから随分まともに昇れるようになった。校舎の3階まで行くくらいなら、さほど苦労しない。

 けれど、展望台に向かうほどの量はさすがに自信がない。
 単純に脚の筋力って意味でもそうだが、心臓の負担はどうなのだろうか。

 不安だけれど、朱里がいるなら挑む気持ちになれる。
 だから俺は立ち上がって、朱里に向けて手を差し伸べた]*
(136) 2021/03/19(Fri) 21:45:23

【人】 春日 幸貴


  ただの遊びなら……。
  子どもの頃やってみたかった。

  緊急時の移動手段としてはナシ……。


[緊急時なら、掴まれる余力がたぶん俺にない。何が起きるかちょっと想像がつかなかった。

 >>138ドキドキすると言われると、何だか嬉しくなった]


  そういう意味なら、俺も安心できないや。
  俺も朱里に初めての経験させられるんだな。


[俺ばかりが朱里に“初めて”をもらっているのかと思っていた。
 そうじゃないのは、素直に嬉しい]
(141) 2021/03/19(Fri) 22:20:21

【人】 春日 幸貴

>>139ヒロインになろうとする朱里が可愛い。

 あのとき思い出の中から勢いで出てきた勇者とお姫様の例えをすんなり受け入れて、ずっと俺のお姫様であろうとしてくれる朱里が愛おしい。

 朱里の想いをはっきり聞いたわけじゃないけど期待せずにはいられなくて、
 でも、はっきり聞いたわけじゃないから、不安が残ってしまう]


  ごめんって。
  機嫌直してくれよ、俺のお姫様。


[だからそう声をかけた。試すつもりはない]
(142) 2021/03/19(Fri) 22:21:01

【人】 春日 幸貴


  あっ、ごめん……じゃあ傘。


[深く考えずに手を差し伸べてから、彼女の両手が塞がっていることに気づいた。
 俺は両手が空いている。だから傘を預かって、朱里と手を繋ごうと思った。

 繋げられたなら石段に向かうことになるだろう。
 初めのうちは順調に登れたけれど、長く登っているうちに気分が悪くなりかけて、石段の途中で休憩を申し出ることになった]*
(143) 2021/03/19(Fri) 22:21:21

【人】 春日 幸貴

>>144“俺のお姫様”という表現を喜んでくれて、“私の勇者さま”と返してくれる朱里。
 今すぐ抱き締めてキスをしたいくらいなんだけど、それは展望台までおあずけにしよう]


  うん……そうだな。


[相合傘。雨も降っていない、差さなければ差さなくてもいい傘で。
 でも同じ傘の下に入らなきゃいけないから、くっつくことになる。

 登下校と違って人目を気にせず寄り添えることが、こんなに幸せだとは思わなかった]
(147) 2021/03/19(Fri) 22:59:25

【人】 春日 幸貴

[休憩中、ペースが悪くなかったことにはとてもほっとした。>>146
 ずっと家族の足手まといだと思いながら生きていたけど、もう誰の足手まといでもないんだと思えた]


  よかった……。
  もう少し早めに休憩挟めば、もっと楽に登れる。


[気持ち悪くなる前に休めれば自然と回復するし、回復にかかる時間も短い。
 ちょっとずつ休みながら行くのが最良だとはっきり理解して、どのくらいの間隔で休めばいいかもすぐに把握できた。

 休憩時間に、世界に拒まれた感覚のことや足手まといだと思って生きていたことを話そうかと思ったけれど。
 俺の過去の呪縛がラスボスなら、その話も展望台までおあずけだろう。

 こまめに休憩を挟んで展望台が目前となるのは、だいたい予定通りの時間だろうか。
 その頃には疲労で怠さはかなり感じていたけれど、心臓は負担こそ感じても無事だった]*
(148) 2021/03/19(Fri) 22:59:54

【人】 春日 幸貴

>>149フライングという言葉に、何をするのかと思ったら、手の繋ぎ方が変わるのを感じた。
 片時も離れまいとするように指を絡め合って、この繋ぎ方の名は]


  ……朱里。


[その繋ぎ方の名の通りの関係を望んでもらえたようで、手に力がこもった。
 この先にたどり着くための活力を得た]
(151) 2021/03/19(Fri) 23:43:17

【人】 春日 幸貴


  うん、頼む。
  手遅れになってからじゃ遅いから。


[当たり前のことだけれど、言葉に出した。
 そういう意味では俺はHP2どころじゃなく瀕死なのだろう。今にも死にそうだと感じるくらいの状態なのだろう。

 こまめな休憩を挟んで登っていくうちに、石段の残りはどんどん減っていって、やがて頂上が近づいた。
 これを登り切れば終わりというところまで来たとき、疲労感はかなりあったけれど]


  行くぞ、朱里。


[実質的には俺が手を引かれる側なんだけど。
 彼女にそう笑いかけて、最後の石段を登った]
(152) 2021/03/19(Fri) 23:43:58

【人】 春日 幸貴

[登り終えたとき、他の何を確かめるのも忘れて、繋いだ手を離した。
 そしてその一瞬後、両腕で朱里を抱き締めた。

 まだやることがあったかもしれない。
 終わってないことがあったかもしれないけど。

 朱里を抱き締めたい気持ちを抑えることは、これ以上はできなかった]*
(153) 2021/03/19(Fri) 23:44:39

【人】 春日 幸貴

[朱里を抱き締めた後、傘が落ちる音を聞いた。
 そんなことはどうでもよかった。抱き締め返してくれたことが嬉しくて。

 だから、彼女にずっと伝えたかった“責任を取る言葉”は、今言うしかないと思ったけれど。

 それは“ラスボス戦”の後なのだろう、と思い直した]
(156) 2021/03/20(Sat) 0:11:19

【人】 春日 幸貴

[思い返したいことはいくつかあった。全部振り返っていたんじゃ、何時間あっても足りないと思う。
 だからできるだけ絞ろうと考えて、改めて言葉にして向き合いたいことを探して]


  ……子どもの頃、世界に拒まれてると思った。


[最初にこの話が出たのは、今日ここに来て思い出したことだからだろう>>135


  綺麗な景色を見て、もっとよく見たくて、
  そこに行こうとして……

  気分が悪くなって、死ぬかと思った。

  来ちゃいけないって言われたみたいで。
  あんなに綺麗なのに……って。

  他にも理由はあったけどな。
  食べてみたいものが食べられないとか、
  動物に触れたら湿疹が出たとか。

  世界に拒まれてるんだ、俺はこの世界に
  いてはいけないんだ……って思い込んでた。

  そんなことなかったのにな。


[世界が俺を拒んでいるんじゃなく、俺が世界を拒んでいた。
 薄々感じていたそのことを、はっきりと気付かせてくれたのは――あの世界で出会った勇者のうちの1人だった]
(157) 2021/03/20(Sat) 0:12:08

【人】 春日 幸貴


  俺はずっとこの世界を生きたかったんだ。
  そのことに気付かせてくれた人がいた。
  だから戻ってこられた。

  そして、戻ってきたら、俺のお姫様と出逢った。

  みんなが、俺に呪縛を解く力をくれたんだ。


[俺の命はあの世界が繋いでくれて、この出逢いもあの世界がくれた。
 生きる希望を得た後に出逢ったお姫様はとにかく眩しくて、一気に大切な人になっていった。
 その全てのおかげで踏み出して掴んだあの頃の未来が、今ここにある]


  俺はきっと、こんなふうに共に歩める人を
  ずっと求めていたんだと思う……。

  きっとそのせいなんだ。
  朱里のことが好きでたまらなくて、
  ずっと傍にいてほしいって思うのは。


[これが恋だった頃もあるんだろう。
 でも、今は恋ではなくて愛だと言える。そのくらい、朱里の存在は俺の中で大きくなっていた]
(158) 2021/03/20(Sat) 0:13:05

【人】 春日 幸貴

[朱里を間近にじっと見つめて、ずっと伝えたかった言葉を言おうとしたら、自然ともう一度片手を繋ごうとしていた。片腕で彼女を抱いたまま]


  朱里……、好きだ。
  ずっと一緒にいてほしい。
  俺と付き合ってくれないか。


[直前に言った言葉の繰り返しでしかないけれど。
 きちんと明確に伝えておきたかった。
 言葉にしないとすれ違うことも、想いが伝わらないことも、俺はずっと思い知ってきたから。

 そうして答えを待つように、じっと彼女を見つめた]*
(159) 2021/03/20(Sat) 0:13:41

【人】 春日 幸貴

[朱里のくすんだ世界に色を与えられたのが俺なのだと、そんなふうに言ってもらえることは――照れ臭くて、気恥ずかしくて、だけど、この上なく嬉しかった。

 このために生まれてきたんじゃないか。
 そう思えてしまうほど]


  ありがとう、朱里……。
  二人で一緒に幸せを掴もう。


[既に掴んだ幸せのほかに、もっとたくさんいろんな幸せが、輝きが、世界にはたくさん散りばめられているはずだ。
 それを二人で掴むために、これからも共に歩んでいきたい。

 そう思いながら、彼女の頸にそっと手を当てた。
 再び見つめ返してくれる彼女の瞳に吸い寄せられるように、顔を近づけていた。

 拒まれなければそっと唇を重ねるだろう。
 重ね合った掌をそっと擦り合わせ、指を絡め合いながら]*
(163) 2021/03/20(Sat) 0:49:30

【人】 春日 幸貴

[繋ぎ合わせた手の熱、
 抱き締め合った体の熱、
 触れ合った唇の熱。

 陽の光なんかより余程熱くて、だけど遥かに心地よかった。

 今だけ、俺の腕の中が世界の全てのようだった。
 他には何も存在しないかのように朱里に酔いしれていた]
(166) 2021/03/20(Sat) 1:19:46

【人】 春日 幸貴

[どのくらいそうしていたんだろう。
 長いような短いような、永遠にそのままでもいいとさえ思ってしまうような時間の間、唇と同じくらいに掌と指を感じていた。

 もしディープキスを知っていたら掌の代わりにそっちを選んでいただろうと、将来思い返すことになるのを今はまだ知らない。
 抱き締め合うだけよりも、もっと朱里の傍に行きたい――そう思った答えが、このときはキスだった]
(167) 2021/03/20(Sat) 1:20:05

【人】 春日 幸貴

[静かに唇を離して、瞼を開けて、朱里の顔を改めて見つめた]


  朱里、たくさんの“初めて”をありがとう。
  これからもいろんな“初めて”を俺に教えてくれよ。

  俺には知らないことがたくさんある。
  朱里と一緒に知っていきたい。


[微笑んで静かに伝えた声は囁き声にも近かっただろうけれど、これだけ近くにいればはっきりと聞こえただろう。

 これからも朱里と共に歩んでいける。その安らぎが俺の心を深く満たしていた]**
(168) 2021/03/20(Sat) 1:20:46

【人】 春日 幸貴

[今はまだ、体まで求め合うことには不安があった。
 補助があるとはいえ、壊れかけの心臓が耐え切れるのかが怖くてたまらなくて。

 躊躇いなく求められるのは、きっと本物の心臓が手に入ってからになるのだろう]
(172) 2021/03/20(Sat) 7:11:29

【人】 春日 幸貴

[彼女は涙を浮かべていた。>>170
 不安はなかった。それが幸せの涙だって自然と理解できたから。

 もらい泣きみたいに自分の目まで潤むのを感じた。水滴になることはなかったけれど。

 祝福の言葉とともに祝福のキスをされて、今度は両腕で強く彼女を抱き締めた。
 離したくないと言わんばかりに]
(173) 2021/03/20(Sat) 7:11:47

【人】 春日 幸貴

[その後、朱里に促されて街の全景を見た。

 彼女の言葉を聞きながら見下ろした世界は、俺がずっと知っていたのと違う色をしているように見えた]


  俺たちの世界だな……。


[救ったと表現されて、抵抗は感じなかった。
 二人で一緒に歩んできて、世界は確かに別の姿になったと感じるから。

 だから彼女にそう微笑みかけて、その後もう一度、隅々まで見渡すように世界に目を向けた。
 いろんな場所に行ってみたけれど、それでもまだほんの一握りだ。まだまだ知らないものがこの世界にたくさんある。
 もちろん、この世界の外側にも。

 天から降り注ぐ光と体を撫でていく風が、俺たちを祝福してくれているように感じた]**
(174) 2021/03/20(Sat) 7:12:22