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人狼物語 三日月国


81 【身内】三途病院連続殺人事件【R18G】

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視点:


【人】 焦爛 フジノ

初日は多くの人が集まっていた部屋。
今はガランと静まり返ったそこに足を踏み入れ、机の上に缶詰を並べる。
『メイジ』『ロクサン』
名前の書いた紙の上に重し代わりの缶切りを置いて、満足そうに頷いた。

ミロクはああ言っていたけれど、フジノは二人にもちゃんと食べて欲しいと、思うのだ。
食べることは生きることだから。
(23) 2021/07/14(Wed) 12:45:38

【人】 焦爛 フジノ

>>26 メイジ
「缶詰、だよ」

缶詰です。
水を煮沸して、飲み水を工面していたようだ。
薬缶を手に戻ってきて隣に座った。


「ミロクさんが、死ぬ前に、貰っていたの。
 ……私だけ、食べるのは、ダメだと思ったから」

だから、ふたりの分。

「……ねぇ、メイジ。あのおはじき、いくつか、貰ってもいい?」

貴方の視線の先にあるおはじきを見て、ぽつりと尋ねた。
(27) 2021/07/14(Wed) 19:18:08

【人】 焦爛 フジノ

>>28 メイジ

「うん、いいの。私の分も、ちゃんとある、から。
 ……ふふ。ほら、だから、ちゃんと食べて、ね」

たしか魚の缶詰だと言っていた。
……魚なら、『猿肉』の味を思い出すこともあまりないだろうと、思う。

「うん。かわいい、し、それに……
 見たら、メイジとミロクさんの事、思い出せる、から。
 近くにあったら、心強いなって、思ったの」

ありがとうと言って箱を受け取る。
箱の重みにほんの少し、得意げになれたあの日を懐かしく感じた。

「……メイジが、住んでいる所は。
 ミロクさんの教えてくれた場所と、近い?」

ふと、貴方に会える場所を知らない事に気付いた。
自分の行く場所はここだと、ミロクに渡されたメモを見せる。

きっと会えると言ってくれたけど、自分で会いに行ける方法も知っておきたかった。
知りたいと、思った。
(29) 2021/07/14(Wed) 19:41:20

【人】 焦爛 フジノ

>>30 メイジ

「そう、だったね。……わかった。
 次に会う時、返してね」

気にしなくていい、という言葉は飲み込んだ。
次の約束を確かにできる口実が、欲しかった。
そんな欲を持ってしまった。
紙を手に取り、書き記された住所をじっと見つめた。

「そんな事……あったら、どうしよう。
 きっと大変で、でも……会った時には、おかしくてお互い、笑っちゃうかも、ね」

駅に名前を書いておこうか、と呟く。
都会ではそういう場所や物があると、学校の本に書いてあった。
そんな知識が役立つことが来るとは思ってもいなかった。
(31) 2021/07/14(Wed) 20:18:08

【人】 焦爛 フジノ

>>32 >>33 メイジ

「ほんと?……うん。指切り、しよう」

小指を絡める。
針千本を飲む気も、飲ませる気もない。
きっと貴方は守ってくれるのだ。

「やりたい、事?
 ……なら、次に会った時。教えてね。絶対、だよ」

大学へ。勉強をして、メイジは何をするのだろう。
早く次が来るといい。
そして次にまた、その次へ繋がる口実を二人は作るのだろう。

いつか口実が無くても会えるようになるまで、何度でも。
そうなったらいい。
いつかの未来を願って。
腹に置いていた手を、そっと貴方の手に重ねた。
(38) 2021/07/14(Wed) 20:56:15
フジノは、願った。また、次が、ありますように
(a21) 2021/07/14(Wed) 20:59:50