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人狼物語 三日月国


123 【身内RP】夜見の城で夢を見る【R18G】

情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


蒼い三日月が辺りを照らす。伝承は果たして真実なのだろうか。
もし真実であるならば、異形の刃を見つけ出し、打ち砕かなければならない。

どうやらこの中には、村人が1人、骸糾問が1人、魔術師が1人、智狼が1人、呪狼が1人、謀狐が1人、反魂師が1人、無思慮が1人、宝玉が99人いるようだ。

【人】 城主 キエ

「うん?足りない物があれば使用人に……、
 ……え、何、帰り道?

 そんなもの、僕が知ったことじゃないねェ。
 自分が来た道じゃないか、振り返れば見えるだろうよ」

 上機嫌に告げると、キエは軽い足取りで去っていく。

 開演のベルが、城のどこかで小さく響いた。
(0) 2022/01/15(Sat) 21:00:02

【人】 婉容 ラサルハグ

城主の言葉に振り返り、顔を顰めた頃に相手の姿は消失していた。

「……してやられたね。
 いいや。それより、気になることがある」

靴底が城の床を叩き音を鳴らす。
パーティ会場に辿り着けば、躊躇なく料理を一品手に取り食べ始めた。
(1) 2022/01/15(Sat) 21:46:32

【人】 なんでも屋 アマノ

「あ”ー……、え、帰れない?
 振り返れ?
 …………いや、来た道も何も外に出れないんだが。
 出口ねぇじゃねーか」

「おい待て。おい!」


城主の姿が見えたかと思えば、もう居ない。
どこかでベルの音が鳴ってるのが聞こえた気がするがそんな事は気にとめてる場合ではない。
帰れないと困るのだ。
自分にはやらねばならぬ仕事がある。

「あー……くっそ、どうすんだこれ」

がりがりと頭をかき、まずは出口を探すため城の散策を始めるのだった。
(2) 2022/01/15(Sat) 21:48:45

【人】 欠けた星 スピカ

振り返る。たしかに来た道はある。
ただ、“ある”だけだ。
それを真っ直ぐ駆けていくとやがてどこからともなく霧に包まれて気付けばこの城の入り口に戻されている。
他の者が使った道はどうだろうか。

「か、帰り道……」

少なくともこの女の場合はそうだった。

「帰り道、ないじゃないのよーっ!」


城の入り口の空気を、女の声が虚しく震わせた。
(3) 2022/01/15(Sat) 21:49:35
こどもの アルレシャ(匿名)は、メモを貼った。
2022/01/15(Sat) 21:49:42

スピカは、とぼとぼと城内に戻っていった。
(a0) 2022/01/15(Sat) 21:50:46

【人】 彷徨民 ウミ

『かえりみち、ない?』

おやおや。

『ウミ、かえるばしょさがしてる』
『だからもんだいはない』

帰る場所が決まっていた皆は大変そう。
膝を抱えて漂いながらそう思うのでした。
(4) 2022/01/15(Sat) 21:57:19

【人】 婉容 ラサルハグ

>>4

種族の差すら感じるほどの、大きな体を見上げながら。

「……帰る場所が、ないのかい?」

柔らかく穏やかな物腰で、漂う姿に歩みを寄せた。

「あぁ、すまないね。私はラサルハグ。
 急に話しかけてしまって、驚いたかな?」
(5) 2022/01/15(Sat) 22:06:05

【見】 小娘 ブラキウム

「あはっ!
 帰り道、無いんだ!」

くすくすと、無邪気に少女は笑う。
卓上に広がる料理に手を伸ばし、遠慮なく齧り付いた。

「それって、ベンキョーとかお手伝いとか
 めんどくさい事全部しなくて良いって事だよね!
 おかーさんの小言も聞かなくて良ーいっ。
 あたしずーっとここに居よっかなあ!」
(@0) 2022/01/15(Sat) 22:11:09

【見】 小娘 ブラキウム

>>3 スピカ

「ねーねー、お姉さん。
 さっきのおじさんも帰りたがってたね。
 おねーさんも、帰りたいの〜?」

料理を手にしたまま貴方に近付いて、
ぐるっと場内を見回す。

「こんなに良いとこなのに、
 おっきー声出しちゃうぐらい帰りたいの?
 どうしてどうして?」
(@1) 2022/01/15(Sat) 22:18:30

【人】 酔吟 ミズガネ

「ハァ〜?壁相手じゃ金も貰えねえし……」

帰り道がないと叫ぶ面々を見て動くのを止める。
面倒臭いとドカッと椅子に座った。

「ど〜せ他の奴らがそのうち何とかすっだろ……」
(6) 2022/01/15(Sat) 22:37:00

【人】 こどもの アルレシャ

「うぅ……、ひっく」

とぼとぼアルレシャは歩きます。使用人達が時折声をかけますが、少し話すと離れていきました。
それもそのはずです。城にいない人間の在処を尋ね、あるはずのない帰り道を尋ねるのですから。

「ヘイズ〜……シャト〜……、かくれんぼはヤだよ……」

パーティー料理には見向きもせずテーブルの下に潜ります。
(7) 2022/01/15(Sat) 22:48:41

【人】 なんでも屋 アマノ

「ないわ、出口」


城を組まなく歩くだけ歩いて戻ってきたらしい。
はー……と大きく息を吐いて、どっかりと椅子に沈んだ。

「歩くだけ歩いて損したな……俺ぁ酒飲む……、……」

ぐるりと部屋を見渡し。子供が二人。

「……ここは託児所かなんかなのか?」
(8) 2022/01/15(Sat) 23:21:33

【人】 酔吟 ミズガネ

「あー……ちょろちょろとろくな気分になりゃしねーな……」

さっきから女子供も多く見られたパーティ会場なのに、容赦なく煙草を取り出し火をつける。
ここには食べ物も飲み物も多い。
だが気にした様子もなく煙草を吹かしている。
(9) 2022/01/15(Sat) 23:26:19
ブラキウムは、煙たそうに顔を顰めた。
(t0) 2022/01/15(Sat) 23:29:30

【人】 婉容 ラサルハグ

「……君達。
 あまりカリカリしても仕方がないだろう?
 先程から子供の声も姿も見受けられる。
 いい大人が余裕を見せていないで、どうするんだい」
(10) 2022/01/15(Sat) 23:33:54
ラサルハグは、ミズガネの傍に携帯灰皿を置いた。
(a1) 2022/01/15(Sat) 23:35:11

【人】 なんでも屋 アマノ

>>9 ミズガネ
「……おう、そこの色男。
 お前さんくらいしか男を見ねぇんだが……、アンタもここから出れなくなったクチかい」

男は煙草を気にしない。
適当にチョコレートスリングsakeを手にとって、ぐいっと煽った。
(11) 2022/01/15(Sat) 23:35:55

【人】 彷徨民 ウミ

>>5 ラサルハグ
『ううん。へいき』

あなたを見下ろしてガスマスク越しに答えます。

『ないの。だれもすめなくなっちゃった』
『だから、さがしてるよ』

ふよふよとあなたの方へ宙を泳ぐ。

『ウミ。
 ラサルハグ、よろしくね』

顔の下半分が隠れていても、にこりと微笑んだ様子は伝わったでしょう。
(12) 2022/01/15(Sat) 23:50:01

【見】 小娘 ブラキウム

「皆、帰りたいんだ?
 変なの!
 ここには何でもあるし、きっと楽しいよ!
 つまんない日常から脱してる感じ!」

状況をろくに考えもせず
ただただ非日常に胸を躍らせるばかり。

「でも、タバコは煙たいからやだな、おじさん。
 お父さんもよく吸ってたなあ……。」
(@2) 2022/01/15(Sat) 23:55:15

【人】 酔吟 ミズガネ

「何で俺がガキの面倒見ないといけねぇんだ?」

置かれた携帯灰皿を使うもすぐに二本目に火をつける。
やめる気はないらしい。

「さっきからぴーぴーガキがうるせーんだよ。
 見てやればいいじゃねえか。いい男女さんよお」
(13) 2022/01/15(Sat) 23:57:38

【人】 こどもの アルレシャ

「やっぱりいない……」

アルレシャが出てきました。テーブルの下には誰もいなかったようです。そして広間から出ようとして、何か思い出したように引き返します。
空のバスケットにパンやお菓子を入れ始めました。お弁当のつもりのようです。外を回るならきっとお腹が空きますし、お友達だってお腹が空いているかもしれません。
(14) 2022/01/15(Sat) 23:57:54

【人】 こどもの アルレシャ

>>@2 ブラキウム

「……あのモクモクするやつ、なぁに?」

どうやら大人より話しかけ易いようです。アルレシャはバスケットを抱えてブラキウムに歩み寄りました。
しかし視線は煙草から出る煙に向いています。どうやら初めて煙草を見たようです。
(15) 2022/01/16(Sun) 0:01:16

【見】 小娘 ブラキウム

>>15 アルレシャ

「もくもく? あのおじさんの?
 タバコだよ。大人が吸う、良くないやつ。
 おかーさんがダメって言ってたもん。」

やだねえ、とわざと眉を顰めて
ぱたぱた手を振ってみせる。

非日常を欲しがるくせに、
タバコは普通に嫌らしい。

「ねーねー、それなあに?
 ピクニックするの?
 あたしも一緒に混ぜてよ!」

そうしてめざとく貴方のバスケットを見つけては
どこまでも気楽に喋るのだ。
(@3) 2022/01/16(Sun) 0:09:31

【人】 彷徨民 ウミ

『こどもはなくもの、ちがう?』

ぷかぷか浮かぶ煙の傍でくるくるまわる。
ガスマスクがあるので匂いも気にならない。

『けむり、もくもく』

煙を絡め取ると、換気扇の方にふよふよ持っていった。
煙たいのはいやって聞こえたもん。
(16) 2022/01/16(Sun) 0:09:39

【人】 なんでも屋 アマノ

「俺ぁガキの相手は苦手なんだが。
 それが仕事なら引き受けるがねぇ」

勿論報酬付きでなと笑う。
(17) 2022/01/16(Sun) 0:10:54
ブラキウムは、ウミに笑いかけた。「ありがとう!」
(t1) 2022/01/16(Sun) 0:12:29

ウミは、ブラキウムに笑って手を振ります。『どういたしまして!』
(a2) 2022/01/16(Sun) 0:13:36

【人】 婉容 ラサルハグ

>>12 ウミ
柔和に笑いかけながら、浮かぶ姿を見上げていた。

「それは大変だ。
 ここには一人で来たのかい?」

どうやら招待客はたくさんいるようだ。
あなたと同じような体格のものは今のところ見ていないけれど。

「ああ、よろしくね。ウミ」

周りのカリカリとした大人たちと違い、あなたには笑えるだけの余裕があるようだ。
そのことに、少し安心をした。
(18) 2022/01/16(Sun) 0:18:58

【人】 酔吟 ミズガネ

>>11 アマノ

「…………あ?あんだ?俺の事か?」

しばらく返事はかえってこなかった。
無視を決め込んだ訳ではなく気付かなかったようだ。

「そいつらがそう言ってんならそうじゃねえの。
 一番に探索なんてしたかねえんだよ。
 何がいるかしらねーし金も貰えねえ」
(19) 2022/01/16(Sun) 0:19:14

【人】 婉容 ラサルハグ

「好きだ嫌いだの話ではないだろう?
 品格を疑うよ、本当にね」

携帯灰皿を所持しているからには、この女も煙草は嗜むのであろう。

「自分たちが不安なのと同じくらい、子どもたちも不安に思っているはずだろう。
 この言葉で理解を出来ないのならば、何を言っても無駄なのだろうけどね」

「……あと、男女ではない。
 私はラサルハグだ。
 そこの子どもたちも覚えているといい」
(20) 2022/01/16(Sun) 0:25:25

【人】 酔吟 ミズガネ

>>20 ラサルハグ

「品格だあ?んなもん持ってんのはお貴族様だけだろうが。
 ……ろくに苦労もしてない金持ちどもがよ。
 暇潰しの言葉に巻き込まれるなんざこっちから願い下げだ」

「……チッ」

何を言っても無駄と言われた時だけ帽子を深くかぶり直した。
(21) 2022/01/16(Sun) 0:42:15

【人】 彷徨民 ウミ

>>18 ラサルハグ
『そう。いつのまにかいたの』

ウミは大きさをあまり気にしていない様子。
浮かんでいれば、どのみち皆見下ろすことになりますから。

『ラサルハグはじぶんできた?』

実際どうなのかは知らないけれど。
あなたがそう振舞うように、ウミはあなたにも余裕があるものだと思っている様子。
(22) 2022/01/16(Sun) 0:47:45

【人】 欠けた星 スピカ

>>@1 ブラキウム

「こ、子供……」


一瞬目を丸くして呟かれた言葉は、果たして君に聞こえてしまっただろうか。
叫んだ姿を見られれば、慌ててしゃんと背筋を伸ばす。
こほんと咳払いをして誤魔化すけれど、赤く染まる耳までは誤魔化せない。

「ごきげんようお嬢さん。
 ええ。帰りたいわ今すぐにでも。
 私はお家の管理を任されているし、お仕事をしている主人をお迎えしなければいけないのよ」
(23) 2022/01/16(Sun) 0:49:37

【人】 欠けた星 スピカ

「この城は外観も中もとても素敵なのに、招く客人の質は問わないのかしらね。少し歩けば煙草を吸うのに最適なバルコニーに出られるでしょうに」

――子供がいるのに煙草なんて。
会場にやってきてすぐさまぼやいた。

「それにしてもここ、子供をよく見るわね……苦手なのだけど……」
(24) 2022/01/16(Sun) 0:52:36

【人】 婉容 ラサルハグ

>>21 ミズガネ

「育ちの良さだけが品格ではないだろう?
 苦労をしていれば何をしても許されるというのなら、私だって望んで苦労をするだろうさ」

苦労をしていないわけではないとは一言たりとも口にしなかった。
そう告げただけで納得するような輩であれば、そんな言葉は出ないだろうと早々に見切りをつけたからだ。

「……それで、こちらは名乗ったよ。
 名乗り返すという礼儀を、君は持ち合わせているのかな?」
(25) 2022/01/16(Sun) 0:54:24
ウミは、ちょっと高いところでふわふわ。
(a3) 2022/01/16(Sun) 0:56:22

【見】 小娘 ブラキウム

>>23 スピカ

小娘は、貴方の呟きに気付かずに
ただ、頬を赤らめる様子だけを認識した。

「ふーん?
 カンリとかオムカエとか、めんどーそう。
 そんなのより、あたしと遊ぼうよ!
 ねえねえ、何して遊ぶ?」

貴方の日常をWそんなものW呼ばわりして
腕を引き、楽しそうに遊びに誘う。
……勿論、振り払われなれけば、の話だが。
(@4) 2022/01/16(Sun) 0:58:26

【人】 なんでも屋 アマノ

>>19 ミズガネ

「アンタしかいねーだろうがよォ。
 女子供しかいねぇんじゃ肩身が狭くてしょうがねぇや」

やれやれと肩をすくめ。

「俺ァ帰って仕事があったんだがねェ。
 まーちっと歩いたが入ってきた玄関が消えてると来た。
 どうにか方法を探すか、あのうさんくさい城主とやらがまた出てくるまで待つしかなさそうだな」

後者の方が楽でいいが、あの様子じゃいつ出てくるのかなんてわからない。
(26) 2022/01/16(Sun) 1:01:58

【人】 婉容 ラサルハグ

>>22 ウミ

「いいや、私も君と同じ。
 気付いたら迷い込んでいたクチさ」

「しかしただ不安がっていたからと何もいいことはないだろう?
 子どもの姿もたくさん見られる。
 ……それなら、安心させるようにと振る舞った方が、皆のためになると思うだけさ」

君もどうか、そんな大人になって欲しいと。
拙く聞こえる言葉からまだあなたが子どもであると判断した女は、嫣然と口許を緩めて言った。
(27) 2022/01/16(Sun) 1:05:53

【人】 なんでも屋 アマノ

「ガキの相手なんて出来るかっての……」

煙草は今は吸ってないものの、酒はがばがば飲んでいる。
今飲んでいるのはモッキンバードsakeだ。

「おい、おめーら。
 飴ちゃんやるから大人しくしてな」

とお子様2名に飴を握らせた。
(28) 2022/01/16(Sun) 1:07:19

【人】 酔吟 ミズガネ

「ぴーちくぱーちく……どいつもうっせーな。
 全部聞こえてんだよ。品格?とやらを俺みたいな男の為に自分で落としてちゃざまあねえな。」

子供の声も女の声も全部聞こえている。慣れている。
(29) 2022/01/16(Sun) 1:11:21

【人】 婉容 ラサルハグ

「ダメな大人の見本市のようだ。
 ……教育に悪いね、どうも」

新たに訪れた眼鏡の女性の姿を見て、口許に指を立てた。
噛み付かれたくなければ、黙っている方が得策だよ、と。

噛み付かれても構わないと思える者だけが、率先して注意をすればいい。
(30) 2022/01/16(Sun) 1:18:25

【人】 酔吟 ミズガネ

>>25 ラサルハグ

「礼儀以前にその目だ」

音を鳴らして携帯灰皿を投げつける。
席を立ちあがった。

「目を見りゃわかんだよ。いい子としか話す気が見られない。
 最初の時点でそうだ。
 注意のみで話す気ゼロの奴に名乗る名もない」
(31) 2022/01/16(Sun) 1:22:57

【人】 酔吟 ミズガネ

>>26 アマノ

「……そうか?まあそうか……」

振り返る。確かに男が0だ。
色男なんて呼ばれた事もないから気付きもしなかった。

「ふーん……魔法の類か何かじゃねーの。
 誰かが城主でも殺してくれりゃ早いんだが……」

そろそろ視線が面倒なのにも気づいた。

「悪いがここにいると頭痛がしてしょうがねーわ。
 何喰っても不味くなるから俺は出る。そんじゃな」
(32) 2022/01/16(Sun) 1:34:42

【人】 婉容 ラサルハグ

>>31 ミズガネ
投げ付けられた携帯灰皿は、難なく受け止められ床に落ちることはない。
女の瞳には、今も余裕が浮かんでいる。

「そんなことはないさ。
 “あの言葉で理解できないもの”には私の言葉は届かない。
 当然のことを言った迄。

 それとも、今のが自己紹介かい?」

立ち上がったあなたが立ち去るならば、常夜らしいからと堕落しすぎないよう注意だけ贈るだろう。
(33) 2022/01/16(Sun) 1:39:27

【人】 酔吟 ミズガネ

>33 ラサルハグ

「……チッ。お前の当然なんか知るかよ。
 ……本当に虫唾が走る。……ミズガネ。
 全員に好きに言っとけ。あのクソ男の名だとでもよ」

椅子を仕舞うどころか蹴り倒す。
相手の言葉に結局まともな言葉を言い返せなかった八つ当たりだ。
そのままその場を立ち去っていった。
(34) 2022/01/16(Sun) 2:27:41
ミズガネは、洗面室から出て外に向かった。何かを探している。
(a4) 2022/01/16(Sun) 2:57:23

【人】 なんでも屋 アマノ

>>32 ミズガネ

「あー……まぁ居心地悪ィのは確かだわな。
 おい、俺はアマノだ。男のよしみでよろしくたのむぜェ」

お前の名前はミズガネだなと。
ラサルハグへの掃き捨てるような言葉から聞き取り、軽く手を上げて見送った。

「しかし魔法ねェ……。
 たしかに何かそういうおかしな雰囲気は感じるが……さて」


どうなることかねと、女子供達を後目に小さく呟くのだった。
(35) 2022/01/16(Sun) 8:20:55

【人】 欠けた星 スピカ

>>@4 ブラキウム

「そっ、そんなのって貴方ね! お屋敷を持つ主人の妻たるもの当然の務めなのだから面倒だなんて……って、ちょちょ、ちょっと腕を引っ張らないで!」

腕を引っぱられ目を白黒。
咄嗟に振り払おうとしたが迷うように視線を泳がせて、やがて根負けしたように小さく嘆息した。

「いいわ。ちょっとだけよ。
 何してって……貴方はどんな遊びが好きなのかしら。バックギャモンとか、チェスとか?あとは……そうね、お絵描きとか色々あるじゃない」
(36) 2022/01/16(Sun) 9:30:54

【人】 欠けた星 スピカ

男の声 >>29 に更にため息。慣れているらしいあの態度はちょっとやそっとじゃ直る気なさそうだ。ちょっとやそっとで駄目ならそれ以上畳みかけるのみだが。

口元に指を添えたたおやかな女性 >>30 にはありがとうと声には出さず唇の動きだけで伝える。
しかしお礼を述べると同時に首を左右に振った。
……どうやら、噛み付かれても構わないらしい。
(37) 2022/01/16(Sun) 9:38:06

【人】 婉容 ラサルハグ

>>34 ミズガネ

「ミズガネ、だね。
 ああ、名を聞かれたら答えておいてあげよう。
 ……どうかゆっくり、おやすみ」

あなたが去れば、携帯灰皿を上着のポケットに入れ。
倒された椅子も元の形に戻しておいた。

騒がしくした詫びと怖がらせてしまったかもしれない謝罪を周囲には告げて、また食事へと戻っていく。
(38) 2022/01/16(Sun) 10:35:40

【見】 小娘 ブラキウム

>>36 スピカ

「オヤシキ? ツマ? ツトメ?
 ここには美味しいご飯もあるし、
 学校もお手伝いも無いんだよ。
 おねーさんも、つまんない事より好きな事しなきゃ勿体無い!」

小娘は、己の価値観を押し付ける。
幼さ故に貴方の意志を軽視し、踏み躙るのだ。

「やったあ!
 ばっくぎゃもん?とか、ちぇす?ってのは分かんないよ〜。
 ……
そうだっ!

 こんなに広いんだから、鬼ごっこね!」

言うや否や、貴方の眼鏡を引ったくって走り出そうとする。
勿論これも貴方に腕なり何なり掴まれれば、簡単に阻止されるだろうが。

「お絵かきなんてやーだよ!
 あたしは走り回るのが好きだもん!」

貴方に止められなければ、(90)1d100ぐらいの速さで場内を走るだろう。じきに飽きて止まる。
(@5) 2022/01/16(Sun) 10:50:58
ブラキウムは、持っていた料理はちゃんと完食しました。
(t2) 2022/01/16(Sun) 11:01:37

【見】 小娘 ブラキウム


ちら、と飴を一瞥。 >>28
己が子供だ、との自覚がある為だ。

「えー、いらなーい。
 ここには飴なんかより美味しいもの、もーっとあるし。
 それ貰ったら大人しくしないといけないなら、
 尚更そんなのいらないや!」

もう一人の子供──アルレシャにも、ねっ!と同調圧力をかけ
言葉を吐くだけ吐いた小娘は、さっとアマノの近くを通り過ぎた。
(@6) 2022/01/16(Sun) 11:06:33

【人】 酔吟 ミズガネ

「…………」

小うるさいのがいない時を見計らう。
豪華な食事の隅にあるホットドッグだけ取って出て行った。
(39) 2022/01/16(Sun) 11:24:54

【人】 こどもの アルレシャ

>>@3 ブラキウム

「ふうん? よくないんだ」

何故良くないことをするのか、アルレシャにはよくわかりません。わからないので考えるのをやめました。

「これはねー、おべんとうだよ! ともだちさがしにいくの。とちゅうでおなかすいちゃうから、たべるんだよ。
 いっしょにいく?」
(40) 2022/01/16(Sun) 11:34:20

【人】 欠けた星 スピカ

>>@5 ブラキウム

「好きな事って、そんなこと出来る筈ないでしょう! もう私は嫁いだ身で、そもそも大人なんだか……
んなあ゛ぁああ!


意志を踏み躙られても女は頑なに拒み続けた。まるで自分に言い聞かせるかのように。
ただ、それも眼鏡が奪われるまでの間だったが。

「鬼ごっこなんてそんなはしたないわよ! 待っ、今すぐ眼鏡返しなさい! その前に料理置きなさい! ああもうこの子ったら!
えっいや足はや、と、とりあえず眼鏡は返して!」

女は大変鈍臭かった。
慌てて捕まえようとしてもその手は空を切るばかりで、結局(76)1d100-20ぐらいの速さで君を追いかけるだろう。眼鏡がないためあちこちに体を引っ掛けたりぶつけたりしながら。
(41) 2022/01/16(Sun) 11:39:16
スピカは、ブラキウムが料理を完食したのを見てひとまずほっとした。
(a5) 2022/01/16(Sun) 11:40:44

スピカは、それはそれとして眼鏡は返しなさい!
(a6) 2022/01/16(Sun) 11:41:44

【見】 小娘 ブラキウム

>>40 アルレシャ

「体に良くないし、高いし、煙たいし!
 またネアゲしてる〜っておかーさん言ってた。
 だからあんたも、めっ!だよ。」

大人がするのを真似するように、
貴方に人差し指をさして、注意する素振り。

「友達が居るの?
 ふうん……じゃ、あたしも手伝ってあげる!
 ねえ、あんた名前は?
 あたしはブラキウム!よろしくねっ!」

それから、指さした手をそのまま貴方へ差し向けた。
貴方の手がバスケットで塞がっているというのに、全く気にせず、握手をしようとしているらしい。
(@7) 2022/01/16(Sun) 11:48:57

【見】 眼鏡をかけた ブラキウム

>>41 スピカ

暫く走り回り──机の物なんか落としたりして──家具を蹴り倒し──食器の割れる音を無視して、小娘は駆けた。
人の迷惑なんてお構いなしだ。

じきに飽きたのでぴたりと止まり、貴方へ向き直る。
貴方があちこちぶつけていたのは察したので、
視線は心配そうにうろうろと揺れている。

「おねーさん、遅っ。
 かけっこがはしたなくて、嫁いでて、
 ツトメがあって、大人だからそんなに遅いの?
 だったらあたし大人になりたくないなぁ。」

小娘の言葉に、全く悪意はない。
けれど貴方の耳にはどう聞こえるだろうか。

「おねーさん、大丈夫?
 怪我しちゃった? 痛い?」
(@8) 2022/01/16(Sun) 11:58:15

【人】 欠けたの星じゃなくて眼鏡かも スピカ

>>@8 ブラキウム

机のものが落ちた。使用人に謝った。
家具がひっくり返った。また使用人に謝った。
食器の割れる音を聞いた。再度使用人に謝った。
子供が迷惑をかけたなら、代わりに大人の私が謝らなくては。
体をあちこちぶつけていても、痛みなんて気にならなかった。
このくらいの痛みなんて、いつもの痛みに比べたらなんてことないもの。



前にいる君が足を止めたあたりで遂に女の限界が訪れる。

「ぜぇ、はぁ……子供の面倒見るのってこんなに大変なのね……複雑だわ……げほっ……」


スカートや膝が地面に着くことも最早気にする余裕などない。ぺしゃりと崩れ落ちて肩で息をする。

「……。
 …………くすん、ぐすっ、ひっく……」


君の悪意のない言葉がどう届いたか。今それを確かめる術はない。
何故なら女は返事の代わりにぽろぽろと嗚咽をこぼし始めたのだから。
(42) 2022/01/16(Sun) 12:16:19

【見】 眼鏡を返さない ブラキウム

>>42 スピカ

「えっ!
 そんなに痛かった?」

貴方に駆け寄れば、傍で膝を付いた。
涙が溢れるなら手の甲で拭い、声を漏らすなら背中を摩る。悪意はまったく無いのだ。
全てが自分のせいだなんて、小娘はちっとも考えない。

「泣かないでよう、泣いちゃヤだよう。
 どこ怪我したの?
 あたし救急箱持って来よっか?」
(@9) 2022/01/16(Sun) 12:39:58

【人】 なんでも屋 アマノ

「やれやれ。
 クソガキどもがよ……」

飴を無視された所で特に怒るわけではないが悪態はつく。
酒の入った頭には、その甲高い声は妙に響くのだ。

「あのちびの方は……まだ10歳にもなってねェだろ。
 親は何処行ったんだよ」
(43) 2022/01/16(Sun) 12:45:46

【人】 欠けたの星じゃなくて眼鏡かも スピカ

>>@9 ブラキウム

「くすん。くすん。
 ひっく……ぐすん…………」


君が近寄ってくると気付いて俯き顔を隠す。

「……。
 …………ぇ……た……。
 ………………っ……ぇ……た……」


(44) 2022/01/16(Sun) 12:58:55

【人】 欠けたの星じゃなくて眼鏡かも スピカ

>>@9 ブラキウム

「つ か ま え た」

(45) 2022/01/16(Sun) 12:59:39

【人】 眼鏡返しなさい スピカ

>>@9 ブラキウム

寄ってきてくれただけでなく背中も摩ってくれた貴方に思い切り両手を伸ばす。
もし掴めるのならそのまま両の頬を捕らえ、ひたすらにむにむにと揉み続ける事だろう。
貴方の問いかけに答えるのは、もう少し先だ。

「お生憎様、本当に泣くわけないでしょ。泣いたところで状況が変わってくれることなんて無いもの。そんな暇があったら動かなきゃ。
 ……ほら、捕まえたわよ。鬼ごっこは貴方の負けね。とっとと眼鏡返しなさい!」

全部嘘だったらしい。
女はけろりとしていた。
(46) 2022/01/16(Sun) 13:01:38

【人】 婉容 ラサルハグ

「親とともにここに来たならこのようなことになっていないのではないかな。
 ……泣く子がいても、走り回る子がいても、親が姿を見せないのが全てを物語っているだろうに」

「だから我々大人がしっかりしようと言っているのさ。
 その意味、理解してくれるといいんだけどね」
(47) 2022/01/16(Sun) 13:27:53

【見】 眼鏡を返さない ブラキウム

>>44 >>45 >>46 スピカ

「わひゃ!?」

頬を掴まれる。
貴方の顔を覗けば、涙なんて嘘ではないか。

「ず、ず、ずるい!酷い!
 あたしほんとにっ、心配、心配したのに……!」

状況なんて関係ない。暇かどうかも関係ない。
ただ、小娘の心には、貴方に裏切られた記憶だけが刻まれた。

今度はこちらが、心からの涙を見せる番。
ぼと、ぼと、雫が貴方の眼鏡を濡らしていく。

「鬼ごっことかいいもん!なし!
 なんで酷い嘘つくのお!?」

子供らしく、責任転嫁。
貴方はこれを無視しても良いだろう───所詮子供の、移ろいやすい感情のひとつだ。
(@10) 2022/01/16(Sun) 13:38:17

【人】 こどもの アルレシャ

>>@7 ブラキウム

「わかった! メッなんだね」

バスケットがふわりと宙に浮かびます。アルレシャの力でしょう。自由になった両手でブラキウムの手を握りました。

「ブラキウム……じゃあ、ブラキだね。
 アルはねぇ、アルレシャっていうの」
(48) 2022/01/16(Sun) 14:25:03

【人】 こどもの アルレシャ

>>43 アマノ

「オヤ……? ってなぁに」

ちびの自覚はあるようです。しかし反応は不自然なものでした。単語の意味を理解していないのでしょう。

「おじさん、オヤってひとさがしてるの?
 アルおともだちさがすから、いっしょにさがしてみる?」
(49) 2022/01/16(Sun) 14:26:06

【人】 なんでも屋 アマノ

>>49 アルレシャ

「オヤって言葉を知らねぇのかィ、チビ助」

おうおうと、あなたの前に立つ。
この身長差ではあなたは自分の足ほどまでしかなく……仕方ないなとしゃがんで目線を合わせた。

「お前サンのパパとママはどこにいるんだって話をしてんだ。
 まぁ居なさそうだけどなぁ……。
 俺に親はいねぇから探す必要はないが……友達が一緒に来てんのか」

飴ちゃんいる? と握らせ。
(50) 2022/01/16(Sun) 16:13:50

【人】 なんでも屋 アマノ

「しっかりもくそもねーな。
 俺は駄目な大人なんでねェ」

子供が苦手だなんだと言いながらも案外面倒見のいい男は、やれやれと肩をすくめ。
今日も自堕落に酒を飲んでいる。
もう色々諦めているようだ。
(51) 2022/01/16(Sun) 16:16:11

【人】 欠けた星 スピカ

>>@10 ブラキウム

ほとほとと落ちていく涙を見たところで女は一切同情しなかった。

「心配してくれて有難う。でもね、心配するくらいなら最初から怪我させるような危ないところで鬼ごっこなんてしちゃいけないわ」

女はハンカチを上着のポケットから取り出した。

「これが私という大人のやり方よ。そして、ついでに教えてあげる。
 貴方が大人になりたくなくても、嫌でも時間が私たちを押し流して体だけでも大人になっていくのよ。だから、時間をもっと有意義に使いなさいね」

傷つけるつもりは無い筈なのだが、いかんせん容赦がなかった。それが当然だとばかりに大人の非情さを叩きつける。
遠慮なく貴方の顔から自分の眼鏡を奪った後、少女の肌を濡らす涙を拭こうと手を伸ばす。
どこかで貴方に拒否されなければの話だが。
(52) 2022/01/16(Sun) 16:35:18

【人】 酔吟 ミズガネ

「……託児所で吸っても気も晴れねぇわな」

素直にバルコニーで吸うのも癪だが、あの数はさすがに煙草より面倒さが増す。
バルコニーで煙草に火をつけて真っ暗な闇を見つめた。
(53) 2022/01/16(Sun) 16:50:31

【人】 婉容 ラサルハグ

「……いいや。ありがとう」

それでも子どもに向けてうるさいと喚く大人より幾分も真面である。
自分はウミ。
そしてほかの子どもたち2人にも大人がついたのを確認すれば、ようやく安心をできるのだった。
(54) 2022/01/16(Sun) 16:52:20

【人】 欠けた星 スピカ

「もう。自分から駄目な大人なんて言ってどうするのよ。子供が真似したらよくないわ。
 ……思ったより面倒見はいいと思うけど」

飴を握らせ、しゃがんで目線を合わせていた男の動作を思い出す。自分ならそこまで気が利かなかったと思うから。
(55) 2022/01/16(Sun) 17:00:41

【人】 こどもの アルレシャ

>>50 アマノ

貰った飴玉をポケットに入れてお礼を言いました。

「パパはしらないけどママはいるよ。いつもいっしょだから、みんなできたのかと……
おもって……


段々と状況を理解してきたようです。ひょっとするとアルレシャははぐれたのではなく、ひとりぼっちでここへ来たのかもしれません。
諦めずにまだ探すつもりではありますが、思い付いてしまった可能性に寂しさが膨らんでいきました。

「……うぅ」

大きな瞳にみるみる涙が溜まっていきます。アマノのせいではありませんが、会話を聞いていなければ泣かされたように見えるかもしれません。
(56) 2022/01/16(Sun) 17:32:44

【見】 小娘 ブラキウム

>>48 アルレシャ

「わあっ!
 凄いね、ま、魔法……?」

瞳をぱちくり。
あまり見慣れていないのか、珍しそうに口を開けてバスケットを見つめていた。
が、己の手に両手がしかと重なれば、
にっこり笑顔でぶんぶん振った。

「アル、アルレシャ……うん、
 呼びやすいから、あたしもアルって呼ぶね!
 アルは魔法使い?なんだから、
 こういう力でパパッと友達見つけちゃえば?」

短絡的な発想を口にしながら
空いた手で、自分よりも小さな貴方の頭をわしわしと撫でた。
(@11) 2022/01/16(Sun) 18:39:11

【人】 彷徨民 ウミ

>>27 ラサルハグ
『ウミとおそろいだ』

言葉ぶりから考えると、ラサルハグも多少不安に思っているのでしょう。

『ラサルハグはやさしい』
『よしよし』

あなたの頭上に泳いで、手を伸ばします。
嫌がられなければぐしゃぐしゃと撫でたでしょう。

『ウミもいつもみたいにしているよ』
『にこにこしていると、こわくないもの』
(57) 2022/01/16(Sun) 18:48:19

【人】 婉容 ラサルハグ

>>57 ウミ

「ははっ、ありがとう」

嫌がることなく目を細め、赤銅の髪をあなたに委ねる。
質のいい手入れを普段から行っているのだろう。
柔らかな髪からは、花のような甘い香りがした。

「ならば君もやさしいね。
 いや、賢い、強い…… まぁ、どれも変わらない。
 偉いというただ1点においてはね」

帰る場所もないというのなら、不安だろうに。
その不安からあなたを守る手段がそれなのだろうか。

そう考えると、褒める言葉を送りたくて仕方がなかった。
(58) 2022/01/16(Sun) 18:58:53

【人】 こどもの アルレシャ

>>@11 ブラキウム

えへへ、と撫でられながら笑います。

「まほー……? はわかんないけど、そういうのはできないよ」

ぽんっ。軽い音と共に現れたのはペガサス……の子供でした。ピンクを基調とした女の子らしい姿です。

「ブラキはたかいところ、へいき?
 そらとんだら、おにわもよくみえるとおもうの」

空を飛んでも夜なのであまり地面は見えないのですが、幼いアルレシャはあまり考えていないようです。もしくは、いるかもしれない友達が明かりを灯していると思っているのでしょう。
(59) 2022/01/16(Sun) 19:11:51

【見】 小娘 ブラキウム

>>52 スピカ

小娘は貴方を拒絶しない。
眼鏡は返却され、涙を拭って貰う。
けれども顔を顰めて、今だに首を横に振るばかりだ。

「う、う〜………!」

言っている意味を理解できない程子供でも無いが、
素直に受け取れるほど大人でも無かった。

「やだ!あたし大人にならない!
 ずーっと今のままが良い!ここの子になる!
 おとーさんもおかーさんもいらないっ!」

それは勿論、感情的になったが故の発言だ。
けれども非日常に微睡んだこの場所では、小娘にいらぬ勇気を持たせてしまう。

あたし、今からこのお城の子!

 おねーさんは勝手に帰っちゃえ!」

するり、と貴方の腕の下──はたまたそれ以外のどこかをすり抜けて、
小娘は貴方の側を離れ、何処かへ駆けていってしまった。貴方の足では到底追い付けないのだろう。
(@12) 2022/01/16(Sun) 19:14:44

【見】 小娘 ブラキウム

>>59 アルレシャ

「すっごーい!
 魔法使いじゃなくて、空飛ぶお馬さんなんだ!」

目を輝かせて、貴方を見つめる。
ペガサスを見るのは初めてらしい。

「乗ってもいいの?
 あたし、ちょっと重いかも?
 おやつ沢山食べちゃうから………。
 でも、うん。凄く良いアイデア!飛んで探そう!」

小娘は、うんうんと頷いた。
貴方が許可するならば、ひょいと背に跨るだろう。

夜だから見えにくいなんて発想は頭にない。
探索よりも、完全に私情を優先させて。
(@13) 2022/01/16(Sun) 19:33:46

【人】 こどもの アルレシャ

>>@13 ブラキウム

アルレシャのいたところでは、皆が魔法を使えます。ですから特段秀でているわけでもないのですが、アルレシャは気分を良くしました。

「だいじょーぶだよぉ。おとなはむりだけど、こどもならへーき!」

ぴょいとペガサスの背中に跨ると、バスケットを抱えてブラキウムを手招きします。二人が跨るとペガサスはバルコニーへ向かって駆け出しました。

どいてどいて〜〜っ!


バルコニーへ続く扉がひとりでに開くと、そこで煙草を吸っていたミズガネ>>53の頭上をペガサスが跳び越えます。
そしてペガサスは小さな翼を動かし、淡い光を纏って夜闇の中を飛んでいきました。
(60) 2022/01/16(Sun) 20:33:07

【人】 酔吟 ミズガネ

>>60 アルレシャ

「うお!?」

煙草を吸っていた所に落ちた影。
見上げると馬の腹部のような場所。
思わず吸っていた煙草を驚いて落としてしまい、舌打ちをしながら足で踏んで火を消す。

「おちおち煙草すらも吸わせねえのかよガキが……」
(61) 2022/01/16(Sun) 21:55:46

【見】 小娘 ブラキウム

>>60 アルレシャ

「お〜〜〜っ!
 凄い凄い!魔法の絵本で見たみたい!」

ペガサスに跨がれば、
貴方の腰にぎゅっと抱き付いた。

駆け出す瞬間は目を閉じてしまったけれど、
一度闇の中を飛び立てば、その目を輝かせて空を眺める。

「アルってば凄い!
 これなら友達もすぐ見つけられちゃうね!
 目印とか、特徴とか、何かないの?」
(@14) 2022/01/16(Sun) 22:07:34

【人】 欠けた星 スピカ

>>@12 ブラキウム

「なっ……! なにそんな訳の分からないこと言って、ちょっと……待ちなさい! 貴方のご家族や友達が心配するでしょう!」

慌てて手を伸ばしても捕まらない。
眼鏡を奪われた時と同じように女の細い指が虚しく空を掴む。
先程と違い、走ったせいでもう自分の足は動きそうにない。少女の背中が見えなくなるまで呆然と座り込んでいた。

「子供、本当に苦手だわ……どう関わったらいいのか分からないもの……
 このままで良くないとは分かっているけど……」


ため息とささやかな独り言が尽きない。
少女の姿が消え、彼女の痕跡は眼鏡に落ちた雫だけとなった。
レンズの上に乗るその涙を拭く手つきは今になってようやく優しくなり始めた。遅すぎると悪態をつく。

拭き終えて少し休んだ後。女は最後にもう一度だけため息を吐き出して歩き出したのだった。
(62) 2022/01/16(Sun) 22:12:21

【人】 彷徨民 ウミ

>>58 ラサルハグ
『やわらかい』

ふわふわ、さらさら
ウミはガスマスクをしてるからわからないけれど、周囲には花の香りがふわふわ漂ったのでしょう。

『ウミ、えらい。ラサルハグも、えらい』
『えらいのもおそろい』

褒められたのもお揃いなのも嬉しくて、くすくす笑った。
(63) 2022/01/16(Sun) 22:15:34

【人】 彷徨民 ウミ

『おー』

空飛ぶ馬が駆け抜けた風圧でふよふよと流されながら、真っ暗なお空に消えたふたりを見ました。

『あのこもとべる』
『おそろい』

空飛び仲間に認定しました。
(64) 2022/01/16(Sun) 22:30:36

【人】 こどもの アルレシャ

>>@14 ブラキウム

星の煌めく夜空にキラキラとした軌道が描かれます。月明かりがぐっと強くなったように感じるでしょう。二人を遮る物は何一つありません。

「ヘイズはねー、きんいろのかみでー、みどりのおようふくきてるよ。
 シャトはねー、しろいかみでー、おこるとこわいの!」

何かを思い出したのか、アルレシャは顔を険しくします。怒られたことがあるようです。

「くらいから、ランタンもってるとおもうんだけどぉ……」

眼下に広がる大きな庭園を見下ろします。湖は月明かりを映し、所々に淡い光が浮いている様子が見えました。
どこを切り取っても絵本のような景色です。
(65) 2022/01/16(Sun) 22:30:48
アルレシャは、空飛び仲間に認定されました。
(a7) 2022/01/16(Sun) 22:32:24

【人】 欠けた星 スピカ

「はあ……」

何度目になるか分からないため息。広間の煌びやかな様子とは裏腹に女の心は曇るばかり。
それでもお腹は空くわけで、くうと鳴いて主張するそこを隠すように撫でた。

「……御伽噺や伝承の中には、冥界や異世界の食べ物を口にすると元の世界に帰れないなんて話もあるけれど……でも、美味しそうね……」
(66) 2022/01/16(Sun) 22:40:46
スピカは、広間を見渡す。料理を見て、人を見て、それから……開け放たれたバルコニーの様子も。
(a8) 2022/01/16(Sun) 22:42:00

【人】 婉容 ラサルハグ

>>63 ウミ

「私も? ……ははっ、そうだね」

浮かぶあなたの手がこちらに届くのなら、こちらの手はあなたに届くだろうか。
どちらにしても、あなたに向けて手を伸ばす。
阻まれなければ、同じように頭を撫でようとしただろう。

「いつの間にかここに来ていたのも、偉いのも、お揃いだ。
 よく分からない城ではあるが、お揃いだらけの君に出会えただけで、迷い込んだ甲斐もあったというものさ」

「ありがとう、ウミ」

感謝の言葉を伝えることは大切なことだ。
大人の私がきちんと手本を示さなければならない。

そう思ったのも確かだが、言葉そのものに込めた気持ちも確かなものだった。
(67) 2022/01/16(Sun) 22:46:46

【人】 欠けた星 スピカ

「ち、ちょっと!」

疲労が溜まっている足の悲鳴も無視して駆け出す。
美味しそうな料理が並ぶテーブルに見向きもしないままバルコニーへ。タバコを落とした先客がいたとしてもお構いなしだ。
勘違いでなければ今子供二人が伝説上の生き物に乗って飛んでいかなかったか?

「何が起きているの!? 危ないわよ、どうして子供たちが空を飛んでいるの!?!」

バルコニーの手すりを掴んで空を見上げるばかり。何の力もない大人は何もできやしない。
星の煌めきも、ペガサスの軌跡も、子供たちの話し声も何も拾い上げられないまま心配そうに見つめていた。
(68) 2022/01/16(Sun) 22:49:50

【見】 小娘 ブラキウム

>>65 アルレシャ

「金色の髪ー、白い髪ー。
 うーん、暗いからよく見えないなあ……。」

月や星はうんと輝いている。
故に、人影なんてちっとも見えない。
淡い光をじーっと見つめてみても、髪の色なんて分からない。

それに何より、
今はこの空の散歩に、胸がドキドキしているのだから!
景色を堪能する方に意識が持っていかれてしまう。

「アル、見える?
 あたし分かんないや。」
(@15) 2022/01/16(Sun) 22:58:34

【人】 こどもの アルレシャ

>>@15 ブラキウム

そうして暫くの間、お城の周りをぐるぐると回っていました。途中でバルコニー>>68に向けて手を振ったり、お散歩気分です。

「アルもみえなーい。きゅーけいしよっか」

湖畔に降り立つと、大きな布がどこからともなく現れます。それを原っぱに敷いて腰を下ろしました。

「やっぱりアル、ひとりできちゃったのかなぁ……。かえりみちもみあたらなかったし……」

往生際の悪さもありますが、子供なりに飽きっぽさもありました。友達が居なくなって寂しいのは事実ですが、探し続ける程の集中力が無いのです。
(69) 2022/01/16(Sun) 23:11:39

【見】 小娘 ブラキウム

>>69 アルレシャ

「わあっ………」

そろりと地に降り立って、貴方の隣に腰を下ろす。
そんな挙動ひとつひとつすら、何だか特別だ。

「……ねっ、それならさ。
 あたしとここで暮らそうよ。
 ここには何でもあるし、煩いおかーさんも居ないよ?
 あたし、アルと一緒に居られたらきっと楽しい!」

広くてきらきらした水面を見つめて
ほう、と楽しさを詰め込んだため息を吐く。

「あたし、ここの子になるんだ!
 もうおうちには帰らない!」

果たして、その言葉は明日も変わらず吐けるだろうか。
目の前の喜楽ばかりを愚かに求める様子は
まさしく小娘と言って過言ないだろう。
(@16) 2022/01/16(Sun) 23:31:43

【人】 欠けた星 スピカ

「な、ぁ……」

星の煌めき、天馬の輝き。美しい光の海に思わず息を呑む。
――まるで昔読んだ絵本の一ページのよう。

けれど夜の風が頬を撫でられれば夢見心地も霧散する。

「……ッ、使用人! そこの貴方!
 今すぐランタンを貸してもらえるかしら! それからブランケットと、あと温かい紅茶を入れた魔法瓶をバスケットに詰めて用意してほしいの!」

バルコニーから広間へ跳ねるように走っていく。スカートの裾が派手に翻っても髪が乱れても、気にしてなんていられない。

「子供たちだけで外に出たのよ、危ないでしょう!? ご家族がいないなら誰があの子達の様子を見るっていうのよ!」

口喧しく使用人を急かした後、女は荷物を持って飛び出した。
10歳にも満たない子供が魔法を使えることも、降りた先が湖畔であることも知らないまま。
子供を守るのは大人の役目なのだから。
私は子供の時そうしてもらった覚えはないけれど、
でも、そう教わったから。
(70) 2022/01/16(Sun) 23:49:47

【人】 婉容 ラサルハグ

「……おや」

遊び戯れる子どもたちの姿を微笑ましくすら思っていた女は、血相変えて城を飛び出す淑女の姿に視線を移した。

「………使用人。
 私も少し、ここを出よう」

白いコートをたなびかせ、一言告げると広間を出ていった。
ウミとの会話も全て終えた、それより後のことである。
(71) 2022/01/16(Sun) 23:55:18
ブラキウムは、アルレシャと過ごした夜のことを、きっとずっと忘れない。
(t3) 2022/01/16(Sun) 23:57:42

【人】 酔吟 ミズガネ

>>70 スピカ

「うっーせー女だな……
 魔法使えるガキなんざなんとかしてくんだろ。
 あれの親でもなし、勝手な馬鹿な行為で死ぬなら自己責任だ」

バルコニーに響く声を聞いて苦言を漏らす。
何を心配してるんだか、と呆れ顔だ。
(72) 2022/01/16(Sun) 23:58:06
スピカは、城を飛び出して、そのまま走ろうとして、一つ気付く。
(a9) 2022/01/17(Mon) 0:04:49

スピカは、まるで親のような顔をして、まるでうんと大人のような顔をして、それでも。
(a10) 2022/01/17(Mon) 0:08:29

スピカは、子供たちの名前すらも、まだ知らないままだ。
(a11) 2022/01/17(Mon) 0:08:56

【人】 なんでも屋 アマノ

>>56 アルレシャ

「うお、泣くな泣くな! ガキが泣くと始末におえねぇんだ!」

そういうのが苦手なのだと、少しばかり焦った様子を見せ。
それからあなたをひょい、と持ち上げると高々と抱き上げた。

「どら、こうすると高いだろォ。
 おじさんも出口を探すついでに探してやるからよ。
 泣いてねぇで大人しくしてな。
 暴れて物を壊しちゃその修理代とか出せって言われるからな」

俺は泣かしてませんよ!
というアピールなのかもしれない……駄目な大人だ。
(73) 2022/01/17(Mon) 0:29:41

【人】 彷徨民 ウミ

>>67 ラサルハグ
あなたに手を向けていたウミは頭を下に向けていました。
だから、難なく手は届いたでしょう。
冷たい、軽く波打った髪を揺らしてウミはくすくす笑います。

『どういたしまして、ラサルハグ』
『ウミもありがとうをいうよ』
『おそろいでありがとう、ラサルハグ』

やがて話を終えた後、広間を出て行くあなたをウミは宙で手を振り見送ったでしょう。
(74) 2022/01/17(Mon) 1:27:37

【人】 魔女 イクリール

キョロキョロと館を探索しています。
部屋を覗き込んでは、一人で感嘆符を漏らしながら。

「あら〜綺麗なお庭ね」

吸い寄せられるように調えられた庭園へ足を運びます
(75) 2022/01/17(Mon) 2:09:09

【人】 こどもの アルレシャ

>>@16 ブラキウム

「……アルは、ママにあいたい」

バスケットからパンをひとつ取出し、小さな口で齧ります。俯いた横顔はきっと暗いでしょう。
しかし顔を上げてブラキウムを見ました。

「だったら、アルのおうちにくる?
 ママはやさしいし、なんでもあるよ。おともだちだってたーっくさんいるから、さみしくないもん。
 たくさんいれば、いろんなあそびができるから、もっとたのしい!

 かえりみちは……まだわかんないけど」

アルレシャもこのお城は好きですが、やはりお母さんとお友達に会いたいという気持ちは拭えません。
(76) 2022/01/17(Mon) 7:58:12

【人】 こどもの アルレシャ

>>70 スピカ

夜空を見上げれば、ペガサスの描いた軌道がまだ残っているでしょう。もっとも、その内消えてしまうことは明らかです。
それを辿れば湖畔へ向かえるはずです。

特に隠れようともしているわけではありませんから、きっと二人を見つけるのは容易です。勿論、追手にその意思があればですが。
(77) 2022/01/17(Mon) 7:59:16

【人】 こどもの アルレシャ

>>73 アマノ

「わわっ………、ほんとぉ……?」

先程とは変わって、今度はアマノを見下ろす形になりました。

「……うん」

その言葉に少し安心したのか、涙を拭いて頷きます。そして一緒に来ているかもしれないお友達の特徴を言いました。

金髪の少女ヘイズと、白髪の少年シャト。
この二人がアルレシャと特に仲の良いお友達です。

「おじさん、おなまえなぁに?
 アルはねえ、アルレシャっていうの」
(78) 2022/01/17(Mon) 8:14:29

【人】 なんでも屋 アマノ

>>78 アルレシャ

「おじさんはアマノってんだ。
 人探しは仕事でよくやるからなぁ、任せな」

この城にはいない可能性が大だが0ではない。
出口を探すついでにガキ二人探すくらいは十分できるだろう。

「アルレシャ? あー、長いからアルでいいな。
 ちびに報酬ふっかけるほどおじさんも落魄れちゃいねぇがな。
 タダで仕事してやる代わりに、友達とママがみつかるまで泣くんじゃねーぞ」

父親がいないのなら、こんなふうに高くに抱き上げられたことはなかったかもしれない。
自分とて、これくらいの子供が居ても…………おかしくはない。
なんだか妙な事になったなぁと思いながら、ぽんぽんと背中を撫でるのだった。
(79) 2022/01/17(Mon) 11:56:32
ウミは、お庭に流れている。ふよふよ。
(a12) 2022/01/17(Mon) 12:39:18

【人】 こどもの アルレシャ

>>79 アマノ

「うん……アル、なかない。アマノもないちゃダメだよ」

お返しにと、アルレシャはアマノの頭を撫でます。
アマノの話は所々アルレシャには難しかったのですが、お友達とお母さんを探してくれるということは理解できました。 

「アルねぇ、おそらからさがしてみるの。
 アマノはー、こどもがはいっちゃいけないところとか、おねがいねっ」

とはいえ、このお城にそんな場所があるかさえわかりません。恐らく調理場や倉庫が『子供が入ってはいけない所』になるでしょうか。
きっとアルレシャが思い付かない場所だってあるはずです。
(80) 2022/01/17(Mon) 14:00:04

【見】 小娘 ブラキウム

>>76 アルレシャ

「アルのおうちの子に?」

想像をしてみる。
きっと空飛ぶペガサスも、バスケットがふわふわ浮く魔法だってありふれた、まさに望んだ通り『非日常』のおうち。

考えるだけでわくわくして、毎日が楽しいのだろう。お小言やお手伝いだって無い世界かもしれない。

───けど、でも、
 小娘の頭に浮かぶのは、お母さんの優しい眼差し。

それから次に、自分を厳しく叱った眼鏡の女性。
厳しさの中の優しさを読み取れる程、小娘は大人じゃない。


「───、」

少しだけ言葉を詰まらせて、すぐに頷いた。

「なる!
 ずーっと大人にならないまま、アルと遊んで暮らす!」

それが叶うかは定かではない。
けれども、小娘が軽い頭を前に下げるくらいには
魅力的な話に思えたのだ。

「アルと、シャトと……ヘイズ見つけて、
 アルのママの子になる! ねっ、良いでしょ?」

パンをかじる貴方にぐーっと近付いて、貴方の返答を伺うように見つめた。
(@17) 2022/01/17(Mon) 15:15:53

【人】 酔吟 ミズガネ

「…………」

城の端。城壁を見上げて歩き続け人気のない場所を探す。
近くに人がいなさそうだと確認すると、リュートの弦に指をかけた。

男は警戒心は強くても、気配に特別鋭くはない。
隠れられていればわからないが……その場合、男が弾く前に声を掛けないと禄でもない結果を引き起こすかもしれない。
(81) 2022/01/17(Mon) 15:29:59

【人】 魔女 イクリール

「これはハーブかしら〜?
 沢山育ってるみたいだし少しぐらい貰ってもいいわよね」

ほんのすこし、ハーブを拝借します。
成長が早いこの種類なら、少し葉をもらっても問題ないでしょう。
ここまでたまたま誰ともすれ違っていなかったことから、誰かのお庭だという意識はすっかり薄れてしまっているようです。
(82) 2022/01/17(Mon) 16:24:09

【人】 魔女 イクリール

>>81 ミズガネ

「あら……?」

ハーブを手に気ままに歩いていると初めて人の気配を感じました。

「こんにちわぁ〜〜」

第一村人発見です。舘ですが。
警戒心もなく近づきながら朗らかに声をかけました。
(83) 2022/01/17(Mon) 16:30:18

【人】 欠けた星 スピカ

>>77 湖畔の二人、Mis.

自分の元に現れた女と幾ばくかの会話をした後のこと。
夜色に染まり切った空を夕焼け色の瞳で見上げて、星とは違う輝きを捉える。

「あれってあの子達が飛んだ軌跡よね。あれを追いかけたら会えるかしら。
 それにしても、空を飛ぶなんて……本当に魔法使いのよう……」

後半はもはや状況と関係ない感想になってしまっているが、子供たちのことは依然として心配し続けている。
昼の空を乗せたような瞳を持つ女を一瞥してから、誰かから何も干渉されなければ空に残された軌跡を追いかけて湖畔まで歩きだすことだろう。女は魔法とは縁のない人間だったから、二本の足で歩くしかないのだ。
(84) 2022/01/17(Mon) 16:30:46

【人】 こどもの アルレシャ

>>@17 ブラキウム

アルレシャは見た目通りに幼く、目先のことしか考えません。ですから、ブラキウムは言葉を詰まらせたことなど気付きもしませんでした。

パンを飲み込むと僅かにアルレシャは目を細めます。
それは大人が見れば、少女らしからぬ微笑みに思えたでしょう。


「うんっ! ママやさしいからねー、ブラキのこともぜったい『いいよ』っていってくれるもん」

アルレシャの住む場所では、魔法が当たり前です。
非日常が日常になったその時、ブラキウムが何を思うか……アルレシャにはわかりませんし、想像さえしません。

「でぐちもさがさなきゃ!
 それでねっ、
みんなで、おうちにかえろう!
(85) 2022/01/17(Mon) 16:33:52
アルレシャは、ブラキウムに小指を差し出しました。
(a13) 2022/01/17(Mon) 16:34:51

【見】 小娘 ブラキウム

>>85 アルレシャ

「ほんとっ!? やったあ!」

貴方の笑顔が何だか大人っぽくて
可愛らしい顔立ちから魅せられるそれが、綺麗だ、と見惚れてしまう。

───自分も、こんなふうになれる?
  大人でも子供でもないような、『特別』な存在に。

「楽しみだなあ!
 あたしもお馬さん、ショーカン出来るかなあ?
 タンスなんかも浮かせちゃったり、出来るかな?」

出された小指へ、躊躇いなく指を絡めて
小娘は、日常を大きく外れる決断をしてしまったのでした。

「よろしくね、アル!
 
ずーっと仲良く遊んで暮らそうね!


(@18) 2022/01/17(Mon) 17:53:16
ブラキウムは、アルレシャと指切りをしました。
(t4) 2022/01/17(Mon) 17:53:44

【見】 こどもの ブラキウム



 ───例えいつか、
     日常の大切さに気付いたとしても
           取り返しが付かないかもしれない。


そんな疑念なんて、
記憶の彼方にぽいと捨ててしまった。
(@19) 2022/01/17(Mon) 17:54:56
ブラキウムは、こどもなので、周りの様子に気付かない。
(t5) 2022/01/17(Mon) 17:55:39

【人】 酔吟 ミズガネ

>>83 イクリール

「っああ゛!?」


突然掛けられた声に、僅かに震え掛けてた弦を止めるために弦を鷲掴みにする。
楽器に対する扱いでは全くないながらも、男は酷く焦りながら声の主を見た。

「お、お前……いたなら……はぁ……
 ……何やってんだよ、薬草無駄に集めて窃盗か……?」
(86) 2022/01/17(Mon) 18:22:10

【人】 魔女 イクリール

>>86 ミズガネ

「あら……」

驚いたように瞬きましたが、それほど怯えてはいません。

「もしかして、おじゃまだったかしらぁ〜?」

焦った彼とは裏腹に間延びした声で問いかける。
お邪魔だったかと問いながらも、その場を離れるどころか彼へと近寄って行った。

「窃盗……ふふ、そういわれればそうかもしれないわね
 では舘の主様にあとでお詫びをしないと……」

彼の手元の楽器を見ます。

「貴方はここで演奏するところだったのかしら〜?」
(87) 2022/01/17(Mon) 18:28:42

【人】 酔吟 ミズガネ

>>87 イクリール

「……邪魔かと聞きながら寄るのかよ。
 本当に邪魔って返してたらどーすんだお前……」

勢いに押され、ジリッ…っと僅かに後退するも諦めた。
弦はぐしゃぐしゃになるどころか何事もなかったかのような形を保つ。

「詫びなんているか?俺達、監禁されてんだぞここに。……お前、本当にわかってんのか?
 これは……演奏なんて生易しいもんじゃない。…ヒヤヒヤさせやがって……」
(88) 2022/01/17(Mon) 19:09:18

【人】 魔女 イクリール

>>88 ミズガネ

「その時はお邪魔にならないように静かにしているわ」

どうやら去るという選択肢はないらしい。

「監禁されてたの?」

ぱちくり。僅かに首を傾げました。

「それはしらなかったわ、どうしましょう〜?」

頬に手を当て、困ったわという雰囲気をだすが、焦る様子もなくのんびりしている。

「もしかして、練習中?」

彼の返答がよくわかりませんでした。
聞かれたら恥ずかしいのかもしれないと解釈しました。
(89) 2022/01/17(Mon) 19:18:48

【人】 なんでも屋 アマノ

>>80 アルレシャ

「はいはい、ありがとなー」

好きなように頭を撫でさせ。
空からという言葉に不思議そうにあなたの顔を見上げる。

「ぁあん? ちびは空を飛べるのか?
 魔法でも使うのかね」

だとすればすごい才能と言わざるを得ないだろう。
こんな幼児がほいほい空を飛んでいるというのは危険極まりない。
母親の苦労はすごいだろうなぁ……とぼんやりと考えた。

「子供が入れない場所なぁ……
 あいわかった。空からは見えないような所を探しておいてやるからな」

万が一他にも人がここに迷い込んでいたなら、ここに普通に姿を表すはずだ。
そんなおかしなところに居るとしたら、それはきっと……事件性をはらんでいるだろうなぁと、そう思わざるを得なかった。
(90) 2022/01/17(Mon) 19:31:17

【人】 酔吟 ミズガネ

>>89 イクリール

「いやどっかいけよ…どうしようって…
あ゛ー!!

 本当に何も知らねーで暗い中フラフラ草ちぎってたのか!?」

あんなに広間は騒がしくて揉めていたのに、外で一人この夜に草むしりに励んでるのがあるのは予想外でした。

「……はぁ……どうしようも何も、それを探して……いや……
 とにかく脱出方法を探してんだよ。俺は壁を壊せるか試すつもりだった。……演奏じゃなく、兵器なんだよこれァ」

「わかったか?わかったら大人しく戻れよ?
 ……普通の人間がこの音を聴いたらヤベーんだよ。お前も苦しんだり死にたくないだろ」
(91) 2022/01/17(Mon) 19:45:10

【人】 魔女 イクリール

>>91 ミズガネ

「まぁ!貴方以外にも人がいるの?
 だぁれもいないから、困ってたのよ」

手を合わせて嬉しそうに微笑みました。
舘を独り探検していたため、広間の事は何も知らないようです。

「兵器?そうなの……楽器じゃないのね」

興味深げに彼の手元の楽器を覗き込みます。
兵器と聞いても、魔女には楽器にしか見えないのですが、想像以上に危ないものだというのは理解できました。

「でも壁を壊したら、さすがに怒られるんじゃないかしら〜?
 舘の主様におねがいしてだしてもらいましょ?
 私はイクリール。貴方のお名前は?」

子供をあやすかのように優しく止めて、彼の顔を覗き込みます。
(92) 2022/01/17(Mon) 20:05:02

【人】 酔吟 ミズガネ

>>92 イクリール

「そ の 肝 心 の 城 の 主 に と め ら れ て ん だ よ」


覗き込まれた事か、子供をあやすかのような態度にか。両方だ。とにかく腹は立ったが、ここでいきなり殴る程暴力性はない。
まくしたてるようにそう言ってから、貴方の額を手のひらでぐいーっと押して顔を離すだろう。

「……疲れた。…………ミズガネ。
 人に会いたいなら広間に行け広間に。そこの回廊を右に曲がって食品庫が見えてから二つ目の角を曲がって、その次の──」

「もしかしてすぐ迷子になるとか言わないだろうな……?」

楽器まで呆れたように輝きをなくしたように見えた。勿論目の錯覚だ。
貴方に魔力が見えるのなら、この楽器自体には大した魔力が込められているようには見えないだろう。
(93) 2022/01/17(Mon) 20:22:05

【人】 こどもの アルレシャ

>>@18 >>@19 ブラキウム

「なんだってできるよ!
 おかしのいえだってつくれるし、ガラスのくつだってつくれるの!」

アルレシャにとっては遊ぶ約束を交わした程度のことです。幼い笑顔は今日よりも楽しい明日への期待でいっぱいでした。

「ふふっ、でぐちみつけたらみーんなうれしいし、アルたちもうれしい!
 みんなほめてくれるかも!」

広間で見かけた大人たちは、皆一様に帰路を探していました。ですから、出口を探し出せばきっと喜んでくれるはずです。
(94) 2022/01/17(Mon) 20:22:22
アルレシャは、ブラキウムと指切りをしました。
(a14) 2022/01/17(Mon) 20:25:34

【人】 魔女 イクリール

>>93 ミズガネ

「説得しても、だしてもらえないかんじなのかしら〜?
 ……でも、ここでそんな危なそうもの使うのは…」

どうにか穏便に解決できないかと思案するものの、舘の主に会わなければどうにもならないことでしょう。

「ミズガネちゃんね」

迷子、と言われてふふふと眉尻をさげて笑いました。

「ちょ〜っと、道を覚えるのが苦手なだけよ?」

貴方へ手を差し出しました。

「いっしょにみんなのところへいきましょう?」
(95) 2022/01/17(Mon) 20:32:49

【人】 こどもの アルレシャ

>>90 アマノ

「……? あ、そっか。
 おおきいと、とべないんだっけ」

口振りからして魔法、もしくは魔法に類似する力を持つのが一般的な場所から来たようです。
そして外の世界を知らないのでしょう。少なくともアルレシャにとっては、当たり前のことでした。

「えへへ〜、ありがとアマノ!
 あっ、もしこわいところとか、あったらおしえてね?
 いかないようにするから!」

タダより怖い物は無いと言いますが、アルレシャはそんなこと知りません。
幼い子供ですから、怖いもの知らずなのです。

そうして親子のような歳の差の二人は、暫く言葉を交わしていたのでしょう。
(96) 2022/01/17(Mon) 20:52:24