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【人】 XIII『死神』 タナトス― 選択― [ 心配症のユグがさて、どれほど共にあったか アリアの所に向かうまで? 苦い薬より、リンゴが好きだと言えば 呆れられてしまうかな。 これは少年のころの雑談のなか。 そんな話を、したことがある。 だからリンゴの君が誰かなんて 元々問う必要もなかったんだ、――余談。 いいわけはそこそこに。 さあ、話をしようか、かみさま。 ] (4) 2022/12/22(Thu) 2:12:24 |
【人】 XIII『死神』 タナトスこんにちは、神様。 久しぶりだね、ヴェルト。 お茶でも飲みながら話すかい? [ あまり神様は乗り気ではないようだ。 残念だね。 お茶とメルロンは俺一人で頂くとしようか。 本当は俺には聞きたい事もあるよ。 俺が死ぬことのない理由であるだとか。 ……ああ、けれど。 なんとなくわかってしまった。 選択までの時間はあまり無いんだね。 ] (5) 2022/12/22(Thu) 2:13:48 |
【人】 XIII『死神』 タナトスどうか世界は残して貰えると嬉しいな 俺は臆病で軟弱だからね 誰よりも死が恐ろしい自信がある。 怖がってるところを誰かに見せるのはこう カッコ悪いしね。 それに、 (6) 2022/12/22(Thu) 2:14:33 |
【人】 XIII『死神』 タナトス死は静かで、穏やかであるべきだ。 それはたとえ神であろうと覆すことは 許されることは無いよ [ 言いたい事はちゃんと告げたよ。 神様の方の返事はどうかわからないけれど。 ヴェルトの方にはね、俺は用がある。 帰ってきてくれたことを 俺は本当に嬉しく思っているから。 神様であろうと、 ヴェルトであろうと 来てくれてありがとうと わさわさ頭を撫でるよ、 癖だから、ね。 *] (7) 2022/12/22(Thu) 2:15:23 |
【人】 XIII『死神』 タナトス[ ――翌日。 神は再び、皆を呼び寄せた。 世界は終わりを辿らなかった。 神の困惑と落胆に 俺がなぞれるものは、――何もなくて。 背をむけた神様をただ、みつめるしか 俺には出来なかった。 そうか、世界は終わらない。 終わらないことより、 死が溢れることのない事に安堵した。 俺はどこまでいっても 『 死神 』なのかもしれないね。 ] (8) 2022/12/22(Thu) 2:16:50 |
【人】 XIII『死神』 タナトス[ ヴェルトが崩れ落ちた。 世界と、神が別れた瞬間だった。 反応自体は周りのほうが早いようだ。 ならばそうだね。 俺は温かいものでも用意しよう。 体温は人を安心させるものだから。 お茶とお菓子、野菜はどうかな。 昔より美味しいものが作れた自信がある。 ゆったりな行動のせいかな、 いろんな事は他の者たちが テキパキこなしてくれた後だったかな ] (13) 2022/12/22(Thu) 2:21:35 |
【人】 XIII『死神』 タナトス[ 長らく死神だったから 足音を立てないのは得意なんだよ。 否、死神なら足音を立てたほうがいいのかな。 ヴェルトの側でまるまった背中を見つけてしまった。 俺の一番長らくの、ともだち。 ヴェルトが居たころを知るものなら、 きっとヴェルトが居なくなった空白は 誰にとっても大きかったはずで。 きっと俺には君が唸る理由も、 泣いてる理由も、何もわからない。 いつも笑ってた君だから 初めて見るその姿が、……そうか 俺にも知らない君がいたんだ、と ほんの少しのさびしさを。 (14) 2022/12/22(Thu) 2:39:05 |
【人】 XIII『死神』 タナトス[ ぽふ。 二、三度頭を撫でるだけでは飽き足らず。 大の大人だけれど戯れ合うみたいに抱きついてみる。 体温は、人を安心させるものだからね。 とはいえ軟弱だけど男ゆえ。 心地よいとは別の話かもしれない。 ] シン。 今朝採れたキュウリだよ。 なんと馬仕様だ。 食べるかい? [ 気分じゃないかもしれないけれど。 生きるのに糧として食物は必要だよ。 馬仕様とはどこかの国で キュウリを馬に見立てた飾りをするらしいと ] (15) 2022/12/22(Thu) 2:40:40 |
【人】 XIII『死神』 タナトス[ さて、返答はともあれど。 俺にはリンゴの恩義もあるんだ。 ヴェルトが帰ってきたことへの安堵か。 別のなにかか、 察することは難しいけれど。 人には口が存在する。 良い事も悪いことも、 話さなければ伝わらないからね。 ] (16) 2022/12/22(Thu) 2:46:54 |
【人】 XIII『死神』 タナトス……ヴェルトが帰ってきたね。 これから何をしようか。 また皆で洋館の探検でもやってみるかい? 7年あれば色んな事が変わってるかもしれない。 フォーチュンフォルスを買い占めて フォルスに有難い言葉を全部もらうのもいいね。 (17) 2022/12/22(Thu) 2:52:02 |
【人】 XIII『死神』 タナトス[ いつまでも抱擁するのもどうかと思うね! すぐさま解放はするけど 心が晴れない顔が、もし見えたのなら俺も 隣にいてもいいかな? とりあえず世界は、 滅びないらしいからさ。] ――よしよし。 [ 君は少しくらい、泣いていい。 でもやっぱり、笑う君のことが俺は好きだからね。 俺が笑ってるのは、 ――シンの影響がすごいんだ。しってたかい? ]** (18) 2022/12/22(Thu) 3:04:09 |
【人】 XIII『死神』 タナトス[ 洋館に来たばかりの伏せてばかりの頃。 困ったことにね、足音が聞こえる事が少し怖かった。 だんだん音が遠のいていたはずなのに あの頃は音だけが妙にリアルでね。 ……けど、 殺されかけてよかったと思える事も 時折ほんの少し。 希望に混じって現れる。 例えば、今この時だとか。 >>73] わっ。 ……驚かせるのは成功したかな? [ ドア越しにしかなかった気配を、 扉を開いて目前にしてみるよ。 倒れてる人がいるのに騒ぐなといわれれば うん、反省だね。 ] (79) 2022/12/22(Thu) 23:57:27 |
【人】 XIII『死神』 タナトス心配ならおいで。 心配じゃないならなお来てくれるとうれしいよ。 ……ほら、俺達の時間だよ。 やっと、揃ったんだ。 君がいないと始まらないよ、フォルス。 [ 俺はシンから沢山シンゆうなる君の事 あの頃聞いて、 君にいつ会えるかな、 って俺も楽しみにしてたんだよ。 シンにもヴェルトにも、俺にも 君が必要だから。 居てくれるよね、って笑うんだ *] (80) 2022/12/23(Fri) 0:00:11 |
【人】 XIII『死神』 タナトス―カルクドラ― [ ユグの前で不穏な単語が飛び交うものだから 少し愉快に思ってしまった。 そうだね、あの頃のきみは 狂犬と呼べたかもしれないからね。] 大丈夫だよ。 もし一触即発状態になろうものなら 俺は真っ先に逃げるとしよう。 俺は軟弱だからね。 ユグはゆっくり追いついておいで。 [ 怒らせるつもりではないけれど どう聞こえるかは彼次第。] (164) 2022/12/24(Sat) 0:35:12 |
【人】 XIII『死神』 タナトス[ ゆらりゆら。 ……うん?ホリックゼリー? ユグのお気遣いチョイスはどうやら、 ユグとカルクドラの間で交わされた密談のようだけれど 俺はカルクドラの言葉を聞いている。 勧誘は難しいと聞けば苦笑いだ。 逃走経路を確保する俺の想像がついてしまう。 ] 俺は世界には滅びてほしくはないよ。 それだけ。 君やユグのように多くを考えられるような 立派なものは俺にはないよ。 俺は常に臆病だからね。 俺が嫌なものを、 嫌だって言っているだけだよ。 [ ここの奥底が揺れる。声が呼ぶ。 ……多分、今までだってどこか感じていたのに その声に耳を傾けことは きっと無かった。 うん、わかった気がする。 俺にとってはユグが隣にいたから、 気づけたことだとも思うよ。] (165) 2022/12/24(Sat) 0:39:31 |
【人】 XIII『死神』 タナトス[ ――なんて。 何かがわかったようで、わからないけれど 俺も君が、君やユグが作る未来を、 信じたかったんだろうね。 そんな気がしたんだ。 ] (166) 2022/12/24(Sat) 0:41:36 |
【人】 XIII『死神』 タナトスおや。 俺はずっと良い人だよ。 知らなかったかい? [ 但しそれ以上でも、それ以下でもないけれどね。 冗談まじりに答えれば カルクドラは笑うのか、それともむっとするのか なんだかそんな興味が君において沸いてきてしまった。 言わないけれど。 俺は狂犬してるカルクドラは嫌いじゃないんだ。 もしそうなれば 逃げるけどね! ] (167) 2022/12/24(Sat) 0:42:30 |
【人】 XIII『死神』 タナトス[ ヴェルトが帰って来た安堵ではなく 世界が滅びないことへの喜びでもなくて 迷子になって帰れなくなった子供みたいだった。 離れようとしたけれど どうやら離れなくていいみたいだ。 だったらもう少し君のそばに。 嗚咽をあげる君のあたまに頬擦りして ゆっくり髪を撫でた。 少し癖のあるふわふわ髪。 俺と一緒だ。] (415) 2022/12/25(Sun) 19:28:38 |
【人】 XIII『死神』 タナトス……シンは暖かいね。 ゆたんぽみたいだ。 [ 寒い寒い夜の日。 一人震えてたらシンがやってきてさ。 二人で寝たら寒くないよって教えてくれたんだ。 僕はそんなことも知らない子供だった。 初めは驚いたけれど。 人の体温に、本当に安堵を覚えたんだ。 生きてるんだ、と。 シンはゆたんぽ。 あの頃よく言ってたんだ、覚えてるかい? 延長をご所望ならいくらでも。 俺の手はそのためにあるよ。 抱きしめ続行だ。 ] (416) 2022/12/25(Sun) 19:35:17 |
【人】 XIII『死神』 タナトス[ 終わりがある場所には始まりがあって 始まりがある場所には終わりがあって そうして世界は形を創るなら 俺は君の半身だ、 そうだね、 もし言われたら 迷わずいいよ、って俺は答えるよ。 夢を見よう、 世界はまだ始まってすらいないらしいから。 ] (419) 2022/12/25(Sun) 19:58:41 |
【人】 XIII『死神』 タナトス[ 俺がすることは扉を開くこと。 次は君の番、なのかな。 死はいつだって忍びよるものだよ。 ヴェルトはよく眠っているよ。 疲れているだろうしね。 [ フォルスのことを、ただ眺めてた。 ただ、ただ、―――見守っていた。 シンの上に降る言葉は、 それは、俺も貰って良い言葉だろう?って 出ていこうとするフォルスを捕まえた。 うん、軟弱だから それでも振り払うのは容易いよ。 君がそれを、望むなら。 ] (450) 2022/12/25(Sun) 21:25:07 |
【人】 XIII『死神』 タナトス長年睨み合ってた狂犬に教わったことがあってね。 踏み出す一歩は簡単じゃあないけれど 飛び込めばどうとでもなり得るらしいんだ。 だからこれはここだけの話にしてほしい。 ……俺はね、 世界はどうなっても、本当はいいんだ。 [ ユグには 秘密だよ ] 死が溢れる世界は悲しく思う。 でも 二人が居ない世界は もっと寂しいんだ [ だから ] (451) 2022/12/25(Sun) 21:26:07 |
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