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【人】 勢喜 光希[それは、確かにさ。 僕はお恥ずかしながら 結構トイレ絡みで失敗しちゃう子供だった。 つい行くタイミングを逃して漏らしちゃったり、 怖い映画見て寝てそのまま世界地図を描いちゃったりさ。 でも、そんなのあくまで子供の頃のこと。 誰だって多かれ少なかれやってることで、 大人になったら笑い話じゃない? まさかこの年になって失敗するなんて……ねえ? ありえないって………] (2) 2023/02/10(Fri) 15:04:28 |
【人】 勢喜 光希― 某日:明け方 ― [マンションの一室。 光希はいつもと何ら変わりない自宅の 広々としたサイズのベッドで 同棲している恋人と共に眠りについていた。] ……ん、 ぅぅ〜〜 ……ん…… [静まり返った部屋の中には 規則的な目覚まし時計の秒針と もぞ、もぞ、と身じろぎをした拍子に布団が擦れる音。 それと、二人分の寝息の中に 寝苦しそうに眉を寄せた光希が どこか苦悶するように呻く声が聞こえていた。**] (4) 2023/02/10(Fri) 21:53:24 |
【人】 勢喜 光希......っ!?!? [はっ、と意識が覚醒した。 ベッドの中、見慣れた寝室が視界に映る。 部屋の中はまだ薄暗く、 薄っすらと明るくなり始めている頃合い。 若干混乱した頭で辺りに視線を遣り、] (……… ゆ、夢、 か……) [ほ、と息を吐いた。 そうだった。あれは約10年前、自分がまだ子供の頃の記憶だ。 確かあの後結局間に合わずに 教室でやっちゃった……ような気がする…。 べそべそ泣く僕を元親が保健室に連れてってくれたりして...] (8) 2023/02/11(Sat) 7:39:13 |
【人】 勢喜 光希……っっっ [そこまで思考が至った時に、ぶるっ、と大きく体が震えた。 突き上げるような衝動に思わず足を交差させ、 手で股間を抑えて布団の中でぎゅうっと縮こまる。] (...うっ...!!と、トイレ...) [そうだ。 うっかり怖い動画見たせいで 何だか夜にトイレ行くのに気が引けて 寝る前行かずに寝たんだった。 そのせいであんな夢を見たんだろう。多分。 危ない危ない。 あのまま目覚めなかったら この年でうっかり粗相してしまっていたかもしれない。 下腹部で主張する尿意を懸命に宥めながら さっさと用を済ませに行こうと、 そそくさとベッドから降りようとして―――] (9) 2023/02/11(Sat) 7:44:28 |
【人】 勢喜 光希…も、もとちか、 ちょっと、離……して…… 僕、トイレ行きたい……っ [ゆさゆさと彼を揺り起こし、 何とか腕の中から抜け出そうと。**] (11) 2023/02/11(Sat) 7:50:27 |
【人】 勢喜 光希ん゛ぐぅっ……!!!! [不意に体勢を変えた元親に ぎゅ〜〜…、と膀胱が圧迫されて 中にたっぷりと貯めこまれた液体が 強制的に押し出されて溢れ出しそうになる。 ぎゅうぎゅう前を抑えて必死に堰き止め。] (あっ、うっ、だ、だめ、……っ で、出ちゃ…っ! …こんな、とこで…っ、ぜ、絶対 だめ……!!!) [大人としての尊厳に関わるだけじゃない。 こんな体勢でもし万が一漏らしなんてしたら 元親まで自分の粗相で濡らしてしまうことは確実だろう。 それだけは断固回避したい。 もう無理やりなんとか抜け出せないか…!? そんな思考が過った頃。] (19) 2023/02/11(Sat) 13:59:50 |
【人】 勢喜 光希[ぐい、と足が絡めとられる。>>16 本格的に身動きが取れなくなった状態で そのまままた元親は眠りに落ちたのか、 何も言わなくなって…… ……えっ、あれ、もしかして状況悪化して…ない…??] ちょ、ちょっと元親、元親ぁ!?!? 寝ないで!起きて!!! もう起きなくてもいいから離っ……〜〜〜 はぅ……っっ [必死に訴えようとするものの。 下手に声を張り上げるとじんじん下腹部に響いて、 余計己を追い詰める羽目になる。 足を固定されているせいで、 余計我慢がしづらくなっているのがなお悪い。] (…お、おしっこ、おしっこしたい…っ おしっこ出ちゃう、 トイレぇ……っ!!) [腕の中でぶるぶる悶えながら 強い尿意の波が収まるまでを堪えていた。**] (22) 2023/02/11(Sat) 14:15:46 |
【人】 勢喜 光希[悶えながら必死に訴える僕をよそに 元親は健やかな寝息を立てていて。 全く目覚めそうな様子はない。 少なくとも僕にはそう見えて。 唇を噛み、襲い来る波を懸命に堪えながら じいっと寝室のドアを睨む。] (あっ、くうぅ...っっ んん...!! こ、これ、ほんとに、ほんとにやばい...!! も、元親っ、頼むから早く起きてよぉっ...!!) [幸か不幸か今日は休日の朝。 枕元の目覚ましは鳴らず、 放っておけば元親が自然に起きるには あと数時間を要することだろう。 この切羽詰まった下腹部の状況的に、 そこまで自分が耐えきれるとは到底思えなかった。 もし、彼がこのまま目覚めてくれなかったら... 最悪の想像が頭を過りかけ、ぶんぶんと首を横に振る。] (28) 2023/02/11(Sat) 16:49:06 |
【人】 勢喜 光希(だ、だめだめだめ!!!そんなのだめ!!! もう子供じゃないんだからっ!がまんできる、 我慢我慢我慢がまん...!!) [そんな自分の苦悶を嘲笑うかのように、 元親が足をだんだんとずらして。 巻き込まれる形で大きく足を開かされる羽目になり、 その拍子に漏れてしまいそうになって息を飲んだ。 尚悪いことに、必死に抑えている手の上から 元親がぐりぐりと前を刺激してきて。] (29) 2023/02/11(Sat) 16:58:26 |
【人】 勢喜 光希[下手に声を出すと違うものまで 一緒に出てしまいそうで息を詰め、 下腹部の荒れ狂う衝動に耐える。 元親が寝言で名を呼ぶのも、 普段なら微笑ましく感じるのに 今はまったくもってそんな余裕はなかった。 ―――そんな中、ふっと。 元親の腕や足の力が 弛緩するように弱まるのを感じ。*] (31) 2023/02/11(Sat) 18:41:38 |
【人】 勢喜 光希[寝室はどことなく空気が籠っている気がしたので カーテンと一緒に窓を開けて換気する。 早朝の日差しと共に爽やかな空気が入り込んできて ふう、と気分を入れ替えるように深呼吸をした。 幸いベッドのマットレスまでは 汚れていなさそうなことに安心しつつ 言われた通りクローゼットを開けて、 替えのベッドパッドとシーツを出し新たに敷き直す。 それらを一通り終えた後、 「ご飯できた?」と尋ねながら 良い匂いが漂うリビングに顔を出すだろう。**] (33) 2023/02/12(Sun) 15:26:00 |
【人】 勢喜 光希[ベッドを整えてリビングを覗けば、 ちょうど元親の方も朝食の用意が出来た頃合いだった。 おつかれ、と告げる元親に ん、と頷いて。] 元親もおつかれ。 ん、僕は一個でいいよ。 [問いにはそう答え、用意が出来るのを待って 椅子に腰かけ、普段より少し早めの朝食を頂こうか。 トーストを齧り、温かなオニオンスープに口をつけながら 元親がテレビをつけるのを何となく眺めたりしていた。] (38) 2023/02/12(Sun) 20:04:19 |
【人】 勢喜 光希………やりたいこと?なんだろ。 [自分に何か頼み事だろうか。 キョトンと元親を見たものの、 話は食後にということらしいので 取りあえずは食べ進めることにした。 元親が食後にはいつも珈琲を淹れてくれるので 普段通りに飲むよと返し。 綺麗に朝食をたいらげたあとに 彼からカップを受け取ってありがとうと告げた。**] (40) 2023/02/12(Sun) 20:07:43 |
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