【人】 厨房担当 ゲイザー( 名残のやつ>>0……ホントは、 蒸し物や煮物がベストだけれど。 ) [栗花落には既に、イカ墨のリゾット>>230の具やトマト煮込み>>317と言う形でブロッコリーは供されている。 (「春のたまごふわふわ」>>285>>286>>287でも使われているが、こちらは高野に出されたものだ) キッチンやカウンターの状況、注文リストのメモに目を遣りながら、速崎は既に出してきたパン粉とハーブとを見やり] ( うん、ブロッコリー主役でやるなら、 ここはやっぱり、煮込みとは変化つけよっか。 ) [当初の考え通り、香草焼きで。 名残野菜の身の詰まった硬さについては、カットする大きさでカバーしようと。] (394) 2023/03/08(Wed) 16:11:00 |
【人】 厨房担当 ゲイザー[ブロッコリーは小房に分け、一口で難なく食べられる程度の小ささに切り分ける。 硬い芯も本当は捨てるに惜しい部位なれど、水分の抜ける焼き物であることを考慮して、今回はできるだけ切り落としていく。 蕾の割合が多めの小房がひとつ、ふたつ、みっつ……たくさん! これをフライパンに入れ、下味程度の塩と水を入れ、蓋をして蒸しておく。 それから、他の具材も。 香草焼きならブロッコリー単体でも(速崎は)無限にいけるが、食感や色味の変化も欲しいところ。 アスパラガスやたけのこは主役食材として何品か出されている>>211>>212>>281からパスとして――。 ここで選んだのは、赤と黄のパプリカ、ブラウンマッシュルーム。 パプリカはブロッコリーの小房より少し小さめ程度に、四角くカット。マッシュルームは元々小さめのサイズのものを選び、石突を切り落とした上で、そのままの丸形で出すことに。] (395) 2023/03/08(Wed) 16:13:58 |
【人】 厨房担当 ゲイザー[こうして、予め蒸したブロッコリーと他の野菜類を、グラタン用の深皿に移して詰めていく。 ここで用いたグラタン皿は、内側が白、外側は黄色。 皿の外側には浮彫という形で、花弁のまとまったダリヤの花のモチーフが描かれている。 蕾ながらも緑の花畑めいたブロッコリーの中に、パプリカの四角い赤色と黄色、マッシュルームのまん丸い薄茶色が入り混じる、野菜の盛り合わせ。 この上に振りかけるパン粉は、粉チーズと、パセリやオレガノ、タイム、黒胡椒を含むハーブソルトと混ぜ合わせたもの。 ハーブソルトの中には唐辛子が含まれているものもあるが、今回用いたソルトには含まれていないことを確認済み。 この上にさらにオリーブオイルを掛けてから、オーブンに投入。 焼き上がれば、皿の真ん中あたりのパン粉が、ほんのり狐色に焦げている。] (396) 2023/03/08(Wed) 16:16:25 |
【人】 厨房担当 ゲイザー[……と、カウンターで注文を待っていた栗花落にも、先程の自分と栗栖とのあれやこれやは見聞きされてしまったかなと思い、笑顔のままで眉をへにゃりと下げた。 あの時栗花落が、葉月が駆け出した後の扉を閉めようとしてくれた>>188>>206ことには気づいていないまま。] さっきのは見なかったことに〜…とは、言いません。 ゲイザーにも、あんな暗くて、未熟で、ダメなとこ、 あるんだなーって、笑って受け流しちゃってください。 [苦笑いを明るい笑みに変え、「ごゆっくり」と言い残してから、速崎は別のオーダーの準備に向かった。 さてこの香草焼きは、葉月が店に戻ってきてから>>369>>370>>371栗花落に届けられたもの。 その葉月の告白>>293に対して速崎が何を答えたかは、これから語ることにしよう。*] (398) 2023/03/08(Wed) 16:22:26 |
【人】 厨房担当 ゲイザー― 再起動前 ― 応援してもらって別にいいでしょ。 [とまあ、その自論だけははっきり真顔で伝えた上で>>359。 バグからの回復後、「友達」としての栗栖>>360からの言葉に、はっとして目を見開く。 葉月本人だけでなく、自分自身も、彼のことを見くびっていた――そのことを突きつけられた時、まるで頭でも打たれたように、くらりと眩暈が過った。 それでも、栗栖から顔を背けずに、言葉の続きを聞く。] ……うん。 [口に出さないことも多いから、どれだけの者が気づいているかは知れないが――。 「貧乏だから可哀想」の件に限らず、速崎には、頭のどこかで「他者を自分より低く見る」きらいがある>>0:3>>1:409。大咲の試作品の件は、あくまで商品としてのクッキーへの指摘だけだったけれども。 この背景については、語る機会があれば、またどこかで。] (404) 2023/03/08(Wed) 19:15:58 |
【人】 厨房担当 ゲイザー―――そうだったん、だ。 [その事件>>1:4>>1:6>>1:24>>1:25>>1:26があった日、速崎に何があったのかは置いて、その現場を速崎は見聞きしていなかった。 結末だけ>>1:115>>1:130に触れていた耳は、事の次第をここで漸く知ることになる。] そうだったん、だね。 ……私が、テンちゃんにできなかったこと、 ハヅキんには、できたんだ。 [ふっと昔の心残りの名がここで零れたが、それはここでは些細なことだろう。 ただ、明らかにドスの入った声ではっきりと告げられたことに、目は逸らさないまま、苦しげな息をひとつ吐く。] (406) 2023/03/08(Wed) 19:16:55 |
【人】 厨房担当 ゲイザー[それから「友達自慢」の意図を知らされれば>>362、別の意味で気恥ずかしくなり――。] ……マジ、バカな勘違いしてごめん。 恋愛脳のバグだって笑ってくれて、いいよ。 [思い返す。「怖かったら」というのは、「傷つけた相手に謝るのが」怖ければ、ということだろうと>>143。 だからこそ、葉月を引き合いに出してその勇気と根性を伝えたのだと。 速崎はそう理解し直して、ひどく苦い笑みを浮かべた。] うん、じゃあ、ちょっと肉作ってくる。 私のお任せでやっちゃっていいね? [その鶏肉の何かを手がけるのには、少し時間が掛かるが――。 ともあれ、この程度の事で、との言葉に気の抜けた笑みを零しながら、キッチンの仕事に戻っていった。*] (407) 2023/03/08(Wed) 19:17:34 |
【人】 厨房担当 ゲイザー[それから告げられたのはオーダー……ではなく「好き」の告白。 言われた直後こそ、不意打ちを受けたようにきょとりと瞬いたものの、すぐに、ああ、と理解して。 身体ごと真っすぐに葉月に向き直り、落ち着いた態で、紡がれる言葉に耳を傾ける。] ハヅキさん。 ……ううん、ハヅキん、でいっか。 [「こたえてくれなくて大丈夫」とは言われたが、それでも答える。 ちゃんと真剣に向き合っていることを示すように、「さん」で一度呼びはしたけれど――やっぱり「なんでもない」今まで通りの呼び方がいい、と。] ありがと。ちゃんと、教えてくれて。 [眼鏡越しの葉月の両目を覗き込むように見つめて――見つめる目ごと緩める形で、表情を笑みの形に崩した。] (409) 2023/03/08(Wed) 19:19:38 |
【人】 厨房担当 ゲイザー知ってたよ、前から。 ハヅキんの顔に、仕草に――助けてくれたことに、 「好き」がすごく出てたから。 [「助けてくれた」はかなり抽象的な言い回しだが、これについては少し後に説明されることになる。] それでもさ、ただ「好きっぽく見える」だけなのと、 ちゃんと言葉にして伝えてくれるのって、違う。 思いをはっきり言葉に出すのって、勇気要るもの。 それも、ついうっかり……とかじゃない、 ちゃんと自分で心に決めて、口に出すのってさ。 (411) 2023/03/08(Wed) 19:20:23 |
【人】 厨房担当 ゲイザー私は別の人が好きかも、とか、 私にフラれるかも、って思ってたんでしょ? そう思った上で「好き」を伝えに来たハヅキんは、 ものすごく勇気あると思う。……うん、勇者だ。 [璥という人間が栗栖に対して行ったそれは、「好きでいるだけ」を良しとした者の事故的な吐露でしかない――少なくとも、この時の璥はそう思っている。 けれど自分の心と、葉月祐一という人の心のかたちは違う、と。 「関係ない」、「伝えたかっただけ」、とその人は言ったものの、そこに至るまでにどんな心の旅路があったか>>174>>175>>176>>238>>275は判らない。 判らないなりに、自分とは異なる苦悩があったのでは、と考える。] ってか、あのスターゲイジーパイを がっつり食べてくれた時から既に、 ハヅキんは勇者だったもんな。あっははあ。 [星を見つめる魚のパイを葉月と栗栖に食べて貰った夜を思い出しながら、気楽で他愛ない調子で笑い声をあげて――。] (412) 2023/03/08(Wed) 19:24:10 |
【人】 厨房担当 ゲイザー( ……本当は、あいつへの恋心は、 消しちゃいたいん、だけどな。 ) [抱えているものをつい正直に零してしまう癖はあれど――。 この望みに関しては、努めて意識して、速崎は黙っておくことにした。 友達になってくれたあいつではない、 自分への「いつか」を期待させてしまうかもしれない言葉は、出さない。今のこの「恋」が、自分が死ぬまでに消えてくれる保証はない。 そして、自分の中に葉月への「恋」は無い。 そう思えばなおのこと、無責任な期待など抱かせてはいけない、と。] (414) 2023/03/08(Wed) 19:28:48 |
【人】 厨房担当 ゲイザー……とまあ、そうお断りした上で。 こんな私でも好きになってくれて―― って言ったらハヅキんにも、テンちゃんにも 失礼になっちゃうから、訂正。 女の子とか男の子とか、パイ焼きとかじゃなく、 ちゃんと、ひとりの人間としてのゲイザーを 好きになってくれて、ありがとう、ハヅキん。 私は、あなたに好きになって貰えたことを、 心から、とても、誇りに思います。 [葉月の目に目を合わせたまま、ちゃん屈託なく笑った。] (415) 2023/03/08(Wed) 19:29:29 |
【人】 厨房担当 ゲイザー[オーダーの件が気に掛かったこともあり、一旦ここで話を終えようとしたのだが] それと……そうだ。 この前出迎えてくれた時に言いそびれちゃったから、 ちゃんと今、伝えたいんだ。 [あの日>>148>>149>>150に言うことも考えてはいたが、当時の自分の迷いだけでなく、あまりにも美味しそうにシェパーズパイを食べて貰ったことで、伝えるタイミングを見失ってしまっていたこと。] 私がお店飛び出していった時、 ハヅキんが追いかけてくれて、声かけてくれたから。 私はあの時、ちゃんと足を動かして進むことができた。 ……本気で急いでたのに、動けなかったんだよ、あの時。 [背を摩って貰ったとか、肩を抱いて貰ったとかがあった訳ではない。それでも後を追って言葉だけでも届けてくれたことに救われたのだ、と。] (416) 2023/03/08(Wed) 19:30:44 |
厨房担当 ゲイザーは、メモを貼った。 (a69) 2023/03/08(Wed) 19:55:50 |
厨房担当 ゲイザーは、メモを貼った。 (a70) 2023/03/08(Wed) 19:56:16 |
【人】 厨房担当 ゲイザー[とにかく肉、 肉 、肉 ――といくなら、折角丸鶏があるのだしローストチキン……とも一瞬考えもしたが(丁度葉月が美澄にオーダーしてはいる>>308>>311)。速崎はこれまでのサボりを鑑みて、焼き時間の長いそれを採用しなかった。 スタッフィングにレモンを丸々一個(ただし縦切りにして)ぶち込む図までは脳裏に過っていたのだが――それは別の機会に。 予め丸鶏をバラして分けられていた鶏むね肉から皮を取り。 塩、生姜、ローリエと共に鍋に入れ、幾らか沸騰させてから火を消し、鍋で蓋をして暫く放置。 レンジで蒸せば時短にはなるけれど、ここはじっくりと全体に熱が通るやり方でいく。大丈夫だ、ローストチキンに比べれば大したことはない。] (442) 2023/03/08(Wed) 21:33:16 |
【人】 厨房担当 ゲイザー[鶏むねに熱が通り切るまでの間、和える具材を用意しておく。 まずはアーモンド。スライス済みのそれをフライパンで炒る。 それからセロリ(かなり前にオススメ食材として掲示されていたが、今回用いるのは最近仕入れたものだ)の筋を取り、茎を薄切りに、葉を粗くみじん切りにしていく。 あと用意していくのはマヨネーズ、ヨーグルト、カレーペースト、アプリコットジャム……] 鶏むねってさ、モモとかに比べると 固いとかなんとかで避けられがちだけど。 ちゃんと疲れを癒してくれるのも、鶏むねなんだよね。 [熱が通るのを待つ間、なんとはなしに、小声でそう呟きながら。] (443) 2023/03/08(Wed) 21:36:11 |
【人】 厨房担当 ゲイザー[十分に熱が通ったところで鍋から引き上げた鶏むね肉を、粗熱を取った後に手で裂いていく。 切るのではなく、繊維に添う形で、 裂く 。勿論、食べやすくなる程度の大きさになるようにして。 それからボウルに、先程用意したマヨネーズとヨーグルト、カレーペースト、アプリコットジャムを。 塩、胡椒とレモン果汁で風味を整えてから、ボウルの中身全体を混ぜていく。 こうしてまずボウルの中に作られるのは、少し甘みのあるまろやかなカレーソース。 このカレーソースに、裂いた鶏むねを、薄切りにしたセロリの茎を、さらに乾煎りしたアーモンドスライスも投入して、再び混ぜ合わせる。 こうしてカレーソースとセロリ、歯ごたえのある食感のアーモンドを纏わせたチキンの出来上がり。 ちなみに材料の全体の割合としては、鶏肉が少し多めだ。 皿に盛り付けてから、最後に、粗みじんにされたセロリの葉を散らしていく。 今回用いた皿は、料理が載る表面は白の無地、テーブルに面する裏側はミモザイエロー。] (444) 2023/03/08(Wed) 21:37:26 |
【人】 厨房担当 ゲイザークリリン、お待たせ〜、かな。 ……うん、本当にお待たせ、だ。 [そのオーダー>>141自体は、もう大分前に、ひどく大分前に耳にした気がする。 そこからここまでの間に辿り着いた肉料理。 手で裂かれたチキンに、ヨーグルトとマヨネーズを混ぜたカレーソースが纏われている様が、少し不格好に見えるかもしれない――けれども、そういう料理だ。] こちら、コロネーション・チキン。 戴冠式、って名前はついてるけど―― なんでもない日にだって、十分食べたいやつ。 ひとりで食べても、シェアして食べても どっちでも、美味しくいけるやつだよ。 [この皿にただチキンだけを供するのも少し寂しい気がして。 端的に言ってしまえば「カレーマヨチキン」になる料理>>442>>443>>444の傍には、緑のクレソンも彩りに添られている。] (447) 2023/03/08(Wed) 21:57:25 |
【人】 厨房担当 ゲイザー― ところで、こんなこともあった ― [ブロッコリーの香草焼き、コロネーション・チキンを手掛けていた間のこと。 こちらの作業の際に隣で手を貸してくれた瑞野>>112から、あのお土産のことをぽつりと伝えられた。 それだけなら、「ぜひぜひ〜」というゲイザーの笑顔だけがそこにはあったのだが] うん、……実家? そうだねー、みんな普通に元気だったよ。 おかーさんは、まあ大分?持ち直してたし。 おばーちゃんは、まだ堪えてるとこあったけど。 あとの人たちはまーまー、平常運転って感じだ。 [言葉を額面通りに受け取り、率直に「実家」そのものことを、淡々と答え――結果として、人の死を経た家族の経過を話すことにもなった。 あまりにも淡々と答えすぎていて、大分前提情報の足りない個人の話題になってしまっていたかもしれないが。] (461) 2023/03/08(Wed) 22:29:55 |
【人】 厨房担当 ゲイザー今はもう、クリリンとのことはケリついたから、 そこはもう、心配しないでいいよ。 ……マシロとは、まだ、何にも話せてないけど。 [あの夜以外、速崎は何故か大咲と顔を合わせていない。 彼女にちゃんと会って話をしたい、という意思はちゃんと自覚していたから――おそらくこれは速崎が無意識に避けているのではなく、完全に偶然のすれ違い、の可能性すらあり得るものだろう。] あ、でも、ナギーが変に気回したりとか しなくていいから! 私があの子を傷つけた……かもしれない、こと。 それはちゃんと、自分で話つけてくるよ。 [だから心配しないで、とばかりに屈託なく笑うも。] (465) 2023/03/08(Wed) 22:31:20 |
【人】 厨房担当 ゲイザー……でもさ、ナギー。 うち(実家)の話聞いてくれたの、嬉しかった。ありがと。 地元もさー、色々あって、ちょっと息苦しかったりとか ……なんて愚痴は今はやめとこ。お仕事が先だね、うん。 [まるで瑞野を「聞き役」として扱うような感謝になってしまったけれど、それでも名乗りを上げてくれる>>113のであれば嬉しいのだ、と。 ……なお、ここでいう「話」の中に、「海外ドラマの話題」は含まれていない。 同僚のプライベートもあまり詮索してこなかった速崎は、目の前に同志がいるやも>>1:21>>1:533という可能性に、この時まだ気づいていなかった。**] (466) 2023/03/08(Wed) 22:32:31 |
(a82) 2023/03/08(Wed) 22:37:01 |
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