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【墓】 なんでも屋 アマノ「俺ぁここに居るんだが……」 ッチ、と舌打ちする。 誰も彼もが素通りする、誰も彼もを触れることが敵わない。 どうやら、これは。 「持っていかれたか、俺が……」 (+0) 2022/01/20(Thu) 11:33:09 |
【墓】 なんでも屋 アマノ―――庭に響く何かが壊れる音。 男はそれを聞いていた。 「やめろよ……ミズガネ。 原因はそれだったかもしれねぇが、俺はここにちゃんといるぞ」 「俺は、ここに居るんだぞ」 肩をつかもうとしても、手を抑えようとしても、 触れることは敵わず。 声も届かず。 ただただ、響く破壊音を聞きながら、止められない事に苦い顔をした。 (+1) 2022/01/22(Sat) 3:50:56 |
【墓】 なんでも屋 アマノ「おいおいおいおい……」 男はずっと二人のやり取りを見ていた。 イクリールと呼ばれた女の言動が気になって着いてきてみれば、そんな。 俺を生き返らせようとするなど。 一度も顔を合わせたことも、話したことがない男を。 どうして。 「俺を戻すのになんでアンタが倒れなきゃなんねぇんだ、クソが……」 その理由は聞かなくてもわかるというのに、舌打ちをしてしまう。 それは喜ばしいことであるはず。 あの男を、少なくとも彼女は大事に思っているからこそとわかっていても……。 そしてそれが成功してもしなくても。 大きな借りだけを作ってしまうのは癪で仕方ないのでした。 (+2) 2022/01/22(Sat) 20:52:58 |
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