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レヴィアは、喧騒から離れた路地の店から、今日もグラスハープの音色が響く【路地の店】 (a0) 2022/08/08(Mon) 21:40:25 |
レヴィアは、人気のない路地の店で、鎮魂歌を奏で続けている。 (a8) 2022/08/09(Tue) 21:23:11 |
【人】 暗殺屋 レヴィア>>33 ストレガ 「そう、知らなかったわ。興味がないもの。」 「生きてる人間は殺すのに、生きてる時計は殺さないのね。」 相手を不快にさせてしまうような言葉を、 しかし一切の躊躇もなく口から零す。 そこには好意も、そして敵意もなく。 ただ、思ったままの言葉を冷たく吐いている。 告げられた要望に、ぱちりと瞬きと共に夕闇のような瞳がそちらを向いて。 それから、またぱちりと瞬きと共に戻された。 「そう、ありがたいわ。」 「人と話すより、グラスを撫でるほうが好きなの。」 いつも付けている手袋は、しかし演奏の時ばかりは外されて。 白く細い指が、水の入ったグラスの縁に添えられる。 少しの、間の後。 奏でられるのは、また同じ鎮魂歌 「品物についての質問はいつでもどうぞ。」 手を動かしながら告げる。 集中せずとも演奏できる程度には、 グラスハープを嗜んでいる。 (36) 2022/08/09(Tue) 23:10:35 |
【人】 暗殺屋 レヴィア>>38 ストレガ 「窓口担当は大変そうね。」 心の籠ってない言葉を吐く。 人にさして興味がない二人だから、 存外にも相性は悪くないのかもしれない。 並んだグラスに指が這う。 何百人と殺した手も、奏でる音は無辜の民と 何一つ変わりもしない。 祭りの喧騒も遠い店に、通りのいい音が響く。 視線はグラスに落としたまま。だというのに、 何処か貴女は見られてるような気配を感じるはず。 暗殺屋の視界は広い。 声を掛けられれば、夕闇が貴女の方へ改めて向けられる。 「87ユーロよ。替えは取り寄せないとないわ。 明日以降になるわね。」 そこでぴたりと、鎮魂歌が止んで。 「アウグストが死んで悲しい?」 問いかけを一つ。 (41) 2022/08/10(Wed) 0:09:18 |
【人】 暗殺屋 レヴィア>>42 ストレガ 「洗えば消えるわ。人間関係と違って。」 冷ややかな会話が積み重なっていく。 第三者が居れば大層居心地が悪くなっていたに違いない。 配送サービスはないの、自分で持ち帰ってね、なんて、 接客のせの字も無いようなことを宣って。 海に夕闇が落ちる。 「私がそんな人間に見えているの?」 「あまり見る目がないのね、窓口担当さん。」 相も変わらずまゆひとつ動かさず言葉を吐いて。 視線はランプの方に映って。 「でも、あなたはそう見えたわ。」 「マフィアが人の死を悲しむなんて、馬鹿らしいことだわ。」 「1秒後には消えてしまうかもしれない命なことくらい、 みんな分かっているでしょうに。」 「皆、馬鹿なのね。」 瞳を閉じれば会議の様子を思い出して。 嘲笑とも呆れとも取れない息を吐いた。 (53) 2022/08/10(Wed) 6:54:04 |
【人】 暗殺屋 レヴィア>>54 ストレガ 椅子からぎし、と立ち上がり、箱を一つ用意する。 貴女がカウンターに来るまでの間に、あとは入れるだけの状態にしておいて。 それから、貴女へ向き直る。 平均よりだいぶ小さい背丈。可憐な容姿と合わされば、 少しばかりの幼さすら感じさせる。 貴女と並べば頭一つ分の差がありありと映し出されて。 「あら、それならお互い様ね。」 「その年でその地位なんて、本当に馬鹿なのね。Bambina.」 此方は氷の表情を溶かすこともなく、一瞥して。 そうして告げられた答えには、そう、と素っ気ない返事。 「感情豊かで羨ましいわ。」 なんて、皮肉めいた言葉を一つ添えて。 ランプを箱に入れて、おつりを手袋をつけた手で手渡せば。 「またのご利用を、お待ちしております。」 ぴしゃり、話は終わりとばかり、店員として振舞うのだった。 (61) 2022/08/10(Wed) 18:01:06 |
レヴィアは、人気のない路地 (a15) 2022/08/10(Wed) 18:08:35 |
レヴィアは、…にて、鎮魂歌を奏で続けている (a16) 2022/08/10(Wed) 18:09:08 |
【人】 暗殺屋 レヴィア【街中】 黒地に白のレースを配った傘を差して、街中を歩く。 特に何か行き先がある訳でもなく、ただゆるりと。 道の端で声をかけてくる軟派男に冷たい言葉を吐いて撃退しては、 ギラギラと光る太陽の下、傘の下の夜に涼みながら、てくてくと。 やがて目に止まったのはアクセサリーショップ。 ショーウィンドウに飾られた装飾品のうちの一つを、 少し長く眺めていた。 (84) 2022/08/11(Thu) 12:17:36 |
【人】 暗殺屋 レヴィア>>91 コルヴォ 「そう、いい仕事ね。」 興味も無さげに返して。 女の服も黒を基調としている。 真夏の空の下、二人の間だけが深く光を飲み込んでいた。 「人間だから、何の興味も抱けないだけじゃないかしら。」 貴方の答えにはそんな言葉を返して。 風上に立つ女の元まで、煙の匂いは届かない。 もっとも、届いたとて、気にもしないけれど。 「好きよ。」 「死ぬ時には目の前から消えてくれるから。」 死期を悟った猫は飼い主の元から去ると聞く。 便利なものだ。 死体の処理が必要ないなんて。 「休みの日なら、仕事は受け付けていないのかしら。」 そこまで話してから、初めて夕闇の瞳が貴女の方へ向けられた。 (92) 2022/08/11(Thu) 18:38:14 |
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