【人】 無敵の リヴィオ>>55 エルヴィーノ 「あぁ、エルじゃないか!今日も元気そうで何よりだ」 馴染みのある声にショーウィンドウの方を向いたまま手を振る。 突っ込まれなければそのまま、君ならそれを知っているはずだ。 「これは……せっかくの貰い物で俺に似合うからね。 こうして使う方が物も輝くだろう?」 勿論一番輝いているのは俺だけどね。 補足するまでもないのでわざわざ言いはしない。 後輩である君なら言わずとも言いたいことは分かるだろうし。 道路の飛び出してしまいそうな子の肩を叩き、 誘導する様子を確認すれば、そこでようやく振り返った。 「それで?君も見回りの途中かい? その途中に俺に出会うなんてラッキーだね」 (56) 2023/09/09(Sat) 1:33:23 |
【人】 無敵の リヴィオ>>85 エルヴィーノ 答えは明確にせずに代わりに片目を閉じて薄く笑う。 きっとわざとだとしても男は特に指摘はしない。 寧ろせっかくだからと今と同じように身につけるのだから。 「流石、エル。丁度そろそろ行こうかと悩んでいたところさ。 君がそう感じるならやはり今が頃合いかな」 それじゃあ早速と取り出した端末を操作し、いつもの美容院を予約。 こうして悩む時、いつも丁度いいタイミングで頃合いを教えてくれるから、 相変わらずよく気が付くね、流石だともう一度背を叩く。 「…そういえば君、食事はちゃんととったかい?」 こうして聞く時、男もまだ食事をとらずにいる時で。 見回りついでに良ければ、直ぐに入れる店でも探さないかと誘いをかけるのだった。 #街中 (89) 2023/09/09(Sat) 15:45:25 |
【人】 無敵の リヴィオ>>94 エルヴィーノ 後輩を鏡代わりというのもおかしな話だが、 言葉を語らない鏡よりもよく気付き、教えてくれる。 少し変わったその関係がそれなりに好ましかった。 背を叩いた手を顎に当て、君の返答に首を傾ける。 「あぁ、予想通りだね。…それじゃあパスタでもどうだい? ピザもいいが、この様子だと沢山並んでいそうだ」 周囲ではピザの食欲を煽る香りが漂ってはいるものの、 男も並んでまで買おうという気はないらしい。 代わりにピザの人気で人の波の少ないパスタ屋にでも向かおう。 少ないとは言っても多少並ぶ可能性はあるけどね。 「他に食べたいものがあれば遠慮なく言ってくれ」 それじゃあ早速向かおうと男は止めていた足を動かした。 #街中 (99) 2023/09/09(Sat) 20:38:10 |
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